三ヶ月坊主

個人的嗜好をSexyと戦わせるゆるオタク

超個人的にSexy Zoneに歌って欲しいBase Ball Bear楽曲

Base Ball Bear、それは私にとって永遠に手の届かない青春のタイムカプセルだ。多感な時期に聴いてはいたが、別に歌詞の内容などに実感を持って聴いていたわけではない。むしろ聴きながら「青春ってこんな感じなんだ」とぼんやり感じていた。自分も青春の真っただ中を生きていたはずなのに、どこか他人事のようだった。あの頃のBase Ball Bearがもし今を生きていたら絶対”アオハル”って言ってたと思うし、"夏いね"って何だよって当時も憤りながら聴いていた。オタク気質ではあるが行動力がてんでなくじっとりのんびりした青春を送っていた私とは全然違う、サブカルに両足突っ込んだ黒髪バンド少年少女の青春世界を聴かせてくれるバンドだったように思う。

しかし今あの頃のBase Ball Bearを聴いてみると、中高生の頃はこんな事を考えていたような気がしてくるから恐ろしい。記憶をめちゃくちゃ美化しているか、実はあの頃の私もそれなりに青春していたか、どちらだろうか。

 

と、ちょっと思い出してみただけで既に7回”青春”(”アオハル”含む)って出てくるあの頃*1Base Ball Bear、通称ベボベのエモをちょっとSexy Zoneの皆様にも歌って欲しいんですよね。湿り気のあるボーカルも、ちょっと変態チックなコード進行もTHE・Sexy(広義)なので……。歌うかせめてPVを撮ってほしい(強欲)

 

・彼氏彼女の関係 / 中島健人
彼氏彼女の関係

彼氏彼女の関係

  • provided courtesy of iTunes

 

Base Ball Bear 彼氏彼女の関係 歌詞 - 歌ネット

2005年リリースのアルバム『HIGH COLOR TIMES』収録曲。

この曲PVないんかい!!!!!!!せめて歌詞を見ていただきたい。こういうただただ美しいだけの失恋をケンティーには歌ってほしいのである。思い出を思い出のままぶつけるんじゃなくて、言葉を練って少しでも美しい表現で失恋世界を作り上げてくれそうな感じがケンティーにはある気がするんだな。"13月のボーイミーツガール"とか"ハート型の波紋"とかハッシュタグにして言ってくれそうじゃないですか。KTTの更新を毎日追っているオタクより。

あと歌い方が単純に絶対に合う。きれいなファルセット聞かせてくれや……(夜道不審者おじさん)

 

・ELECTRIC SUMMER / 中島健人


Base Ball Bear - ELECTRIC SUMMER

2006年発売のメジャー1stシングル。

『彼氏彼女の関係』にPVがなかった悔しさのあまりケンティーもう1曲追加でお願いいたします。『彼氏彼女の関係』は冬の曲ですがケンティー×夏のベボベならこれでしょの1曲。もう出だしから広がるイマジネーションの海。

街と海の狭間で指で作った銃を誰かが撃つ

誰かって言ってるけど確実にケンティーが撃ってる。蠱惑的な笑みで。ヤバい。

君が書いた詞に 俺が曲をつけてくように弾ける 降り出した雨

ケンティーが曲をつけてくれる。エレクトリック繋がりで次のふまけん曲その体制にせん?ヤバい。

語彙力がなくなってきたが、水気が多くてもジメっとした感じにはならないのがベボベのすごい所だと個人的に思っている。フィーリングで喋ってすみません。この『ELECTRIC SUMMER』のバランスはケンティーにぴったりだと思うんですがいかがでしょうか。

 

・ドラマチック / 菊池風磨


Base Ball Bear - ドラマチック

2007年発売の4thシングル。なんでPVが野球場なんだろう?と思ったらこれ「おおきく振りかぶって」アニメのOPなの!?今初めて知った。

エレサマが健人ならドラマチックは風磨っしょ、という。そんなに速くないテンポ、うだるような陽射し、むせかえる熱……

ほら、今 夏がスタート

と風磨くんに言われたらそれが夏の始まりの合図であるって日本国憲法で決まっているので…

永遠に続きそうで 一瞬のワンサマー

(中略)

また出会えそうで 一度きりのドラマ

を歌う風磨くんを拝むまでは死んではいけないって聖書*2にも書いてあるので……というかこれサマパラじゃない?いつかまた夏にコンサートやってほしい……

もうサビの風磨くんの振りもなんとなく想像できる(たぶん指を振る箇所はある)から早く真夏の日比谷音楽堂立ってくれませんか……代々木公園野外ステージでも可。

 

・神々 LOOKS YOU / 佐藤勝利


Base Ball Bear - 神々LOOKS YOU

2009年リリースの9thシングル。映画「鴨川ホルモー」主題歌。タイトルについて、発売時渋谷のスクランブル交差点で前を歩いていた男性二人組が「主語が複数形なのになぜ三単現のsがついているのか」と大真面目に討論していたのを今でも思い出す。

ゼンゼンカンケイナイが、京都の大学生が魑魅魍魎を大真面目に召喚して戦うこの作品みたいなのも勝利くんにぜひ主演してほしい。「ブラック校則」で学生役をあと500年ぐらいこなせる事が明らかになった今だからこそ、ぜひ。何卒。配給会社~~

夜の河原で 流星群見たりして 手も繋げなくて

日々は回ってく メリー・ゴー・ラウンド

とかもう創楽みたいな感じで演じられるの想像がたやすいじゃないですか。京都の鴨川河原で見上げてそうじゃないですか。でも街中のほうの河川敷はカップルが5メートルおきに点在してるっていうし下鴨神社とかでもいいな。

あと単純に、

神様になったらどうする?

変えたいものばかりでも 泣き笑いのいっぱい詰まった 人生を

神様に逢えたらどうする?

壊したいもの抱えて 十字架背負って 奔走してるんだな 色々

佐藤勝利が歌う事の意味ってすごく大きい気がしてしまって、妄想なのにオタクは涙でベショベショになっています。あんな神様の子供みたいに何もかも美しい人が……神様に選ばれし人が……このへんでやめます……

 

・BREEEEZE GIRL / 松島聡


Base Ball Bear - BREEEEZE GIRL

2009年リリースの10thシングル。シーブリーズのCMソングだったし聡ちゃんにちょっと気になる優しい先輩役でシーブリーズのCMに出てもらう事を諦めない委員会会員です。この声がどこかに届く事を信じて……!

「ディスティニー感覚」「薄荷の味の午後」「総天然色の夏」「レモンスカッシュ感覚」などのザ・ベボベワードがこれでもかと濃縮還元された一曲。聡ちゃんのひと夏の煌めきことソロ曲『Mermaid』の語彙力をちょっと独特にするとこの曲になる事でおなじみ。シーブリーズのCMソングだっただけあってとにかく爽やかが大放出されている。

君はそう 女の子の最高傑作

ってしっかりカメラを見つめながら歌う聡ちゃんを放送するまでは少なくとも少クラプレミアム続いてくれよな。

ベボベの曲全体の特徴でもあるが、ベースがよく動くので聡ちゃんも安心してバキバキ踊れるぞ。

 

・Changes / マリウス葉


Base Ball Bear - changes

2008年発売の7thシングル。アニメ「図書館戦争」ED。

これも聡ちゃん×『BREEEEZE GIRL』同様、既存のソロ曲との親和性がバリ鬼高いので選んだ。もちろん『Keep On』と。

changes さぁ、変わってく さよなら 旧い自分

新現実 新しい何かが待ってる

changes さぁ、変わってく 失うものもある

でもいいんです ひとつ頷き、駆け出す

changesの発音がすごく良いのはとりあえず置いておいて、目の前が広く開けるような明るい曲調とあいまったシンプルだけど明快なメッセージ。マリウスに力強く歌ってもらえたら、あの頃の私が救われるような気さえしてくる。

changes さぁ、変わってく 白黒つけてく

1分の1の自分でぶつかりたい

って歌えるのは今のマリウスさんだよ。成人を間近に控え、大きな区切りがつく今のマリウスにこそ、この曲を歌ってほしい。

 

・LOVE MATHEMATICS / 中島健人菊池風磨


Base Ball Bear - LOVE MATHEMATICS

2009年発売の8thシングル。本記事の欲望タイムです。欲望タイムの曲は歌割まで考えてある率が非常に高いですが今回も例外ではありません。ギラギラした色気を振りまいてくれ。

檸檬を齧る君のこと ただただ見つめていたよ

月夜の晩にベランダで 想いを馳せて詠む 五・七・五(ファイブ・セブン・ファイブ)

君と僕の物語の 始まりを告げた赤外線

君色の夜に布団の中で 輝くナンバー 090-2(ゼロ・ナイン・ゼロ・トゥー)

どっちがどっち派ですか?私は前者が健人くん・後者が風磨くん派です。赤外線って何?とか絶対に聞かないでくださいね。ふまけんは間違いなく赤外線全盛期を通ってきた世代。

あとは

翼見えた 君の背中に "You are the Venus" この例えどうだ

と健人くんが挑発し、風磨くんが曲の最後で

数学似だが 恋ってやつは 公式にない恋がしたいのさ

この例えどうだ

ってやり返す流れはマストでやってほしい。あっすいませんね曲のオチのネタバレして……(?)

これまで取り上げたベボベ曲でもしょっちゅう出てきていたが、ベース・関根さんによるサブボーカルが特に目立つこの曲。このパートの割り振りも、歌割妄想厨には奮い立たされるものがある。あとふまけんのハモりを聴きたいという欲望も十二分にある。

1.2.3.4.5, +1.+2 and (繰り返し)

のループの無機質感。オクターブでユニゾンしてるので上パートと下パートは毎回入れ替えような。

 

・祭りのあと / 中島健人菊池風磨


Base Ball Bear - 祭りのあと

2006年発売のメジャー1stアルバム『C』収録曲。欲望タイムが1曲だなんて誰が言った?

この曲め~~ちゃめちゃ好きなんですよ。鬼キャッチーなナンバガって感じで……いやナンバガ大して知らないですけど……曲調・歌詞含めてベボベトップクラスの変態性を個人的に感じる曲です。

とりあえず都会のど真ん中で手のひらいっぱいのバラの花びらを舞い上げて(参照:STAGE魂におけるハニバタ・ペジ魂におけるOPなどのケンティー)黙ってそれを浴びる中島健人、夏祭りのあとに誰かに英語の愛の言葉を囁きながら気持ち悪さに顔をしかめる菊池風磨をいただければ一旦満足する事にします。欲望、底なしか?

初めて傷つくなら君がいい

あ~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!

 

・CRAZY FOR YOUの季節 / 佐藤勝利松島聡マリウス葉


Base Ball Bear - CRAZY FOR YOUの季節

2006年発売のプレメジャーデビューアルバム『バンドBについて』収録曲。

この曲もめちゃくちゃサブボーカルの出番が多い(というかBメロ以外はほぼ全部一緒に歌ってる)ので、代わる代わる2人ペアになって歌ってほしいところ。

ベボベの世界観がこの段階にして凝縮されている歌詞・ちょっとダウナーなのに若さゆえの無敵感や疾走感あふれる(感じがする)曲調、ちびーずに歌ってもらわんとして何とする。

窓、少し開けてみてよ 雨雲の遥か下に

シュノーケルつけた人々が描く地上絵

のちょっと文学感あるフレーズは勝利くん、

星座紡いで待ったって 花火打ちあがらず

湿気った秘密だけを抱えた記憶

のファンタジー感は聡ちゃん、

返り血浴びる程に

誰かの心を

誰かが見つめる

季節は近い

の切実さはマリかな~~と思っていますがご意見募集しております。あっ勝利くんとマリウス逆でもいいな……意見まとめてから来いや……

 

・Stairway Generation / 全員


Base Ball Bear - Stairway Generation

2009年発売の11thシングル。まさかベボベ銀魂のOPをやるとは思っていなかったあの頃。

この曲を全員にした理由は非常にシンプルなのでただ曲を聴いてください。

あがるしかないようだ Stairway

の全員パートと、

気にするなと 言われてもな 100があるなら100が欲しい 僕は

の勝利くんソロ*3が理由です。

 

・17才 / 全員(それぞれソロ)


Base Ball Bear - 17才

2007年発売のメジャー2ndアルバム『十七歳』収録曲。

この曲は、全員それぞれの17才の頃の事を思い浮かべながら、ソロで一人ずつ歌ってほしい。つまり全5パターンを要求しています。

それぞれの17才時点はざっくりシングルで言うと、

・健人くん=Sexy Zone(曲)

・風磨くん=Lady ダイヤモンドSexy Summerに雪が降る

・勝利くん=バィバィDuバィ、King & Queen & Joker、男 never give up

・聡ちゃん=Cha-Cha-Cha チャンピオン

・マリウス=ROCK THA TOWN、ぎゅっと

です。です!!!!!ヤバいこんな事になってると思わなかった。いや知ってたけど。17才の定点観測ヤバい。この頃の自分を思い返しながらこの曲を歌うメンバーの様子を想像しながら聴いてみてください。エモどころの騒ぎじゃねえぜ。

彼らの17才は一般人と比べるとかなり特殊なものだったでしょうが、そんな中にも、この曲のような泣きたくなるくらいゆっくりした時間があっててくれたらいいなと思います。

 

ご静聴ありがとうございました。

*1:私がよく聴いていたのはアルバム『(WHAT IS THE)LOVE&POP?』の前後、つまり2009年前後なのだが、人によって「あの頃のBase Ball Bear」は異なると思うので好きにとってほしい。

*2:セクシーの信徒への手紙 3:7

*3:当然妄想です。

超個人的にSexy Zoneに歌って欲しい相対性理論/やくしまるえつこ楽曲(後編)

続きいきま〜〜す!!!!(前置きゼロ)

 

(前回)

 

・シンデレラ / 佐藤勝利マリウス葉

シンデレラ

シンデレラ

ここからは2010年発売のアルバム『シンクロニシティーン』収録曲です。一発目はしょりマリ。

私はしょりマリを何だと思ってるんだろうか。自分でも分からなくなってきました。多分ベクトルはそれぞれで全然違うけど"大人びた""浮世離れした"存在だと思ってます。実際もう二人とも大人だし、普通にそのへんを生活してるのは分かってるんだけどなんというか概念として。だから、シンデレラという少女の夢をモチーフにしながらもこんなに淡々としている、この曲が似合うような気がします。

めちゃめちゃ乱暴にまとめると、バイクの後ろにシンデレラを乗っけて舞踏会へ急ぐ…って歌なんだけど、お伽話のふわふわした言葉と"エンジン"やら"タンデム"やらの機械的な言葉の組み合わせが面白いです。

ノンノン シンデレラ
遅刻はいけない
タイムカード押せないよ
シンデレラ 私の後ろに
タンデムでお城へ

はマリだし、

火を噴く 2ストロークのエンジンが
闇を切り裂いて吼えて
あなたを夢中にする

は勝利くんのエンジニア魂が燃えるじゃん(勝利くんはエンジニアではありません)

 

・チャイナアドバイス / 中島健人マリウス葉

欲望失礼しま〜〜す!!!!!!!!

