三ヶ月坊主

個人的嗜好をSexyと戦わせるゆるオタク

(音楽文再録) 同世代に捧ぐ『PAGES』という選択肢 〜平均年齢22.2歳のSexy Zoneによる肯定〜

音楽文 2019年7月23日掲載

 

 生きている内に何度も実感しているのだが、時間が過ぎるのはあっという間である。きっとこれからも何度でも実感するのだろう。
 気付けば私たちは学生ではなく、就職した会社でよく分からないまま仕事をし、家に帰って最低限の家事をして夕食をとりぼんやりテレビを見て風呂に入って寝るだけの生活をしている。主語を大きくしてしまった。少なくとも私はそんな生活をしている。もっと意義ある平日を過ごしている人は多かろうが、現在、私の人生は休日にのみある。
 何度も、何度でも学生時代に戻りたくなる。恵まれた事に、私は楽しい幸福な学生生活を送ってきた。記憶の中で美化されている事ももちろんあるだろうが、今の色のない平日に比べてなんと眩しい日々だっただろう。どう頑張ったって戻れないんだから、今の生活を楽しく幸福にすればいいのだと頭では分かっているつもりだが、平日の大部分の時間を物理的に奪う勤労が私の邪魔をする。楽しく幸福な勤労ができれば解決なのだが、それができるなら最初から苦労していないとふてくされていた。

 話は変わってSexy Zoneである。ずいぶんインパクトのある名前なのと、デビューしたのがいやに早かった(調べたら当時平均年齢14.2歳だった)のが印象に残っている人は多いだろう。現在、彼らは平均年齢22.2歳である。同世代なのにもう8年も働いていて偉いな、と単純にも思う。えらく早く自分の人生を見定めたものだ、と感嘆する。同世代、というか私より年下のメンバーのほうが多いのに、こと勤労に関しては彼らは大先輩だ。弊社の8年目の社員は、もう結構重要な仕事を任されているから。
 だから、彼らが2019年3月13日に発売した6thアルバム『PAGES』に、同世代らしい迷いと、人生の先輩らしいメッセージを見つけた時、私は勝手に嬉しくなってしまった。私と同じような生活を送る人がCDを手にとるきっかけになるかもしれないので、以下にとりあえず3曲だけ感想を残しておきたい。“”内で歌詞を引用している。

 先にアルバムの概要だけ説明すると、『PAGES』は「Photo Album / Gathered Emotion / Sexy Zone」の略だという。その名の通り、フォトアルバムのように「恋」と「人生」に関する感情を切り取ったような楽曲が並んでいる印象のアルバムだ。今回は取り上げないが、「恋」の様々な場面を描いた楽曲群も魅力的だし、単純にポップスとしても良質なので、是非全編聴いてみてほしい。
 
M2『恋がはじまるよーー!!!』
 ギターとシンセのアンサンブルが印象的な、これでもかと華やかかつアップテンポな曲調。 基本的には、「恋に恋する少女のエゴイスティックを、少女目線で全力で肯定する」といった感じのハイテンション恋愛ソングに聴こえるのだが、それにしては引っかかるフレーズが散りばめられている。

 “そうよ 父母(ちちはは)には 愛情を 注がれながら ワガママ
  すぐに 一人じゃ 生きていけない--”
 “悩み多き人間て 自分のことだよ、と思える”

 ああ、同世代だなあ、と感じる瞬間だ。かなり幸せな部類の。
 この曲でハイテンションに描かれているのは、少女世代の恋への憧れだけではないように思う。親に愛され、甘やかされて育ってきた、もう一人で生きていかなくてはいけない年齢の人間をも描いているのではないだろうか。幸福感溢れる曲調も相まって、“悩み多き人間”と言われても「いや幸せそうじゃん」と説得力は皆無なのだが、Sexy Zoneはそんな甘ったれ人間の事も肯定してしまう。

 “自分100パーいいと思う ンな人メッタにいないでしょう?”
 “2番目の君に決定しますー!!! 恋がはじまるよー!!!”

 100%納得できなくていいのかよ。1番じゃなくていいのかよ。確かに会社では100%納得できる事も、1番になれる事もあまり無い。全力で現状を妥協し、“恋がはじまるよーー!!!”と全力で叫んでくれる人は現実世界にはそうそういない。Sexy Zoneによる肯定が止まらない。

 そうして辿り着いたCメロにおいて、少し落ち着いたキーから始まり徐々にクレシェンドしていくフレーズの中で、力強くこう宣言される。

 “人生はパレード 自分が主人公 いつでもスポットライト 浴びなくちゃ 意味が無い!!!”

 人生と自己の肯定をここまでシンプルに断言した歌詞に、私は初めて出会った。
 「どんな人間の人生もそれぞれに尊く、肯定されるべきものだ。だから私の人生も肯定されるべきだ」という理想は常に私の頭の中にある。だが年齢を重ねるにつれて、実際は怒られ注意され否定される事のほうが多いものだと学んできたし、まあそんなものだよな、と諦めるのが大人らしい態度だと思っていた。
 そうじゃないのだ。“人生はパレード”で、通り過ぎたらもう戻ってこない。諦めた態度は“意味がない”とまで断言された。この曲を聴いてからというもの、「私は今“スポットライトを浴び”ている、と思えているか?」と自問するようになった。別に注目を浴びなくてはいけないわけではないので、「自分を肯定する『何か』に照らされているか?」と言い換えればいいのだろうか。そのうち、この自問が人生の指針になりそうだ。

 ちなみにこの曲は、ソロでの歌唱パートがない*1。全編どの箇所も複数名で歌っており、とにかく歌にパワーが溢れているのだ。全力で何より。

 

M4『CRY』
 落ち着いたテンポとしっとりした歌い出しで「バラードか?」と思わせておいて、Bメロから感情に突き動かされるようにサビへとなだれ込む、なかなかドラマティックな楽曲である。そのBメロの出だしは、以下のようになっている。
 
 “誰か この痛みの理由(ワケ) 名前を 教えて”
 “曖昧な日々 虚ろな夢に 何か見失いそう”(1番)
 “もしも 迷路を抜け出せなくても 大丈夫”
 “ふと立ち止まり 壁を蹴破り 新しい道をつくろう”(2番)

「涙を流す側の人間」「それを見つめる側の人間」両方の視点が曲中に混在している事が分かる。同世代かつ人生の先輩であるSexy Zoneのずるいところだ。同世代として涙を流し、先輩として寄り添ってくれる。このフレーズをきっかけに、曲は加速していく。そしてサビで、涙を流す事を肯定してくるのだ。

 “泣きたいならCry Cry Cry 思いきり Cry Cry Cry 泣いていいさ”

泣いていいのかよ。今会社から帰る電車の中だぞ。上司からのパワハラと言って差し支えない配慮のない言葉と態度に耐えなくてもいいのかよ。恥ずかしながら、そう思って本当に涙腺が緩みかけた事が何度かある。
 しかし電車の中で泣くとさすがに不審者なのでぐっと我慢するのだが、そんな私の事も隙なくSexy Zoneは肯定してくるのだ。

 “優しさはいつも近くにある だけども素直になれない 僕らは Cryng in the Rain 流した 涙をそっと Wow-o-o wow-o-o 抱きしめてる”

 素直に泣けないのすらバレているし、サビの最後にはとどめに“Love yourself”と囁かれる。同世代の感情など、先輩であるSexy Zoneにはお見通しだ。自己を愛せ。徹底している。

 

M6『イノセントデイズ』
 2018年にシングルとして発表済の、ピアノとストリングを中心とした穏やかなバラードである。
 歌い出しからいきなり同世代の帰り道だ。

 “最終電車に 色褪せた景色に 溢れる何か”
 “今日もコンビニの袋ぶら下げて 見上げた月 笑ってた”

終電車までいかなくとも、残業はつらい。早く家に帰りたい。それが私たち世代の割と共通認識だ。そして早く帰れたとしても所詮平日の家での時間など限られているので、手っ取り早く摂取できる幸福としてコンビニスイーツはかなり需要が高い(少なくとも私は)。この十数秒に、同世代の帰り道の光景が凝縮されているのだ。
 そして私は残業するたびに、「学生時代に戻りたいなあ」と思った。学生時代は帰りが遅くなるのは、基本的には自分の意思によるものだった。業務の都合上しょうがなく、なんて事は、アルバイトでの数少ない例外を除いてなかった。アルバイトもいつでも辞められるもので、あくまで自分の意思で続けていた。バイト先の仲の良い友人たちと遅くまで残るのも、サークルの友人たちと活動後に遅めのラーメンを啜って帰るのも、全て楽しかった。わざわざコンビニスイーツなど買って家で食べなくても、娯楽や幸福は全て家の外で満たせた。
 今のつらさを、そうやって過去を振り返る事で紛らわしていた私は、このアルバム『PAGES』が発売されるより前、シングルでこの曲を手にとった。つまりまだこのアルバムで、Sexy Zoneに自分の存在と人生を肯定されていなかった頃だ。
 サビまで聴いた時、そうか、と思った。

 “振り返ることじゃなくて 未来を描き続ける光 イノセントデイズ”

 “イノセントデイズ”は、私にとっては友人たちと過ごしたあの学生時代だ。その過去は、振り返られる対象ではない。深夜にラーメンを啜っていたあの時間が描き出した未来が、今の私なのだ、とSexy Zoneは歌う。
 今は学生時代が愛おしいけれど、もし今の私が“未来を描き続け”たら、未来の私が振り返った時、同じように愛おしく思うのかもしれない。学生時代と同じように、今の私も尊いものなのかもしれない。そう純粋にメッセージが染み渡ってくる、素直な歌い方だった。
 その後、私のこの感想を肯定するように2番では、

 “それでいいさと 憂鬱も愛していこう 僕なりの現実(いま)を”

と続く。「現在」ではなく「現実」に「いま」とルビを振っているのが興味深かった。きっとSexy Zoneにとっては、「いま」と相対するのは「理想」なのだ。同世代の緩やかな焦燥を垣間見た気がした。
 そしてCメロでは、こう歌われる。

 “風の匂いも 瞬間(とき)の速さも やがて変わり続けてくから”
 “今を 君と 強く 手と手 繋ぐ いつまでも”

 生きているうちに何度も実感しているのだが、時間が過ぎるのはあっという間で、年々その速度は増していく。
 だから、「自己」の「今」の「人生」を肯定してくれるSexy Zoneというアイドルをこのタイミングで知って、選択肢として持っておけた事は、私の人生において間違いなく良かった。同世代の皆様、いかがでしょうか。

*1:2021年9月注、これは誤り。2番に存在する。

スタァライトのレヴュー対戦組み合わせ(テレビアニメ版)考えたら数独みたいで楽しかった

 普段はSexy Zoneの事ばかりを書いている本ブログですが、今回は舞台で活躍する事を目指す少女たちの姿を描いた、舞台・テレビアニメ・劇場版アニメと様々なメディアミックスをしている作品『少女歌劇レヴュースタァライト』の話です。

