三ヶ月坊主

個人的嗜好をSexyと戦わせるゆるオタク

Sexy Zone 世に残したいカップリング曲投票結果

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前置き

 稀代不世出のアイドルグループ、Sexy Zone。2024年3月31日をもって、惜しまれながら体制を終了したものの、あまりにも多い名曲の数々。特に後から収集しにくいカップリング曲が、これがそのまま埋もれる事は耐えられない……。

 そんな思いは以前からありましたが、timeleszおよび中島健人ソロの活躍の結果、幸いな事に終了後になってからSexy Zoneに興味を持つ方も増えました。それに伴い、「世に残したいカップリング曲」と銘打って投票を実施しました。ご回答いただいた皆様ありがとうございました。

 投票いただいた全曲、収録CD・DVD(BD)および投票コメントをご紹介しています。各部門上位10曲については解説も記載しています。読んでいただいた方で、まだ手に入れていない曲がある方はぜひ入手してみてください。また既に入手している方は、ぜひこの記事を叩き台にして、自分の好きなSexy Zoneカップリング曲をじゃんじゃん語ってください。聴く事が、語る事が、思い出す事が楽曲への愛であり、そうされる事が楽曲の命だと思います。

 

 

◾️アンケート概要

回答期間:2025年10月4日〜19日

回答者数:72名

設問:

・1stベスト『Sexy Zone 5th Anniversary Best』以前に発売された曲 第一候補〜第三候補まで選択してください。(選択肢"該当なし"あり)

・(第一〜第三候補まで選択した曲に対して)投票した理由を教えてください。

・2ndベスト『SZ10TH』以前に発売された曲 同上(選択肢・投票理由)

・2ndベスト『SZ10TH』以降に発売された曲 同上(選択肢・投票理由)

合計18問

※主に新規視聴者層への推薦楽曲を掘り起こす目的から、既に一定の知名度・収集のしやすさを獲得しているベストアルバム収録済楽曲(With you/Make my day/キャラメルドリーム/君だけFOREVER/Slow Jam/Twilight Sunset/星の雨/BON BON TONIGHT)は選択肢から除外。

集計手段:Googleフォーム

ポイント集計:第一候補=3pt、第二候補=2pt、第三候補=1ptとして集計。

 

◾️参考サイト

ジャニーズ楽曲大賞

 今回の投票にあたり、リリース翌年時点での人気を知るために順位等を参考にさせていただきました*1。個人による非公式企画ながら、2006年〜2022年まで長期にわたり開催されていて、年々参加者が非常に多く、主に旧Twitterに生息するオタク層の好み・投票理由を非常に詳細に知る事ができるので新規ファンの方にも大変オススメです。残念ながらXの仕様変更の影響で、2023年以降は開催されておらず……

 また、デビュー十周年を記念して、Sexy Zone楽曲大賞(2011〜2021年)も開催されている。上記の楽曲大賞は事務所のグループファン全体が対象なのに対し、こちらはSexy Zoneのファンの比率が高いので、こちらもぜひ。

 

・先行研究(カップリング曲に関する個人ブログ等)

 こちらは記事執筆時点(2020年3月時点、今回の投票でいうと『SZ10TH』以前部門の途中)でのカップリング曲について、ジャンル別におすすめ曲がまとまっています。圧巻なのは末尾に添付されているスプレッドシートで、カップリング曲を一覧で見れる上、Amazon楽天の購入リンクまで記載(いくつか踏んだ限りリンク切れになっていないものが多い)。記事内のリンク切れは、ほとんどがレコチョクの配信リンクの模様。現在は配信されていませんが、ポニーキャニオン在籍時代はレコチョク配信があったんです……。お忙しいと思いますがぜひ2020年以降についても更新してください(私信)。

 

 こちらは今回残念ながら投票対象外にしてしまった、ベストアルバム収録済曲が(おそらく偶然ですが)中心に取り上げられているので、ベストアルバムをまだ手に入れていない諸氏におすすめです。

 

◾️注意事項

 集計者の私(みこぜ)は、スタンスとして「Sexy Zoneのメンバーの現在の活動を全て応援している」という立場を取っています。そのため本記事内には、timelesz・中島健人の現在の楽曲についての記載や、この曲をtimeleszメンバーが歌ったら…といった系統の投票コメントの収録があります。それをご了承いただいた上で、これ以降の記事をご覧ください。

 

■1stベスト『Sexy Zone 5th Anniversary Best』以前 10位まで

 2011年11月発売1stシングル『Sexy Zone』〜2016年5月発売11thシングル『勝利の日まで』収録曲が対象。全曲がポニーキャニオン在籍時代の楽曲のため、ユニバーサルに移籍した現在、通常盤のみが生産されており、初回限定盤は中古でないと入手不可能。ユニバ発売の通常盤のみ、timeleSZアプリ(旧SZ10THアプリ)に取り込むためのカードが付属している。

 7thシングル『男 never give up』〜9thシングル『Cha-Cha-Cha チャンピオン』は、松島聡マリウス葉が参加していない。詳細は該当項目にて記載。

 

1位:【Miss Mysterious】(2016年発売) 65pt

◾️収録CD 『勝利の日まで』AB通常

◾️収録DVD/BD『Sexy Zone Presents Sexy Tour 2017 ~ STAGE』

 1stベスト以前部門第一位は、神コンサートと名高い2017年のSTAGEツアーにて披露された神演出の代名詞、Miss Mysteriousが獲得。通称ミスミス。

 作詞作曲は、数々のDOMOTO(旧Kinki Kids)の楽曲やA.B.C-Z『Black Suger』などを手がけたシンガーソングライター堂島孝平Sexy Zoneでは他に『レディ・スパイシー』『HIT THE HEARTBEAT』を手がけている。編曲は、1970年代から第一線で活躍し昭和の名アイドルたちの編曲を手がけてきた船山基紀。STARTOアイドルだけでも、DOMOTO『フラワー』『ジェットコースター・ロマンス』やTOKIO『AMBITIOUS JAPAN!』、King & Prince『シンデレラガール』など数多くの名曲を手がけた。Sexy Zoneでは他に『Lady ダイヤモンド』『カラフル Eyes』『カラクリだらけのテンダネス』『君らしくない一日をボクと』『Love Confusion』『最後の笑顔』などがある。

 通常盤収録ありのため、入手難易度は低め。

 華やかにショウアップされメロディアスながらもどこか影のある曲調がまさにセクシーな、この時期のSexy Zoneの魅力が凝縮された一曲。STAGEツアーでは、暗く光沢のあるピンク基調の衣装をまとった五人が、ネオンサインのあしらわれたセットの中、ピンクに光るライトセーバーマイクを手に歌い踊っており、あどけなさと成熟の間を漂う歌声と身のこなしは、一目観たら夢中になる事間違いなし*2

 この20歳前後の時期だからこそ出せた、アイドル史に刻むべき一曲と言えよう。

(コメント)

「STAGE魂を観てください。観たらわかります。」カップリングとは思えない完成度、耳に残るメロディ、何よりSTAGEのライトセイバーパフォーマンスが印象に残ってます」「「ミステリアス!」勝利くんの第一声から神曲確定なんですよね。船山基紀さんの編曲に間違いなし。ふまけんの過剰装飾Sexy歌唱と聡マリの無垢Sexy歌唱の真ん中にまっすぐSexy歌唱の勝利くんがいる、これがSexy黄金布陣なわけです。」「20歳前後のSexy ZoneがSTAGEツアーで歌ってた時に演出と表現力に度肝を抜かれました」「STAGE魂のときのスタンドマイクを使った色気たっぷりな演出が素晴らしかったので。」「ステ魂の流れで魂に刻まれてるから。あのピンクのライトください。」「どうも、中島健人の肩担です。聴くだけでSTAGE魂の映像が浮かびます。」「ミスミス、ライブでのパフォーマンスは全人類見た方がいい」「歌謡曲っぽい曲調がSexyZoneによく似合ってて、振付込みで好き。この時代は風磨くんもよく腰振ってたなと思い出す。」「大人っぽい魅力」「5tageのキラキラピンク衣装で可動式?マイク最高!!」「stageコンを見た方もまだ見ていない方にもきいて欲しい一曲です」「レディスパイシーと同じく堂島さんの楽曲。オシャレでモードで、16ビートを感じる曲が好きな方は絶対好きなはず。これもイントロ優勝曲。STAGEコンで披露されており演出含め楽曲とのハマり方がエグい。この曲の中島健人さんが本当にすごい。艶。」「初期のSexy Zoneが出した「大人」という解釈の最高傑作だから。」