これはもう単純に健マリロイヤルコンビに激可愛く色っぽく歌ってほしい、ただただ純粋なその欲望のままに選びました。これは本当にもう言い逃れできないししない。

タイトル通りちょっとオリエンタルな感じのメロディーライン、ただただ可愛くて毒気のなさが逆に怖い歌い方。"我愛尓"を連呼する健マリとかもうイントロで致死量超えるやん。"泡と消えそうなshy love"が中国語っぽく聞こえて最高なので発音は頼んだ。マリウスは喋れるしね。というかハマり過ぎててもう歌ったことあったような気がしてきた。

いい加減に 大人になっちゃいなよ
チャイナ・アドバイス

と歌う健マリを拝めたら「なりま〜す!!!!」と手をあげてそのまま息を引き取りそうで怖いのでやっぱカバーしないでほしい(複雑なオタク心)

 

・マイハートハードピンチ / 菊池風磨松島聡

これはもうイントロの最初の下降音の時点で二人の表情が想像つく。とりあえず舌は出してると思う。ベースとギターの超ファンク(?)なサウンドと裏腹に、これまた歌詞がめちゃめちゃかわいいんですよね。その意味でもふまそうプロに是非お願いしたい。風磨くんも聡ちゃんも「カッコイイ」と「カワイイ」のギャップがめちゃめちゃ深いけど、それを同時並行でやらないといけない(だろう)この曲をやったらどうなるのか、め〜っちゃ興味ある。

あいうえおっと
かきくけこれは
おかしなことになりそうだ
さしすせそうよ
たちつて止めて
私のハートちょっとピンチ

という歌詞を愛ingバリにぶりっこしつつバキバキにキメながら踊る、みたいな……個人的には難なくこなす風磨くんとそれを更に上回る聡ちゃんとか見たいですね……下克上大好き芸人なので……ふまそうカッコカワイイ宣言……

 

・気になるあの娘 / 菊池風磨マリウス葉

気になるあの娘

気になるあの娘

これは最初聴いた時「チャットモンチーの新曲か?」と思ったほど正統派なバンドスタイルの曲だと思うんだけど、バンドがシンプルに似合うという意味で風磨くん+下記歌詞のワールドワイド感がめちゃめちゃマリウスという事での選曲となりました。

タクシー 飛ばしてよ九龍からニューヨークヘ
恋する心を止めないで

ベクトルは全然違いながらも同じ要素を多く持ってる(と私は思う)しょりマリ・健マリ・聡マリと違い、風マリってそれぞれ全然共通点がない気がするんですよね。あんなに仲良いのに。全然違う世界を生きてる二人って感じがする。(私が新規ゆえの無知の可能性はデカいですが……)でもだからこそ、曲の中で全然違うスケール感を見せるこの曲は似合う気がします。上記の歌詞はサビなんですが、最初の歌詞はこんなんなんですよ。

気になるあの娘の頭の中は
ふつう ふつう わりと普通
意地悪あの娘は県大会で準優勝
はしゃぎ疲れ眠りこんでいた

県大会からいきなり九龍とニューヨーク。このいきなりの世界の広がり方が、二人のそれぞれのカラーにハマると思います。ノンフィクションとフィクションというか……

 

小学館 / 佐藤勝利松島聡マリウス葉

小学館

小学館

これは「こういうSFちびーずにやってほしくない?」という願望だけのやつですね。

今日から三週間 目覚めちゃダメだよBABY
外は大洪水 起きるとあぶないBABY

から始まる物語、やってほしくない?目覚めたらいきなり地球が消え失せて家が銀河漂っててもちびーずだとなんか謎の説得力ない?

設定がかなりがっちりしている曲なのでパート割が大事な気がしますが迷いどころですね……上記イントロは勝利くん、

地球がなくなった 朝 飛び起きたら
銀河を漂う わたしの家 OH OH なぜなの

はマリウス、

難しいことは わからないけど
ひきつる顔であなたは言った 最後の夜に

は聡ちゃんかな〜ってイメージはあるんですが……

唯一の難点はあんまりスピリッツを読みそうなイメージが三人ともないところです。いや意外と勝利くんとか読んでるんかな。どうだろ。

 

・ヴィーナスとジーザス / 中島健人菊池風磨

2010年発売のやくしまるえつこソロ名義曲。アニメ『荒川アンダーザブリッジ』主題歌。懐かしいね。

ここはもう歌割まで確定しちゃってる(※私の中で)から動かせんかった……どうしても……といっても「1番を全部健人くん、2番を全部風磨くん」っていうメチャシンプルな歌割なんですが……そうすると歌っていないほうの自由時間が増えるので、歌ってない間どういうパフォーマンスするんだろう?っていう想像の余地が生まれるんですよね……(誰目線?)2番より後はCメロ(?)ラストの"5分前"でハモり、そこからラスサビをユニゾン、最後のフレーズは健人くん→風磨くんの順でフィニッシュです……だんだん妄想がキモくなってきたな……

個人的なツボは二人とも自分のパートに

大胆あいつの攻撃 バイバイ気づいてない振り
大胆あいつの衝撃 まさに生き地獄

の歌詞があるところです。お互いの事かな?

というか、

目覚めのキッスはまどろむあなたに あやかしリップなお姫様
出会いの切符は夢見るあなたに まやかし VIP なエア・フォース

寝起きのキックは挨拶代わりに 生足いっつも傷だらけ
手持ちのチップをあの子に賭けたら まばたきみっつでノック・ダウン

のシンメ、もうどっちがどっちだか初見でも分かるじゃん。(※個人の思想です)

急いでないの いま大事 あなたに出会う5分前

期待しないで 暇なだけ あなたと消える5分間

のシンメ観たすぎるじゃん。理由なんてそれで十分よ。なあ。

 

・神様のいうとおり / 中島健人佐藤勝利

音数を極力絞ったイントロで始まる和風の一種異様な世界観、静かな情念を描いた歌詞は、それぞれ作曲砂原良徳、作詞いしわたり淳治という豪華メンバーによるもの。2010年(上記『ヴィーナスとジーザス』と同日)発売で、やくしまるえつこがゲストボーカルとして参加している。森見登美彦原作の平成の怪作アニメ「四畳半神話大系」ED。ネタバレなんであんまり言いたくないですけど最終話のこの曲とOPの使い方すごい良かったですよね。

天国 いくため 毎日こそっと
内緒で いいこと してたけど

が健人くん、

天使に なるため 毎日だまって
みんなに やさしく してたけど

が勝利くんなところまでは決まっています。後はよろしくお願いいたします。

静かな怒りや嫉妬を描いた歌詞が二人にハマるのはもちろんなんだけど、個人的にはあの神々しくすらある静寂の間を二人の存在感で魅せてほしいなっていうのがあります。ただこの曲を背景にしてそこに佇むだけで絵になりそうな予感がバシバシする。健人くんに関してはBo愛に辿り着く前に心折れてしまったルート(?)がこの曲って感じだし、勝利くんはこの曲で何回も出てくる"ゆるさなくっちゃ"がメッチャ似合う気がするんですよね。絶対に許せないはずなのに何度も唱えるように"ゆるさなくっちゃ"と呟く勝利くん……………………………………

 

・COSMOS vs ALIEN / 松島聡マリウス葉

何のために聡マリをここまで取っといたのかって話ですよ。この曲を出来る人・ペアが他にどれだけいますか?(※個人の思想です)

もう最初の台詞(?)掛け合いから敗北が見えないし、早口の歌詞回しも似合いしかしないし、ころころ変わる曲調に合わせて絶対すごく見せ方を変えてくるじゃないですか。あと個人的に聡マリの敬語の歌詞む〜〜〜っちゃ好き。

よく「聡マリは宇宙」と言われますが、

いままさに宇宙はSPACE
いわゆるひとつのSWEET
甘い甘い宇宙のTASTE
いわゆるひとつのSWEET

らへんはもう宇宙が聡マリのものって感じでSPACE&SWEET&LOVE……(語彙力)

あと、すごくピンポイントで申し訳ないんですけど

へそでお茶を沸かすくらいでちょうどいいんじゃない?かな?

の"かな?"を聡マリで聞くまでは健やかでありたいなっていうか……

 

・Q/P / 中島健人菊池風磨

最後は2011年発売のアルバム『正しい相対性理論』冒頭を飾るこの曲なんですがなんとまたしてもiTunes storeにない。マジかよ*1。と思ったらYoutubeにあった。この曲こそ今回の記事を書くに至った理由の楽曲であり、私がフレーズ単位で歌割をガチガチに固めきっている最キモ妄想曲です。

といっても、何か特別にぶっ刺さる歌詞とか、すごくキャッチーなメロディーがあるわけではない。ただただ、この熱の全く感じられない気だるいリリック・人を食ったような雰囲気をふまけんにやって欲しい、やったらどうなるんだろう?という完全なる個人の趣味なので、聴いても「なるほど!」とはならない可能性も高いです。予めご了承ください。というか歌詞カード(自作)に歌割びっしり書いて蛍光ペンで線引きながら直でプレゼンしたいんでカラオケ行きましょ

とりあえず

君に恋しちゃってるよ

君に恋しちゃってるの

どっちがどっち派かでアンケート取りたいんですけど(ツイッターでやれ)、私は取り急ぎ前者が健人くん・後者が風磨くん派です。

あとはアウトロの

愛をもっと恋をもっと夢をもっと知ろうよ

の健人くんと

鯛をもっと海老でもっと鯛をもっと釣ろうよ

の風磨くんが交互で歌うところ、あそこでこの主旋律を歌ってないほうが被せるように

I don't know what you what you want

のパートを歌う事になってるんですが……でだんだん主旋律より被せのこのパートのほうが音量大きくなってくの……で最後は二人でこれ言って終わるの……もどかしい……聴いてください……(ろくろを回しつつ)

 

(番外編)
・ジェニーはご機嫌ななめ / Sexy Zone

やくしまるえつこがソロ名義シングル(前回紹介した『おやすみパラドックス』)でカバーしてたので思い出しました、この曲やって欲しいなって思っていた事を……ただし、音源もやくしまるえつこカバー版を貼らせていただきましたが、実際Sexy達にやってほしいのはPerfumeカバー版(中田ヤスタカアレンジのBPMもっと速い版)だったりする。原曲はジューシィ・フルーツが1980年にリリースした楽曲です。

多くのアーティストにカバーされていますが、まず曲調が可愛らしくかつめちゃめちゃキャッチー。それでいて歌詞がなんというか「めんどくさい彼女」感全開の、時代をバリバリ先取りしていためんどかわいい系楽曲。とにかく私は、

君とイチャイチャしてるところを
見られちゃったわ

のすぐ後にケンティー!!!!!/って野太い声で叫びたいだけなんだよな。しかも1番をきっちり5人で分けられ3番まであるので、5×3=15回メンバーの名前を合法的に腹の底から叫べる。メンバー全員2音節(ケンティー、ふうまー、しょうりー、聡ちゃーん、マリウース)でいける。完璧じゃん。計算通り。詳細はPerfume Live DVD各種(最近のだと『6th Tour 2016 「COSMIC EXPLORER」』あたりは入ってた…気がする…)に収録されていますのでよろしくお願いいたします。アレなら貸します。

 

途中から歌割妄想発表会になってしまいましたが、ご静聴ありがとうございました。

*1:まあ『ハイファイ新書』とは異なり、このアルバムは過去の発売音源を素材にしたゲストアーティスト陣によるリミックス楽曲が大半を占める、ちょっと特殊なアルバムなのでしゃーない面もある。ただこの『Q/P』は完全新作です。

超個人的にSexy Zoneに歌ってほしい相対性理論/やくしまるえつこ楽曲(前編)

最初に断っておくと、私は相対性理論とそのボーカル・やくしまるえつこについて、全然詳しくないです。あと最近の曲も知らないのでおすすめあったら教えてください。

じゃあなぜSexy Zoneに歌ってほしい楽曲が18曲(やくしまるえつこソロ名義含む)もあるのか。そう18曲あるんですよ。今数えてびっくりしました。

甘くかつ淡々とした独特のウィスパーボイスで有名なやくしまるえつこ、その歌声は私の中では母校の女子校の風景に深く結びついています。すいませんね個人的な思い出で…でも思い出しちゃうんですよどうしても…多感な時期によく聴いてたもので…"少女"という概念を純粋にぎゅっと詰め込んだような歌声をしておきながら、実際リアルにそんな少女いねえ!というワードチョイス、変態チックな作曲。なんかこのアンビバレンツな危うい感じ、Sexyにめちゃハマらん…?という個人の感想から爆発した妄想が以下になります。

 

スマトラ警備隊 / 中島健人

スマトラ警備隊

スマトラ警備隊

2008年全国流通盤発売*1のミニアルバム『シフォン主義』収録曲。先に断っておきますが、『シフォン主義』収録の5曲はソロで一人一人に歌ってもらいます。トップバッターのこの曲はケンティー君に決めた。