 もちろん私はSexy Zoneのオタクなので、ふまけんと真矢クロの共通項・サマパラ2017の聡マリGAMEは実質約束のレヴューなのではないか問題・帝劇のポジションゼロに剣を刺す勝利くんなど、したい話はたくさんあるのですが、それはSexy  Zoneとスタァライトの双方を知っているオタク(いてくれ)と会えた時にしっぽりやります。今回はほんとタイトル通りの内容。

 未見の方は、今ちょうどYouTubeでテレビアニメ版を無料で一気見できるのでこの機会に是非どうぞ。舞台の上で生きる推しを持つ人におすすめなのは勿論ですが、舞台上の煌めきを消費する観客の業など、観ていて色んな事を考え色んな感情になれますので……。

 公開されてもうだいぶ時間が経ち、そろそろ多くの映画館で上映終了しつつありますが、まだ観れる環境にある人は劇場版だけでも是非。1800円で行けるめっちゃ刺激的なディズニーシーです。は?嘘じゃないし。私はそう感じたし。「初見でも分かります」ってキャッチコピーになってたし。

 

※以下、テレビアニメ版のネタバレがある為、未見の方は絶対見ないでください

※劇場版のネタバレはしておりません

 

【以下本題】

 

 テレビアニメ版スタァライトでは、お休みの日を挟みつつ7日間レヴューが行われ、その成績上位者が8日目のレヴューに進出しました。本来(華恋が飛び入り参加する前)は8日目は存在しなかったのでは?レヴューは1日何公演?などの回答は、下記ブログに詳しく記載されていました。今回考える際、大変参考にさせていただきました。ありがとうございます。

 

細かい説明はここでは割愛させていただき、対戦組を考える際の前提ルールを以下のように定めます。

・レヴューは原則1日4公演開催される

・休演は原則1日1人だけ

・休演は原則1人1回まで

・1人が1日2回公演を行う事はない

・一度当たった相手とはもう対戦しない(1話で華恋が飛び入りしたレヴューはあくまで「ひかりvs純那戦」としてカウントする)

・1日目には休演制度はない(華恋飛び入り前の為)

一番最後のルールですが、引用させていただいたブログでは1日目は華恋を休演扱いとしていましたが、本記事ではそれも無いものとします。つまり、2〜7日目のどこかで華恋が休演になってもOKです。こうしないと矛盾が出ちゃったので…

 

では早速、1〜7日目のレヴューのうち、組み合わせが本編で描写されたもの&他に可能性がなくすぐに確定できるものをまとめていきます。

 

【確定済の日程】

◼️1日目

・ひかりvs純那

・真矢vs香子 ※

 休演:なし(華恋は飛び入り前)

※5日目開始前の香子回想から、香子はひかり・真矢・純那に負けている事が明らかになっている。1〜4日目のうち、真矢の対戦相手が本編描写で明らかになっていないのは1日目のみの為、真矢vs香子戦は1日目で確定。

◼️2日目

・華恋vs純那

・真矢vsクロ

・ひかりvs香子 ※

※上記香子回想より。1〜4日目のうちひかりの対戦相手が判明していないのは2日目のみの為。

◼️3日目

・華恋vs真矢

・クロvs双葉

 休演:ひかり

◼️4日目(全て確定)

・華恋vsまひる

・ひかりvsクロ

・真矢vs双葉

・香子vs純那

 休演:なな ※

※直接の描写はないが、他の対戦組み合わせが全て5話で描写されている為消去法で確定。

◼️5日目

・香子vs双葉

 休演:華恋 ※

※華恋は7日目までのうち、5日目だけ対戦相手が判明していない。本編で7日目までに戦った描写がないのは、ひかり双葉香子。ストーリー的に5日目のタイミングでひかりと対戦する事はあり得ないので除外すると双葉・香子しか残らないのだが、ご存知の通り5日目は約束のレヴューで双葉と香子が対戦中。よって華恋の対戦相手が誰もいなくなるので、5日目は華恋が休演だったと考えられる。

◼️6日目

・華恋vsクロ

・ひかりvsなな

◼️7日目(全て確定)

・華恋vsなな

・ひかりvs双葉

・クロvs香子

・純那vsまひる

 休演:真矢

 

ではここから、全日程が確定した華恋を除き、各メンバーの対戦相手を整理していく。

 

【各舞台少女の対戦相手】

◼️ひかり

1日目…純那

2日目…香子

3日目…休演

4日目…クロ

5日目…真矢/まひる

6日目…なな

7日目…双葉

 5日目のみが描写なし。消去法で真矢まひるが対戦相手となるが、ここで劇場版の描写を思い出してほしい。ネタバレになる為詳細は伏せるが、「ひかりとまひるはレヴューで共演した事がない」ととれる台詞・描写があった。その為、テレビアニメ版の時点ではまひると対戦していないはず…と捉え、ここでは5日目の対戦相手を真矢で確定とする。

 

◼️真矢

1日目…香子

2日目…クロ

3日目…華恋

4日目…双葉

5日目…ひかり

6日目…純那/まひる

7日目…休演

 5・6日目が描写なし。対戦した描写がないのはひかりなな純那まひる。うち5日目は、ひかりの項で述べた通りひかりが対戦相手。残る6日目は、ななは華恋と対戦なので、純那かまひるが対戦相手。

 

◼️クロディーヌ

1日目…純那/なな/まひる

2日目…真矢

3日目…双葉

4日目…ひかり

5日目…純那/なな/まひる

6日目…華恋

7日目…香子

 1・5日目が描写なし。対戦した描写がないのは純那ななまひる。1日目は休演制度がなく、5日目は華恋が休演なので、クロディーヌは誰かしらとは対戦しているはず。

 

◼️香子

1日目…真矢

2日目…ひかり

3日目…なな/まひる

4日目…純那

5日目…双葉

6日目…休演/まひる

7日目…クロ

 3・6日目が描写なし。対戦した描写がないのは華恋・ななまひる。うち華恋については、上記5日目の項で述べた通り対戦するタイミングがないので、最後まで対戦していないと思われる。3日目は休演はひかりで確定しているので、香子はななかまひるとは戦っているはず。

 

◼️双葉

1日目…なな/まひる

2日目…休演/なな/まひる

3日目…クロ

4日目…真矢

5日目…香子

6日目…休演/純那/まひる

7日目…ひかり

 1・2・6日目が描写なし。対戦した描写がないのは華恋・純那ななまひる。香子と同じく、華恋とは最後まで戦っていないと思われる。1・2日目は純那、6日目はななが華恋と戦っているので上記一覧からは除外している。

 

◼️純那

1日目…ひかり

2日目…華恋

3日目…(なな)

4日目…香子

5日目…クロ

6日目…休演/真矢/双葉?

7日目…まひる

 3・5・6日目が描写なし。対戦相手の描写がないのは真矢クロディーヌ双葉なな

 うち3日目がこの数独考察の最大の鬼門であり、上記引用ブログの筆者の方が考察を止めたポイントなのだが、純那の対戦相手になり得るのがななしかいないのである。真矢・クロディーヌ・双葉は3日目の対戦相手が本編で描写されているので対戦相手ではあり得ず、休演がひかりなのも確定しているので純那を休演とする事もできない。しかし、本編第9話(7日目開始前時点)でななが「ななと純那はこれまでの日程で対戦していない」と明言しているのだ。

 よって、最初に述べた前提ルールのうちどれかをねじ曲げないとこの先には進めない。「一度当たった相手とはもう対戦しない」をねじ曲げて最初から考え直すのも一つの回答なのだが、それをやっちゃうと今回の数独考察はハナから成り立たない事になってしまうので、私は「レヴューは1日4公演開催される」「休演は1日1人まで/1人1回まで」をねじ曲げる事にして、以下の回答を導き出した。

【回答】本来3日目は純那とななの対戦が組まれていたが、キリンによって直前に中止され、二人とも休演になった。

 なんで中止されたのかはもう各自で妄想を膨らませるしかないのですが、3日目であれば既にひかり参戦・華恋飛び入りの上で純那を正式に撃破と、これまでのループと違う事態になってきたのは確定しつつあるタイミングなので、キリンが何かを察知したという事でここは一つ……

 あくまでイレギュラーな休演なので、純那とななに関しては3日目以外で休演しても良いものとします(1日目で出番がなかった華恋が5日目で休演しているのと同じ考え方。実際、ななは既に4日目の休演が確定している)。

 そして3日目は本来なな戦だったと考えると、5日目の対戦相手の可能性が残るのはクロディーヌのみとなる。双葉は香子との対戦が確定しており、真矢はひかりの項で述べた通りひかりと対戦していると考えられるため。6日目はこの段階ではまだ確定せず、消去法で真矢か双葉と考えられる。

 

◼️なな

1日目…クロ

2日目…双葉

3日目…(純那)

4日目…休演

5日目…まひる

6日目…ひかり

7日目…華恋

 1・2・3・5日目が描写なし。対戦相手の描写がないのは真矢・クロディーヌ香子双葉純那まひる。このうち真矢は、彼女の日程を見てもらうと分かるが、ななと対戦できるタイミングがないので最後まで対戦していないと思われる。

 3日目は純那の項で述べた通り。5日目は、対戦相手の可能性があるのがまひるのみ。ここまでの考察で他のメンバーは対戦相手が確定しているため(クロディーヌvs純那、香子vs双葉)。

 5日目が確定した事で、芋づる式に2日目→1日目と確定していく。2日目対戦相手の可能性が残っているのは双葉のみ(クロディーヌは真矢と、香子はひかりと対戦が確定している為)。そうすると残る1日目はクロディーヌしか残らない(香子は真矢と対戦が確定している)。

 

◼️まひる

1日目…双葉

2日目…休演

3日目…香子

4日目…華恋

5日目…なな

6日目…真矢

7日目…純那

 1・2・3・5・6日目が描写なし。一番レヴュー描写が少ないキャラである。対戦相手の描写がないのはひかり・真矢クロディーヌ香子双葉なな。このうちひかりの項で述べた通り、ひかりとは対戦していないものとする。

 1日目はここまでの考察の結果、対戦相手の可能性があるのが双葉のみなので確定(真矢vs香子、クロvsななが確定している為)。

 2日目はここまでの考察の結果、対戦相手の可能性があるメンバーがいない(真矢vsクロディーヌ、ひかりvs香子、双葉vsなな)ので、休演で確定。

 3日目は対戦相手の可能性があるのが香子のみなので確定。残りのメンバーは皆3日目の対戦相手が確定している(真矢は華恋と、クロvs双葉、ななは本来純那と)。5日目はななの項で述べた通り、対戦相手はななで確定。

 6日目はここまでの考察の結果、対戦相手の可能性があるのが真矢のみなので確定(クロディーヌは華恋と対戦が確定している)。

 

ここまでで確定した組み合わせを追加して、再度対戦組み合わせをまとめてみよう。既に全て確定済の4・7日目は除外する。

 

◼️1日目(全て確定)

・ひかりvs純那

・真矢vs香子

クロvsなな

双葉vsまひる

 休演:なし(華恋は飛び入り前)

◼️2日目(全て確定)

・華恋vs純那

・真矢vsクロ

・ひかりvs香子

双葉vsなな

 休演:まひる

◼️3日目(全て確定)

・華恋vs真矢

・クロvs双葉

香子vsまひる*1

純那vsなな(中止)

 休演:ひかり

◼️5日目(全て確定)

ひかりvs真矢

クロvs純那

・香子vs双葉

ななvsまひる

 休演:華恋

◼️6日目

・華恋vsクロ

・ひかりvsなな

真矢vsまひる

 

あと確定していないのは、6日目ラスト1戦と休演者である。出てきていないのは、香子双葉純那。うち注目したいのは、香子の対戦相手である。前述の香子対戦表を再度記載する。

 

◼️香子

1日目…真矢

2日目…ひかり

3日目…なな/まひる

4日目…純那

5日目…双葉

6日目…休演/まひる

7日目…クロ

 まひるの考察の際、まひるの3日目の対戦相手は香子しかいない事が明らかになっている。一方、香子の6日目は先程の考察の結果、休演orまひるしか可能性がなかった。よって、香子の6日目は休演で確定する。

 そうすると、6日目で残るのは双葉・純那のみ。これで6日目も確定!