 

2位:【High!! High!! People】(2012年発売) 59pt

◾️収録CD『Lady ダイヤモンド』AB通常

◾️収録DVD/BD『Sexy Zone アリーナコンサート 2012』『Sexy Zone Japan Tour 2013』『Sexy Zone Presents Sexy Tour 2017 ~ STAGE』『セクシーゾーン ドームツアー2022 ザ・ハイライト』『SEXY ZONE LIVE TOUR 2023 ChapterⅡ in DOME(※初回限定盤のみ)』

 マリウス初主演のドラマ『コドモ警察』主題歌、初期の名曲がランクイン。通称ハイピーなど。

 作詞は同年A.B.C-Z『Za ABC 〜5stars〜』を手がけた作田雅弥、作曲は後にSixTONES『JAPONICA STYLE』などを手がけるTakuya Harada。Sexy Zoneでも『フレンド』『Fantasy〜1秒の奇跡〜』『RIGHT NEXT TO YOU』などに参加している。編曲はSexy Zoneでは『Sexy Summerに雪が降る』『Easy come! Easy go! Easy Love!』『完全マイウェイ』『Hey you!』『ぶつかっちゃうよ』『Don't run away』…など枚挙に暇がないほどの編曲を手がけた鈴木Daichi秀行

 通常盤収録ありのため、入手難易度は初期曲の中では低め。

 当時の彼らの年代(10代前半〜後半)に合う等身大な言葉遣いの歌詞がぐっとくる、希望に満ちた応援歌。サビ頭のマリウスのYes!!がとにかくかわいい。

 キラキラ賑やかなサウンドに包みつつ、「へこんだ日々」「昨日には戻れないけど光を探し出して」などの、挫折や不安に寄り添ったワードがこの頃から目立つのが、三つ子の魂百までという感じで最高である。

 特にここの歌詞は、Sexy Zoneを貫く一本の柱であり、今のtimeleszも繋がっているような気がする。*3

寂しい夜は 早送りして

時間を 進めたいね

でも忘れないで 僕らがそばにいる

(コメント)

「キラキラの中に少年期の刹那が詰まっている、初期Sexy Zoneを濃縮した楽曲だから。」「マリちゃんのYes! 聞きたくないですか??」「泣けるでこれ。」「声が可愛い時代の大切な思い出」「天使のyes!!が聴こえるから。」「有名どころだけど、これは外せないしこれからも歌い続けて欲しい。とりあえずタイプロ入りの方はSTAGEの円盤を買ってください。」「幼いセクシーたちのHigh!High!の声が本当に聴いていて元気が出るから」「Yes!!!!!聴けばわかる」「かわいいセクゾを思い出す!」「マリウスのYES!に何度救われたことか」「初期の曲にも関わらずSexyZoneのライブの定番曲!SexyZoneとして最後の全国ツアーでもセトリ入りするほど!C&Rの一体感があって大好きな一曲です。」「宝物すぎるので」「マリちゃんのYes!がかわいい。」「ライブでも定番ですが、盛り上がる曲!」「ライブでやったら絶対盛り上がる一曲だから。」「ライブの定番です!!」「色々なライブで歌われてきたから」

 

3位:【 I see the light〜僕たちのステージ〜】(2011年発売) 39pt

◾️収録CD『Sexy Zone』通常

◾️収録DVD/BD『Sexy Zone アリーナコンサート 2012』『Johnny's Dome Theatre〜SUMMARY2012〜 Sexy Zone』『Sexy Zone Japan Tour 2013』

 Sexy Zone最初のシングルのカップリング曲、言わば初めてのカップリング曲が上位ランクイン。通称アイシー。

 作詞はMakoto ATOZI・JOEY CARBONE、作曲はMakoto ATOZI。いずれも嵐など数多くの提供楽曲を持つ。JOEY CARBONE氏はメンバーの誕生日にインスタに写真をあげてくれる。編曲はMiss Mysterious同様、船山基紀が手がけている。

 通常盤収録のため、初期曲の中では比較的手に入れやすい。

 アイドルのステージが放つきらめきを、シンプルで純粋な言葉で綴った、初期を代表する名曲。コーラスワークがどことなく讃美歌やゴスペルを思わせる、神聖な一曲である。

 デビュー曲のカップリング曲で、当時平均年齢14.4歳の彼らに、

僕たちのこれからを

きみに捧げたい 永久(とわ)に……

と歌わせるこの罪深き美しさ。まさにこの時の彼らにしか歌えない、「アイドル」というものを考えさせられる一曲と言えよう。

(コメント)

「アイシー愛しています、夢みたいな一曲です」「まだ小学生のいるグループに歌わせるには重すぎる歌詞が最高」「若かりしSexy Zone5人の可愛い歌声とデビューしたての5人がステージで煌めきをまとって歌う姿、その覚悟を感じる泣ける曲」「初期のSexyZoneを象徴とする曲だと思います」「美しき賛美歌なので。」「福音のような曲。こどもと形容するのが相応しい何も知らないようで全てを知っているようなSexy Zoneの歌声と清らかで美しい旋律。この瞬間にだけ生まれた曲だと思う。」「バラード曲。LIVEで表現力のあるSexyZoneが歌うとホロリときます。」

 

4位:【シーサイド・ラブ】(2015年発売) 35pt

◾️収録CD 『Cha-Cha-Cha チャンピオン』ABC通常

◾️収録DVD/BD 『セクシーゾーン ドームツアー2022 ザ・ハイライト (※初回限定盤のみ)』

 発売から七年を経て初披露されたコンサートにより一気に再評価が進んだ、夏の名曲がランクイン。

 作詞・三浦徳子、作曲・馬飼野康二、編曲・船山基紀という、見る者が見たらそりゃ名曲に決まってるだろ!!!!!としか言えない最強の布陣である。三浦徳子先生についてはあらゆる方がアツい持論を語られているので、詳しくはそちらをご覧ください。個人的には、Sexy Zoneというアイドルの(歌詞面における)特色を形作ったお一人だと思っています。以下、比較的最近の記事から引用失礼します。

 作曲の馬飼野康二は、これまた1970年代から活躍する大御所中の大御所。この記事を書くために提供曲一覧を調べたが、多すぎて泣くかと思った。事務所関連だけでも数が多すぎるが、『勇気100%の作編曲で死ぬほど有名。DOMOTO『愛されるより 愛したい』作曲、嵐『A・RA・SHI』作編曲、SUPER EIGHT『無責任ヒーロー』作曲もこの方なのかよ。Sexy Zoneでも『Sexy Zone』『Lady ダイヤモンド』『Real Sexy!』『待ったなんてなしっ!』『Keep the Challenge』『ロマンティックに勝利をつかめ』『Love Confusion』『秘密のシェア』……まだある……多いよ……編曲は既に三曲目のランクインとなる船山基紀

 とうとう「三人期名曲多い問題」にぶち当たってしまった。カップリング曲まで食指を伸ばしている諸氏はすでにご存知だと思うが、Sexy Zoneは一時期、佐藤勝利中島健人菊池風磨の三人と、松島聡マリウス葉の二人に分かれて活動しており、前者三人だけがSexy Zone名義でのリリースをしていた事からその時期のことを三人期などと呼んでいる。