個人的にこの曲の歌詞はリアルと妄想のミックス具合が肝だと思っているのでケンティーにしました(三段跳び論法)。

朝は弱いわたし あくびをしてたの

のハマり具合、

太平洋 大西洋 ここ一体何平洋よ
盗んだわたしの記憶をかえして
CIA KGB FBIに共産党の陰謀よ
誰か わたしを逃がして

とかの妄想の壮大さ、そしてザ・初期衝動みたいな勢いのある曲調、どれも絶対ハマると思うんですよね。私の中で健子ちゃん*2のイメージはこの曲。おてんばで、ちょっとだけがさつで元気が良くてとにかく勢いがあり、頭の中が妄想でいっぱいという……やべえな健子……(※個人の感想です)

 

・LOVEずっきゅん /  菊池風磨

『シフォン主義』2曲目。声を大にして言いたいのですがけして風磨くんの劇的カワイイ"ラブ ラブ ラブずっきゅん"を聴きたいという邪な気持ちだけで選んだわけではありません。もちろん理由の一つではある。主に下記の歌詞が理由です。

ここ ここ ここはどこ 宇宙
わたし中央線乗り越して気付いた 明日は始業式

中央線なんですよね。あの銀色にオレンジラインの。首都圏民以外の方向けに分かりやすく言うと、吉祥寺を通ってる路線です。そう、風磨くんソロ曲『Cocoa』で出てきた吉祥寺を通っており、個人的な話にはなりますが私の女子校時代浅からぬ縁があった中央線の物語であるこの曲、もう風磨くんにお願いできなきゃ嘘やでほんま(エセ関西弁失礼)。

歌詞だけ見るとカワイイ〜〜ッ!!!!って感じなんですが、実際の曲調はどこかノスタルジックで、歌い方も淡々としています。サビだけちょっと感情が滲んでいるように感じられるのがまた好きです。風磨くんならどんな風に歌うだろうか……

 

・夏の黄金比 / 松島聡

夏の黄金比

夏の黄金比

静止とよく動くベースラインのコントラストが心地いいこの曲は、あなたの夏の終わりを知りたいで賞チャンピオンの聡ちゃんで。聡ちゃんが表現する"夏の終わり"を私は知りたいんですよ。ソロ曲に失恋曲がない事もあってか、全然具体的なイメージがないので……いや別に夏の終わり=失恋でもないですし、この曲自体も別に失恋曲ではないんですが……でも絶対、可愛い歌詞をちょっと憂いを帯びて笑いながら歌ってくれそうじゃないですか?

夏の終わりは 甘いキャンディーだった
夏の終わりに わたし恋をした

ちなみに終盤いきなり謎の男声コーラス*3が入ってきて絶妙に下手、もとい味のあるパートなんですが、こちらは日替わりで聡ちゃんに指名されたメンバーがやる事とします。ライブか?

 

・おはようオーパーツ / マリウス葉

この曲も謎の男声パートがあるのですが、これはマリウスに一人二役でやってもらいます。なぜならそこの歌詞(下記)がこの曲をマリウスにやってもらいたい理由だから。

白亜紀 ジュラ紀 インダス エジプト
地球はまわる まわるよまわる

地球規模の話できるのはマリウスだけじゃん。恐らく。

全体的に言葉遊び感と脱力感の強い歌詞で、このふわふわした不思議な世界観はマリウスの低音・高音の異空間感でうまい事表現してほしい(丸投げ)イメージとしてはしょりマリQRZoneでマリウスが見せるあの謎な感じなんだけど…伝わらない…語彙力の(マリウスに対する)敗北…

あと、

明日はドキドキ朝帰り どうなっちゃうんだろう

を歌ってほしいだけっていう個人の性癖的な理由も多分にあります。本当にすみません。ごめんなさい。

 

・元素紀行 / 佐藤勝利

元素紀行

元素紀行

ペジ魂ドキュメンタリーのどっかで歌ってなかったっけ?と錯覚するぐらいハマってると思うんですがいかがでしょうか。アコギ×理系用語×かわいい(かわいい)という勝利向け要素が満載。メンバーの中で一番理系っぽいのが勝利だと勝手に思っているので、聴きたすぎて部屋中をのたうち回っています。

この曲に限った話ではありませんが、バンド名からも分かるように相対性理論の曲は理系用語・科学(化学)用語がタイトル・歌詞に頻出します。昔「恋の」+「(任意の理系用語)」で相対性理論っぽいタイトルになる〜ってやつ流行らんかった?友達と授業中にいっぱい作ったしこの話はやめとこうか。

で、理系+ウィスパーボイス(曲によりますが)となると、メンバー中で一番適合率が高いのがやっぱり勝利だと思うんですよね。勝利の囁き声を信じろ。性癖と信仰上の理由からケンティー×相対性理論を熱烈に推してはいますが、一番似合うのは勝利かもしれないなあとも思っています。

 

・テレ東 / 中島健人菊池風磨
ハイファイ新書

ハイファイ新書

 

歌詞:http://j-lyric.net/artist/a04f804/l0150eb.html

今回の記事最大の衝撃なんですが、2009年発売のド名盤『ハイファイ新書』、iTunes Storeになかった…マジかよ…YouTubeにもないので残念ながら音源のご紹介が出来ません。聴いた事がなくて気になった方は自力でなんとかしてください。ここから3曲が該当します。せめてものアレで歌詞だけリンク貼ってます。

この『テレ東』、坂本龍一がなんかのテレビでベタ褒めしててそれで気になって相対性理論を聴いた記憶がなんとなくあります。ちょっとダウナーで抜群にポップ、みたいな。ジャンルも方向性も演奏も全然違いますが雰囲気の"芯"的な部分は『make me bright』に近いものがあると個人的に思っています。

どうしてもこの緩やかな雰囲気をふまけんにやって欲しいんだ私は。この後まだふまけんにどうしてもやって欲しい曲が2つ控えてたのでめ〜っちゃ迷いましたがやっぱり譲れなかったよ……どうしてもふまけん担みたいなところがあるので歌詞割もある程度は考えています。大丈夫まだキモくないレベルだから。

とりあえずサビはユニゾンで、

チャンネルをテレ東に
ダンスチューンは緩やかに
オーディオはステレオに
結婚するなら六月に

は健人くん("結婚するなら六月に"、めっちゃ言いそうじゃない?)、

あいつきっと爽やかに
レモンを齧って爽やかに
プロポーズ決めたくて
気の利くセリフを探してる

は風磨くんです。大丈夫後はまだ決めてないから。まだキモくない。テレ東で水曜の番組をセクゾが持つ事になった暁にはあらゆる権力を総動員してこの曲カバーバージョンをEDテーマにさせて欲しい…力が欲しい…力が…

 

・四角革命 / 菊池風磨佐藤勝利

歌詞:http://j-lyric.net/artist/a04f804/l0150e6.html

抑揚のないメロディー、淡々とした歌い方はどちらかというと勝利の方が向いてるかな?と思ったんですが、やっぱタイムトラベル+ロマンスときたら風磨くん外したくないでしょという。普通のタイムトラベルではなく、25世紀のタイムトラベラーが出会うのは「22世紀」の"わたし"なんですねこれが。未来と未来が出会う、浮遊感たっぷりの空気がさときくにぴったりだと思うんだよなあ…

25世紀に生まれたあなたは
時空警察に追われてしまった
22世紀に生まれたわたしは
テレビを見ながらコーラを飲んでた

もうこのストーリーでPV撮ってほしい… "あなた"が風磨くんで"わたし"が勝利ね。となると、シガロンの逆でメインボーカルを勝利が、サビのコーラスとCメロを風磨くんが担当すればいいのかな。広がる妄想の海。

 

・品川ナンバー / 中島健人松島聡

歌詞:http://j-lyric.net/artist/a04f804/l0150e5.html

これは歌詞だけじゃなく、ベースがギュイギュイに効いていてシンセが最高っていう曲調そのものもけんそうにやって欲しい理由の一つなので、もし聴いた事のない方いたらマジで聴いてほしい。"フロアを揺らすスピーカー"って歌詞の直後にベースだけになる箇所が最高に好き。またジャンル違いな気もするけど『フライディ・チャイナタウン』的な、絶妙な異国感のある曲だ。

この異国(南国?)感、極彩色なシンセ(個人の感想です)、

カラフル パッションフルーツもぎ取りたい

の何となくの背徳感、

「南の暮らしはどうだい?」
あなたの手紙はナンセンス
あの子と朝までわいわい

のそこはかとないジェラシー、ぜ〜〜んぶ健人くんと聡ちゃんにぴったりじゃない?一番妖艶にパフォーマンスしてくれそうじゃない?というか私パッションフルーツとケンティーを結びつける性癖がありそうじゃない?(※下記参照)

 

・おやすみパラドックス / 佐藤勝利松島聡

2009年発売のこの曲は、これまでの曲と違いボーカル・やくしまるえつこのソロ名義である。アニメ「夏のあらし!」OPに起用された。私はこの曲で近田春夫(作編曲を担当)が「考えるヒット」を連載しているだけのおっさんではない事をようやく知った。というか今調べたら考えるヒット、ジャニーズ版出てるんすね…読んでみようかな…

相対性理論の曲とはまた違った、ゴリゴリの打ち込みを使用したかなり冷たい無機質な印象を受ける曲。だからこそしょりそうにやらせたいんですよ。分かりますか。

合わせ鏡に映ったあのこ ラジオ体操ワン・ツー・トロワ

を歌ってほしいんですよ。ゴリッゴリの双子ルックで無表情で。分かりますか。

原則は勝利に低音パートを、聡ちゃんに高音パートをやって欲しいんですが、途中だけ入れ替わってもおいしいな…難しいところですね…

 

途中ですが曲数的にちょうど折り返し地点なので、ここで一旦前編は終わりにします。2010年以降の曲は後ほど。前にビークルの記事で21曲iTunesのリンク貼ったら重くてスマホで見づらくなったりしたので、その教訓を生かします。過去の教訓を生かせる女、マジSexyじゃない?

 

(2019/11/4  後編書きました)

 

 

*1:自主制作盤は2007年発売との事。さすがにその時は聴いてません。

*2:万が一ご存知ない方は今すぐライブDVD/BD「STAGE」を買って『私のオキテ』を観てください。最寄りのセクラバに言えば多分観せてくれます。

*3:当時のベース真部さんです。

超個人的にSexy ZoneにやってほしいPerfumeのPV(ユニバーサル編)

☆★祝・Perfumeベストアルバム発売&結成20年目突入★☆

ベストアルバムを開封しながら転げまわり、SONGSの録画を楽しみ、HDDに厳重に保存してあるReframeの録画を見返して、Perfumeへの信仰をより深めたオタクです。Reframeマジで風磨くんに見て欲しいんだけどDVDに焼いて上映会やろってDMしてバリアン押さえたら来てくれるかな?(オタク友達と一緒にするな)

1本目はReframeの一部を公式で公開している動画ですが他の箇所もマジガチでカッケェので観たい方はお声がけください。パセラ行きましょう(回し者)

2本目は1本目と同じ『FUSION』を、世界三箇所完全同時生中継で披露した際の映像です。頭おかしい完成度なのでこちらもまだ見ていない方が万が一いらっしゃったら是非見てください。

 

いい感じに信仰を深めたところで、「Sexy ZoneにやってほしいPerfumeのPV」後編スタートです。今回はレコード会社を徳間→ユニバーサル(内の専用レーベルPerfume Record)に移籍した2012年〜のPVを対象とします。

(前回はこちら)

 

・Spring of Life

2012年発売の15thシングル。サカナクション『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』PVなどで当時話題になっていた、田中裕介氏を監督に初めて迎えたPV。この後の『Spending all my time』『Sweet Refrain』『FLASH』なども全て氏の作品なので本当に足を向けて寝られない。エレワ以降のPerfumeが「いや笑笑 もう今更じゃない?笑笑」みたいな感じでロボットとかアンドロイドとかのいかにも近未来!というモチーフをやるのを何となく避けていた中、新しくやってきた田中氏はそんなの関係ねえ!とばかりに三人をアンドロイドにした。アンドロイドとして研究所らしき所で過ごしていたメンバーが、恋を知って感情を芽生えさせ始める……というストーリー。最初は表情もダンスにも感情が感じられないのに、初めてハートが出てくるあたりから加速度的に感情表現が豊かになっていく。こぼれる涙、あふれる笑顔。オチがしっかりあるので、初見の方は必ず最後の最後まで観てください。コメント欄はネタバレの嵐なので最後に見てね。

これは元のイメージに忠実にいくなら健人くん・聡ちゃん・マリウスですかね。さときくで全然違う方向性の切なさをぶち込むのもアリなんですけど。個人的にはあ〜ちゃん:健人くん、かしゆか:マリウス、のっち:聡ちゃんの割り振りでやってほしい。ハートを口に含んで怪訝そうな顔をする健人くん、モニターを見つめながらリップを塗ってにこにこするマリウス、床に散らばったハートを見つめて無表情のまま涙を流す聡ちゃん……間奏で一人ずつソロパートを踊った後、中央で動けない健人くんを引っ張り上げる聡マリ……とりあえず素肌から剥き出しのコード類をロボットに弄られてるSexy達だけでもお願いします本当に……

 

・Spending all my time

2012年リリースの16thシングル。二次元オタクを全員殺すPVとしておなじみ。短いカットの連続が嫌いなオタクなんていません!発売当時に出たPV考察(ブログ・2chツイッターYoutubeコメントなど)の量は異常。ストーリーは浅くまとめると、「エスパー養成所に閉じ込められて育てられたメンバーが、それぞれの能力を見せながら閉じた関係性を育む」って感じなんですけどこればっかりは考察があり過ぎて色んな解釈とれる。お好きなように観てください。

これも健人くん・聡ちゃん・マリウスだしこ〜〜れはラブマニ。フィンガータットが好きならこの曲の振付は絶対好き。指だけ・腕だけ・足だけでこんなに魅せられるんだ…と感動すらする。腕にナンバー刻んで〜!!!!この曲もストーリーが比較的はっきりしているので、誰がどのパートをやるかが非常に重要になってきます。個人的には「信じてる キミのこと」でのっちの肩に手を置きラスサビ最後で積み木を崩すかしゆかパートがこのPVストーリーのキモだと思っているのですが、ここはマリウスかな……想像できるじゃないですか聡ちゃんの肩に手を置くところ……のっちパートは他の二人どちらかとペアになるシーンがやや多く、落ちサビで手を繋ぐ時も中央にいるんですね。聡ちゃんでは?健人くんと手のひらを合わせるところも、マリウスとサイコキネシスの振付を練習するところも見たい。あ〜ちゃんパートは安定の健人くん。別に手を握られた時に上目遣いになってほしいからではありませんよ。1番のラストで真ん中に座る健人くんの両脇から目・口・耳を塞いで見ざる言わざる聞かざるをさせる聡マリが見たいだけです。(まっすぐな目)

っていうか本当に今更だけど、この無感情なPV・抑揚のあまりないメロディでSpending all my time / So loving you foreverって歌詞しかない(一部日本語詞除く)のやばない……?私のすべての時を捧げるだよ……?

