三ヶ月坊主

個人的嗜好をSexyと戦わせるゆるオタク

本気に本気で答えられるメイクを習得したいだけの話

中高は制服なし・髪型自由(カラーもパーマもOK)・メイクOK・ピアスOKだった。しかし人間「何でもやっていいよ」と言われると逆にやる気がわかないもので、パーマもメイクもやったのは大学に入ってからだし、カラー(しかも暗めの茶髪)は社会人になってから、ピアスに至ってはまだ開けていない。まここまで来たら開けないだろう。代わりに夏場はビーサンを上履き代わりにし、昼休みは部活の練習にダッシュするか委員会に行くか教室のベランダでペットボトルを縦に割ったやつで流しそうめんをしている友人を眺めながらひたすらトランプ(だいたい大富豪)で遊んでいた。そこそこ強い方だった。ロッカーにはみんな好きなアイドルやアニメのポスターを貼っていて、たまに教師が突っ込んだ(誰ですかキスマイ貼ってるの!デビューおめでと!でも先生は山Pが好きです)。

今思うと、あれはそこそこ異常な箱庭だった。将来外に出た時の事を何も考えなくても居心地のいい、外からの目線を何も気にしなくていい、誰にまなざされる事を何も考えなくていい箱庭。もちろんそう思っていたのは能天気な私だけで、友人はある程度色々考えていたのだろうが。

大学に入ったら最低限のメイクぐらいはしておかないとマナー違反になる事は知っていた。ここではなぜマナー違反になるのか、その是非を問うことはしない。面倒くさいんで。母と姉のテキトーなアドバイスを聞き、姉から横流しされたガイドブック的な本を読み(呼吸のようにメイクする人には信じられないかもしれないが、世の中にはメイクするにも教科書を必要とする人種がいるのだ)、とりあえず手の出せる範囲でなんか買おうと思ってドラッグストアに赴き、全部一緒に見えたので一番安かったメーカーのコーナーのを一通り買った。これが私とCANMAKEの出会いである。

株式会社井田ラボラトリーズ様のおかげでとりあえず教材は揃い、なんとか教科書に書いてある事を半分ぐらいは実践できるようになった私だが、大学時代結局そこからメイクが上達したり、コスメ購入欲が爆上がりしたり、メイクに対して意欲がわいたりする事はなかった。手持ちが切れたなどの理由でドラッグストアで適当に見繕って買う、または友人にプレゼントでもらう以外のコスメゲットをしなかった。サークル活動に金を費やしていてコスメに金を割く気持ちになれなかった事もあるし、美的センスが自分に全くない事を知っていてそれを挽回する努力をするのが面倒だった事もあるし、朝が非常に弱くて*1起床即朝飯即家出(この間15分)ができないと生活が回らないのでそもそもメイクする時間がないせいもあった。

垢抜けない外見のせいもおそらく多々ありなかなか苦しんだ就活、そしてなんとか就職した後も状況は変わらなかった。むしろ朝の余裕がなくなったせいで悪化した。私は入社ほどなくして会社そばの朝あまり人が来ないトイレの場所を把握してしまい、家をすっぴんマスクで出る→駅のトイレでとりあえずBBクリームを塗る(ほぼ"顔面にぶつける"に近い)→会社そばのビルのトイレでパッと仕上げ(この間5分)、という限界出社を重ねた。すっぴんKISSならぬすっぴんMASK。セクゾ側も透明なベールを纏ったような素肌なら触れたいかもしれないが、満員電車でダラダラ汗をかいたマスク越しの素肌には絶対「ええ……」と言うだろう。ドン引きだろう。言ったり反応したりしてくれるだけいい子達だと思う。全部妄想だ。朝の余裕のなさについては、電車の本数が異様に少なかったり、新人が一番最初に来て雑用を済ませておくという会社の風習だったりがなければもうちょい余裕あったのに…と思わないではないがここでは触れない事とする。面倒くさいんで。

 

ここまでが私のメイクに対する意識の遍歴だ。低レベルすぎて涙も出ない。というかほぼ何もしていないに等しい。

しかし、2018年末〜2019年にかけて、低レベルかつ険悪な関係ながらなんやかんや穏健にやり過ごしてきた私とメイクの間に衝撃が走る事となる。そう、Sexy Zoneに爆ハマりしたのである。なおかつ茶の間では満足できずFCに加入してコンサートに当選してしまったのである。