 シングルでは、2014年リリース『男 never give up』・2015年リリース『君にHITOMEBORE』『Cha-Cha-Cha チャンピオン』が該当する。やはり後からセクゾを履修しようとすると、この時期の楽曲は複雑な気持ちになる(後期のメンバーが欠けていた時期とは異なり、完全に大人の事情でセパレートされていたせい)ので、どうしてもCD集めなどが後回しになりがち。ただ、なぜかこの時期の楽曲に良曲が多いので、手に入れたくもなるジレンマ……

  名コンサートと名高い2022年ザ・アリーナツアーを観て、この曲を手に入れるモチベを高めてください。きらきら光る真夏の水面が思い浮かぶような、多幸感溢れる名曲だ。幸い通常盤収録ありなので、手に入れる気になればそこまで難しくはない。

(コメント)

「ザアリーナの印象が強い、爽やかキラキラ夏曲」「ザアリのシーサイド・ラブが私の人生のサビでした」「ザアリ大好きなので」「この曲を少クラで披露しているのを見てセクゾのCDを初めて買ったので。作詞作曲が勇気100%等を手掛けている方でした(確か)ハイライトツアーで披露してくれた時は嬉しかったです」「ドラマの主題歌に流れそうなワクワクする感じがいい!!」「聴くだけで夏への期待感が2℃上がるから。」「キラッキラの夏!!って感じがするから。」「大好きなのに3人曲で当時は辛くて泣いた思い出がある」「涙しかでない」

 

5位:【風をきって】(2012年発売) 32pt

◾️収録CD 『Lady ダイヤモンド』AB通常

◾️収録DVD/BD『Sexy Zone アリーナコンサート 2012』『Johnny's Dome Theatre〜SUMMARY2012〜 Sexy Zone』『Sexy Zone Japan Tour 2013』『We're timelesz LIVE TOUR 2024 episode0 (※メドレー内)』

 アニメ「忍たま乱太郎」ED曲。そのため、リアタイしていた世代からは「これってセクゾだったんだ!」との声がちらほら聞かれる事でおなじみ。

 忍たまのEDなので、作詞・松井五郎、作曲・馬飼野康二という勇気100%コンビが提供。松井五郎も提供曲一覧が有り得ないほど長くて腰を抜かした。詳しくは各自調べてください。事務所曲だとV6『愛なんだ』が一番有名か。Sexy Zoneでは『Lady ダイヤモンド』『Real Sexy!』『君と…Milky Way』『Keep The Challenge』『だって太陽は君なんだ』『ひとりぼっちの夜空に』『Love Confusion』他。

 編曲はCHOKKAKU。SMAP『青いイナズマ』『SHAKE』『夜空ノムコウ』V6『愛なんだ』DOMOTO『愛されるより 愛したいトラジ・ハイジファンタスティポ』すみません事務所関連の有名曲多すぎてだいぶ序盤ですがここで心折れました。各自調べてください。の編曲をしている。Sexy Zoneではシングルだけでも『Sexy Zone』『よびすて』『ROCK THA TOWN』『ぎゅっと』『すっぴんKISS』『Honey Honey』『人生遊戯』『because』編曲を担当。他はありすぎるので割愛。初期楽曲がいかに大御所まみれの厚すぎる布陣かそろそろ実感いただけたかと思うが、CHOKKAKU氏は初期から直近(because)に至るまでずっと提供されているのが特徴的。

 ひたむきな歌声が胸に迫る、初期曲の中でも屈指のシリアス曲。アイドルがどうこうというより、「少年の声による楽曲史」というものがあるなら普通に残しておいたほうが良い名曲である。コンサートではハートのついた剣による演出が印象的で、プリキュアシリーズに男の子プリキュアが出てくるより六年も前なのにこんなにもプリキュアでええんや。と思わせてもらえます。

(コメント)

「コンサートの映像込みで聞いてほしい!ハートの盾を持って歌えるのはSexyZoneだけ!」ボーイソプラノ期の名曲で大好きなので。リボンの付いた盾みたいなアイテムも良かった。」忍たま乱太郎のエンディング曲。5人が前に進もうとする覚悟が感じられる凛々しい曲。5人ともキーがまだ高く、特に声変わり前の聡マリの声が映える。」「キャッチーなサビ、まだ若々しい声が爽やかで心地よい」「忍たま乱太郎のエンディング曲。ちび時代の声であるもののすごく大人っぽく少し艶がある和テイストの楽曲で、ライブで披露された際の衣装や演出も曲にマッチしていて素晴らしい。聡ちゃんの歌のうまさが良くわかる曲のひとつ。エピゼロでもメドレーに組み込まれてオタクは大歓喜。」

 

6位:【2020 Come on to Tokyo】(2014年発売) 17pt

◾️収録CD 『King & Queen & Joker』KSF通常

◾️収録DVD/BD『Sexy Zone POP×STEP!? TOUR 2020』

 リリースから六年越しに披露された、2020年への夢と希望が詰まった楽曲がランクイン。

 風をきって同様、作詞・松井五郎、作曲・馬飼野康二のコンビによる提供。編曲は、嵐『サクラ咲け』『One Love』など数多くの事務所関連楽曲を提供する石塚知生Sexy Zoneでは『Cha-Cha-Chaチャンピオン』『イノセントデイズ』『君と…Milky Way』『キミのため ボクがいる』『Be Free』『Keep the Challenge』『誰にも解けないミステリー』『フレンド』『STAGE』『La Sexy Woman』『BLUE MOMENT』『せめて夢の中でだけは君を抱きしめて眠りたい』など、初期〜近年の幅広い期間に提供曲がある。

 通常盤収録ありなので入手はできるであろう。ちなみにKSFって何?と思われるかもしれないが、初回限定盤がKento・Shori・Fumaの頭文字になっています。三人期直前ではあるが、既にいわゆる格差売りは始まっていた時代なので……とはいえ、この楽曲自体は聡マリもちゃんと参加していて賑やか楽しい曲になっている。

 投票コメントにもあるが、2014年といえば東京オリンピックの開催が決定した翌年。当然その後の開催までのゴタゴタや、コロナ禍でオリンピックが延期される事も何もまだ分かっていない時代の、想像上の楽しさや幸福感がめいっぱい詰まっていて、フェスティバル感溢れる楽曲である。現代史の授業とか「ポピュラー音楽と社会情勢」とかの講義でで取り上げてもいいんじゃないのか。

 ていうか東京オリンピック開催決定とかの頃からバリバリにアイドルやってるのかよ……という、Sexy Zoneおよびtimelesz・中島健人のキャリアの厚さを思わず感じる楽曲でもある。干支一周してるからね(2025年10月現在)。

(コメント)

「2020年のポプステで歌われたエモ曲だから」「2020年度オリンピックの開催地が東京に決まった翌年にリリースされた曲。事務所の大人たちが期待を込めて彼らに託したと思うけれど、結果叶わず。2020年10月に配信で行われたPOP×STEPというライブでセトリ入りを果たした。特別知名度がある訳ではない曲をここで選ぶのか!という驚きと、ちゃんと消化するんだなと感心した記憶。そんなセクゾが好きです。」「ポプステでまさかの初披露笑 地味に歌詞が良い」「聴くだけでワクワクする。コロナ禍だったけど生で観たかったなぁ。」「コロナでいろんな予定が狂ったと思うが、東京からSZ MUSICを発信するというコンセプトの『POP×STEP』をライブでやる時にこれを出してくるのは素晴らしい選曲と思った。東京オリンピックに期待もありましたよね。」「ポプステでの選曲が好きだったので」

 