 

 

【最終結論】

 これが私の出した最終結論である。

 

◼️1日目

・ひかりvs純那

・真矢vs香子

・クロvsなな

・双葉vsまひる

 休演:なし(華恋は飛び入り前)

◼️2日目

・華恋vs純那

・真矢vsクロ

・ひかりvs香子

・双葉vsなな

 休演:まひる

◼️3日目

・華恋vs真矢

・クロvs双葉

・香子vsまひる

・純那vsなな(中止)

 休演:ひかり

◼️4日目

・華恋vsまひる

・ひかりvsクロ

・真矢vs双葉

・香子vs純那

 休演:なな

◼️5日目

・ひかりvs真矢

・クロvs純那

・香子vs双葉

・ななvsまひる

 休演:華恋

◼️6日目

・華恋vsクロ

・ひかりvsなな

・真矢vsまひる

・双葉vs純那

 休演:香子

◼️7日目

・華恋vsなな

・ひかりvs双葉

・クロvs香子

・純那vsまひる

 休演:真矢

 

これを見ながら、本編で描写されなかった対戦の様子を考えて楽しむのも一興ではないでしょうか。楽しかったです。

 

【おまけ:戦っていないと思われる組み合わせ】

華恋vs香子、華恋vs双葉、ひかりvsまひる、真矢vs純那、真矢vsなな、クロディーヌvsまひる、香子vsなな

*1:なお、この対戦は恐らく香子が勝ったと思われる。5日目開始前の香子回想で敗北シーンが描かれていないため。

続・このセクシー曲を吹奏楽またはオケでやったら

タイトルが前回と変わってるじゃないかって?いいんですよそんな事は。

↓前回

前回と言ってももうほぼ2年前。それから幾多のSexy Zone楽曲が世に放たれ、吹奏楽やオケ編成で是非やってほしい曲も感想メモもモリモリ降り積もる一方也。

そこで、前回(2019年8月)以降リリースの曲のうち、これは!という曲をピックアップしてひたすら列挙していきます。

 

Honey Honey

 吹奏楽でポップに仕上げるのはもちろん良いし、オーケストラ編成ででっかくやるのも楽しそう。Aメロの跳ねる音とか意外と弦のピチカートでめちゃくちゃ可愛く仕上げるのも良さそうだな〜〜。低音パートもかなり楽しい。金管パートは言わずもがな。Cメロのクラップは手があいてる人全員やろうね。大サビのソロパート掛け合いは地味に緊張しそう。

 

・DREAMLAND

 コントラバス奏者に転生したら絶対この曲やる。ただ室内楽レベルの編成だったらいいけど、フル編成だと低音足りないですよね……ファゴットとかチューバに加勢させたら出ずっぱりで舌や口が死んじゃうだろうし……悩みどころ……

 メロディーや装飾音に弦楽器が欲しいので、この曲はどっちかというと吹奏楽よりオーケストラですかね。クリスマスコンサートのアンコールとかでやりたい。演奏し終わった後、やりきった〜〜!!!良いお年を!!!みたいな笑顔満開の指揮者に立たされたい。よっしゃこれから打ち上げだ〜〜!!!ってなりたいから早くコロナを撲滅しよう。

 

・恋のモード

 ポプステは正直激戦区すぎて全曲やりたい。中でも恋のモードは弦のピチカートあり、伸びの良いメロディーあり、金管活躍パートありで最高。地味にメロディーの指回しが難しそうである。

 間奏後の音数減ったふまけんパートはクラリネットオーボエで甘々カンタービレに仕上げようね。ソロ奏者は固く心に誓ってください。

 

・禁断の果実

 どう考えてもやりたいでしょう。めちゃくちゃ上手いトランペット奏者に転生したらやりたいSexy Zone楽曲ベストテンには絶対入るこの曲。どっちかというと吹奏楽寄り?サビのピーピーピー/イェイイェイイェイの所は全員で吹こうな。この曲も低音パートがかなり美味しい気がする。最後の最後の「愛の楽園〜〜」の所なんてメロディーを吹くソロと低音パートしかいないぞ。

 

・Blessed

 イントロで丸分かりだけどこれは弦楽アンサンブルでしっとりやって欲しい。弦楽四重奏だとコントラバス入れないから、そういう形式とか枠にはとらわれないでいこうね。ピアノとか入れちゃってもいいと思うし。私も後ろであの座る箱*1叩く人とかやるし。夜の教会とかでリサイタルやってほしい。

 

・○△□

 この曲をファミリーコンサートでフルオーケストラ編成で演奏して子どもたちに聴かせ、この世界を少しでも良くしていきたい、そういう風に思っています。プログラムに歌詞印刷しとくから歌っていいよ子どもたち。これやるコンサートは小学生以下無料でいいよ子どもたち。

 シンプルにメロディーが演奏していて楽しそう。リズムは地味に難しそう。落ちサビ冒頭のティンパニロールは派手にやってほしい。

 

・Tokyo Hipster

 これでもポプステ曲めっちゃ削ったんですって。この曲は正直私の妄想レベルとかではなく、本気でフルオーケストラ編成で音楽番組で披露されるべき大名曲なのですがまだ実現されていないってガチ?東京何やってんの??

 東京ドームにオーケストラピット作ってこの曲を華々しく歌うSexy Zoneをこの目で拝むまでは死ねないのである。「流行り廃りがある事は分かっててもその先を」と歌うSexy Zoneクラシック音楽奏者が報いなくて何とするよ。全東京のオーケストラお待ちしてます。

 

・Show must go on

 キリないからソロ曲は除こう…と思ってたんですけどあっさり覆されました。勘弁して。絶対カッコいいじゃん。既に原曲の時点でところどころ挟まるブラスが最高にカッコいいんだから。ピアノが要るから金かかるけど(現実的な心配)……いっそ協奏曲スタイルにする?でも勝利くんの声のイメージはオーボエなんだよな〜〜少なくともイントロは絶対ピアノとオーボエだけで始める。

 「5 minutes…」のところで後ろに流れる音のざわめきというか慌ただしさが、本番5分前の1ベルが鳴って舞台裏に並び始める時の緊張と高揚感を思い起こさせて、とにかく好きな曲。マジでMV撮ってほしい。

 

・RUN

 野球応援をした事のない分際で大変恐縮ですが、野球応援でやりたくない?やった学校あるんだっけ。吹きっぱなしで大変かもしれないけど何とかやりとげたい。選手走らせたい。

 普通に演奏するならやっぱり弦楽器は欲しい。原曲の時点でヴァイオリンが印象的。トランペットが目立つフレーズを休みなく吹き続けるので大変頑張ってほしい。あと全体的にアーティキュレーションの感じを全員で揃えるのが難しそう。うまく切れてないとカッコ悪いし、かと言ってぶつ切りしすぎても乱暴に聴こえるし……メロディーの繋がりを感じつつ歯切れ良く……

 

・TOGHETHER

 こりゃ演奏会の最後かアンコールだな。各パートのフレーズが賑やかで楽しそう。メロディーは埋もれないように頑張ってください。いろんなパーカッション使いたいね。お客さんは手拍子をお願いします。間奏のソロが終わったら拍手をお願いします。

 

・Break Bad

 メチャウマトランペット奏者に転生したら絶対絶対やりたいSexy Zone楽曲現時点で堂々の第一位。イントロの時点で最高。イントロ最後の高音を吹き切ったら多分ガッツポーズしちゃう気がするんだけど、サビもおいしいパートだからまだ頑張ろうね。サビは正直セクシー達の声よりトランペットの音聴きすぎてそっち歌えるレベル。えっここって…トランペットが主旋律じゃ…ないんですか…!?!?

 ベースのラインや掛け合いもいいよね。ピアノもいい動きしてるよね。時折入るフルートのアルペジオ?も不穏でいいよね。でも結局1番サビ終わりのトランペットが全部持っていくんだよ。ずるいよね。大きくなったらBreak Bad1番サビ終わりのトランペットになりたいです。

 

・NOT FOUND

 SOL(セクシーオーケストララバーズ:Sexy Zoneの楽曲をオーケストラでやりたいよ〜委員会)的には真打登場感のあったシングル曲。ただ亀田誠治印のベースのカッコ良さを再現するのは大変そう……コントラバスの皆さんは頑張ってください。

 あとラップの所どうする?いっそ全無視でカデンツァ祭りにするか。ラップは無理だもの。いいよな金管は元々カッコいいパートがあって。

 

・Bad Girl

 Break Badの続編みたいな曲のイメージが勝手にあるので当然これもやりたい。こちらは全楽器まんべんなく活躍できそう。バランスが良い。普通に吹奏楽のプログラムに入ってきてそう。毎度おなじみラストサビ前のソロパート争奪戦ですが、この曲はサックス感あるな。

 

・LET'S MUSIC

 NOT FOUNDに続けてシングルでこんな金管ブイブイ活躍曲をいただいちゃっていいんですか!?の心持ちになった現時点(2021/6/26)最新シングル。弦楽器が入る余地なさそうだから吹奏楽かな。

 メロディーは同じ音の連続が多いから、退屈にならないように演奏者の力量を求められそう。音楽ジャンル連呼の箇所は暇な人全員でクラップが義務付けられてそう。サックス楽しそうでいいなお前。終わり方もいい。

 

・Money Money

 とんだ伏兵だったんですけど。難しいだろうけど絶対楽しいよこれ。口が空いてる人はみんなで\Money!/って叫ぼうね。基本的にリズムをガッチガチで固めてストイックに演奏しつつ、メロディアスなパート(Cメロとか)はがっつりねっとり歌い上げるとギャップが出て最高な予感がする。

 

一旦以上になります。

まだ試聴段階ですけども、多分だけど2021/8/4リリース予定・秦基博さん書き下ろし提供の新曲『夏のハイドレンジア』もその美しいメロディーを演奏したくなる事請け合いなんじゃないかな〜〜!!!大変楽しみです。