 

・1mm

2013年リリースの4thアルバム『LEVEL3』収録曲。リペコンOP映像を見た瞬間「これは信頼できる」と確信したタイプのオタクなのですが、中でも風磨くんパートはこの『1mm』と同じ世界線にあると思ってる。「本人達にいい感じにかぶさる歌詞」が好きなら絶対これ見てほしいんですけど、これ何がヤバいかって歌詞が合成じゃないんですよね。実際に置いてある薄型スクリーンに本人達の動きに合わせてリアルタイムで投射してる。よく分かんね〜けど技、技術〜!!!!って感じになれるので、興味のある方は下記のティーザーも見てみてください(ちょっとだけ制作風景が映ってる)。

この曲は歌詞とのマッチ具合が要であり、個人的には「焦り」にフィーチャーした歌詞だなあと思うので健人くん・風磨くん・勝利くんにお願いしたい。年齢順。聡マリも実際にやったらハマるとは思うんだけどまだこの曲は似合わないでいてくれ、大人になんてなるな(©︎秋元康)いや〜でも待って聡ちゃん似合うなこれ…ほぼBreak out my shellだもんな…(※違います)

二番のハイパーかしゆかタイムは勝利くんで。その直後に映るシンメ感あるあ〜ちゃんとのっちはふまけん。健人くんみたいな覚悟1000%の人間に「覚悟がまだまだ1ミリも足りないね(自戒)」って歌われたくない?私の知ってる覚悟ってじゃあ何…?ってなりたくない?

 

・Sweet Refrain

2013年リリースの19thシングル。ドラマの主題歌で長澤まさみもEDで毎週踊った曲だったのに、ライブではほとんど披露されない謎の不遇曲。こちとら恋ダンスより先にMIKIKO先生振付のドラマ主題歌やっとんじゃ。カップリング曲がライブ披露されてもこれは披露されない。フルでやった事はほぼない(確か)。ポップでめちゃくちゃ可愛い曲調と歌声と振付、オープン前の何もない美術館で撮られたスタイリッシュPVとかなりオススメ要素の多い曲なのですが……「リフレイン」のタイトル通り、同じところをずーっとぐるぐる回るワンカット風の映像に、メンバーがボールで遊んだりスタイリッシュアルゴリズム体操をしたりカッコいい動きをしたりするのが映り込む。

この曲は勝利くん・聡ちゃん・マリウスのちびーずで。三人で壁からひょこっと顔を出したり、遠くからちっちゃくじーっと覗いてたり、ぐるぐる回りながら踊ったり、ミニチュアの三人が元気に踊ってたりするの最高じゃないですか?歌詞も合う。サビの歌詞全部合う。まさかというようなことを次々と繰り返してきたよな……

 

・Cling Cling

2014年リリースの20thシングル。麒麟の子』この方向性で行かん??みんな大好きオリエンタルファンタジー。セットをガチガチに組んで街を作り上げ、PVに使うのみならずライブのセットとしても使用、中に入れるテーマパーク的な感じでファンに開放するイベントなども開かれた。PVのストーリーとしては、街で踊り子をしているメンバーが少女を救うために活躍する…的な感じ。

まず誰だって推しには踊り子をしてほしいじゃん。というシンプル心の声に従って健人くん・勝利くん・聡ちゃんを選び、いや風マリだって踊り子やって欲しいんですけど!?とちゃぶ台をひっくり返した。風磨くんの踊り子はエロに振り切れてしまうからCERO的にダメです。マリウスは踊り子もいいけど望遠鏡拾う幼女ポジションで出てほしいんですよね……吊りさがった灯りを弄び猫をノーブルに撫でてる健人くん・レシピ見ながら麺(?)を混ぜ混ぜしこちらをちらっと見て無関心に目をそらす勝利くん・同じく麺(?)を混ぜ混ぜしながらこちらに気付き数秒まっすぐに睨みつけてくる聡くん、このあたりはマストでお願いします。舞台裏での気だるさと舞台上での生き生きした様子の対比が最高にトップオブ踊り子のプライドを感じさせる演出になっているので、そこは絶対違いを出してほしいですね……

 

・Pick Me Up

2015年リリースの21thシングル。新宿伊勢丹とのコラボキャンペーンソング。この PVに出てくる洋服はぜーんぶコラボです(確か)。Sexy Zoneに高級百貨店からのCMオファーが届いてない世界、解釈違いなんですが……年齢的な問題かな?あと5年もしたらオファー舞い込むよな?高級ブランドを当然のような顔をして身にまとってほしい。決して派手すぎないけどエレガントな上品さが絶対にハマる。

この曲は謎の百貨店世界に迷い込む三人・マネキンとしてウィンドウに閉じ込められている三人・謎の百貨店世界を統べる三人と色々なメンバーの顔が見れますが、とりあえず全部勝利くんにやって欲しい事だけは私の人生に今後何が起ころうと揺らがないと思う。マネキンの自分に抱きついてほしい代表で健人くん、「3, 2, 1」のカウントダウンをしてほしい代表でマリウスかな〜あとは。欲を言えば全員マネキンとしてウィンドウに閉じ込めはしたいよ。そりゃあしたいよ。

 

FLASH

2016年配信限定でリリースされた曲。同年リリースの5thアルバム『COSMIC EXPLORER』にはアルバム版が収録されている。余計な演出なしにただシンプルに踊りを見せるタイプのPVはPerfume結構ありますが、この記事では取り上げるのを避けてきました。

1本目の『コンピューター・シティ』は初期Perfumeの近未来感が凝縮された名曲ですし、2本目の『Dream Fighter』は生きとし生けるすべての人への応援歌なので是非Sexyにも贈りたいですし、3本目の『GLITTER』はメンバーがマジで発光してて非常に美しいですが、このタイプのPVを語ろうと思うと「約束された勝利の美」「美の暴力」「あ〜ダメだやって欲しい〜!!!!(大の字)」しか言葉が出てこない気がして避けていました。でもこの『FLASH』は美しい光と影のコントラスト、ライトセーバーみたいな光の棒で戦う演出、拳闘のような振付……と男性アイドルにもやってほしい要素が満載なんですよね……足思いっきり蹴り上げてくれ……。

このタイプのパキパキしたダンスが上手いのは健人くん・聡ちゃんのイメージなんですが、後一人は誰だろう……ちょっとタイプ違いますが戦ってほしいのは風磨くんですかね……二番以降は柔らかいダンスの箇所も多いし……二人ずつ向かい合って戦うかのように踊る箇所がけっこうあるので……あ〜ダメだやって欲しい〜!!!!(大の字)

 

・If you wanna

2017年発売の24thシングル。シンプルなPVの箇所でこの曲も一緒に挙げようかと思ったが、冒頭のカプセルシーンが美しすぎたので別個で。やっぱり人間誰しも推しに人外になってほしい願望というのはあるもので、特に何の説明もなくカプセルに埋められた推しにある日目覚めてほしいんですよね。『Spring of Life』のケーブル剥き出しもザ・SFで最高に癖(へき)にくるんですが、この作品みたいに肌が控えめに光ってるだけってのも逆にリアルで逆にいいと思います。近未来の世界でもこの6年間で技術だいぶ進歩したんだろうな……

この曲はダンス的には風磨くんにやってほしいところですが、他は「きれいでいたいわ」という歌詞をきれいに歌ってくれそうな健人くん・マリウスですかね。歌いながらふっとカメラを見るやつは全員パターン見たいです。お忙しい中大変恐れ入りますが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。(誰?)

 

・ナナナナナイロ

2019/9/18より好評発売中のベストアルバム*1Perfume The Best "P Cubed"』に新規収録された曲。現在発売中のためか、PVは現時点(2019/9/23)では1番サビまでの収録となっている。全編台湾ロケを行っており、おいしいものを食べ、はしゃぐメンバーの姿に素が見えて愛しい。

これはもう全員でやりましょうよ。RTTみたいにバチバチにキメた海外ロケPVもめっっちゃくちゃ好きだけど、こうして旅をする5人のありのままの姿も私は見てみたい。みんなで灯篭(?)にお願い事書いて空に飛ばそ…?川に飛び込も…?電車の窓から外を眺めよ…?現地のおばちゃんに話しかけられよ…?

旅して 恋もして 行きたい場所に 会いたい人に

って歌詞が本当に好きです。日本語ならではの倒置法がたまんねえとかそういう話もそうなんだけど、楽しみとか幸福とかがぎゅっとこのフレーズに詰まっている気がするから。こういう幸せが、Sexy達の上にも在る事を願ってやみません。

 

 

★番外編

Perfumeの初期のPVは、同じく初期のSexy Zoneにやってほしい話を以前したかと思います。別に知らなくても問題はないです。具体的にやってほしいのは超個人的には下記2作なのですが、控えめに言ってReal Sexyじゃん…*2

1本目の『エレクトロ・ワールド』は、ライブでも未だに欠かさず披露される定番の人気曲。CGで構成された仮想世界で踊る。リアセクから熱さを半減させて希望と色彩を全部取り去った感じ…?

2本目の『Twinkle Snow Powdery Snow』はかの有名な『チョコレイト・ディスコ』と両A面で収録された。グランブルーファンタジーのメインビジュアルを見て「TSPSのPVラストじゃん」と思ったオタクは数知れない(私調べ)。振付がとにかくかわいくてDuバィステップ的な箇所もあるので、ショタSexyにやってもらいたいんだよなあ…

 

という事で色々と書いてきましたが、何とこのタイミングでPerfumeメジャーデビュー以降全ての楽曲がサブスクリプション解禁されました!!!!これまで取り上げた曲は全てYoutubeにアップされている曲だけでしたが、他にも名曲は数え切れないほどあります。「こういう傾向の曲聴きたい」などご要望いただければオススメ曲ソムリエ全然するので、この機会に是非ご視聴ください。ベストアルバムもよろしくな!

 

Perfume The Best

Perfume The Best "P Cubed"(初回限定盤)(Blu-ray付)

 

ご静聴ありがとうございました。

 

*1:これまでに『Complete Best』『Global Compilation』などと名したアルバムは発売しているが、前者は現在では実質的な1stアルバムのような扱いを受けており、後者は「ベストではなくあくまでコンピレーション盤」とコメントされているので、ガッツリ54曲収録された今作が地味に初のベストアルバムだったりする。

*2:Perfumeの過去PVでCGには耐性があったので、リアセクのPVや世界観は初見でもあまり違和感なかったです。むしろ他のPVでの生身で色々やってんな!?という驚きのほうがデカかった。あとさすがにDuバィの合成は耐えきれなかった。

超個人的にSexy Zoneに歌ってほしいBEAT CRUSADERS楽曲

今回は本当の本当の本当に私しか楽しくないやつ。

 

時は2019年ですが、今更BEAT CRUSADERSの話をしよう。結成1997年、ボーカルのヒダカトオル以外のメンバーを総チェンジして2004年にメジャーデビューした、エセ英語エモポップロック覆面バンドである。後に(2010年)デビューしたマンウィズとよく比較される。通称ビークル。メジャーデビュー後は結構タイアップしたりしていたし、以下のビジュアルも特徴的なので覚えている方もいらっしゃるのではなかろうか。*1

f:id:mikozezone:20190914120303j:image

原則歌詞は全編英語(一部例外あり)だが、音源の発音があまりにもカタカナなので歌う側にも親切設計。歌詞には全て公式で和訳がついている。バリバリ陽キャな明るい曲調が多いが、根底に流れる切なさ・エモーションがSexy Zoneと親和性があるような、ないような…。

これまで、超個人的にSexy Zoneに歌ってほしいシリーズ(妄想)を繰り広げてきたが、そこには読んでいただいた方に「元のアーティスト・作品もついでにおすすめしたい、あわよくばこの感想を共有したい」という思いがあった。

今回はないです。だってBEAT CRUSADERS、もう解散してるから。(2010年解散)

ひたすらお気に入りの曲を壁打ちしていきます。ご了承ください。Youtube公式チャンネルという文化が完全に定着しきる前に解散したバンドなので、紹介のために貼ったリンクは全部iTunesです*2。超ざっくり発表年順。

 

・WINDOM

WINDOM

WINDOM

I'm gonna set your Birthday

Every Sunday

 Believe me now

(全ての日曜日を キミの誕生日にしてしまおう ウソじゃないさ)

上記の歌詞がめっちゃSexyっぽいなと思い選びました。ちょっと意味が分からないところもSexy。若者らしい全能感に溢れた歌詞の割に、どこか達観した感じのある曲調。

 

・SIBERIAN GIANT

SIBERIAN GIANT

SIBERIAN GIANT

Somebody

In my head

Got to say

"Love's on your side"

(僕の頭の中では ずっと誰かが 決まってこう言うんだ 「愛はキミの味方だよ」)

これも上記の歌詞がぐっときて。""内の歌詞はメインボーカルのヒダカトオル以外で歌うんですね確か。曲中かなりボーカルが入れ替わるタイプのバンドなので、歌詞割を考えるのが楽しい。あとこの曲はハモりや合いの手もいい感じなのでますます楽しい。

 

・ BE MY WIFE

BE MY WIFE

BE MY WIFE

Be my wife

Be my life

Be my bride

My brightest hope

(結婚しよう 人生のパートナーになって下さい 嫁に来ないか? 今年イチ押しのキミよ)

ビーマイワイフ!ビーマイライフ!ビーマイブライマイ¥!♨︎?と全員で連呼する、とにかく明るい結婚ソング。元気かつ何も考えてなさそうなマイマイと思っていただければ。なぜか戦車(ジープ?)にメンバーが乗ってる謎のPVは幼心にも忘れられない。これぐらい明るくSexyたちに求婚されてえ〜〜〜〜!!!!という心の声が爆発する事うけあい。サビ以外は各自のソロパートになるので、誰が一番カッコつけられるか勝負してくれ。

 

・IMAGINE?