7位:【レディ・スパイシー】(2014年発売) 16pt

◾️収録CD 『君にHITOMEBORE』AC通常

◾️収録DVD/BDなし

 三人期で埋もれてしまった名曲が、1stベスト以前部門のコンサート未披露曲ではトップでのランクイン。

 作詞作曲・堂島孝平、編曲・CHOKKAKUという鉄壁の布陣。両者とも二曲目のランクインである。通常盤収録ありなのが嬉しい。

 大人っぽい洒落た雰囲気の楽曲であり、少し背伸びした軽やかな色気が魅力的。成長した五人による披露が熱く待たれ続けていたが、叶うことはなかった……。三人期のカップリング曲でコンサート披露されたのは、現時点でシーサイド・ラブのみ、それも発売から7年経過してからだった。三人期の楽曲の取り扱いの難しさが分かる。

 きりがないので収録DVD・BD欄にはソロコンは記載していないが、唯一レディ・スパイシーが披露されたのは健人くんの2015年ソロコン(『Summer Paradise in TDC』でダイジェストだが観ることができる)であり、寺西くんや原ちゃんもバックで出演しているので、興味があれば是非。

(コメント)

「3人曲ですが歌詞もですがとにかく歌い方が好きでサビ前の歌い方が特に好きできくたび痺れてます」「かなり埋もれてしまっている印象なのでぜひtimelesz新規の方にきいて欲しいです」「DOMOTOの楽曲など手掛けていることが多いあの堂島さんの楽曲。3人の声しか聞こえないのが残念であるものの、3人の声にバッチリはまっているイントロ優勝系の最高曲。一度もライブで披露されたことがないのが本当に惜しい。」「好きですね」「3人期の曲ですが堂島孝平さん節がすごくて好き!5人で歌ってるのが見たかったです」

 

8位:【恋するエブリデイ】(2015年発売) 12pt

◾️収録CD『カラフル Eyes』通常

◾️収録DVD/BDなし

 セクゾ王道のキラキラカワイイカップリング曲がここに来てランクイン。平成後期のカワイイを存分に感じていこう。

 作詞は岩里祐穂Sexy Zoneでは他に『君にHITOMEBORE』『Cha-Cha-Chaチャンピオン』『僕は君のすべてになりたい』『明日に向かって撃て!』『Snow & Stars』『一歩ずつ〜 Walk On The Wild Side〜』『君だけFOREVER』と、2015〜2016年頃に提供曲が集中している。作曲は、事務所関連曲の提供も多いAndreas Stone Johansson、K-POP楽曲を始めSexy Zoneにも主に作詞で数多くの提供曲を持ち最近では健人さんの『Can't Stop』に作詞作曲で参加している岡嶋かな多(Kanata Okajima名義)、Yuki Ohnishiの三名。岡嶋かな多氏は、セクゾ曲では作詞での参加が多く(『すっぴんKISS』『Honey Honey』『Wonder Love』『Small Love Song』『SUMMER FEVER』『Naturally』)、作曲での参加はこの恋するエブリデイのみの模様。編曲は生田真心AKB48ポニーテールとシュシュ』『フライングゲット』編曲で有名だが、事務所関連曲含む男女アイドル楽曲の提供実績が豊富。Sexy Zoneでも『BAD BOYS』『A MY GIRLFREND』『King & Queen & Joker』『男 never give up』『Make My Day』『We Gotta Go』『4 Seasons』『私のオキテ』『24-7〜僕らのストーリー』『BON BON TONIGHT』『休みの日くらい休ませて』などなど、多くの編曲を行なっている。

 通常盤収録あり、ありがとう。五人に戻って最初のシングルのカップリング曲だけあって、直前までのカップリング曲陣とは少し異なる雰囲気(な気がする)。この後の1stベスト〜2ndベスト時代では、これまでより少しだけ大人っぽくなったキラキラカワイイラブソングが一時代を築くことになるわけだが、その先駆けともいえる楽曲だろう。

(コメント)

これぞ平成アイドル🌟な歌詞が可愛すぎます!」「超スペシャルプリティーキュートセクシーなので」

 

8位:【Knock! Knock!! Knock!!!】(2011年発売) 12pt

◾️収録CD 『Sexy Zone』D

◾️収録DVD/BD『Sexy Zone アリーナコンサート 2012』『Sexy Zone Japan Tour 2013』

 最初のシングルのカップリング曲にして、既に本格的なサウンドとその後の方向性を予感させる楽曲がランクイン。

 作詞は、アニメ系*4やアイドルなどへの提供が多い村野直球。作曲は、U:nityの国歌ともいえる『CANDY 〜Can U be my BABY〜』を作曲したSamuel Waermo、事務所曲への参加も数多くSexy Zoneでは『Body 2 Body』、中島健人では『Nocturne』を提供したDidrik Thott、『BAD BOYS』『With you』『キミのため ボクがいる』『Young & Beautiful!』『4 Seasons』『キャラメルドリーム』『さあ笑って』『VIVID SUMMER DAYS』などに参加したDAICHIの三名。編曲は、Sexy Zone『IF YOU WANNA DANCE』『ベイサイド・エレジー』も手がけた中西裕之。

 ここに来て遂に、通常盤収録なしの楽曲がランクインしてしまった。既に廃盤になっている事もあり、ここまでの楽曲の中では最も入手難易度が高いと思われる。コンサートで披露されているため、DVD・BD入手で確実に聴けるのが救いか……。

 最初期の楽曲の例に漏れず、声変わり前という事でキーが高く、歌声は非常に可愛らしい。その声で、未来に向かってもがくシリアスな歌詞とサウンドを歌うギャップが最高。もしかして"We're Sexy Zone"のフレーズはこの曲が初出だろうか。

(コメント)

「『Knock! Knock!! Knock!!! Who's there? We're Sexy Zone』の歌詞だけで泣ける。『こんなにさ僕ら 迷いやすいや じょうずにまっすぐ まだいかないや』大人になったセクゾで聴いてみたかった曲のひとつ。」「ちびーずの声変わり前の曲でキーも高い。菊池のDon't think feelを聞いてほしい。」「まだ声も幼くてかわいらしいですが実はサウンドはめちゃくちゃオシャレでかっこいい。大人になった彼らの声で聞いてみたかった…」「カッコいい✨️マイケル・ジャクソンとかジャクソン5ぽいです。」「最初の「Knock!×3 Who's there? We're SexyZone」でテンションがぶち上がる」

 

8位:【Perfect Portion】(2016年発売) 12pt

◾️収録CD 『勝利の日まで』通常

◾️収録DVD/BD『Welcome to Sexy Zone Tour』

 派手でロックなギターがワイルド、刺激的な人気楽曲がここでランクイン。

 作詞はJINNY。他にSexy Boyz*5『Don't Stop Sexy Boyz!』も提供している。作曲は、『ベイサイドエレジー』『ドシャブリ Rainy Girl』にも参加しているAnders Wigelius他、 Yumiko Okada・Markus Bogelundの三名。編曲は、欅坂46サイレントマジョリティー』SixTONES『JAPONICA STYLE』編曲など男女問わずアイドル・アニメ楽曲の提供実績豊富な久下真音。前述の生田真心の元メンバーである事、というか生田真心って元々ユニットだったんだという事は今回初めて知りました。

 ここまであまりロックテイストの楽曲が多くなかった事もあってか、リリース当時鮮烈な印象を残し、少年倶楽部*6・コンサートでの披露によって人気を獲得。2016年のジャニーズ楽曲大賞(先述)ではその年のカップリング曲最高位となる127位(セクゾの中だと18位)を獲得した。味覚になぞらえた恋愛の歌詞や楽曲展開もドラマチックでサウンドにハマっており、全体的に完成度の高い一曲である。

(コメント)