*1:カホンというそうです。カホン用意できなかったらごみ箱とか叩いときます。

SZ10TH感想まとめ

 とても困難な状況の中、SZ10THツアーは無事に終わった。私の中では。きっと人によって意見が分かれるだろう事なので、それについて殊更に掘り下げるつもりはない。あくまで私が見た「Sexy Zoneの10周年を記念したツアー」についてだけ、書くつもりである。基本的に曲順に、箇条書きでがしがし書いていく。

 

・OPの映像、いろんな人に「ヴェルター◯オリジナル」「『今では私がおじいさん』じゃん」などと形容されているが、映像の雰囲気やテロップの出し方など諸々クオリティが高くてホワ〜〜となりっぱなしだった。特に最後の「幕が開く」は超好き。1ページずつ物語をめくっていくような高揚感のある映像だった。幼いマリウスがマジで天使だったし、わざと冒頭の目立つ箇所で映像を使っているような気がした。幼い子供たちに語り聞かせる形をとったのも、事務所の未来を担っていく(この表現は特にふまけんがJr紹介の際によく使う印象)Jrたちへの愛情を感じられて良かった。自分たちが幼くしてデビューしたからこそ伝えられるメッセージが、この公演を通してきっとあったのだと思えた。

 

・レツミュ、いくらなんでもオープニングナンバーにふさわしすぎんか問題

DK風呂場の主題歌と聞いた時はオシャレすぎない!?と思ったものの実際にドラマを観てうわうわめっちゃハマってる〜〜!!↑↑とテンション上がっていたのだが、こうしてSZ10THのオープニングナンバーとして聴いてしまうとどう考えてもこのコンサートに照準合わせて書き下ろしたとしか思えないのである。だってLET'S MUSICだよ?世界中のフェスのオープニングナンバーこれで統一してほしい。オープニングで最新のSexy 見せがち Zoneさんとはいえ、こんなに最新が最高な事があっていいんですか?振付に合わせたレーザーの動き、衣装も最高に景気が良かった 絶対この衣装でマニマニもやってほしい…世界一高貴な成金…裾が広がっているパンツ(なんて呼ぶのか分からん)が世界一似合う…スタイル良くないと似合わないからねあれ…ただでさえ脚の長い健人くんにヒールを履かせた癖ぶつけ屋さんは誰ですか?

 

・最高衣装でセレブレ始まった時はマジで私ここで死ぬのかと思った…私が最初に観たSexy Zoneのコンサート映像はSTAGEなんですが、それのオマージュ*1というか…まだハマるかどうかふらふらしていた時期に観たSTAGEの円盤で、セレブレの多幸感にぐっと引き込まれた身としては、まさか生で観れる日が来るなんて…と感涙が止まらなかった。

 

・最高衣装でRTTやるのはさすがに"理解り"すぎ 一番間近で見れたのは風磨くんなのですが、脚長っ衣装ギンギラのキンッキンのキメッキメだしカラーグラスしてるし何?どういう事?画素数多すぎて処理落ちした ずっと我々を翻弄しながらニヤニヤしてた あと一番キツかったのがCメロラスト勝利くんの指クイにギャーーーーできなかった事です。まずここでペンラは限界を超えた旋回を見せました。

 

・バクステ正面で観た、ノッファのイントロの照明のエグさとそれに切り取られたメンバーの動きの美しさは一生忘れない…あれ観た瞬間チケ代全部の元取れた…もうここから先はボーナスステージだとすら思えた……シンプルな白いピンスポが乱射されるイメージなんですけど合ってますかね。動きの揃い具合も拍車がかかってますねあれ…センステでの風磨くんのラップは気迫が凄すぎて、キャーもないのに確かに会場全体の熱量がどんどん上がっていくのを感じた。具体的には気温が3℃上がった。五人揃っていれば本来はない動作だからか、Cメロラストのふまけん背中合わせはガッツリ抜かれはするもののそこまで強調するような照明使いではなく、ナチュラルな背中合わせを堪能できた。

 

・極東DANCE前のフロアミュージックめちゃくちゃ低音のキックあってノれるのに休憩時間にあててる人が多くてちょっと悲しかった(もちろん体力的にきつければ休むべきです!)…ペンラ振ってノってる人が全員同志に見えた。そして、実際に生で見ることは叶わなかったポプステのセットが目の前で組み上がり、念願のメンバーによる面外し。よく見えるように蛍光色のお面になってて最高だった。ポプステのセットを初めて配信で観た時のお祭り騒ぎが蘇る…

 

・アジア繋がり(?)で麒麟の子をここに持ってきたのはさすがに天才。改めて聞くと、RUN→NOT FOUNDの流れの前段には間違いなく麒麟の子がいるんだなあと思わされる。あの時期に、勝利くん主演のブラック校則という作品の主題歌として、メッセージ色を前面に打ち出した麒麟の子という作品を発表できたのは本当に幸いだったと思う。タイトル(過去の作品の中ではかなり異色だと思う)が発表された時のファンダムの盛り上がりは忘れない…なぜかみんなで買い漁ったキリンビール

 

・私が初めて参加したセクゾのコンサートはPAGESであり、あの高揚感、本が開いてきらめきがこぼれ出すあのオープニングは生涯忘れる事はないと思っている。なので、またその瞬間を見る事ができて、これまで唯一Sexy Zoneに会う事のできた機会だったPAGESの記憶が一気に噴き出して、ランドセルが落ちてきて恋はじが始まった瞬間、本当に涙がこぼれ落ちた。恋はじは私にとって本当に特別な曲で、仕事で色々あった時に私を支えてくれた曲で、それを10周年で再びSexy Zoneが拾い上げてくれた事が本当に嬉しかった。それはそれとして冒頭でお尻をもにゅもにゅすな。

 

・チクチクハートも大好き…モニターで二分割で当時のパフォーマンスと今のパフォーマンスが映るの最高すぎない?「君に反応する」でノートを自分に引き寄せた瞬間のハニカミティが大好きすぎる人類なので、ヤバすぎるサイズで上映会されてマジでチビるかと思った 普通に人権を失いかけた

 

A.I.Mariに話しかける風磨くんの声が優しすぎて胸が詰まった。そしてマリウスの声に導かれるように始まるアンリア……しょりそうはやっぱり二人で踊った時の一心同体感が良い。というかみんな歌めちゃ安定してたね!?!?音源と違ったり回ごとに違う箇所がかなりあったので多分生歌だと思うんだけど、現在進行形のレベルの向上を感じてハチャメチャに興奮した。

 

・そこからのキャラドリとか寒暖差やばすぎて記念ツアーじゃないと許されないムーブだよね最高でした というかこれでキャラドリは直近5回のツアー中3回採用されてるわけで、強すぎる……今回で初披露はさすがにハードル高かったと思うので、次回あたりでDREAMLAND期待してます。聡ちゃんの「小さな可愛い勝利」の替え歌に合わせて小さく身を縮めたりガン無視したりする勝利くんというしょりそうワールド、STAGEの踏襲で「だけど目の前のたった一人に今は無我夢中」で風磨くんを指さす健人くんにSTAGEと違いやり返す風磨くんのふまけんワールド、どちらも堪能させていただきました。

 

・カラアイはやっぱいい。実家のような安心感。早くI say!て叫びたい。客席もこのへんから踊れる人が増えてきて、特に横アリは本当に客席のペンライトが綺麗だった。ただウェルセクの振り返りであれば、イジカムを是非持ってきてほしい気持ちもあり…後から映像で見る分には、あのコンサートの白眉はハット投げも披露したイジカムだと思うので…というかイジカムめちゃくちゃ好きなので…マリウスも一番好きって言ってたじゃん確かメイキングで…そろそろどうすか…

 

・Hey you→ぶつかっちゃうよの激ヤバアゲメドレーは、たまたま参加した回がいずれも下手寄り側だったので前半で聡さんのファンサ伐採に巻き込まれて瀕死になり、ぶつかっちゃうよあたりで正気を取り戻して踊り狂っていたら終わってました。ぶつかっちゃうよの振りがうろ覚えなのでちゃんと履修したいですね。バクステ側の時のぶつかっちゃうよ冒頭は、今更ですが振付が可愛すぎて気が狂うかと思いました。

健人くんの「好きだ、バカ」が吐息まじりでやたら艶っぽかった回は本当に生きてて良かったなと思いました(作文)

 

・君と…Milky Wayは、メンステでピアノを弾く健人くん・バクステで歌い出す風磨くんという構図がファーストコンサートと同じ、という情報を見て、正直悔しくなりました。ポプステやPAGESのセットが組み上がった瞬間に感じた高揚感を、正直リペより前の曲では本当の意味では感じられていないのだろうな、と思います。もちろん映像は観ているから、映像で観たあのセットだ!という興奮はあるんですが、自分の体験に基づく記憶とは結びついていないので。私はきっとこのコンサートを、その持っているポテンシャルの100%味わうことが出来ていないし一生出来ない、と思い知らされたというか……もちろん自分に可能な範囲の中では100%楽しめたのは間違いないので、あとはもう他人というかSexy Zoneを知らずに過ごしてきた時間との戦いというか…

曲中は健人くんの圧倒的な輝き、命の煌めきに目を焼かれていたのですが、さすがに目の前にJrに変なポーズ取らせて満足げに去っていく風磨くん(とそのポーズをしばらく維持し続けるJr)がいた時はそっちに目を取られてしまいました。健人くんに集中させてくれや

そしてこの曲で最後にやっと気付いたのが、最後の「Just only you」でなにかを指さす勝利くんをモニターが抜くんですが、モニター上でその指の先にあるのは、背後に映る幼いマリウスの肖像画だった……わざわざピントが合うので、わざと映しているのは確実。

 

・ここで過去コンサート振り返りコーナーが終わり、センステのど真ん中できらめき(物理)を降ろしてくる勝利くん、そしてSlow Jamの前奏をアレンジした曲が流れ始めるんですけどそれがあまりにもオシャレだったのでマジで音源売ってほしい。SZ10THサントラ出そうよ。Aメロ最初の聡ちゃんの「一人きりの時間にもちょっとずつ慣れてきたよ」が本当に良くてあの歌声をこの世にマジでしばしとどめむ……私の入った回は向かい合ってのふまけんラップバトルはありませんでしたが、センステがぐるぐる回転するおかげでいいタイミングで二人がすれ違い大変趣深かったです。ポプステのボンチャなどと同様にステージが斜めるんですが、よく見たらふまけんが立っている方は上下の動きが大きいけど、しょりそうは軸のポイントに立ってたらしくあまり上下に動いてなくてなぜかウケてしまった。

 

・5000万人のタイムトラベル亡霊を生み出したポプステから半年強、やっと彼らが成仏する声が聞こえる……まさか振付がここまで良いとは思わなかったじゃん……ジェントルみあるエレガントな動き、舞い降りてメンバーを囲む電飾、安定した美しいファルセット……ラスサビで、ちゃんとメロディーじゃなく健人くんのフェイクに合わせて上へと昇っていく電飾がマジで最高でな……あれは確実に健人くんの歌の力を動力にして昇ってた。健人くんがマクロスないしシンフォギアに呼ばれる日も近い。

 

・俺ピ劇場版、映像にはいろいろバージョン違いあったらしいけど風磨くんの栞発言があるかないかぐらいしか違いが分からなかった…なぜなら健人くんの華麗なる浴槽沈みに毎度記憶を真っ白にされていたので…

私が参戦した回のうち、なんと3回健人くんプレイヤーで残り1回は健人くんがキャラクターでした。健人担として引きがさすがに強すぎる。まあそもそもの登場回数の違いからくる分母の違いはありますが。しかも健人くんプレイヤー回はキャラクター全部バラバラで全パターンコンプリートできたのが奇跡。正直確率的に連チャンけんしょり全然あり得るなと思っていました(そしてそうなったら健人くんの最高潮のハジケリストぶりを見れるのでそれはそれでありだなとも…)横アリでしょりそうを引いた時はオタクキャラを模索していた感がありましたが、新潟で風磨くんキャラクター回は圧倒的…ッ‼️botになっていて面白かった。圧倒的なんなんだよ。圧倒的彼氏か?