IMAGINE?

IMAGINE?

Do you imagine?

I was Stroking So Hard To Shine

(想像してごらんよ ボクが輝くために一生懸命努力しているところを)

中華ファンタジーが無理なら麒麟の子この路線にしてくれへん?爽やかかつまっすぐなメッセージが胸を打つ、ライブ爆盛り上がりソング。ライブ時は長めの間奏での下ネタコールが恒例になっているのはご愛嬌。少女に向かって語りかける口調の歌詞が、アイドルとして輝く彼らにぴったりだと思うのですがいかがか。間奏のアコギは勝利くんで決定なんだよな〜煽る他四人が目に浮かぶ。

 

・Yeah Yeah Yeah Yeah Yeah

Yeah Yeah Yeah Yeah Yeah

Yeah Yeah Yeah Yeah Yeah

I loved you baby since we were at school

I did'nt show it, I was a fool

(学生の頃から キミのことが好きだったのに 告らなかったオレは なんてバカだったんだろう)

こんぐらいハジけた曲をやったらどうなるんだろう?という興味本位。サビはずっと「イェイイェイェイェイ」しか言わない。イメージが壊れるからシングルとかアルバム曲には入れないでほしいけど、特典DVDで特定の操作をすると聴ける隠し曲とかにほしい。

 

・LOVE DISCHORD

LOVE DISCHORD

LOVE DISCHORD

So sweet

I kill you

So sweet

I kill them all

Kill them all

(愛しい人よ 殺してやる 愛しい人よ 全てを殺してやる 全てを殺し尽くしてやる)

上記のサビ歌詞だけ見るとめちゃめちゃ物騒だが、実態は切ない曲調および物語性すら感じる美しく破滅的な歌詞が印象に残る、ビークル屈指のエモ・バラード。BPMの遅さだけが「バラード」を定義付けるわけじゃないんだなと思わされる名曲。こういう危うい歌詞を歌えるポテンシャルを持ったアイドルだと思うんですよねSexy Zoneは。愛に苦しむところ、見たくないですか?

 

・BLOCKBASTARD

BLOCKBASTARD

BLOCKBASTARD

Choose me darlin'

I'm the one you want

I'm the one you want to

(ダーリン 私を選んで 私こそ 私こそ貴方が探し求めている一人)

上記の歌詞を健人くんにめちゃめちゃかわいく歌ってほしいな〜という欲望がダダ漏れた選曲。あとCメロに当たる箇所の「Love is the mystery」「Love is the history」の掛け合いは各シンメに是非お願いしたい。そこをぐっと強引に持っていく勝利くんの「Do you remember?」を聴きたいんだよオタクは。歌詞のテーマが「DVD vs ビデオ」なあたりにどうしても時代を感じざるを得ないが、その(もはや)レトロ感が逆にポップな曲にハマっていて最高。

 

・S×E×X×I×S×T

S×E×X×I×S×T

S×E×X×I×S×T

Over the world

Now gotta brawl

(世界中で 乱痴気騒ぎが始まった

グループ名のアルファベットを叫ぶ曲が欲しい話はずっとしているが、この曲をやってくれたら最初の3文字まではその夢が叶う事になる。最悪なとこで切ったな。またサビ(?)は全員で歌って、それ以外のメロをひとりひとりで歌う歌割になると思う。全員渋いおっちゃんになってからのほうがもしかしたら似合う曲かもしれないけど、そういう曲を若い子に歌わすのも乙でしょうが。

 

・I WANNA GO TO THE DISKO

I WANNA GO TO THE DISKO

I WANNA GO TO THE DISKO

Let me dance in a moment
There is something left to bind you

この曲だけCDを完全に紛失しており、公式の和訳が不明。まあ何となくは分かるけど……。この曲も『BLOCKBASTARD』同様、Aメロのカトウタロウ(Gt)による歌い出し「I wanna go to the disko」の箇所を健人くんに歌ってほしさが爆発して選んだ。どうもカトウさんパートを健人くんに歌ってほしいらしい私は。シンプルにベースラインが最高な曲。

 

・CUM ON FEEL THE NOIZE

CUM ON FEEL THE NOIZE

CUM ON FEEL THE NOIZE

Cum on feel the noize...
Cum on feel my love and destroy!

(さぁ この騒音を体感してみようぜ… 愛を感じながら破壊の限りを尽くすんだ!)

テンションブチ上がり破壊的お元気ソング。Sexyに歌ってほしいのもあるけど、どちらかというと私のオタク活動テーマソングな気もする。こういうテンションでオタク活動キメていきたいよね。

 

・TONIGHT, TONIGHT, TONIGHT

TONIGHT,TONIGHT,TONIGHT

TONIGHT,TONIGHT,TONIGHT

Tonight
Love reflects world wide
Almost another day

(今夜 "愛"が世界中に伝染するって もう次の日になっちまった)

アニメ『BLEACH』のOPだったので、あの頃の少年ジャンプを通ったオタクには『ウォーアイニー』(銀魂の映画主題歌・高橋瞳とのコラボ作)と並んで有名だろうビークル曲。適度な疾走感と絶妙にエモい歌詞が素晴らしい。Sexy達に「今夜"愛"が世界中に伝染します」って急に言われても信じるもんな。

 

・DAY AFTER DAY

DAY AFTER DAY

DAY AFTER DAY

Laughing, stranding, standing,
'Cos our life is just a trampoline

(笑ったり 挫折したり また立ち上がったり 人生なんてトランポリンみたいに不安定なんだから)

上記歌い出しを担当する風磨くんはどこですか?

 

・FOOL GROOVE

FOOL GROOVE

FOOL GROOVE

Love will shine with you

(愛は君と共に輝く)

YOUR SONG IS GOODとのコラボ作。改めてすごい名前だなユアソン。コラボだが、ボーカルはヒダカトオル一人でとっている。ストレートな恋愛ソング。まっすぐな歌詞を背負わせたいよねSexy Zoneには。好きなんだよマジで然り。

 

・DROOG IN A SLUM

DROOG IN A SLUM

DROOG IN A SLUM

Fate is not a game

(運命はゲームなんかじゃないんだから)

TROPICAL GORILLAとのコラボ作。相変わらずヤバい名前だな。MxTxRx氏とヒダカトオルの二人でボーカルを務めるこの曲は、なんとなくライバルのバチバチ感が漂う。別にそういう内容の歌詞じゃないんだけど。名前の通り、スラム街でたくましく生きる少年〜青年の勢いを切り取った楽曲。『GAME』という全シンメ垂涎の曲を持ち「FATE OF TWO」とかいう煽りを付けられたシンメもおるグループに上記の歌詞、めっちゃ刺さらん?

 

・GHOST

GHOST

GHOST

I'm in love with a ghost

It's a beautiful thing in the world

(幽霊と恋に落ちる なんて素敵な出来事なんだろう)

君は幻じゃないほうのゴースト。名曲度は同じぐらい。好きすぎて色んなものの主題歌にしたいぐらい好きな曲だった。「幽霊と恋に落ちる」と歌っているけど、その「幽霊」が何を指しているのかは聴き手の想像に委ねられている。メロディがとにかく美しい。ハモりも美しい。ビークルのエモここに極まれり。ギターに埋もれるように囁かれる落ちサビは勝利く〜〜ん君だ〜〜〜!!!!あとマリちゃんの「wowow」浴びるほど聴きたい。

 

・LET'S ESCAPE TOGETHER

LET'S ESCAPE TOGETHER

LET'S ESCAPE TOGETHER

Everybody, let's escape together!

Everybody, let's get lost forever...

(みんなで逃げれば怖くない! 一生 この森の中に迷い込もう…)

明るくポップなホラー歌詞が印象的。「森のくまさん」をなぞったAメロBメロはカトウタロウがボーカルなのでそろそろお気付きだろうが健人くんの出番だ*3。踊りだしたくなるリズミカルなベースラインも◎。Cメロのテクノボーカルパートでちびーずに「This is the hell」とか言われたくない?(反語)

 

・FAIRY TALE

FAIRY TALE

FAIRY TALE

Sweet lovely days I recall

Never fade to gray

(甘く愛しい日々の想い出は 決して色褪せはしない)

ASPARAGUSとのコラボ作。毎回コラボ相手の名前どうなってんだと思わざるを得ない。ASPARAGUSはだいぶ前に一回だけCDJで見た事がありますが、「アコギでモッシュを起こす唯一のバンド」と称されていただけの事はありました。渡邊忍氏とヒダカトオルの二人でボーカルをとっている。これまたハモりが美しい。超ざっくり言うと、「辛い事もあったけど、それだけじゃないよな」的な歌詞。やっぱりアコギが印象的で勝利く〜〜〜ん!!!!って感じだが、ハモりも印象的でやって欲しいペアが軽く10通りは思いつく。

 

・TIME FLIES, EVERYTHING GOES

TIME FLIES, EVERYTHING GOES

TIME FLIES, EVERYTHING GOES

oh baby
so far, never forget what you love

(あぁ ベイビー これまで君が愛したものを 決して忘れないで)

この曲が収録されたアルバム『popdod』が私が人生で初めて自分の金で買ったCDなのだが*4、この曲は収録順が最初であるにも関わらずエンドロールのような曲だなと感じたのを覚えている。それと関係あるかは分からないが、オリジナルアルバムとしてはこのアルバムを最後に、ビークルは翌年解散した。タイトルからもう「風磨くんじゃん……」と声が漏れる事間違いなしだが、曲中ではこのタイトルが何回も叫ばれ、とどめに最後に「easy(たやすく)」とつく。

 

・LEMON HEAD

LEMON HEAD

LEMON HEAD

“everyday's a bad day…”
everything is quite well
“maybe rainy sunday…”
fine day, tuesday!
“everyday's a black day…”
no one's gotta blackmail

(「毎日ツイてないな…」 割と順調そうだけど 「日曜はいっつも雨だ…」 火曜には晴れるさ! 「今日も憂鬱だなぁ…」 誰も脅かしやしないよ)

ここ☝︎聡マリにやってほしくない人いますか?いません。最後は「さよならを言える場所に行こう」で終わるのが切ない。

 

・SUMMEREND

SUMMEREND

SUMMEREND

this is a sound of summerend
the summer ends
the silence comes in

(夏の終わりの音がする 夏の終わり 静寂の訪れ)

また我々は「風磨くんじゃん……」と呟かざるを得ないが、ちょっと彼一人に色んな概念を背負わせすぎかもしれない。五人五様の「夏の終わり」を魅せてくれるに違いないし、個人的には聡ちゃんの夏の終わりを知りたい。優しい中にも切々としたものがありそうで。

 

・JIVE

JIVE

JIVE

whatsoever
jive together
whatsoever
jive together

(何はともあれ ジャイヴしようぜ 何はなくとも デタラメにやっちまおうぜ)

こういうハチャメチャな曲は絶対似合うんだよ。ハチャメチャ ≒ トンチキ。この曲はトンチキかつポップなのでもうほぼSexy Zoneだ。間奏でシリアスになるかと思いきや結局酔っ払い。マリちゃんが成人したらみんなで酒飲みの曲やろうね。まあこの曲は別に酒飲みの曲でもないんですが。

 

という事で、私の私による私のためのSexy × ビークルでした。ご静聴ありがとうございました。

*1:ライブの時はこのお面は外すのだが、ライブ映像をテレビで放映する際はCGでお面をリアルタイム合成処理していたのでクッソお金がかかったという…

*2:正直iTunesにある事にすらびっくりした。

*3:あくまで本記事内での法則です。ご了承ください。

*4:それまでは音楽好きの姉に要望をお伝えするとなぜか家のiTunesに楽曲が追加されているという人力サブスクシステムが我が家では組まれていたのだが、このアルバムは姉のお気に召さなかったらしく買ってもらえなかったため。

『Sexy Zone LIVE TOUR 2019 PAGES』通常盤感想

初めて行ったジャニーズのコンサートが『PAGES』である事を、一生誇りに思っていたい。

 

2019/08/28に発売された、『Sexy  Zone LIVE TOUR 2019 PAGES』DVD/BD。2019年の春、メンバーである松島聡を欠いた状態で全国のアリーナを回ったツアー映像を収録したこれを、初回限定盤・通常盤ともに予約し、急な職場の飲み会やら残業やら休出やらに邪魔されながら、何とか休日に通常盤を観終わった。

まとまりのある感想を書けるか分からないので、一旦途切れ途切れに書いてみる。かなり自分用です。当たり前のようにネタバレしているのでご注意ください。浮かんだら追記していきます。

 

初めて実際に現場に行って、生でメンバーを見て、私の地続きにメンバーが実在する事を知ったコンサート。ビギナーズラックでセンステすぐ脇の神席を引き当て、呆然とアンスト冒頭の花道を行くSexy  Zoneを見送った。今だから言えるが、翌日のワイドショーで流れた大縄大会の映像にバッチリ私は映っている。うちわ持って嬉々として数を数えていた。確かにあの何時間かだけは、同じ空気を吸って、同じ空間に存在していた。

あれから4ヶ月近く過ぎ、またSexy  Zoneは私の中の現実から薄れ始めて、フィクションの世界に帰っていきつつある。ラジオを毎日聴いていても、雑誌を買っても、KTTを毎日眺めていても。寂しいようで、ちょっとほっとしている自分がいる。彼らはアイドルで、私と同じような経験もしながら、私の友人が通っていた大学に入ったり出たりもしながら、でも私と違う世界にいて、その世界からたまにこちらに顔を出して背中を押してくれるのが好きだから。自分とは全然違う人が、自分よりずっとずっと優れた人が、私のちっぽけな悩みや違和感や悲しみや喜びを「分かるよ」と肯定してくれる感覚が好きだから。