「初めてこの曲と出会ったのは聡マリのサマパラ2017を見た時でした。松島聡やっべぇぞ。」「少クラのパフォーマンスで一目(一聴き?)惚れしました。とにかくかっこいいの一言につきます」「探偵系のドラマ主題歌になる!と信じてました。ダンスがカッコよかった」「個人的に風磨くんのがなりが好き」

 

■2ndベスト『SZ10TH』以前 10位まで

 2016年10月発売12thシングル『よびすて』〜2020年11月発売19thシングル『NOT FOUND』収録曲が対象。途中でレーベルをポニーキャニオンからユニバーサルミュージックに移籍しており、18thシングル『RUN』・19thシングル『NOT FOUND』はユニバ移籍以降の作品。ただし、timeleSZアプリ(旧SZ10THアプリ)がリリースされたのが2ndベスト『SZ10TH』発売時のため、それ以前に発売された上記二作はポニキャ時代の作品と同様、アプリ取込用のカードが付属していない。後から通常盤のみカード付属ありの盤が生産された(現在公式ストア等から購入できるのはこちら)が、購入時は十分注意されたし。

 17thシングル『麒麟の子/Honey Honey』・18thシングル『RUN』には松島聡が参加していない。(活動休止期間中のため)

 

1位:【冬が来たよ】(2018年発売) 54pt

◾️収録CD『カラクリだらけのテンダネス/すっぴんKISS』通常

◾️収録DVD/BD 『セクシーゾーン ドームツアー2022 ザ・ハイライト』

 初めてのドームの冬と、初めての野外ファンミーティングの夏を彩った名曲が堂々の第一位を獲得。

 作詞は、Sexy Zoneで『イノセントデイズ』『CRY』『それでいいよ(※共作)』『TOGHETHER』を提供しているMs.Mimosa。いずれも名歌詞である。作曲はアイドルや2.5次元への提供実績豊富な前迫潤哉・ツカダタカシゲ。Sexy Zoneでは後に『BLUE MOMENT』を提供したコンビでもある。編曲は前述2020 Come on to Tokyoでもランクインした石塚知生

 今回のカップリング曲投票を開催したきっかけになった楽曲の一つ。Sexy Zoneの……そしてtimeleszのコンサート作りでは、「文脈」が重要な鍵となる事が多い。歌詞そのものが持つ文脈、発売時の背景が持つ文脈、コンサート披露の光景が持つ文脈、などなど……積み重ねてきた思い出が、その楽曲をより輝かせ、彩る光になる。そんな様を、Sexy Zoneのファンになってから何度も観てきたが、2025年9月のファンミーティングで花火の後ろに流れたこの『冬が来たよ』も、まさしく花火のような、ダイヤモンドダストのような輝きに満ちた楽曲になった。

 リリース当時〜ドームでの初披露までの約四年間の間も、夏曲に比べるとやや少なかった冬の名曲として愛されてきた楽曲ではあったが、発売以降冬コンサートがほぼなかった事も災いし、なかなか披露されなかった。だからこそ、2022年の初ドームで煌めいたイントロが流れ始めた時のインパクトはかなりのものがあった。知名度の低さから、新曲と勘違いした人も一定数いた模様。

 そして再び脚光を浴びたのが、前述の2025年9月のファンミーティング。初めての野外開催で、5万人が花火を見上げる中、誰も予想していなかった冬の楽曲。初ドームの光景を覚えている者にとっては、あの時とは違う場所・違う季節・違うメンバーなのに同じ楽曲を聴いていることで、あの時は想像もしていなかった未来に来たのだな、という実感を抱かせる力が『冬が来たよ』にはあった。美しい光景でした。ラスサビ最初の音数が少なくなる箇所が健人くん・マリウスのソロパートだったのも……涙

 通常盤収録だったのが本当にありがたい。ファンミ後、各地のタワレコで売上ランキング上位に『カラクリだらけのテンダネス/すっぴんKISS』が7年越しに急浮上したのは結構な事件だった。

 曲調的には王道の切ないバラードで、コーラスと鐘の音が冬の情感をよく表している。出会いと別れと思い出と今を描いた歌詞がSexy Zoneそのもののようで、最後を希望を抱かせるような聡ちゃんのパートで締めているのが本当に、良い。

ここからまた 歩き始める 物語

(コメント)

「「変わらないものはないけど この想いよ 永遠に」」「セクゾらしいあたたかさと少しの憂いがある曲」「狂うほど好き!という訳ではありませんでしたが、こないだのファンミで、やってくれたぜ菊池……の気持ちになり 、思わずザハイのドームを見返してしまうくらいこの曲の文脈にやられてしまいました。」「シンプル名曲。歌唱力が映える。」「ドームの思い出......................」「とにかくエモい」「バラードが柔らかい声質に合っているSexyZone。しっとりと歌い上げるとうっとりします。SexyZoneとしてのラストドームを思い出しながら見たファンミの花火は忘れられません。」「今年のドームでも聞けるかな?ふまけん無双バラードだけど、寺原あたりが歌っても高音がすごくきれいそう」「冬が来たら聴きたくなる曲。ファンミの花火が雪に見えたので。」「冬になるといつも聞きます!!切なさを歌うSexyZoneってとっても似合うんです!」「SexyZoneらしい聴かせるバラード。大好き。タートルネックで歌ってほしい。」「この前のファンミで聞いてより好きになりました。湿度高めだけど、季節感があり儚く切ないけどどこか温かみのある曲。」「メロディーが美しくて元々大好きな曲ですが初ドームで天井いっぱいに広がった「雪の華」とともに聴いた思い出は宝物です」「今聞くと歌詞も沁みます」「冬に聴いて自分自身を抱きしめる曲」

 

2位:【Arms Around Me】(2020年発売) 42pt

◾️収録CD『NOT FOUND』通常

◾️収録DVD/BDなし

※公式歌詞動画、フル

 五人で歌った最初で最後の全編英語詞曲が堂々のランクイン。少し気だるげな大人の色気漂う、Sexy Zoneの新境地を象徴する一曲である。

 作詞はSixTONESへの提供が数多いONIGASHIMA。『PARTY PEOPLE』『RAM-PAM-PAM』『Telephone』あたりは私も知っている。作編曲はエイベックス系への提供が多めなJustin Reinstein。後に中島健人『Unite』を提供する事になる。

 2020年春にユニバーサルミュージック(内のプライベートレーベル、当時Top J Record・現Over the Top)に移籍して以降、ほぼ全てのシングルで全編英語詞の楽曲が収録されるようになり、この『Arms Around Me』はその第二弾にして、メンバー五人が参加した最初で最後の全編英語詞楽曲となった。とにかくメンバーそれぞれのボーカルとコーラスワークが素晴らしい。ミドルテンポでシティポップ的なオシャレさを備えたサウンドと、キャッチーなメロディーラインを両立した曲調も最高である。

 ユニバ移籍前の楽曲に比べると入手難易度は低いし、この楽曲に関しては通常盤収録のため入手は容易いだろう。ただし前述の通り、ユニバ移籍以降の楽曲でもシングル『RUN』『NOT FOUND』の二作収録曲に関しては、SZ10THアプリ(現timeleSZアプリ)リリース前の作品のため、アプリ取り込み用のカードが付属していない盤もあるので購入時は注意されたし。

(コメント)

「5人で歌った最初で最後の全編英語詞曲。Sexy Zoneの高貴な感じ、落ち着いた大人の感じ、おしゃれなカフェや喫茶店で聞きたい曲。大人のSexy Zoneを体現している気がします。」「マリウス様大優勝曲。こういう曲を歌いこなすグループになっていく未来に希望を持ちました。」「めちゃくちゃオシャレで度肝を抜かれました。こんな曲が歌えるなんて、5人の進化にとにかく驚いた。」「大好きすぎる曲。timeleszもこういうコーラスワークをできるグループになってほしい。」「いうまでなく、神曲。おしゃれサウンド!5人!全編英語詞シリーズ!なんと言ってもマリウス大先生の歌声がおしゃれすぎる。」「マリウス葉無双曲。色気が半端ない。」