健人くんキャラクター回は本当に待機画面(のシーン)が凄すぎた…毎秒どのfpsも美しかった…台詞でドラマ番宣を挟み込んだ瞬間、まだ終わりじゃなかったのに会場中の拍手が巻き起こっちゃった時のはにかみ笑顔よ……

そして始まるPEACH!はさすがに多幸感巻き起こし力がエグすぎ。多幸感フェスティバル、花道は多幸感ストリートである。かのキレ主題歌も一人称女子視点にならんかな〜〜!!!!!(大の字)

 

・ここからソロ曲を全員で披露する流れになるんだけども、いきなりWhy?が良すぎて大パニックになった。まず振付が良すぎる。元々そんなにダンス曲のイメージではなかったけど、シンプルにセンステで踊るだけで元の曲の良さを引き出しまくり。口座なら破産してた。そして歌割も良すぎる…風磨くんのRude boy力は53万です。健人くんの「どうせすぐ戻ってくるんだろう」はさすがに説得力がありすぎ。元祖ミスジェラの貫禄が漂いすぎ。直前まで聡ちゃんに奪われていた視線を自分に戻しすぎ。タイトルのWhy?連呼パートも、元々の勝利くんの歌い方は掠れた切実な声でいくのが味だったけど、風磨くんのパワフルWhy?もこれはこれであまりにも切実。浮気現場を生で目撃でもしたんか?間奏の台詞割り振りも完璧でしたね。国に目をつけられて聡ちゃんのmaybe?怪しすぎ規制法が国会成立する前にやり逃げといた方が良いですよ。

 

・風 is I ?で初披露され、SixTonesの面々と楽しそうに踊っていた印象が強いMy Lifeを、今は風磨くんがSexy Zoneの中でメンバーと楽しそうに踊ってるよお゛お゛と嗚咽が漏れそうになること請け合い。バックの映像もちゃんと風isIの時と同じだし……他メンバーの声にガッツリエフェクトがかかるのも地味にレアで楽しかった。勝利くんのショットオブテキーラの誘いHにRhythm刻み事件に全臣民が椅子蹴飛ばして立ち上がったのももはやいい思い出だよね。勝利くんの「偶然じゃない」はガチで偶然じゃなくて運命でもなくて""宿命""だし多分この夏でどっちか、下手したらどっちも死ぬんだと思う。聡ちゃんはWhy?とこの曲はとにかく怪しい色気押しで来ててペンラぶん回し(近隣に配慮しつつ)が止まりませんでした。健人くんのMy Lifeはなんというか、全編こまっしゃくれコケティッシュにも程がありませんでしたか?感じ方は人それぞれなので石を投げるのはやめてください。

 

・新規オタクはPAGESで束の間のCANDYに狂喜したかと思いきやあのかわいい白健人くんは闇に飲み込まれ(原文ママ)、やっとコンサートでCANDYに出会えたと思いきや声を出してラブケンティーしてはいけないという制約つき、ともうドラマ化決定できるくらいすれ違いを続けている。こうなったら50周年で全員還暦突入記念CANDYが披露されるまで追いかけ続けるからな…にしても全員本当に可愛かった。キャンディを受け渡す様はまるでサンリオ、バクステはあの瞬間だけ東京都多摩市*2に転移しピューロランドと化していた。最後はやっぱり健人くんの最終兵器笑顔にぶっ飛ばされて終わる。やっぱりLOVE KENTY!

 

・新潟でコシヒカリを描こうとしていた聡ちゃんにさすがに無謀では?一粒ずつ描くんか?とハラハラしたり、「久しぶりちょっと照れるね」は聡ちゃんに歌ってほしい気持ちもありつつ風磨くんがあまりにも翔平でぐぬぬ…となりつつ、サビ最初の「会いたかったよずっとMermaid」で本当に涙がターっと流れました。会いたかったよ、本当だよ……M字をピースで作る振付を全員でやることのなんたる可愛さよ。

そしてその感傷を完膚なきまでに叩きのめしてきた水鉄砲事変本当になんなんですか。ふまけんが股間を集中狙いしたり、健人くんが風磨くんを庇ってエクスタシー感じてたり、風磨くんが自分のYKKを開けてぬいぐるみを覗かせたり、聡ちゃんがでっけぇ喘ぎ声で待ってたり(あなたの曲でしょ!)、最終的には健人くんが爆乳お姉さんになってランウェイでフィニッシュだよ。いったいどうなってるんだよ。あなたたちMermaidをもっと大事にしなさーーーい!!!!!と風紀委員マリウスにしまっちゃうよされてください。小脇に抱えられろ。

 

・機材席に近いと、ライネク前のハイパーレーザータイムの時に「よし」「どうぞー」「いいぞー」などの声が少しだけ聞こえるんだけど、こういうスタッフさん達の技術の上にコンサートが成り立つんだなあ…と改めて感じた。メンバーが着替えたり移動したり息を整えたりする時間を作るため、あの瞬間はスタッフさんの技術が舞台の主役になる。バレエでいうと大勢のダンサーが群舞している場面のような、「話の本筋じゃないけどそれそのものが美しい」みたいな画で、気合と愛情を勝手に感じていた。

 

・中学生の頃、シューベルトそっくりな顔をしたオーケストラ部のおじさん*3コーチに練習中「君たちは、音の重なりが美しかった、というだけで泣いた事がありますか。ないでしょう」と言われた事がある。クラシック音楽のアンサンブルの美しさを説きたかったんだと思うが、私はBEAT CRUSADERS(その頃好きだった)のGhostを思い浮かべつつハ?あるし、と反発して終わった。今「先生は、たった一つの音の刻みが美しかった、というだけで泣いた事がありますか。ないでしょう」とあのコーチに言ってみたい。ハ?あるし、と反発してくれるだろうか。

 前置きが無駄に長くなったが、ライネクで全ての音が消え去り、脈打つようなあのリズムだけになる瞬間は鳥肌が立つ。周り全てが暗くなって、照明を受けてきらきらと光り輝くジャケットを身に纏ったSexy Zoneは、光そのものに見えた。光が踊っているように見えた。「歌は鼓動」*4という言葉が脳裏をよぎる。曲中、特にセンターが交代するタイミングでは、誰に代わる時も並々ならぬ気迫が客席までビンッと伝わってきた。センターに文字通り踊り出てきた聡ちゃんの軽やかさ、指先まで全身を気迫に満たした健人くんの動き…

 そして曲が終わり、拍手が湧き上がるタイミングでまた曲が始まる、ピンスポが差す…?と思いきや消える、というあの演出。アルクアラウンドのMVばりに最初と最後を繋げてループさせかけたり、その場にはいないマリウスの存在を一瞬で感じさせたり、次の曲のギター準備をしたり…と色々な意味を持つ演出で、まさしく匠の技だと思った。

 

・いろんなレーザービーム見てきたけど、さすがにギターからビーム出るのは初めて見たよ。どういう事だってばよ。でもSo Sickって確かにギターの音色が印象的なイントロしてるのに、勝利くんがギターだと予想できてなかったのでなんか菊池に負けた気分になった。拾い上げ方がうまいんだよなあ〜!!

 勝利くんの動きがギターで封じられてしまっている+歌っている人の動きが減るので、必然的に踊っているのが二人になり、ペアダンス感が増していてそれはそれでいとをかしであった。

 

・もちろん好きだし名曲だと思っているけど、もともと名脇役はそこまで私の好き好きランキング上位の曲ではなかった。でもSZ10THを経た私はもうそんな事言ってらんない。白い光に包まれてリフターで昇っていく健人くんは、本当に世界一綺麗だった。あんなに一心に誰か一人の事を見つめた時間は、これまでもきっとこれからも私の人生に存在しないだろう。

 

・まばゆい光が暮れて、オレンジの光に照らされたゆっくりと降りてきた四人が歌うall this timeは、とても誠実なアンサーだったと思う。四人のソロ曲群とは離した位置に置かれた、マリウスが成人を迎えるにあたって初めて作詞したこの曲で、ポプステの演出を初めて見たあの日も、今回のSZ10THでそれに応えた演出を見せてくれた時も、同じように涙を流せた事が幸せだなと思った。たとえ誰も何も語らなかったとしても、この一曲とあの演出で愛って伝わるんだろうなと思わせるパワーがあった。

 

・シングルメドレー前にステージにずらりと並べられた過去衣装マネキン、個人的には横アリで実際のJrが舞台上にいっぱいいたバージョンよりも、新潟(地方会場)で本当にマネキンばかりが舞台上を占めてたバージョンの方が紛れなくて好き。過去の彼らが今の彼らのバックについてるみたいでさあ……。

 チャチャチャ→男の流れぬるっと繋がりすぎててウケてしまったり、それまでハチャメチャに揃っていたペンラの動きがDuバィに突入した瞬間「あわわ…私たちはどうすれば…」となっててウケてしまったりした。Duバィは手振りよりステップ重視だもんねしょうがないね、我々はDuバィの前では無力……。ふまけんがレディダイの衣装を慈しむパート(ありましたよね?)はぐっときてしまった。ピンク衣装でヤンキー座りしていた風磨くん…

 

これは間違いなく建国すると全世界に確信を持たせてくれる、ディズニー映画より壮大なメロディーのあと始まる(曲)。ジャニーさん見てるか(涙)。建国したよ(涙)。もちろんどのグループのデビュー曲もすごい好きなんだけど、こと建国度・革命の歌度・創世記度だけで言ったらSexy Zone(曲)はぶっちぎりではなかろうか。

 直前のメドレーでオタクに散々ペンラで踊らせといて自分たちもペンラみたいな光持って一緒に踊ってくれるのはそりゃずるいよ〜。本当に客席が綺麗だった。何か少しでも感じてもらえるものがあればいいな。

 