でも、あの何時間かは、そういう好き嫌いを超えた強烈な光のように焼き付いていて、DVD*1を観ながらも、どうしても生で感じたあの多幸感と立った鳥肌と自分の叫び声がちらつく。語弊を承知で言うと、あの生の圧倒的な輝きに目がくらむようで、映像の輝きがこれまで観たライブDVD(=自分が行っていないライブ)に比べると減じて感じられる。ライブ映像はライブそのものとはまた別の、一つの完成された映像作品として楽しみたい・楽しめるタイプだと思っていたが、Sexy  Zoneによって覆されたのか、Sexy  Zoneは特別なのか。

「少しでも多くみんなの近くに行きたい」という趣旨の事をメンバーが語っていた通り、特に客席降りやトロッコや花道を回る曲が多い印象のライブだった事も、上記の感想に繋がっているかもしれない。歌とダンスと演出と、映像の方がむしろ細かく見て聞けて楽しめるような要素もコンサートには多いけれど、あの空間を生きているだけで・存在の佇まいだけで魅せるタイプのパフォーマンスは、映像は絶対に生には勝てない。当たり前の事を今更知って、謎の敗北感に苛まれている。私以外の人はみんなこんな幸せ体験をもっともっと前から知っていたのか。映像の中のメンバーもファンもみんな幸せそうだけど、私の主観で一番みんながみんな幸せだったのは5/2なんだよ。

 

OP〜「カラクリだらけのテンダネス」→「すっぴんKISS」の演出の流れが好きすぎる。

会場に入った途端につい歓声を上げてしまった*2、映画のような街のセット。それを、おもむろに現れたメンバーが、それぞれのメンバーカラーの光を操り染め上げる、当然のように緑の光も降り注ぐ、健人くんは時代を掲げて現れる。本を模したモニターが開いてゆき、輝きが漏れ出してくる。いやが応にもワクワク感を煽られる。

警官姿のジュニアに追われるようにメンバーは客席に降り、走りながら『カラクリだらけのテンダネス』を歌う。PVでは刑事目線で女スパイ?を追う歌だったからそう思い込んでいたが、コンサートでその構図をさらりと反転させてみせた。この曲でメンバーのキメ顔が指名手配書のようにされてモニターに出るが、以後このコンサートでは「シャッター音とともに写真が撮られてモニターに表示される」演出が何度か出てくる。リペ魂『Happy Birthday for you』などでも出てきた演出だが、今回多用されたのは勿論、フォトアルバムと銘打たれたツアータイトルに掛けての事だろう。

そして曲が終わるかと思われたその時、一瞬の静寂、弾ける火薬。それまでモニターに銃のポインターが映っていた事と合わさって、メンバーが撃たれたのだ、と私たちは一瞬だけ遅れて理解する。アルバム曲と違い、去年の年末からめちゃくちゃ聞き込んだシングル曲だからこそ最大限に威力を持った演出だと思う。聞こえるはずの音が聞こえない裏切り、聞こえないはずの銃声が聞こえる驚き。斃れて消えたメンバーを嗤うように鳴り響くブルースハープ、あれをあの場で吹けるなら今から猛練習するわ。ピアニカで代用できるかな。*3

コンサート冒頭から鮮やかに死んでみせた彼らは、沸き立つようなイントロと共にピンク色の衣装で鮮やかにアイドルとして蘇る。この死と再生のスピードはえげつない。キリストでも復活に三日かかったのに。この切り替えの鮮やかさがSexy  Zoneというアイドルの魅力だ。そして両A面ならではの両極端な振り幅を持つこの二曲、五人で出した最新曲を冒頭に叩きつけてきたあたりに、彼らの自信を感じる。

で、さっき生と映像の違いについてぐちぐち書いててアレなんですが、このOP〜すぴキスの流れは正直初Sexyに興奮しててほとんど記憶飛んでたので、やっぱり映像も捨てたもんじゃないな…と思いました。(作文)

 

今回のリード曲が『La Sexy Woman』なのがずっと少し不思議だった。確かに耳を引くイントロに分かりやすい振付かつ『Real Sexy!』ぶりにSexyを背負った楽曲だけど、キャッチーさで言えば『恋がはじまるよーー!!!』『ゼンゼンカンケイナイ』あたりのほうが強いだろう。恋はじは女の子口調で引っかかったのかもしれないけれど、ゼンゼンカンケイナイはリード曲にしても特に問題なかったんじゃないだろうか、とちょっと思っていた。

ライブに行き、映像を見て、ラセクのリード曲としての矜持というか底力を感じた。それはあのピチピチレザー(っぽい)黒ズボンの魅力だったり、振付に合わせて動く照明の妙だったりももちろん助けにはなっているけど、純粋にあの曲を堂々と魅せることが出来るのは、今この日本で、いや世界でSexy  Zoneだけだ。ストレートすぎてちょっとクサい歌詞、これでもかと華やかきらびやかなアレンジ。またちょっと語弊があるが、ゼンゼンカンケイナイは割といろんなグループ(別にジャニーズに限らず)で幅広く歌えそう*4な、普遍的な魅力のある楽曲だ。その親しみやすさより、自分たちにしか歌えない曲を選んだ事に、彼らの誇りが見え隠れする気がする。私はやっぱり、彼らのプライドが好きだ。

 

シルエットの演出があまりにも王道ドストレートの格好良さだった、『君にHITOMEBORE』。最初にジャケットが降ってくるのも痺れた(まさかあんな天丼されるとは思わなかった)が、このDVDを純粋に一つの映像作品として見た時この曲で一番拍手を送りたいのは、後半モニターにメンバーカラーが流星のように降り注ぐ箇所で、客席のファンが持つ緑色のペンライトをモニターと同じ画角に納めたカメラマンさん。今の状況の縮図のような画だった。待ち続けるファンが、いない彼の存在を示した。

 

初恋パートなのは分かるけど、勝利の苦しさを堪えたようなナレーションの後にエモーション大爆破ジュニア大運動会ぶち込むセンスは誰も真似できねえなと思いました。しかもやってるアクロバットがさりげなく高度。膝小僧が無駄に眩しいハーフパンツ、天丼で降ってくるランドセル。この振り切れっぷり、やっぱり君たちジャニーズだ。(プ◯ミス)

個人的には『恋がはじまるよーー!!!』はもっと上の年齢、少なくとも高校出たぐらいのイメージ(ちょっと打算的だったり「すぐに一人じゃ生きていけない」だったりの歌詞のせい)なんだけど、この後の『チクチクハート 〜beating beating〜』に「初恋」というテーマを合わせられるのが他の曲だと恋はじぐらいしかなかったのかな、と思った。暴力的なまでにキャッチーで懐が広い曲だから、いきなり大縄大会が始まっても飲み込んでしまえる。

そしてチクチクハートは、無垢な歌詞と小学生の衣装と、切なポップな曲調と小道具(机・自由帳)を使った振付がぴったり噛み合った最高の演出だった。アルバムを聴いていて何となく浮かんでいたイメージが、ステージの上で焦点を結んだ。

 

『イノセントデイズ』を初めて聴いた時、今の働く自分の姿が見えて、そこから学生時代のいろいろな光景が頭をよぎっていった。前に書いた音楽文でそのへんにも触れているので、お時間のある方はどうぞ。

その時に感じた、「今は学生時代が愛おしいけれど、もし今の私が“未来を描き続け”たら、未来の私が振り返った時、同じように愛おしく思うのかもしれない。学生時代と同じように、今の私も尊いものなのかもしれない。」という思いを、風磨くんのナレーションが肯定してくれた瞬間の感動を忘れない。こんな日々も、いつかは無垢な日々になってくれたらいい。

その後の『make me bright』はまた、アルバムとは別の味わいがあった。個人的にアルバムの曲順、『CRY』の後という位置にとても趣を感じていて、感情を吐き出しつくした後に始まるこの曲のぼんやりとしたイントロが、まるで泣き疲れて眠ってしまって目覚めた時のようで好きだった。コンサートでは、最終的にはポジティブなメッセージで終わったイノデの後という事で、どこか翳った印象を受けた。それぞれの歌いぶりも見事という他ないが、舞台中央で無心にバレエ(っぽい踊り)を踊っていたジュニアの子もいい演出だったと思う。街中のセットで夢を追うようにひたすら踊る彼の姿は映画のようで、「I'm Dreamer」という歌詞をそのまま体現しているように感じられた。

 

ソロ曲4連発。

Keep On。僕は耳当てウス!!!!

いきなりマリウス界の推しを叫んでしまったが、モニターをぶっ壊してみたり(最初ポプテピピック始まったかと思ってビビったのは良い思い出)、カラーバーを連想させる色使いだったり、"テレビ"というモチーフを使ったのにはどういう思いがあったのだろうと考えた。以下はあくまで私の妄想なのでスルーしてください。

11歳の幼さでドイツから日本に渡ってきて、半年ほどでデビューし、歌詞通り「見慣れない不安だらけのEveryday」を過ごしたマリウス。まだこれからいくらでも何者にでもなれるはずの年頃に、「ジャニーズのマリウス葉」である事を望み、選んだ。そしてこれまで、アイドルとしてコンサートも舞台も全力投球してきた。もちろんテレビでも。でも彼は大学に入り、これまでと違う環境、違う世界を知った。かなり殻を破った感があるのは、アルバムの特典を見たりコンサートに参戦したり特典のドキュメンタリーを見たりした方は誰もが知っていると思う。テレビモニターに映る膝を抱えた自分はこれまでの自分、それをぶっ壊し、現れたカラーバー(放送調整の時に表示される画面*5。)に自分の様々な姿を映したマリウスは、きっと「これから自分は何者にでもなれる」と示したかったんじゃないだろうか。様々な姿のマリウスを従えてセンターで歌い踊るマリウスは、最後に「Keep on loving」とメッセージをはっきりと伝えてくれた。彼が何者になっても、アイドルとしてメッセージを伝え続けてくれるという意思表示のようだ、と私は感じた。軽やかな宣言。

 

ご当地ラップは、「実際にその地方で生きていた風磨くん」という虚構を、あたかも現実かのように私たちに刷り込んできた。元々、最初から自分の青春の中にいたかのように錯覚させるのがめちゃくちゃ上手い人だな、と思っていたが、ラップというアイドルとしての武器を使って更にゴリゴリに幻覚を見せてきた。

あのご当地ラップの時間は、Sexy Zoneとしてステージに立っている彼から、Sexy Zoneという枠を一時的に取り外す為に必要なものだったのだと勝手に思っている。各地方で生きていた風磨くんという人格を作り出して、観客の身近に感じさせ、次の『Cocoa』への流れをスムーズにする為に。もっとも当初はラップ映像にマリウスが出てきたりしていて、そういう意図はあまり感じられないが。ツアーを回る中で、虚構性が強くなっていったのかもしれない。また、ラストの和歌山で健人くんを出したのは、最終的に風磨くんの現実はSexy Zoneにある事を宣言しているのかなあとも思った。和歌山のラップだけは、地方出身の虚構の風磨くんではなく、Sexy Zoneの現実の風磨くんから、健人くんとグループに捧げられたものだと思う。

そして、「作詞:ぼく 作曲:おやじ」と銘打たれた『Cocoa』が始まる。さっきまで地元出身の風磨くんを見せられ刷り込まれていた観客は、自分の中学に、高校に、大学に、バイト先にいたかもしれない風磨くんのルーツを『Cocoa』に幻視する。モニターに映るのは現実の風磨くんの幼少期写真や映像だけど、それが幻覚を補強する。風磨くんの本当の幼少期や思い出や感傷を、観客一人ひとりが自分の身近なものとして知覚する。本当に天才なんじゃないかな。どこまで計算の内か知らないけど。

ソロコンでも過去の自分の姿と絡んでいた風磨くんだが、今回は過去の自分(を表したイラスト)を手招きしても、駆け寄ってくるかと思いきや通り過ぎられてしまった。そこにかぶさるように、

さよなら  不意にあの頃の風をちょっと感じた

もう二度と戻ることのない季節を

と聴こえてくる。通り過ぎてしまったものは、もう二度と戻る事はない。当たり前の事だけど、通り過ぎてしまったものが多くなればなるほど、強く実感されてくる。もしかしたら風磨くんも、ソロコンの頃よりも実感が強まったから、今回は過去の自分と直接対話しない演出にしたのかもしれない。

ちなみに『Cocoa』、中高時代の友人たちに爆発的に好評な曲。一緒に参戦した中高時代の友人(現:LDHの女)はイントロの電話の音ぐらいからもう泣いてた。個人的な話になるが、メンバーの中で私の中高の友人たちと一番経歴が近いのが風磨くんだ。学年も一緒だしね。部活の同期でSFC行った子いたしね。じゃあその子風磨くんの同級生なんじゃね…?というのはさておき、みんなで集まる時話題に上がるのは、近況ももちろんだけど、やはり多いのは通り過ぎてしまった私たちの思い出であって。そういう思い出を何となく分かってくれそう、実は共有しているんじゃないか、という勝手な幻想を、私たちは風磨くんの上に見ている。

 

今回のセットを一番活かしていたソロ曲は『風景画』だろう。この曲もまた、コンサートによって風景が肉付けされた曲だと思う。アルバムで聴いた時は、湿気をかなり感じたので、どちらかというと自然の中で歌うイメージを個人的に持っていた。でもコンサートで勝利くんが見せた、列車の音が響く街中でベンチに腰を下ろして弾き語る、という風景がしっくり来すぎてもうそれ以外浮かばない。

映像になると、特に最初の始まり方、ギターケースを閉じた瞬間に列車の音も雑踏のざわめきも全ての音が止むところが際立っていてとても良かった。現代技術で観客の叫び声とか消せないかな。