 

3位:【シャンデリア・アベニュー】(2016年発売) 41pt

◾️収録CD『よびすて』B

◾️収録DVD/BDなし

 Sexy Zoneの魅力を凝縮したような、ファンからの支持も厚い、可愛さ煌めくポップ・ナンバーがランクイン。

 作詞は嵐『WISH』など数々の提供曲を持つシンガーソングライター・久保田洋司Sexy Zoneでは『カラフル Eyes』『よびすて』『ロマンティックに勝利をつかめ』を提供している。作曲はStephan Elfgren。Sexy Zoneでは他に『ドシャブリ Rainy Girl』『Rainbow Light』にも参加している。編曲は『恋するエブリデイ』でもランクインした生田真心

 投票コメントからも察せられる通り、ファン人気が高いにも関わらずコンサートで披露された事がない*7ため、「報われない」という声が非常に多い。シャンデリア・アベニュー披露を諦めない委員会が発足されるのはもはやコンサート(特に冬)前の風物詩。

 2番の聡マリラップを始め、この時期だからこそできたポップさとキュートさが全編にわたって楽しめる。曲調面には少し背伸びした大人らしさが漂っており、きらびやかな街を歩く浮かれた気持ちがまぶしい、アイドル史に残したい名曲といえよう。

 ……なのだがこの楽曲、Sexy Zone歴代シングルの中でも屈指の入手難易度を誇っている。まずユニバ移籍前の楽曲かつ初回限定盤収録のため、アプリへの取込カードはもちろん存在しないし、新品はもちろん中古でも出回りが少なめなのは大前提。さらにこの『よびすて』初回限定盤Bは、ファンから非常に人気を得たバラエティ映像「料理も英語もできるハイブリッドアイドル誕生!?Sexyエプロン対決~料理王は誰だ!~」が収録されていたため、発売当時から数年にわたり需要が高く、入手不可能な時期が長く続いた。さすがに最近は落ち着いたと思いたいが……ただその苦労を乗り越えるに値する名曲ではあるので、ぜひ頑張って入手してほしい。

(コメント)

「2番の聡マリRap掛け合いから勝利→ふまけん強めのBメロに高音ハモリが重なってサビに突入する気持ちよさ、何にも勝てまい。」「いい加減報われてくれ?2番のポップな感じ今なら周杜くんとか似合いそう」「キラキラ全開のアイドルソング。聡マリラップが可愛くて可愛くて絶対ライブで見たかったのに披露されることはなかった幻の名曲。」「全曲の中で一番好きな曲です。キラキラ感と歌詞がマッチし、少しあどけないけど背伸びしてる様で、恋のドキドキ盛り上がり感が最高です。この街で君に出会えて良かった。「僕達は約束をしてた様に出会えた」という歌詞が好き」「大好きだからです!一度も披露されていません!助けて!」「報われない名曲第1位!!!!!」「こんな歌、SexyZoneしか歌えないのにどこか懐かしい」「セクゾの可愛くて無邪気な感じがすき!」「前に前に進むワクワク感のあるサウンドとドキドキする歌詞、これぞSexy Zoneの得意分野!という感じがする。セトリ入り、諦めてないです。」「冬コン、いや歌われるなら夏だっていい!いつでも待ってます!」

 

4位:【ベイビーロマンチカ】(2018年発売) 32pt

◾️収録CD『イノセントデイズ』A

◾️収録DVD/BDなし

※動画BGM 0:27〜

 パワーのあるカワイイでストレートに殴り続けてくる、聴く少女漫画が上位ランクイン。

 作詞はKE1、作曲は『King & Queen & Joker』『男 never give up』『Silver Moon』『We Gotta Go』『Make my day』『24-7 〜僕らのストーリー〜』『Celebration!』『PEACH!』『ダヴィンチ』『Like a Fighter』『UNSTOPPABLE』『約束』などにも参加しているSusumu Kawaguchi・Maria Marcus・Susumu Kawaguchiと共に『Ignition Countdown』『ゼンゼンカンケイナイ』『まっすぐのススメ!』などに参加し、後にtimelesz『Flavor』にも参加する佐原康太の三名。編曲はHigh!!High!!Peopleでもランクインした鈴木Daichi秀行

 この時期のカワイイ系楽曲を代表するような、強引なまでにポップな多幸感に満ちた曲調と、普通に強引な引力を持つ恋のときめきを描いた歌詞が秀逸。何ですか?

君は僕に 恋を したんだ! そう僕が 君に 恋したように

って……パワーすぎる……好き……

 初回限定盤の収録なので、シャンデリア・アベニューほどではないがやや入手難易度が高いのは注意。アプリ取込も不可能。

(コメント)

「1番好きです。大好きです。こんなに可愛い曲はありません!!恋の始まり!歌詞が全て可愛い「早く自覚して 頬の熱 ドキドキの意味」🤦‍♀️「おいで心(ここ)に」行きます!!!!!😭😭😭😭😭」「とにかくかわいい!!!ライブで歌われなかったのが悔やまれます。特にラスサビ風磨くんの『僕は君に恋をしたんだ!そう君が僕に恋したように』の歌い方がとろけるようにかわいくておすすめです!風磨くんはなんだかんだこの頃から既にかわいいをやってます!timeleszでもこういう曲聴いてみたい!」「ノリが好き ライブの常連曲になってくれてもよかったマジで。トロッコで歌ってる気がする」「一番好き」「初めて聴いたときから最高な気持ちにしてくれる曲です」「ワガママLADYとニコイチだよね!?どっちも歌われ続けるべきだよね!?」「可愛い」

 

5位:【DREAMLAND】(2019年発売) 26pt

◾️収録CD 『麒麟の子/Honey Honey』B

◾️収録DVD/BDなし

※動画BGM 0:59〜

 セクゾにおけるキュート&メルヘンの最高峰ともいえる楽曲がここにきてランクイン。

 作詞は『ROCK THA TOWN』『カラクリだらけのテンダネス』『24-7 〜僕らのストーリー〜』『Celebration!』『Ignition Countdown』『My sweet heart My sweet love』『Break Bad』など主に中期以降のセクゾの名曲を手がけたEMI K. Lynn。作曲は、『タイムトラベル』やtimelesz『We're timelesz』にも参加のVictor Sagfors・『La Sexy Woman』『Iris』『Fever』やtimelesz『Do Me Do Me』にも参加のFunk Uchino・ボーカルディレクターIkki Hatanakaの三名。編曲は三度目のランクインとなる生田真心

 ここまでのカワイイ系楽曲の中では最後発(ユニバ移籍直前、ポニーキャニオン時代最後のシングルである)という事もあり、等身大の大人っぽさも感じさせるジャジーな一曲。だが歌詞は、ありとあらゆる童話から引用を重ねた、セクゾ史の中でもトップクラスにメルヘンな可愛らしさの詰まったものであり、そのギャップとマッチ具合がたまらない。シャンデリア・アベニュー同様、コンサート披露を諦めない委員会の活動が活発である。

 こちらもベイビーロマンチカ同様、初回限定盤のみの収録のため、入手難易度が若干高め(比較的最近なのでポニキャ時代の楽曲の中ではましな方だが)&アプリ取込不可なのは注意。

(コメント)

「かわいい!かわいい!絶対!歌って!!!!諦めないよ!!!!!!!」「こんな夢みたいな曲あります?DREAMLANDで始まるライブを諦めきれない。」「ワクワクやキラキラ、この世にあるときめき全てをかき集めて作った曲なのではないでしょうか?」「ファビュラス・アイドル・ソングだと思います。」「わたしが演出、衣装を考えるのでぜひ披露してほしい」

 