*1:5周年記念コンサートであるSTAGEも、確か2曲目がセレブレでしたね

*2:住んでいた友達が昔よく「埼玉県と間違えられる」と愚痴っていた。なにも合ってない。

*3:今思えば、もしかしたらおじさんという年齢じゃなかったかもしれず今の私とそんなに変わらないかもしれない…シューベルト若くして死んでるし…

*4:アニメ『少女歌劇レヴュースタァライト』の台詞より抜粋。正しくは「舞台は私たちの心臓、歌は鼓動、情熱は血。」

ジャニオタ(?)、トグルホテル水道橋に泊まってきた

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 水道橋、という地名を聞くとだいたいの人が思い浮かべるのは多分東京ドーム。Sexy Zoneのオタクたる私もそう。場外馬券売り場やバッセンがあるなとか、やたら事故が起きる遊園地があるなとか、駅小汚っとか、やたら散らばる日大とか、東洋高校いつも何かの大会に進出してんなとか、免許取得初日の友人に乗せられてトラックに轢き殺されかけたなとか、いろいろ他にも思い浮かぶ事はあるが、やはり東京ドーム抜きにしては語れない、東京ドームと深く結びついた街だろう。先に挙げたのもほとんどは東京ドームのすぐそばだしね。

 当然、東京ドーム公演が昨年2月25日のPerfumeを最後にフルキャパシティ有観客での開催が途絶えたこの一年間*1、大きな打撃を受けた地域であろう事は想像に難くない。まあ野球の試合とかは結構早い段階から(キャパを減らしたとはいえ)復活してるので、かなりマシな方なのかもしれないが。早くコロナが滅されてSexy Zoneの初東京ドーム公演が決定し爆涙する世界にたどり着きたいよ。

 そんな場所にこのタイミングで新規に、めちゃくちゃカラフルなオモロホテルが、しかも首都高・総武線各停/中央線線路・ドブ川神田川に囲まれた三重苦の三角地に開業すると聞いて(正確には深夜一人家で飲んでる時にツイッターで見て気になってGoogle mapで確認して)、酔った勢いで予約し泊まってきました。その名もトグルホテル水道橋。

 

1.チェックイン

 仕事終わりで直行したので、チェックイン時間の15時は当然過ぎましたがチェックインはできました。何時までチェックイン可能かはHPにも記載がなかったので、予約のときとかに確認した方が良いかもしれない。

 水道橋駅から歩いてすぐ(徒歩3分ぐらい?)で着く。早速ド…神田川の上にかかる首都高の景色が見えて、東京じゃ〜んという気分になる。やがてやたら先端が尖った建物が見えてくるが、それが目的地のトグルホテル水道橋だ。めちゃくちゃ分かりやすかった。

 1階の自動アルコール噴霧器みたいなので手をシュッとやった後、エレベーターで9階フロントまで上がる。フォントが既にかわいい。どうやら該当フロアのカードキーがないと階のボタンを押せないようで、セキュリティ的には結構安心。

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 キャッシュレスオンリーのチェックイン手続きはサクッと終わり(現金は全館一切使えないので注意!)、オープン記念先着300名様限定だというマイボトルをもらった。マイボトルを持っていれば、9階のカフェバーに置いてあるウォーターサーバーから水くみ放題だという。このホテルはサスティナブルな取り組みとして過剰なアメニティをできるだけ削減しており、部屋の冷蔵庫にペットボトルなどは置いてないのだ。当方SDGsをマリウスから教わっているのでそのあたりはもうバッチリよ。わかるSDGsだよな。大丈夫大丈夫こちとらマリウスからマイストロー授かってっから。今日は持ってきてないけど*2

 

2.部屋

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 廊下からはちゃめちゃテンションが上がってしまった。これはもう部屋ガチャ紫確定じゃん。

 このホテルの最も重要な特色として、内装のカラフルさが挙げられる。詳しくは公式HPを見てもらうとして、赤・青・紫・緑…などいろいろな色の部屋がある。東京ドームのお膝元、メンカラルーム…とくればこれはもうオタクが放っておかない事間違いなしなのだが、残念ながら(少なくとも現時点では)部屋の色を指定して予約する事はできない。今後予約する方も、これはしっかり押さえておいていただきたい。だから先ほど「部屋ガチャ」という表現をしたのだ。一応、公式HPのQ&Aには「部屋色の希望がある場合にはチェックイン時にスタッフへお問い合わせを」といった記載があるので、もしかしたら空いてる場合は選べることもあるのかもしれないが、確実ではないというのは頭に入れておきたい。

 ただ、ある程度希望色に当たる確率を予約の段階で上げる事はできる。部屋色ピックアップガチャ。部屋タイプによって、色は1〜3色のバリエーションがあるので、希望の色がどの部屋タイプならあるのかをしっかり確認してから予約するのがおすすめ。例えば、私は今回青(中島健人さん)第一希望で紫(菊池風磨さん)第二希望だったのだが、Standard RoomBを選べば水色・青・紫の部屋しかないので、希望が通らない事がまずない。同じ価格でもこれでStandard RoomAを選んでしまうと、ピンク・緑の可能性も出てきてしまうので相対的に確率が下がってしまう。まあ緑なら松島聡さんだし、ピンクならマリウス葉さんの旧メンカラだから、どう転んでも私は最高なんだけども。箱推しってこういう時お得。

 紫・緑に関しては、その1色しかない部屋タイプが存在するので100%引き当てる事が出来そうである。逆に黄色・オレンジがメインカラーの部屋はなさそう……なのだが、どうもこのトグルホテル水道橋全体のメインカラーは黄色なようで、カードキーからエレベーターからありとあらゆるアメニティから全てが黄色とグレーで構成されていた。どの部屋に泊まっても黄色を感じる事はできるので、こちらもある意味100%引き当てられると言ったらそうかも。

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飲みかけですみません

 前置きが大変長くなったが、今回私が泊まったのは定員2名のStandard Room B。紫のお部屋でした。

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紫。めっちゃ紫。第一声「エロッ」だったのもむべなるかな。ローベッドのところが小上がりになっていて、ゴロゴロしながらテレビ(多分41〜43インチぐらい)を観られるようになっている。前述の通りアメニティは少なめで、メイク落としや化粧水や乳液はないので気をつけよう。タオルは人数分ある。シャンプー・コンディショナー・ドライヤーもある。ヘアアイロンも貸し出しはあるらしいが今回は使わなかった。ルームウェアも貸し出しで、こちらは有料なので注意。

 紫一色なのかというと、実は違う。どの部屋もメインカラー×サブカラーの2色構成らしく、私が泊まった部屋はこんな感じだった。

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多分ベージュ?なのだろうが、紫との補色効果かかなりオレンジに見える。あったぞ!オレンジ!

 

3.カフェバー

 思わぬ風マリにほくほくしながら、夕食をとりに先ほどの9階へ。しかしご飯系メニューはサンドウィッチしかなかった。本当にカフェ・バーとしての営業で、夕食利用はおそらく想定されていないのだ。これは完全にリサーチ不足。でもめっちゃ美味しかったです。クラフトビールはCOEDOのちょうどいいサイズの瓶から3種ほど選べた。

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見てお分かりかと思いますが、このカフェバーは緑がメインカラーでした。店内の内装はうまい事写真撮れなかったので公式HP見てください。食後、マイボトルに水を詰めて部屋へ退散。

 

4.シャワー・テレビ

 バスタブはないのでさっくりとシャワーを浴びた。シャワーヘッドでかくて楽しい。水圧強めが好きな人は若干物足りないかもしれないが、マリウスの教えを思い出して水の無駄遣いは我慢してほしい。私は全然大丈夫でした。

 備え付けのシャンプーはラベンダーっぽい香りがした。多分ラベンダー。でもここ最近ホットアイマスク以外でラベンダーの香りを嗅いでいないからイマイチ自信が持てないので「っぽい」と予防線を張らせていただきます。よく眠れそうな香りなのは確か。

 ルームウェアが有料という事で下着でウロウロしていたのですが(こんな大人になるな)、掃除してください札がマグネットだったおかげで覗き穴も↓こんな感じで隠せたので安心してウロウロできた。本来の用途と違うのは気にしない。全然関係ないけど一人暮らしの人は覗き穴はカバーつけといた方がいいよ。そこから室内覗こうと思えば覗けるから。

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 今回はソロ泊まりだったけど、脱衣所ないから他の人がいたら全裸で部屋に登場しなくちゃいけないのかな?と思いましたがさすがにそこはしっかりしていた。カーテンで仕切れます。

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 シャワーを浴び、まだ眠る気はさらさらないのでいざ部屋のテレビへ。いろいろと格闘した結果、以下の事が分かりました。

NetflixAmazon Prime Video、Hulu、U-NEXTは自分のアカウントを持っていればログインして観られる。

YouTube、abemaTVも観られる。YouTubeの方しか観ていないが、ログインは不可だった。

スマホミラーリングが可能。

HDMI端子があったが、画面切替はおそらくできない…?私はAmazon TV Stickを念のため持参したもののテレビ周りにコンセント口がなく接続を断念したので確定ではないが、リモコンの「画面切替」ボタンを押してもHDMI接続の欄が表示されなかった(「テレビ」のみ表示された状態)ので、延長コードなどで電源を確保してもおそらく不可能。PCのケーブル接続(およびDVD/BD視聴)などもおそらくできないのではないだろうか。観賞会をしたいのであれば、上記サービスおよびミラーリングで観られるものに絞っておいた方が良いかも。

 

 幸い、紫すなわち菊池風磨くんに関しては現在Huluにて出演作がいろいろ配信されており、私も時をかける少女を満喫させていただきました。電気を落としすぎると部屋の色が分からずこの部屋で観る意義があんまりなくなってしまうので注意。(アホ?)