「苦しげな顔で脇目もふらずに、街角でただ歌って弾く事のみに没頭する街角の美青年」というどう考えても悲しく美しい情景にたった一つ、「自分が差していた傘をそっと掲げ、最後には置いて走り去る通りすがりの美少年」というヤバ要素を足してきたセンスがやっぱり最高。しかも歌詞とリンクした箇所で傘置いてるもんね。今回のドキュメンタリーでは昨年のリペ魂と違い、ソロ曲の演出について各自が喋るコーナーは無かったが、明らかに去年までの演出と違うので、今後の勝利くんの演出にすごくわくわくする。引き算の美学というか……

この曲は本来恋愛の曲ではなかったというから、勝利くんが終始自分自身だけと向かい合って歌ってくれたのも世界観と合っていたと思う。あの曲は観客なんかに目をくれなくったっていい。

 

めちゃめちゃ正直に言うと、アルバムで聴いた時点ではソロ曲の中で一番聴き返さなかった曲だった『Because of 愛』。健人くんの歌詞に満ち満ちていた情念に向かい合うのにめっちゃエネルギーが要り、具体的には通勤中に聴くのがきついというのが理由の一つ。もう一つは、曲が(サビと間奏除き)あんまり好みじゃなかったから。単純(悪く言うとバカ)なので、展開少ない曲を飽きずに聴けないんですよね…サビと間奏は超好きなんですが…

ちょっと脱線するが、健人くんソロ曲は底抜けに明るくポップなCANDY、カレカノ、サマハニのラインと、ポップじゃなくてどことなくマイナー調なのに超キャッチーなTeleportation、Black Cinderella、Mr.Jealousy、Missionあたりのラインに分けられると思っている。この極端感が健人くんの魅力であり、Bo愛は間違いなく後者。そして私は、後者の曲から漂う「抑圧感」がとんでもなく好きである。健人くんは愛と好意を集めて集めて幸せそうに光り輝くのも、抑え付けられて抑え付けられてぎらぎらと輝くのも、どっちも最高だから最高なんだよな。

当然のようにBo愛はコンサートでぶん殴られた。だいぶ身構えて行ったのにそれでも世界観の"圧"がヤバかった*6。内容やストーリーについては(PV含め)色んな人が考察していてすごく腑に落ちているので、ここで語るのは差し控えようと思う。とりあえずド新規にCANDY恵んでくれてありがとなという思いでいっぱいだけど、CANDYは"ケンティー"というアイドルのアイデンティティ形成に強く関わる曲でありそればかりを求めるのはいかがなものだろう…。黒健人くんが白健人くんを砂にしたコンサート時はちょっとそんな事も思っていたが、PVで白健人くんの強さを描いてきて、あ〜一筋縄ではいかねえ〜〜という思いを新たにしました。何言ってんだこいつ?

あと個人的には、曲調やポージングのオリエンタル感と、禁断の果実や白黒二元論の西洋み*7フュージョン感がよっ!神仏混淆!(ちがう)「愛」をテーゼにした信仰の誕生!って感じで興奮しました。政党立ち上げの次は宗教とかマジハンパねえ……(ちがう)

 

我々は忘れていた……『Don't run away』の歌い出しが、Bo愛を終えたばかりのケンティーだという事を……確かに余裕なんて全くのナッシング。

 

ロッコメドレーは現地では「ファン主催セクゾオンリーDJイベント」って感じで大興奮の渦だった。「こんな繋ぎゴリゴリのファンしかしねえぞ」とド新規の私でも分かった。彼らはSexy Zoneのゴリゴリのファンだ。

健人くんのおみ足は長かったが、それでもあのトロッコへの座り方はああっ健人さまっ感がエグかった。

 

これは生では気付かなかったんですが、MC時のBGMの「ノベルゲーの日常シーンBGM」感なんなん?文章送りのカーソル見えたわ

 

セクサマのハーモニーはあまりにも美しかった。教会で聴いた讃美歌、ピアノがすごく上手だった幼稚園の先生、笑う世界の子供達、など様々な情景が脳裏をよぎっていったが、最後に浮かんだのはサーフィンするオーストラリアのサンタだった。結局そこかい。

 

『Twilight Sunset』〜『君がいた夏に…』の流れはもう決めた人のドヤ顔が目に浮かぶ。私だってこれ決めたらドヤドヤドヤァ……って言う。言うだけ。

トワサンで、ストーリーパートで使われていた画風のイラストが何のアナウンスもなく登場した時はさすがに杏ばりに「ニクいね!」って言った。ここまでかなり長い間、ストーリーパートとは直接関係のない曲が続いたが、この演出で私たちの目にイラストが自然と入ってきて、ストーリーがあった事を思い出す事ができる。ここでいきなりアナウンス付きのがっつりしたストーリーパートにしていたら、ちょっと唐突感があったかもしれない。

君がいた夏に…』はコンサートでよりドラマチックが増していて、かつトワサンの流れで何も言われずとも私たちは夕焼けの景色を思い浮かべていた。「夕日」とは二番でしか言われていないのに、他の曲を使ってその情景を補完する。強すぎか?

 

なぜここなのだろう。『Unstoppable』。色々考察できる気もするが、ストーリー的にはやっぱりちょっと不自然な位置な気もする。

でもそんなことより花道を行くSexy Zoneが私は忘れらんないですね……センステが上がるとメンバーほぼ見えん*8のとか気にならんぐらい、あの花道道中のSexyをあの位置で見れたのはホント神席だった……個人的にメチャメチャ高い場所にいるSexyを崇め奉りたいので、次回は安全面に最大限に配慮しつつセットの一番上から登場するとかやってください。よろしくお願いいたします。

 

『Wonder Love』は今更語るまでもないだろう。美とエロの暴力。CEROでいうZ。Rでいう18。どうしてこうなった。平凡な高校生僕がふとしたはずみで健人くんの首筋を流れる汗を執拗に撮るカメラマンに転生してしまって…!?って異世界転生もの書いたら爆売れ間違いなしよ、出版社各位〜見てる〜?✌️✌️

 

『青い恋人』でメンステへ駆けていくメンバーとストーリー映像をだぶらせたあたりなんて、もう巨匠の貫禄があったよね。

『My sweet heart My sweet love』でメンバー一人ひとりに個人背景パネル(正式名称が分からん)与えられた時はガッツポした。大好きなんですよあのパネル…いつか自分で持って動かす演出きてほしい…

この二曲はとにかく多幸感溢れる最高の時間で、

結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです。

というあのゼクシィが生んだ名キャッチコピーが頭を爆速でよぎった。普通の職業よりも結婚へのハードルが高い職業に就いていながらも、彼らは"結婚"という行為が持つ普遍的な魅力を、泣きたいぐらい真っ直ぐに表現していた。

 

ここでストーリーは終わり、ここからは完全にSexy Zoneだけのページになる。コンサート途中でストーリー進行をぬるっと終わらせたのは、あまりにも没入させると本編最後の演出が生きてこないからか。ここらで「ストーリーもいいけど現実のSexy Zoneもよろしく!」と見せときたかったのかな、と妄想する。ストーリーの出来が良かったのでついそこばかり着目してしまうが、風磨くんのソロコンのような「メッセージと作り込んだストーリーを全面に押し出す」という使い方では今回はなく、あくまで曲の良さ・持つ要素の補完としてストーリーを使っていたのではなかろうか。

で、いきなり始まる300時間密着(嘘乙)ドキュメンタリーからのエアバンドゼンゼンカンケ〜ネエ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!

考察しがちなオタクをパワーで吹っ飛ばすセトリだ。『ゼンゼンカンケイナイ』→『ROCK THA TOWN』→『BAD BOYS』。これでもかとばかりに「どうも俺たちカッコいいです!!!!卍卍卍」という圧を感じる。なのでオタク側としても「考察とかどうでもいいな!!!!あなた達超カッコいいです!!!!」という熱で応えてしかるべき。

 

ここまで煽りに煽り、盛り上がりに盛り上がっておいて、いきなり『CRY』。始まるのも唐突なら、終わって銀のキラキラを残したまま姿を消すのも唐突。喪失はいつも唐突だ。後からじわじわと、この場合は流れるエンドロールを見つめながら、ああ無くなってしまったんだ、と実感する。無くなってしまった、という言い方が一番私の実感としては近い。終わってしまった、でも、いなくなってしまった、でもなく。そして、それを寂しく思う気持ちを、流れる『CRY』のインストは肯定してくれる。ついさっきまでその声を聴いていた観客には、声が無くなってもちゃんと彼らの歌が聴こえる。

 

すぐに沸き起こった「Sexy Zone」コールは、「早くまた出てきてほしい・アンコールが見たい」という思いだけではなく、「このコンサートを作り上げ、最後にこのイラストを置いたSexy Zoneの気持ちへこみ上げた何か」も多分に含まれていたと思う。現場の私がそうだったし、画面の前の私もそうだ。

 

色んな人が既に言っているが、『Sexy Zone』でジュニアを5人並べた彼らの想いを想像するだけで、

 

『ぎゅっと』は、聴き手の送ってきた人生を優しく肯定してくれる曲で、Sexy Zoneの聴き手への寄り添い方を象徴する曲だと思う。

だからこそ私は、アンコールでそれを歌った後に『いつまでもいつまでも』を歌ってくれたのが嬉しかった。いつも『ぎゅっと』で私たちを肯定してくれる彼らが、『いつまでもいつまでも』では彼ら自身のそれまでの人生を肯定している(ように私は感じる)。前にも何かの記事で書いたが、「自分自身を愛するように、隣人を愛しなさい」とキリストも言っている。宗教とかよく分かんないけど、この台詞言っただけでキリストはえらいと思う。

私たちを隣人として愛してくれる彼らは、きちんと自分自身を愛していてほしい。それだけは、何があろうと私は今後もずっと願い続ける。

*1:自室のPCで観る用にいつもDVDで買っているが、さすがにBDも買おうと思い直した。レーザーやモニターが映ると、画質に限界がある。

*2:次に言ったのが「こんなんディズニーシーじゃん」です。

*3:冒頭はやってみたんだけど、最後の連符の和音がどうしてもうまくできない。

*4:実際、最初聴いた時「アニメOP」「完全にボカロ」など、他のジャンルに例える声は多かったように思う

*5:らしい。ぶっちゃけ世代ではない&深夜テレビをほぼ見ないので、実物を生で見た事はないです…

*6:一緒に参戦した友人には「今の何だったの?」と聞かれた。私も聞きたかったわ。

*7:二元論は別に西洋じゃなくね?という感じもしますが、まあキリスト教的天国と地獄のイメージって事で……。

*8:翌日以降はセンステの高さがちょっと低くなって改善されたらしいが、まあ見えないは見えないでやべえ…Sexyとうとう神になった…という謎の興奮があったので良しとする。

超個人的にSexy ZoneにやってほしいPerfumeのPV(徳間時代編)

ジャニーズ事務所Perfumeをダンスレッスン必修曲にしてほしい。

 

私はPerfumeオタク(ほぼ在宅だけど)歴10年、永遠のワンルームディスコ新規です。私のアイドル観を形作ったのはPerfumeです。Perfumeには特徴的な音楽性・ダンス・キャラ立ちと、およそアイドルのエンターテインメントに必要なもの全てが詰め込まれていると信じていますし、ライブDVDを風磨くんの家に送りつけて一緒にステージ演出考察会をしたい思いでいっぱいです。

そんな私なので、当然Sexy Zone冠番組「極限合宿を監視中!!3日間で人生は変わるのか!?」にてふまけんが『ポリリズム』のダンスカバーに挑戦した時は咽び泣き、絶対に円盤を発売し冒頭のポージングまで収録してくださいと要望を送りました。ジャニーズとPerfumeの兼オタは異常に多いので、一言一句同じ要望を送ったセクラバもいらっしゃるのではないでしょうか。

振り返ってみれば、SMAPも嵐も冠番組Perfumeとダンスコラボをしています。スマスマでコラボした『SHAKE』は最高だったし、嵐の『チョコレイト・ディスコ』は活動休止前にもう一回どっかの番組でやってほしい。つまり、トップジャニーズアイドルはPerfumeとコラボしている=Perfumeとコラボする事こそトップアイドルの証=Perfumeとコラボすればトップアイドルになれるのでは……?

 

理論と前置きがだいぶ飛躍したんですけど、要はこのPVやってくれ〜〜〜〜!!!!という私の妄想をただ垂れ流しているだけの記事です。なぜPVに絞ったかというと、歌・ダンスカバーまで広げてしまうともうほぼ全曲*1語ってしまうので……ガチで……助けてくれ……

Sexy Zoneが5人である事が重要なように、Perfumeは3人である事が重要な要素です。なので原則は、曲ごとに「この3人にお願いしてえ…!」と選んでいます(どうしても選べなかった曲除く)。が、多分どの曲を誰がやっても輝くし健人くん聡くん率が異様に高いのでご了承ください。

 

発売日順でいきます。長くなるので、今回は徳間所属時代(〜2012年、アルバム『JPN』まで)だけ取り上げます。ユニバーサル移籍以降は後編で。

また後編の余談でもちょっと触れる予定ですが、めちゃめちゃ若い頃のPVはめちゃめちゃ若い頃のセクゾにやってほしい(=今じゃない)のでだいぶすっ飛ばしています。

 

・マカロニ

2008年リリースの6thシングル。いきなりダンスゼロPVで申し訳ないんだけどとにかく見て。見れば分かる。逆に8ミリカメラで東京の街をバックにメンバー撮って欲しくないオタクおる?