6位:【ワガママLADY】(2018年発売) 23pt

◾️収録CD『カラクリだらけのテンダネス/すっぴんKISS』すっぴん

◾️収録DVD/BDなし

 怒涛のカワイイ系楽曲ランクインである。インパクトのある一番Aメロの構成で人気の一曲。

 作詞作曲は、ロックバンド「ハンブレッダーズ」ボーカルのムツムロアキラ。楽曲提供時点ではまだバンドのメジャーデビュー前であった。この時期に増加していた、専業の作曲家でない若手アーティストによる提供楽曲のうちの一つである。編曲はこれで四度目のランクインとなる生田真心

 この曲の特徴は、なんといっても冒頭の歌詞割であろう。いきなり女の子に扮したメンバーそれぞれの台詞歌詞から始まり、彼氏役のふまけんがそれぞれ鮮やかに回収する様に痺れる。曲調も鬼ほどキャッチー、かつ歌詞に合っている。

 ここまで五曲続けてコンサート未披露曲がランクインしている事からも、オタクの未披露曲への執念、もとい愛着が窺える。ポニキャ時代後期のカワイイ系楽曲も四曲続けてのランクインであり、ユニバ移籍以降はこのようなストレートかつポップにカワイイ系の楽曲が顕著に減った(大人っぽい可愛らしさを備えた楽曲はあるが)事の影響からか、カワイイ系楽曲の再評価が進んでいる印象である。

 なお、名前で分かりにくいが、すっぴん盤とは要するに初回限定盤の事であり、つまり入手難易度は高め。頑張る価値はある。

(コメント)

「この可愛さ歌われ続けるべき!」「とにかくかわいい。こんな風に可愛がられたい。」「可愛い以外にないです。」「聡ちゃんの「他の女の子と話さないで」から始まるので神。ワガママ彼女のちびーずに振り回されるヤレヤレ彼氏のふまけん、の中でしれっと彼女側もこなしている中島健人さん。」

 

6位:【So Sick】(2020年発売) 23pt

◾️収録CD 『RUN』B

◾️収録DVD/BD『Sexy Zone Anniversary Tour 2021 SZ10TH』

 セクゾ屈指の薄暗さ・アンニュイさが特徴的な一曲がここにきてランクイン。

 作詞は音楽ユニット「天才凡人」のメンバーMiNEで、作曲にも参加している。Sexy Zoneでは『勝利の日まで(共作)』『フィルター越しに見た空の青(作曲にも参加)』『Birthday for you』『ダヴィンチ(作曲にも参加)』『One Ability(作曲にも参加)』『Rainbow Light』『UNSTOPPABLE(作曲にも参加)』『星の雨』『Small Love Song(作曲のみ参加)』timelesz『SWEET』などもこの方。他の作曲は、Jan Baars・Rajan Muse・Viktor Strand。編曲は作曲メンバーのうちJan Baars・Rajan Museが担当している。

 この曲はとにかく、厭世的な雰囲気がボーカル・曲調・歌詞全編を支配しているのがSexy Zone楽曲の中でも異色である。それがまた当時の四人(聡ちゃんはお休み中)の持っていた雰囲気にハマるんだこれが。当時のカップリング曲の中では珍しく(2020年リリースのカップリング曲では唯一)コンサートで披露されている。SZ10THツアーでの披露時は、ライネクからの流れと、勝利くんが一人つまびくギターから緑レーザーが放出される様が特に印象に残る。

 Arms Around Me同様、ユニバ移籍以降ではあるがアプリリリース前の楽曲、かつArms Around Meとは異なり初回限定盤収録のためアプリ取込不可なのは注意。ポニキャ時代の楽曲ほどではないが、入手難易度は若干高い(ユニバ公式ストアでは既に在庫なし)。

(コメント)

「10TH以前で選ぶのが本当に難しいです。どれも良すぎて!!!とりあえずSo Sick」「薄暗いSexyZoneなんてなんぼあってもええですからね」「この退廃的な雰囲気はあの頃のセクゾじゃないと出せなかった世界観とも思う。最高。かっこよすぎ。」「歌詞と曲調が癖になるのと、ライブでの勝利くんの光るギターが超かっこいい」「派手ではないけどかっこいい」

 

8位:【アナタノセイデ】(2017年発売) 18pt

◾️収録CD『ぎゅっと』通常

◾️収録DVD/BDなし

 ストーリー性の高い切ない歌詞が光る、隠れた名曲がここにきてランクイン。

 作詞はピアノ・ロックバンド「HOWL BE QUIET」(2023年解散)のボーカル・竹縄航太セクゾ界においては『名脇役』の作詞作編曲で有名だが、このアナタノセイデが初*8の提供作品である。他に『Forever Yours』作詞・timelesz『君へ』作編曲。作曲は、ベイビーロマンチカに続き二度目のランクインとなるSusumu Kawaguchi(編曲も担当)・Adrian McKinnonの二名。

 専業作詞・作曲家ではない外部の若手アーティストへの提供依頼が増えた時期…というのはワガママLADYの項でも述べたが、この『アナタノセイデ』はまさにそのはしりと言える楽曲。この楽曲の成功が、後にセクゾ史・アイドル史に残る名曲『名脇役』の誕生に繋がることとなる。この『アナタノセイデ』の時点で既に、具体的な主人公の心情を一人称で語る形式は完成しており、温かくも切ない曲調と相まって心に残る。

 この楽曲は通常盤収録なので比較的入手難易度は易しめ。「『ぎゅっと』収録曲はいずれも名曲」という定説もあり、ぜひ頑張ってコンプリートしていただきたい(これは私欲です)。

(コメント)

「歌詞が好き。5人とも未練タラタラな主人公の心情を表現する歌い方が上手い。」「名脇役が有名すぎて影に隠れていますが、同じ作詞家さんの作品。いい曲です。」

 

9位:【天空のロイヤルブルー】(2019年発売) 17pt

◾️収録CD 『麒麟の子/Honey Honey』A

◾️収録DVD/BDなし

※動画BGM 0:00〜

 爽やかかつ高揚感に溢れる、カップリング曲史上トップクラスに主題歌(※主題歌ではない)な一曲がランクイン。

 作詞は、ロックバンド「BIGMAMA」のギター・ボーカル金井政人。セクゾへの提供はこれが初であり、その後『まっすぐのススメ!』『NOT FOUND』『Money Money』『せめて夢の中では君を抱きしめて眠りたい』『puzzle』timelesz『Birthday』と、Sexy Zone史に残る楽曲を含め提供を重ねていく事となる。作曲は『STAGE』を作曲し『すっぴんKISS』『麒麟の子』『最後の笑顔』『Don't run away』『禁断の果実』『いつまでもいつまでも』などに参加したイワツボコーダイ(KOUDAI IWATSUBO名義)、 事務所関連曲の提供も多いKokei“CO-K”Takafumi(編曲も担当)の二名。編曲には嵐『Troublemaker』KAT-TUN『ハルカナ約束』Sexy Zone『ゼンゲンカンケイナイ』にも参加したha-jも参加している。

 最初に聴いた時、絶対アニメ主題歌じゃん!と思ったのが懐かしい。タイトルの通り、天空に突き抜けるような力強さを感じさせる歌声、まっすぐに未来へ向かうまぶしい歌詞、ドラマティックな盛り上がりが実に主題歌。他にあまり同系統の楽曲がない事もあってか、根強い人気を誇る楽曲である。

 初回限定盤のみ収録のため、同期のDREAMLAND同様、入手難易度はやや高め。というかDREAMLANDとこの曲が同じシングル収録なの、振り幅の大きさがすごい。

(コメント)

なし

 