 本当にたまたま、オズワルドの単独ライブの配信があることを当日に知ってしまい、アーカイブが48時間しか観れないという事で慌てて観たりもした。最後のユニットコントで伊藤沙莉ちゃん(オズワルド伊藤さんと実の兄妹)が出てきてそんなのアリかよ!と思ったりした。漫才は話の回りくどさに拍車がかかっていて、そこが良いネタとそこが微妙なネタがあった。迷子のネタが一番良かったけど畠中さんがめっちゃくちゃ台詞を間違え、こちらはうっかり満開の笑顔になってしまった。漫才しか見たことなかったけど葬式のコントも良かったね。演劇っぽいコントが合いそう。激キモ評論家気取り失礼しました。

 ちなみに冒頭でこのホテルが三重苦の三角地に建っている話をしたが、私が泊まった部屋はまさに線路沿いドンピシャのため↓、終電まではなかなか電車の音がした。他の騒音は特にしなかったが、電車の音が苦手な人やそもそも騒音がダメな人には全くオススメしない。

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テレビの音量を上げなければネタ中の声が聞こえない瞬間があったのは電車のせいか、オズワルドの芸風のせいかは定かではない。多分8:2。竹内涼真の「俺も未羽が大好きだったんだぞ!!!!!」はちゃんと鼓膜破れそうになったから。涙腺も死んだけど。

 

5.朝食・チェックアウト

 朝起きると、昨夜は分からなかった景色が観れたり、おいしいお茶を飲めたり、レースカーテンが緑がかっている事に気付いてニチャついたりできた。

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 ケチって朝食付きプランにしていなかったのだが、どうせ食べたくなるので最初から付けておく事をオススメする。フロントに声をかけたら食べられましたが。

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 完全にこちらのリサーチ不足により二食連続サンドウィッチ祭りとなりましたが、違う種類を食べれたしスープや飲み物も選べたので大満足です。見てお分かりかと思いますがカフェバーは緑以外にグレーも取り入れています。棚には観葉植物や本が飾ってあって、朝食食べてる間中ずっと隈研吾の作品集と目が合ってた。カフェバーはあまり店内広くはないのですが朝食の遅い時間帯はわりと人が来るので、早めに行ったほうが良いかもしれない。寒かったので出ませんでしたが、外のデッキでも食べれる。

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 食べ終わってネトフリでPerfumeの完全着席公演・Reframeの映像を観ながらダラダラし、時間が来たのでチェックアウト。追加精算は基本的に発生しない仕組み(有料の室内ミニバーなどがない、カフェバーの利用は都度精算で部屋付け不可)なので、カードキーを返したら終了。

 

6.総括

 全体的に部屋キャパの割にフロント・ロビー・カフェバーなど共用部が狭めなので、今後宿泊者が増えたらちょっときついかもしれないな、というのが泊まってみての感想。ただ駅周辺には飲食店は大量にあるので食事には困らないし、チェックインやチェックアウトは時間をずらせばいい。

 部屋の内装は大変綺麗だしデザインも洗練されていて、値段のコスパは多分かなり良い。アメニティの少なさは近隣のコンビニでカバー可能。東京ドームやドームシティ、ぎりぎり徒歩圏内の武道館などで開催されるライブ・コンサート帰りに友達と安めにオシャレな部屋に泊まれていろいろ映像も観れ、隣部屋の音は電車の音と比べたら全然気にならず、水道橋駅以外にも東京都内でも屈指のアクセスの良さを誇る飯田橋駅*3も利用可能で都内観光もばっちり。これからのオタクのニュースタンダードになりそうな予感バチバチである。当然オタク以外にもめちゃくちゃオススメですけども。

*1:その後、現在(2021年4月10日)に至るまで、東京ドームではイエモンEXILEぐらいしか有観客公演が開催されていない。その2公演も、座席数は当然減っている。

*2:最近そもそも外のカフェに行かないので、マイストローはもっぱら家でザバスミルクを飲む時専用機と化している。

*3:冒頭、日大の事を書く暇があったらこちらを書けばよかった。飯田橋駅までも徒歩で10分せず着ける。ここを使えばいろんな駅に一本で行けるようになるが、駅構内が意外と広くて迷子になりやすいので注意。

このアルバムこの繋ぎが、好きだよ〜〜選手権 POP×STEP!?編

 アルバムってやっぱり"通して聴く"事を前提として作られてるパッケージじゃないですか。

 と始まると、「シャッフル再生じゃ得られない通して聴く事の良さが云々〜最近のサブスクは云々〜」ってシャッフル再生を下げる論調になりがちだが、それもうサブスクとかの最近の話じゃなくてシャッフル再生が実装されたipodウォークマンが主流になった頃から使い古されてて何を今更感すごいし、多分レコードからCDになって曲単位で再生できるようになった頃から「最近の若いもんは曲を飛ばしよる」的に言われ始めてるだろうし、そのレコードが出来た時も「生演奏こそ音楽、瞬間を切り取って保存しようなんて芸術が廃る」的な事を言われただろうし、西洋音楽に限ってしまえばオーケストラの生演奏が我々のような一般市民にも公開されるようになった頃それまで生演奏を独占していたお貴族様たちは多分ブチ切れしていたであろうから、私は極力シャッフル再生を極度に下げるなどの現状否定的な言説は無視する事にしている。時代は回るし、流れというものはあるし、CCCDは全く定着しなかった。どういう形態をとろうが音楽というものがこの世からなくなる事はないよね。多分。

 そういった思想から来る、シャッフル再生いいよね今の時代の聴き方だよね、という私の態度と、「アルバムという形態はそもそもは通して聴く事を前提に作られている」という話は別に矛盾しない。アルバムをシャッフルで聴いたっていい。今時作り手だってシャッフルでも聴かれるだろうと想像しながら各曲を作っているだろう。私だってSexy Zoneの現時点で最新アルバム『POP×STEP!?』をシャッフルで聴く。めちゃくちゃ聴く。だから、以下で語るのは、あくまでこのアルバムを作った人たち(=Sexy Zone)のおすすめ順に従って聴いてみたらどうなるのか、を頑張って言語化したものである。

 

1.(無音)〜極東DANCE

 無音とかそもそも曲じゃないやんけ、と言うことなかれ。無音も音楽だから。休符は『"音がない"という音』なのだ(訳:なので休符だからって思いっきりサボるなバカモン)…って昔指揮者の先生が言ってた気がする。なにもない状態からアルバムの世界を創り出すには相当なパワーが必要で、パワーがあればあるほど聴き手はこのアルバム『POP×STEP!?』の世界に強く突き落とされる。アルバムの評価は最初の数曲でだいぶ左右されるだろうなあ、と私は思っている。

 だからこの『極東DANCE』の、めちゃめちゃパワフルなギターから始まるイントロのパワーが本当にパワーが強くて最高なわけ。何回パワー言うんだ。リード曲から始まるアルバムは名作の法則。

 

2.極東DANCE〜恋のモード

 全っ然、全っ然違う方向性なのにポップの威力が同じ〜〜!!!黒!赤!ネオン!からのピンク!甘!kawaii!のハッとするような転換が最高。こんなんゴスロリからのクラロリじゃん。(?)

 とにかく聴き手はここで「あっ、このアルバムすっげ〜ポップなやつだ」という小学生みたいな感想とともにアルバムのコンセプトを理解する事になるのだ。

 

3.恋のモード〜禁断の果実

 パフェでお腹いっぱいの人間にニンニクマシマシペペロンチーノを食わすな

 美味しいと美味しいで更に美味しいからもうムチャクチャ。普通こんなに立て続けにポップを食ったら死ぬ。でも前述の通り、既に聴き手は「あっ、このアルバムマジで超すっげ〜ポップなやつだ」となっているので何とか耐えられるってワケ。前振りって大事だね。

 

4.禁断の果実〜Honey Honey〜タイムトラベル

 イタリアン繋ぎ(イタリアン繋ぎ?)でもう聴き手はだいぶ酔っ払ってるんですが、酔いを利用してワンチャンを狙いにいくな。ジゴロ→伊達男→同窓会再開浮気男の必殺コンボ三連が見事キマりました。

 まず禁断の果実の次がハニハニって、もう字面からして甘すぎるだろう。糖尿病まっしぐらか。ハニハニで一通り糖分を摂取した後にちょっとスパイシーなシティポップのイントロが聴こえてきちゃうから無限に食えてしまう。ここの畳み掛けがアルバム前半のハイライトの一つじゃないかな。多分。

 

5.タイムトラベル〜Blessed

 夜が更けてからのBlessedはずるいて〜〜

 直前まで散々華やかな曲で盛り上がり、い、いくら無限だからと言ってこれ以上ポップを食ったらマジで死ぬ…私いったいどうなっちゃうの〜!?と最高潮に盛り上がるタイムトラベルのアウトロから、一気に、本当に一気に音数が減るBlessedのイントロ。トランペット「ブルァ〜〜」→ヴァイオリン(?)*1のフレーズ。空虚さが身につまされるし、だからこそBlessedの"救い"が身に染みる…

 

6.Blessed〜BLUE MOMENT

  Blessedで越した夜が明けるようなイントロの音ですよ。少しの切なさは残しながら、明るい雰囲気になる中盤からの流れ(ダヴィンチはやや例外として)への上手い橋渡しになっていて、今更だけど曲順が上手すぎる。

 

7.ダヴィンチ〜まっすぐのススメ!

 ここは、曲のテーマ性とかは置いといて、なんかやたら繋ぎがしっくりくるな〜と思ってたけど、最後と最初のコードがもしかして一緒?一緒じゃなかったらごめん。コードトラッカー*2に文句言ってください。

↓こうなってました。1枚目ダヴィンチのラスト、2枚目まっすぐのススメ!の冒頭 どちらも(ドラムのみでNo Chordの箇所除き)Gで終わりGで始まる

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 疾走感あるダヴィンチがベースとギターでジャーン…と余韻を残して終わったかと思いきや、少しゆっくりになったドラムの刻み(?)が始まり、同じコードのギターのリフが始まる…という、すごい綺麗な形になっていると思う。同じギターメインのバンドサウンドでも、全然テンポ・メロディー・歌詞の方向性が違う二曲だけど、ここを並べるのはシンプルにセンスが良い……

 

8.Tokyo Hipster〜MELODY

 サウンド的にも歌詞的にも、壮大なスケールで東京を俯瞰(途中汗にクローズアップするけど)して、あたかも東京の上空を空中散歩したかのような浮遊感を感じさせるTokyo Hipster(個人の感想です)。そこから渋谷をはじめとする実際の東京の街で過ごすメンバー達の姿が印象的なMVのMELODYに繋げるのはずるすぎる。最初にこの並びを聴いた時の、東京の空から渋谷に着地したような感覚が今でも忘れられない。

 もちろんこの感想はMVありきなので、もう正規の手段でMELODYのMVが手に入らない現状(2021年1月現在)、これから新たにポプステを聴く人とは完璧に共有するのが難しいかもしれない。でもサウンド的にも、ハープまでふんだんに使って全楽器で同じ音(多分)を鳴らす壮大なラスト→電子音がかったピアノ一台の和音、っていうコントラストがそれを表現してる気がして…好き…

 極東DANCEとここの繋ぎが、ポプステの「様々なポップソングを『Sexy Zone』というフィルターを通して東京から発信する!」というコンセプトのうちの"東京"要素を全身に担ってるのだと思う。この繋ぎがあるから、この『POP×STEP!?』というアルバムは実在する都市・東京のポップチャートとして成立している…

 

9.One Ability〜それでいいよ〜麒麟の子〜HIKARI〜(無音)

 冒頭でも書いたがアルバムってものは序盤数曲が一番大事、そこで世界観や魅力を余すことなく見せつけてガッと聴き手をアルバムに引き込んでしまえば、あとは「こんな事もできますよ」と違う面を見せて飽きさせないようにさえすれば聴き手はだいたい満足するんだよ(個人の感想です) !ここまで感情の流れをコントロールしなくていいんだよ!本気か!