これまでハマったものは、在宅で消費できるものが多かった。Perfumeのライブに行く事はあったが、どうせ崩れるし今日の主役かつ世界で一番美しいのは当然Perfumeだし、ファンとして最低限恥をかかない程度に、身だしなみを整えるレベルでメイクできていればそれで良かった。少なくとも私は。デートだっていや普段の私を知ってるじゃん…と思ってしまい、むしろ気合を入れてきたと思われるのがなんとなく嫌で、普段とメイクを変える事はあまりなかった。

Sexy Zoneの現場がそんな事を言ってる場合じゃない事態なのは、コンサートレポを読んでひしひしと感じた。ケンティー御大が下記のような事を平気でおっしゃるのである。

「俺たちのためにかわいい服着て、かわいいメイクしてきてくれてありがとう」

私がコンサートに入れたのはこの発言があった日*2より前だったので、猛省した。実に猛省した。

もちろんコンサートの日は服装も考え、やっぱりコンサートTシャツ着たい!どうしても!と思い、その日の為に買ったスカートとライダースと合わせた。服装に関しては個人的には満足というか、努力は怠らなかった…という感覚、手応えがあった。客観的に見てどうかはこの際は関係ない。あくまで私の中で、全力は出した、という感覚があればそれで良い話だ。

しかし悲しいかな、メイクはまるで分からんかったのである。私が当日できる限りの事はしたと思っていた。でもおそらく、いや確実にもっと何か努力出来たはずだと、レポを読んだ時に感じてしまった。アイドルが本気を出してぶつかってきてくれていた場に、私は自分の全力でぶつかりに行かなかった。いや、知識も素材もこれまでの努力も何もかも足りなかったせいで、ぶつかりに行けなかった。その事実が、これまでメイクというものに正面から向き合ってこなかったこの10年間弱の私を打ちのめしたのだ。

 

次の現場までには、少なくとも自分で「努力した」と満足できるぐらいにはメイクとの関係を改善しようと意気込んだ私を襲ったのは、圧倒的な知識不足および学習方法の分からなさだった。

どういう事か。例えば、私は正直未だに眉の描き方が分からんので、明らかにお前は持ち場を離れていると判断できる毛を抜く、なんか量多いな〜と思ったら眉用のクシ的なやつがついたハサミで梳くぐらいしかできていない。「眉を描かなくてはいけないらしい」という知識と「こういうコンプレックスにはこういう対処法がある」というネット記事はあれど、自分の眉のどこが問題なのかがピンと来ていないのだ。

塾講師のバイト(バイトやないかい)をしていた者として断言すると、勉強ができないと思っている人、および成績が上がらない人は自分が何をできないか・何が分かっていないのかが分かっていない。100%分かってない。それと同じで、メイクができない人は、自分の顔面の具体的にどこがいけないのか・何が分かっていないのかが分かっていないのである。これは「メイクしなくても既に完成された顔面だわ」という事ではないし、メイクができない人はそうでない事だけは強く痛感している。自分の顔面は全体的にちょっとアレだが、具体的にどのパーツがいけないのか…肌なのか眉なのか目なのか…そのどこがどう具体的に悪いのか…そして何をすればそれが解消されるのかがイマイチ分かってないのである。

問題点が分かれば、対処法自体はいくらでもネットに転がっている時代である。だから私は問題点を知りたい。しかし、それが分かるならそもそも苦労してないのだ。

 

なので、2020年の目標は「プロにアドバイスをもらう」事とします。どこに行けばいいのか分からないので、包丁の握り方ならぬブラシの握り方から教えてくれるところの情報をお持ちの方は是非教えてください。そんなところはない、という事であればその現実を教えていただけると幸いです。

 

あと、とりあえず現在(2019年12月)手持ちの化粧品を備忘録的に記しておこうと思う。改めて客観的に記す事で、自分のメイクのどこが穴なのか、何が足りていないのか考える材料にするのが目的の一つ。もう一つは、半年後、一年後、この手持ちラインナップがどう変化しているかが、私の意識向上具合を測るバロメーターになるように。割と形から入るタイプなので、モノからアップデートしていけば自ずとメイクレベルも引きずられて多少は向上するはずだ。揃える過程でちょっとは化粧品に対する知識もつくだろう。私のモットーは「やる気出すなら金も出せ」です。今決めた。

なお、ここに挙げる商品は、確かに私という意識激低人間に使われてしまっているものの、決して程度が低いわけではない。むしろ逆。道具が良かったからこそ、この数年間なんとか人間としての形ぐらいは保てていたのである。ありがとう。でも名前がぜ〜んぶうろ覚えだ。私に名前を出されないほうが商品側も嬉しかろう。