アイドルPVにおけるノスタルジーの種類としては、欅坂46サイレントマジョリティ*2の先駆とでも言えばいいんだろうか。日に日に変わりゆく街・東京の、その時しかない瞬間を背景に、メンバーのその時しかない若さと表情を切り取った作品だ。anan様撮影の2019年カレンダーはまさにそうだし、『イノセントデイズ』PV最後に景色のカットが連続して続くところがあるけど、あそこ好きならこのPVも多分好き。

曲調も、甘いけど切ない、胸の柔らかいところをくすぐってくる感じというか"エモい"って言葉を初めて聞いた時「やっとマカロニを表す言葉が出てきたか…」と思った。そんな感じ。スガシカオが大好きと発言し、奥田民生秦基博もカバーした、男性アーティスト支持率の高い楽曲でもある。歌詞の世界観としては『よびすて』に近いイメージ。下記のサビを歌うSexyに耐えられるかチキンレースしようぜ人類。

これくらいのかんじで  いつまでもいたいよね

どれくらいの時間を  寄り添って過ごせるの

これくらいのかんじで  たぶんちょうどいいよね

わからないことだらけ  でも安心できるの

最初からで申し訳ないんですけどこのPVはマジで選べない。全員でやってほしい。ちっちゃい熊のぬいぐるみを使ってこっちに敬礼してくれる聡くんも、落ち葉を顔に近づけてふざける勝利くんも、手持ちのカメラを片目につけてもう片目は閉じて飛んでる鳥を狙う風磨くんも、フェンスにしがみついてアンニュイに顔こっちに向けてくれるマリウスも、渋谷駅前スクランブル交差点で人混みの中じっとこちらを見つめてくる健人くんも、最後に全員で河原ではしゃいで走るところも全部見た記憶あるんですけどもうやってました?

 

・シークレットシークレット

2008年リリースの1stアルバム『GAME』収録曲。ピノのCMソングだったので、ド頭からマネキンに扮したメンバーの口にピノをゆっくり近づけるフェチ大爆発シーンがあります。天才か?天才だったわ。音楽番組収録風セットの中で無機質な表情・ダンスを見せるシーンと、ピノを持って無邪気にはしゃぐシーンが交互に流されるので、オタク交感神経とオタク副交感神経がぐちゃぐちゃになる事間違いなし。

しかもこの音楽番組風シーン、衣装がだんだん豪華になっていったり、楽屋の待遇が明らかによくなっていく。スターダムをまさに駆け上がっている最中だった当時のPerfumeを象徴的に表した名作として、今なお名高いPVだ。2番サビは過去曲(2ndシングル・コンピューターシティ)の衣装振付で踊ってるんです。天才だったわ。過去曲走馬灯PVって全オタクの夢(誇張)だと思うので10周年記念でセクゾもやろ……セクサマ衣装からいきなりドゥバィ衣装に変身して我々を混乱の渦に叩き込んでくれ……

これはめ〜〜っちゃ迷うけど勝利くん・聡くん・マリウスかな〜〜超個人的には。マネキンなので、背格好がほぼ同じ3人がいればそこだったんだけどもいないので……。風磨くんには無機質なイメージがあんまりないし、健人くんはソロ曲Missionでアンドロイドを演じてる(ケントロイド)けどあれはパワフルというか"強い"から、操り人形的な側面があるこの曲とはまた違った印象。PV後半にある、3人がそれぞれ無機質な表情からアンニュイな表情にふっと変わる箇所がめちゃくちゃ好きなので、それをやるちびーずが見れたら最高。あとピノを口元に持ってこられてる所は絶対ね。何度でも言うぞ。

 

ワンルーム・ディスコ

2009年リリースの9thシングル。私はこのPVラストのあ〜ちゃんウィンクで堕ちた、俗に言うワンディスウィンク出あ〜ちゃん寄り箱推しです。ちゃんとウィンクした直後に、心を撃ち抜かれたみたいな音(※曲の一部)が鳴るんです。ほんとです。見てくださいよ心撃ち抜かれた音がほんとにするから。

ジュニアマンションよりは若干広いワンルームを模したセットで、メンバーが不思議現象を起こしながら楽しそうに過ごすPV。曲のテーマ的に、ワンルームでの何もない一人暮らしが似合いそうランキング堂々第1位の風磨くん、ミラーボールを導入しルームをディスコ化した実績を持つ健人くん、一人暮らししたら音楽をかけて計画をねりねりしそうな勝利くんにお願いしたい。シャンプーをしながら目を閉じたままシャワー出せなさそうな聡くんとも迷うんだけど、地味にこの曲失恋を裏テーマにしている説がある*3ので、モンペ的には聡マリからは遠ざけたいところ。あとマリウスは家広そうだから普通に除外。

リンゴを隣の部屋から取り出して「ちっちゃーい!」って口パクするのも、でっかい星を取り出してすまし顔でキラキラ光に反射させるのも、最後のウィンクもぜーんぶケンティーにやってもらうからな。あとふまけんに星を奉られる勝利くんも、枕ぶち破ってテンションアゲてる風磨くんも是非見たい。途中のセット自分たちで動かすところで聡マリが出てきてお前ら〜〜!みたいになってもいいかも。止まらないな妄想が。

 

・I still love U

2009年リリース2ndアルバム『⊿』(読み:トライアングル)収録曲。顔面大フィーチャー透明感エグエグPV。透明感で向こう側が透けて見える事でおなじみ。メンバーの顔ドアップで全編ワンカットなので素材の良さ一本勝負を強いられる。完全にセクゾの土俵だ。

冒頭からメンバーの距離が近い近い。物憂げな表情のまま、曲に合わせて目線を動かし、歌い上げる映像が続く。どことなく歌謡チックなメロディアスさと、身近な恋心を歌った歌詞。それだけでもいいもん見せてもらったぜ……とサムズアップして沈んでいきたくなるが、このPVはそれだけでは終わらない。

途中(2番サビぐらい)からなんか様子がおかしくなる。急に笑い出したり、顔をしかめて苦しそうにしたり、目を見開いたり。実はこれ、フレーム外で足つぼを受けているのだ。はい山田さん早かった、そうだね足つぼと言えばセクチャンの名作「足つぼで一時間」だね。という事で、これは全員でお願いしたい。足つぼを受けながら竹取物語丸読みをしたメンバーなら、足つぼを受けながらPVも撮れるだろう。途中まで激痛に全員のたうち回っているのに、最後のサビを抜けアウトロに入るとスッ…と真顔に戻る、シュールな笑いをご提供いただきたい。誰が一番スッ……と表情戻せるか賭けよ?私聡ちゃん派〜〜風磨くんはふざけるし健人くんはそれでツボ入っちゃうし勝利くんも地味ににやけるしマリウスはギリまで耐えるけど吹き出しそう  でも聡ちゃんも最後に爆笑しちゃう  全員OUT〜〜(楽しいなこの妄想)

※曲終わったと思っても最後まで再生してください!このセクゾが見れたら(聞けたら?)そこから一年頑張れると思う

 

不自然なガール

2010年リリースの10thシングル。

Lov Manifestだ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!(紅並感)

お待たせしましたみんな大好きラブマニ感溢れるこちらの楽曲、あ〜ちゃんが「鬼キャッチー」と評した『不自然なガール』。先に言うと、やって欲しいのはもちろん健人くん・聡くん・マリウスです。

メロディも鬼キャッチーなんですけど、振付もキャッチーの鬼。どこを切り取っても絵になる。MIKIKO先生(Perfumeの振付師)はマジでヤバい。手の動きの美しさ・細やかさや、ポージングをパキッと決めるキレの良さが重要だけど、だからこそラブマニ組なんだ。フィンガータットをバチバチに完成させたラブマニ組なんだ。間奏のヴォーギング(手の振付をしながら皆で全身するところ)(語彙力の敗北)を堂々とキメるラブマニ組みんな見たくない?見たいよね〜〜分かる〜〜

PerfumeのPV中唯一、バックダンサーが参加しているPVでもある。異質さでいうとセクゾでいう君米。サビの振付で各々拘束されているようなポーズの箇所があるんだけど、バックダンサーに掴まれるように見えるカットがあってい、色〜〜〜!!!!となるから絶対やって欲しい。ラストサビはバックダンサーにぐるりと取り囲まれる中淡々と踊る様が、どこかの民族の太陽神の宗教儀式感があって神々しさすら感じる*4。ジュニアにこういう宗教感ある踊りを真顔で周りで踊ってもらって中央めちゃめちゃ高いセンステで祀られるzoneいつか見たいな。

 

ナチュラルに恋して

2010年リリースの10thシングル。上記『不自然なガール』と両A面で発売された。

若い女性御用達のファッションブランド・NATURAL BEAUTY BASICのCMソング第一弾という事で、その服を着用したメンバーが街中(っぽいセット)で踊ったり、歌詞を表現したパントマイム(?)をする。お着替えがあるのも嬉しい。セクゾもAOKIさんにお世話になってる事だし、普段服ブランドのお仕事が舞い込んで、普段着で街中(っぽいセットでも可)でバリバリ踊るPV作ってくれ〜〜!!!!

やってほしいのは風磨くん・勝利くん・マリウスかな〜何となく。こういうゆるっと楽しそうなダンス踊ってほしさで家が建つ。なんてジャンルのダンスかは分かりませんが……。とりあえず不自然なガールの健人くん・ナチュラルに恋しての風磨くん、せめてこのシンメだけでも今日は覚えて帰ってください。両A面だけど曲調も歌詞の内容もPVの雰囲気も真逆なんだこれ。でも共通するワードがどちらにも出てきて、同じ男を女2人の目線から描いている説があったりする。そういうの好きだろ。私は好き。

 

・VOICE

2010年リリースの11thシングル。

これはもうアナログ感満載の仕掛けと戯れるメンバーがむっっっっちゃカワイイ。文化祭じゃんこんなん(涙)カワイイねえ(涙)

こういうアナログな仕掛けは、PerfumeのPVの大半を手がける関和亮監督作品ではアーティスト問わず割とよく出てくる。サカナクションの『アルクアラウンド』あたりイメージして欲しい。この『VOICE』では特に、メンバーのポージングの形に開いた穴から出てくるシーンが最高。振付と見事にマッチした痛快な作品である。長回しのシーンがけっこうあるので裏で動かしているスタッフさんの苦労が偲ばれるPVでもある

これは勝利くん・聡くん・マリウスのちびーずで。もう絶対カワイイじゃん。約束されしカワイイの剣じゃん。指とことこ走らせてるのとか……ワ〜(笑)って落下してるフリする所とか……ダイヤモンド(を模したパネル)抱きしめてキャイキャイしてる所とか……ヤバい妄想で涙出てきた  つらい  ふまけんも私と一緒にPV見て授業参観気分味わお?ちゃんと穴全員くぐり抜けられたら一緒に拍手しよ?ほらミスって引っかかったからって野次飛ばさないの……(この妄想はこの後2時間続いた)

 

・ねぇ

2010年リリースの12thシングル。この曲発売直後に、Perfumeは初の東京ドームライブを行った。

これも『ナチュラルに恋して』同様、NATURAL BEAUTY BASICのCMソング。今度は冬服でメンバーが踊りまくるし、ファッション誌の撮影みたいにキメるカットが満載だ。セクゾ動くananやろうぜ。

振付が一人ひとり複雑に入り組んでおり別名:世界一オシャレなアルゴリズム体操*5と呼ばれているのはつとに有名。タイトルの「ねぇ」を繰り返す点でもけっこうインパクトのある楽曲だ。

この曲はそれぞれの服のテイストが違うほうが映えるので、あえて選ぶなら健人くん・勝利くん・聡くんあたりでお願いしたい。私服のイメージで。いや〜全員見たいけどね。スローモーションでポーズをとるカットの連続、最後は勝利くんが飾って美の暴力振るうんでしょ?知ってる。揃ってモデルウォークで後ろに向かっていくアウトロは世界一カッコいいアウトロ。健人くんのモデルウォークが火を噴くぞ。あと聡くんはネコちゃん撫でてニコニコしてる。メイキングで1000%してる。

 

・レーザービーム

2011年発売の13thシングル。PVの撮影中に東日本大震災が起こり撮影が長期中断された為、YouTubeにはショートバージョンのみがアップされ、フルサイズは同年発売の3rdアルバム『JPN』初回限定版の特典に収録された。その名残で、今もYouTubeにはショート版しかないが、フルサイズ版のみにある後半パートではある意味トンチキ展開が待っており、セクラバもニッコリ。観たい方は頑張って初回限定版を探そう。

ショートバージョンでも、スパイに扮したメンバーが妖艶に歌い踊る姿、シンプルながら的確なレーザービームのタイトル伊達じゃない演出、忍び寄る敵の影、全てが満点。

個人的に指先からレーザービーム出してほしい3人こと、健人くん・風磨くん・マリウスの高身長トリオにお願いしたい。3人ともレーザービーム出せそうじゃん。敵を倒せそうじゃん。不敵に笑ってくれそうじゃん。廊下の壁にもたれかかってくれそうじゃん。でもそんな事言い始めたらしょりそうも同じなので刑事目線の次はスパイ・怪盗目線の曲だよな普通にマジで頼むよポニキャおいたん!!!!

あとシンプルに振付が最高。レーザービーム繋がりでイチローの送球から着想を得たというMTTE(MIKIKO先生とっても天才エピソード)はさておき、盗みにきた部屋で堂々と踊る様はメチャふてぶてしいし、廊下でのソロショットはマ〜〜ジで色。セクゾも美しさで盗もうよ…色々と…もう盗んでるか〜〜色々と!!!!

 

 

という事で一旦前編はここまで、ユニバーサル移籍後(2012〜)は私が2019年8月28日発売・Sexy Zone春のアリーナコンサートツアー『PAGES』のDVDを休日に心ゆくまで堪能しきったらそのうち書きます。

 

(後編書きました)

 

*1:永遠のワンディス新規なので、コンベスに入ってないインディーズ時代のカップリング曲とかはさすがに厳しいですが、他はマジで全曲いけます。Take me Take meみたいなラブコンアダルト版椅子挑発ダンスをいつかやってほしい話とか23:30をふまけんに歌ってほしい話とかDISPLAYをバキバキにキメるちびーずの話とかしてくれる方はツイッター@mikozezone まで

*2:欅坂はちゃんとPV見た事あるのこの曲ぐらいなんですけど、再開発工事中の渋谷駅で撮るのは素直に天才だなと思った。100%失われる景色。

*3:「なんだってすくなめ  半分の生活」という歌詞から、二人暮らししていたけれど別れて新生活を始める歌では?という解釈がある。

*4:バレエの『ボレロ』みたいなこういうシチュエーション、マジで好き。

*5:世代的にもし知らない方はググってみてほしい。マジでアルゴリズム体操