 ワンアビで一回曇らせて泣かせてくぐもった音のアウトロで終わらせておいて、泣き疲れてからの『それでいいよ』で包み込む感じ…泣いた後のぼうっとした頭に染み込む温もり…この手口、お主さてはPAGES*3で味を占めたな?Blessed→BLUE MOMENTでも似たような味わいがあったけど更にガチガチにやりおった。

 少しずつ心を癒やして、よし立ち直れそう…と前を向いて終わるような、優しく爽やかなアウトロ。そこから「立ち上がれよ早く早く」と背中を押してくる麒麟の子はだから本当ずるいんだって。ただ優しく私を肯定するだけじゃなくて、より良い私になるために支えてくれるのがSexy Zoneじゃん(少なくとも私にとっては)。それでいいよで包み込んだ後、自分が雨に打たれてでも隣に立ってくれる麒麟の子という流れが、彼らの本質を表しているような気が勝手にして、本当に好きです。

 そして電子音沸き立つイントロのHIKARIでエンドロール。麒麟の子はドラマ・映画『ブラック校則』の主題歌で、エンディングテーマとしての役割・印象が強い楽曲だったから、麒麟の子でアルバムを終わらせるのもアリだったと思うのよ。でもそうしなかった。麒麟の子で立ち上がった私をスタートラインに導くよう。そして最後、"Are you ready?"で踏み出した瞬間そこはもう無音なのだ。完璧な終わりだと思う。

*1:私はヴァイオリンとヴィオラの音の聴き分けが出来ませ〜〜ん

*2:YAMAHAのアプリ。曲を読み込むとコードを自動的に判定してくれる。

*3:今度PAGES編を書きたいので詳細は控えますが、CRY→make me brightの繋ぎの事です。

オタクとオシャレを両立させた最高の部屋に住みたくなってから約一年経った話

以前、オシャレなオタク部屋に住みたいんじゃ〜〜!!!とじたばたした形跡をまとめたブログを書きました(↓)が、あれから一年弱、正確には約10ヶ月が経ちました。

だんだん物が増えてきて、ちょっとずつ散らかり始め、色も増え始め、当初の目論見とずれてきた部分もありつつなんやかんや楽しく暮らしています。おうち環境を整えておいたおかげで、2/10にDVD/BDが発売される予定のコンサート「Sexy Zone POP×STEP!? TOUR 2020」配信の際もこんな感じで(↓)大変楽しめました。(画面は配信始まるまでプロジェクター接続テストに流していたバベル九朔のHulu特典映像)(プロジェクターの台オススメのやつあったら教えてください…今は布団またはIKEAのベッドトレイに乗っけてなんとかしてます)

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余談ですが、オシャレなオタク生活にはまずSexy ZoneのCD/DVD/BDが必要であるというのがインテリア界*1の定説です。またこれは一人暮らし初心者の方へのアドバイスになりますが、入居初日にまずカーテン・トイレットペーパー・寝具・照明・Sexy Zoneオフィシャルカレンダーなどの生活必需品は最低限揃えておく事を強くオススメします。これらがないと、買い揃えるまでの数日間は不便な思いをする事になってしまいます。気をつけましょう。

Sexy Zone オフィシャルカレンダー 2021.4-2022.3

Sexy Zone オフィシャルカレンダー 2021.4-2022.3

 

 

ここから先は、あれから一年弱、我が部屋がどうなったかをただただご覧いただきたいのですが、結論から先に言うと、残念ながら大してオシャレにはなりませんでした。基本的に私はインテリアのオタクではなくSexy Zoneのオタクなので、インテリアにはあまりお金をかけられないのです。私の部屋の家具はほぼ100%ニトリIKEA無印100均300均で構成されているので、ある程度までは良くてもめちゃくちゃオシャレにするのは正直無理がある。雑貨とか道具とかに関するこだわりやセンスがあるわけでもありませんし。あと、所詮まだオタクとしては2〜3年目のペーペー&グッズ収集欲がオタクの割に薄いほうなので、オタク部屋としても正直全く大したことはありません。

が、居心地はめっちゃ良いです!「自分のオタク趣味に金をつぎ込みたいので部屋はあまり金をかけずにある程度体裁を良くしたい、グッズ雑誌諸々はそこまで多くはなくてちょっと飾りたい」という方には少しは参考になるかな、と思います(前回の記事含め)。何のこだわりもないのであれば、とりあえず背の高い家具買わない&色は白グレーベージュあたりの明るい色1〜2色に絞る*2&床をできるだけ見せる、このあたりやっとけばなんとなく広く見えるぞ、というのだけはお伝えしたい。

 

・部屋全体

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大枠の配置は一年前とあんまり変わってないですが、左奥の柱に剥がせるコンクリート風壁紙を張り、余ったので左手前のニトリのテーブルにも張りました。当方無線綴じの雑誌を解体するのもなかなかおぼつかないレベルの超絶不器用なため、壁紙貼るとかもう一生やらんと固く心に誓うレベルで大変だった。しかも張り方が相当甘かったらしく、端からめくれてきたりしたので今はマステで無理やり押さえつけている……この柱は部屋入り口の対角線上にあたるため、"目立たせてそこに視線がいくようにする→一番遠いところに目がいくのでなんとなく部屋が広く見える効果が!"というふうに本当はしたかったのですが、なんか…張ってみたら…大して目立たない…あれ…

他には、一年前は"部屋のベースカラーを白、メインカラーをグレー、アクセントカラーを青*3にしたいけど冬用布団青で買っちゃった…グレーと青の配分が逆転しちまってる…"と嘆いていましたが、やっと掛け布団カバーという文明に出会いまして、ボックスシーツと同じ素材の無印の掛け布団カバー(白)を購入。夏のめちゃくちゃ暑い時期用に体に掛けるものとして購入したIKEAのドデカブランケットをベッドスローっぽくする事で、念願のベッドメイキングに成功しました。去年の私、アホ?

あと、クッションを少しIKEAで買い足したので、超超超ホコリがつきやすくて絶望してた紫クッションについては座布団に降格となりました。今は直近で観たor観たいDVD置きと化してる。未満警察DVD BOX絶賛発売中です。

 

・ダイニングテーブル周り

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ここは前述した通り、ニトリの昇降式テーブルに余ったコンクリート風壁紙を張ったのが一番の変化。テレワークになった時期もあったので、本当にテーブルと椅子買っといてよかったなと思った。IKEAのデスクライトを買い足し、仕事中や晩ご飯をここで食べる時などにつけています。チンアナゴみたいでかわいくて気に入ってますが、特に夜はコンクリ風のテーブルと相まって無駄にムショ飯感が出てしまうのが玉に瑕。

他は無印のアクリル製メイク道具収納が縦に増えたぐらいしか違いはないですね。やっとメイク用の鏡(フライングタイガーで売ってためちゃくちゃ安いやつ)をゲットしました。

あと左側の腰高窓につけてるカーテンが、開け閉めする度にテーブル上のものをなぎ倒していくので、テーブル上にあまり高いもの(サイズ的にも値段的にも)を置かない習慣がついてきました。本当はブラインドとかにした方がスッキリしてオシャレなんだろうけど、昼間でもプロジェクターを使うためには遮光・遮音カーテンを手放したくはない……

 

・テレビ周り

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こはちょっとディスプレイ増やしました。全ては現時点でのSexy Zone最新シングル『NOT FOUND』のジャケットが良すぎるのが悪い。今後は新譜が出るたびに入れ替えていこうと思っています。写真中央に置いてあるのは、「大人の科学」の付録だった録音も再生も出来るという組み立て式ミニレコードプレーヤーなのですが、私が組み立てたところ再生は出来るけど録音の針がミリも動かなかった。大人の科学付録の組み立てに成功した試しがありません。その右の緑はIKEAのフェイクグリーンです。

 

・ベッド周り

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クッションをモノトーン中心で増やし、海外のオシャレ部屋みたいにベッドにめちゃくちゃクッション置いたろ!と思っていたのですが、よく考えたらこのベッドにはヘッドボードがなく、柱の横に無限に転がり落ちゆくのであった。なのでクッション増やすのはいったんやめてます。

垂らしてるIKEAのボールチェーンライトはモノクロ可愛いんですが、ここで寝る人間に対してちょっと可愛いが過ぎるかな?と思わんでもないです。しかもベッドから伸び上がらないとスイッチに手が届かないので、寝る前にもあんまりつけないという……

サイドテーブルにしている無印のスチールワゴンは若干でかい&重いので、売るなりあげるなりして新しいの買おうかなあ…と思っていましたが、Perfumeが出した神グッズ・ファブリックポスターと最高にマッチした(↓)ので現役続行となりました。セクゾも出してくれ。薔薇の線画とかでいいから。こないだスリコで薔薇のファブリックポスターついつい買っちまったぞ。

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・ディスプレイエリア周り

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細かい配置はここが一番頻繁に入れ替えてる気がする。この一個前の形態では一番右にIKEAの姿見を置いてましたが、ベッドそばに置いていた電気ケトル(前日捨て忘れたお湯入り)を秋に入りボリュームが増していたお布団で蹴っ飛ばすという不幸な事故を起こした結果、これは電気ケトル置き場が必要だという結論になり、限られたコンセントのそばに置き場を作ろうという事で姿見には移動してもらいました。今は姿見はクローゼットのそばに置いてます。この電気ケトル置き場にコーヒー豆とか道具も置けていい感じ。KINTOのフィルター&サーバーを買ったので、次はバルミューダ電気ケトルが欲しい…!

電気ケトル置き場の下にダイソーのワイヤーバスケットを置いて、直近で買って読み返したい雑誌置き場を作りました。気に入った雑誌を一番手前に置けばケンティーと目が合いたちまちプリティキュートゴージャスグラマラスベイビーってワケ。

壁にかけてるTシャツも、部屋のカラーに合わせて青・白・黒にしてます。写真のはSexy Zoneの2020年の全国ツアーグッズ(コロナで配信になったけど、バックプリントのツアー日程は本来やるはずだった春の日程!)ではちゃめちゃ可愛い。サイズもでかくて可愛い。床に置いてるうちわは、ダイソーかセリア(うろ覚え)で買ったけど花を飾るには微妙なサイズで持て余してたガラス瓶がちょうど良かったのでなんか嬉しくなって飾ってしまった。

 

 

最後に、最近は天井のシーリングライトは全然使ってません。昼間はよっぽど曇ってない限りわりと明るいし、夜は間接照明しかつけない。こんな感じ。

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この記事に載っけようと思って意気込んで部屋の間接照明全部つけたら、意外と明るくなってしまいよく分かんない感じになるという。要は不便なほど暗くはならないよということです。

 

これからもSexy Zoneという最高にオシャレなビジュアルを持ちし人々のオタクをしていく事で、自然とオシャレでオタクな部屋になっていく事を期待しています!頑張るぞ!おー!

 

↓一年後

*1:今作りました。

*2:どうせオタクやってれば自然と色が氾濫するので、せめてオタク要素以外の部分は極力色絞らないとマジでちぐはぐになります。

*3:一応、壁にかけてるTシャツとか、サイドテーブルに積んでるCDとか、椅子にかけてるブランケットとか、小物はできるだけ青系にするようにはしている。後述するポスターフレームも、中に写ってるPerfumeは青い衣装着てるんだよ〜