 

◼️スキンケア

・ソフティモ  洗顔とクレンジング一緒になってるやつ

  これはマジですが、Sexy Zoneにハマる前から、というかSexy ZoneがCMキャラクターになる前から愛用している。顔を洗ったと思ったらメイクまで落ちてるすごいやつ。正直こいつのせいでまともなクレンジングの仕方が未だに分からない。

無印良品  化粧水(確か敏感肌用)

  ここ半年ほどで使い始めた。前は乳液と合わせてキュレルを使っていた。ぶっちゃけ何を使っても乾燥気味、かといってあまりに保湿たっぷりだと肌がかぶれたみたいになるので、スキンケア用品は最低限肌に合えば後はデザインだけで選んでいる。そんな奴おるか?でも無印の瓶デザイン(特に中ぐらいのサイズのやつ)マジで好きなのでこのまま続いてほしい。

無印良品  乳液

  同上。ちなみにパックはだいたい肌があまりにもベタついてちょっと気持ち悪いので、妹が執拗に勧めてきた時ぐらいしかやらない。

 

◼️ベースメイク

メイベリン  BBクリーム

  BBクリームはメイクバカでも使い方が分かるのでありがたい。とりあえず顔に塗ればいいんでしょ?なかったら多分今頃基本的人権を失っていた。これだけは常に在庫が切れないよう常備している。今使ってるピンクのパッケージのやつより前使ってた青いパッケージのやつ(同じメイベリン)のほうが触感がよく伸びる感じで好きだった。

セザンヌ  化粧下地(青い)

  ペジ魂前に買った。それまで自分が何ベかも意識していなかった(というか良く知らなかった)のだが、さすがにSexy Zoneの前に出るわけですし…と思って自己診断したらほぼほぼイエベ秋だったので、ネットで合う色を検索してこの青にした。でも普段は時間がないので使わない。BBクリームに下地入ってるし…。正直自分の肌色に関する感覚が鈍すぎて、塗っても何が変わったのかよく分からない。ただ塗ると肌がなんとなく整ったような気はなんとなくする。持ち腐れ〜〜

エスティローダー  BBクッション

  急に価格帯が上がったが、これは社員旅行で行ったグアムで帰り際に免税店ハイになった際購入した為。なんでこれにしたかは良く覚えていないし、BB以外を使う事への恐怖心(よく分からないから)が透けて見える。使うとちょっと高級な肌になった気がなんとなくするが実態はよく分からない。たまにしか使わないのに割とすぐなくなる気がしてケチ的には心臓に悪い。

キャンメイク  なんとかパウダー

  何となく買った。とりあえず最後にはたくと肌がふんわりした感じになって楽しいが、乾燥肌なので粉が吹く事がないよう控えめにしか使わない。

 

◼️チーク

キャンメイク  クリームチーク

  何やかんや変遷を重ねてきた手持ち化粧品の中で、唯一メイクデビュー時から今に至るまでスタメンを張り続けているのがこいつ。指で適当に塗るだけで顔色を取り戻してくれるのが楽すぎてやめられない。色はもっと赤っぽいやつ(今見るとどの色だか分からない…)を使っていた事もあるが、コーラルオレンジが一番肌に合う気がしている。朝急いでいて塗り忘れると顔色が悪すぎてだいたい体調を心配されるので、逆にあまり仕事を振ってほしくない日は塗らないで行く事もある。

 

◼️アイメイク

・マキアージュ  アイシャドウ(ブラウン系)

  アイシャドウは基本ブラウン系しかしない。他の色にするとだいたい部族長と化す。色黒なので合う色が限られるのが悲しい。これは鏡がついているのでアイシャドウだけ急いで塗りたい時に便利、という実利オンリーの目的で買った。あまり発色が良すぎないので逆に目立たなくて良い。

・ケイト  アイシャドウ(ブラウン系)

  休みの日は朝の時間に余裕があるので、洗面所の鏡を見ながらこちらを使っている。こちらの方が発色が良い(気がする)が、ちょっとミスるとブラウン系なのに部族長になるので気が抜けない。

・ケイト  アイシャドウ(ブルー系)

  ペジ魂前に購入してこれ使ってコンサート行ったが、その後ほとんど使われていない悲しいやつ。やっぱりブルー系は合わんかった。というか色味が肌に負けてほとんど分からない。自担カラーのメイクに憧れたイエベ女の敗北である。

・エクセル  アイライナー

  ペンシル・リキッド・パウダーの3本が1つになっているのでコスパ最高やんけ!という理由で購入。アイライナーはリキッド派(ペンシルだと描いても全然分からない&よく折るから)なのでそこばっか使っているが、ブラウンを買ったおかげでペンシルのほうで二重際を伸ばしてみたり、パウダーのとこで眉をちょっと色変えてみたり、とささやかな抵抗に使えている。抵抗のやり方はこれで合っているのかはまた別問題。

 

◼️リップ

ニベア  リップクリーム

  だいたいこれ。リップは苦手だ。すぐ落ちるし。「落ちにくい」って書いてあるやつ使ってもすぐ落ちる。会社でこまめに塗り直してらんないので平日はだいたいこれだし、休日は楽器の練習前に色つきのものは塗れないのでだいたいこれ。結果だいたいこれになる。これはあまりべたつかない(気がする)ので好き。管楽器やってる人でも気にしない(あるいは気にならない楽器)の人はいるだろうが、私は正直リップクリームすらあんまり塗りたくない。リードにつく気がして。皆さんどうしてるんだろう。ティントだってちょっとはリードにつくじゃん。友人には今更聞けない。もっと早く聞いておけばよかった。

エスティローダー  リップ

  これも免税店ハイ時に購入。平日訪問で外出する時や会社後遊びに行く時、練習のない休日に出かける時はこれ。三色セットだったが、一番合う気がしたコーラルオレンジ系の色ばっかり使って残り二色はほとんど使っていない。もったいない。

ディオール  マキシマイザー

  妹がプレゼントでくれた。理由が「見るに見かねて」なのがつらい。最初は塗るとピリピリするのでビビった。春〜夏はよく使っていたが、乾燥し始めてからはリップクリームメインになってしまいあまり使えていない。

 

◼️その他

ニベア  ボディクリーム

  青缶ではない。あれは顔に塗ってみた時死ぬほど肌が荒れた怖い思い出がある。特にこだわりはないが、匂いが好きなやつにした。風呂上がりに腕とか肘に塗ると寝るまではしっとりするが、起きたら元通りで、朝に塗り直す余裕はないのでだいたい肌はカッサカサだ。しないよりはマシだと思うのでしているが、たまに虚しくなる。

・アルガニーナオーガニック  ヘアミルク

  大学時代、サークルの合宿で同部屋の友人がことごとくこれを使っていたので釣られて購入。だいたいどこでも売っているのでありがたい。あと匂いが好き。オイルタイプを使った事もあったが、何となくミルクタイプのほうが好き。風呂あがりに髪が濡れた状態で使っている。塗ったからって大きく変わる感じはあまりないが、しばらく塗らないと明らかに髪が死んでいるのでやっぱりちょっとは効いてるんだろう。アホ毛が死ぬほどあるのだが、これを塗ってる時はちょっとマシになっている気がする。

ディオール  香水セット

  免税店ハイの被害者。むしろ加害者か。確か5個ぐらいセットだった。見た目が可愛いので飾って満足してしまい、まだろくに使っていない。

Perfume of Perfume

  普段使いするのはこっち。言わずとしれたPerfumeプロデュースの香水。Perfume伊勢丹とコラボしたりして作った「Perfume Closet」の商品のひとつ。このラインは衣装をモチーフにした服などを出してくれている。女オタクへの福利厚生が手厚い。最近は男性でも着られるものも多い。Sexy Zoneも香水出そうぜ。メンバーイメージの……(キモオタ失礼します)

 

※家に帰ってメイクポーチひっくり返してみたらまだあったので名前だけ追記。ゼンゼンツカッテナイ

キャンメイク  コンシーラー(スティックタイプ)

・分からん  コンシーラー(リキッドタイプ)

キャンメイク  涙袋作るやつ

キャンメイク  マスカラ

キャンメイク  リップセラム

・ポール&ジョー  リップ

・べキュア  リップ

・メルヴィータ  フレグランスオイル

怒涛のキャンメイク以外は友達にもらったリップ類がほとんど。

 

ここまで読んでいただいて、賢明な諸氏なら私の何が問題なのかお分りだろう。私は読み返しても正直「なんかヤバいのは伝わってくるけどどこがヤバいのか具体的に分からない」状態です。教えてください。助けてください。

 

とりあえず次のツアーまでに本気(マジ)、Sexy達にぶつけられるようになろうな!!!!

*1:多分ケンティーより私のほうが朝が弱いと思う。唯一私がケンティーを上回る分野だ。誇れねえ…

*2:確かPAGES横アリラスト日だったと思う。