10位:【帰り道 to you】(2019年発売) 16pt

◾️収録CD 『麒麟の子/Honey Honey』通常

◾️収録DVD/BDなし

※動画BGM 1:00〜

 懐かしい思い出への感傷が美しく滲む名曲が10位にランクイン。

 作詞作曲は、Sexy Zoneカップリング曲屈指の人気曲(人気なのでベストアルバムにも収録済のため、今回の投票対象から除外されてしまった)『Twilight Sunset』を手がけたたなかまゆ。編曲は『名脇役』『青い恋人』も手がけたシンガーソングライターsugerbeans。ユニットの別名義だが、『Stand up! Speak out!』『僕らがいる世界』の作詞作編曲も手がけている。

 この曲の主人公が思い出す帰り道の情景は、何の変哲もないがだからこそ温かい思い出であり、もう戻れなくて、まぶしい。その歌詞世界に寄り添う温かな曲調がまた切ない。この曲もDREAMLANDや天空のロイヤルブルーと同じシングル収録という事実……

バラ色と呼ぶには ありふれた日々だね

(コメント)

「帰り道という切なさと幸せだったころの情景が浮かぶ大好きな曲」「大大大好き、Twilight Sunsetと同じたなかまゆさんが作った名曲です。」「当時彼氏と別れた時に聴きまくった曲です…今ではSexyZoneと重ね合わせて泣いてます」

 

■ 2ndベスト『SZ10TH』以降

 2021年3月発売20thシングル『LET'S MUSIC』〜2024年3月発売26thシングル『puzzle』収録楽曲が対象。……なのだが、私のミスによりtimelesz『because』収録曲も記載してしまっていたので、急遽対象にしました。グダグダで申し訳ない……

 この部門の楽曲は全て、通常盤・初回限定盤ともにtimeleSZアプリ(旧SZ10THアプリ)で聴く事が可能。また、マリウス葉は活動休止期間に入りそのまま卒業したため、一曲の例外を除いて全楽曲に参加していない。

 

1位:【timeless】(2023年発売) 89pt

◾️収録CD 『Cream』通常

◾️収録DVD/BD『SEXY ZONE LIVE TOUR 2023 ChapterⅡ in DOME』

- YouTube

※ダイジェスト 0:51〜

 圧倒的一位。永遠に光り続ける五人の想い。

 作詞は、Sexy Zone。五人それぞれが作ったものを繋ぎ合わせて作られた。Sexy Zone名義での作詞曲は他に2016年『STAGE』2018年『O.N.E 〜Our New Era〜』2021年『Change the world』がある。作曲は、『ゼンゼンカンケイナイ』作詞作曲や『Eliminater』作詞にも参加した歌手・草川瞬、『Believe my dream』『My sweet heart My sweet love』『約束』にも参加した坂室賢一、前述ベイビーロマンチカでもランクインした佐原康太(編曲も担当)の三名。

 マリウスの卒業に伴い作られた、最後の五人作詞曲である。活動休止以降約三年ぶりに聴いたマリウスの歌声であり、五人で立った最初で最後のドームの舞台で歌われた楽曲であり、timeleszの名前の由来になった楽曲である。『冬が来たよ』同様、2025年9月のファンミーティングでも流され、会場に集ったセクラバを涙の渦に叩き込んだ。あの時踏み出した未来が、今に繋がっている……。

 五人が歌う、Sexy Zoneへの愛と未来の曲である。語り尽くせない想いが詰まっている投票コメントを参照されたし。個人的にだが、最後のリフレインを聴くたびにどうしても涙が出てしまう。シンプルだが、Sexy Zoneに捧げるべき賛辞だと強く思う。

You're beautiful, You're beautiful

Everyday, Everytime, You're beautiful

(コメント)

「5人にとってもセクラバにとっても宝物のような思い出の曲。気軽には聴けない…」「5人合わさった時の声の響きが凄まじい。この5人じゃなきゃダメだった理由が、この曲に詰まりすぎている。そしてこの5人にしか書けない、綺麗事じゃないのに美しすぎる歌詞。究極の1曲だと思う。」「timeleszの名前の由来になった曲。彼らの不器用な優しさを聞いてほしい。」「ごめんやっぱあなたが好きでした」「これが選択肢にあったらこれを選ばないという選択は出来ません。色んな思い出や想いが詰まった曲。」「"これは外せない。5人で作詞して、5人でのラストの曲。」「イントロかかって1秒で泣いちゃいます。」「5人で歩んできたいろんな景色や思い出、感情が走馬灯のように駆け巡る辛いけど大切で守りたい曲です。」「外せないですよね。これはマスト。ピアノのイントロが非常に美しい曲。」「言わずもがな」「最後の5人の声、残してくれてありがとう。ラストであり、スタートに繋がる曲」「知って欲しい。」「筆舌に尽くし難いが、一つ選ぶならチャプ2円盤でWe're timeless がマリちゃんの声で流れた時、勝利くんが少し口角を上げた時の心情に思いを馳せたくなります。」「文句なしで1位です。歌詞の隅々から、5人のストーリー、関係性を感じることができます。私が個人的に好きな歌詞は2番サビの「羽ばたいてよ 強く歩んでくこの先の人生へ」というフレーズです。グループから離れた2人の活躍をSNSで知るたび、この歌詞が思い浮かびます!新生timeleszもケンティーもマリも、世界へ羽ばたけ!」「SexyZone5人の思い出を持って今を生きているから」「これだけは絶対に知って欲しい。新規の方にあの時の感情を理解して欲しいわけじゃない。ただSexyZoneを愛しているんだ、ってことを知って欲しい。」「泣く」「聴くと百発百中で泣いてしまいます」「歌詞が5人の未来をリードするようで泣ける「名曲です。」「5人最後の曲。マリウスが喜ぶ言葉をたくさん散りばめながら未来に祈りを込めながら、5人の並びと歩みを愛おしむ切実さがSexy Zoneだったなぁと思う。」「これなしでは今のグループを語れないから。」「マリちゃんが卒業する際に5人で最後に作詞した曲で、SexyZoneのこれまでを辿る中で絶対に避けては通れない曲であることは間違いない。ファンミで選曲されたおかげで収録されたシングルCreamが売れて、初心者の方でもすでに知っている方も多くいると思うが、timeleszのグループ名の由来となった曲でもあるため、timeleszが好きなら必聴ではないかと思う。受け取り方は人によって違うものであっていいし、今が好きなのであって昔に興味がないというファンがいてもいいとも思う。でももし歴史を遡ってこの曲に出会ったら、少しだけSexyZone5人に思いを馳せてもらえると嬉しい。ただのファンの戯言です。」

 

2位:【惑星】(2022年発売) 49pt

◾️収録CD  『Trust Me,Trust You』AB通常

◾️収録DVD/BD『We're timelesz LIVE TOUR 2024 episode0 (※メドレー内)』

※ダイジェスト 4:09〜

 世界平和の象徴が鳩・オリーブの枝・Sexy Zoneである事を明らかにした、「みんなのうた」採用曲が2位を獲得。

 作詞は、前述の天空のロイヤルブルーでご紹介した金井政人と、So Sickでご紹介したMiNEの二名。作曲はMiNE、ベイビーロマンチカとアナタノセイデに続き三度目のランクインとなる川口進、Sexy Zoneダヴィンチ』『Make You Mine』『UNSTOPPABLE』中島健人『N / o'clock』などの作編曲に携わったAtsushi Shimada。

 幼い頃から愛を歌い続けてきたSexy Zoneにしか歌えない、宇宙規模の愛の歌。みんなのうたでこの曲を聴いて育った子どもたちが確実にこの世にいる事が嬉しい。歌詞のスケールの大きさにふさわしく、曲調もダイナミックかつ繊細な温かさに満ちており、まっすぐに優しい歌声と合わさって聴く者の心を打つ。

 通常盤収録。ありがとう。無重力LOVE。

(コメント)

「バカデカ愛を歌うSexyZoneのことが大好きだから」「ファンタジーでキラキラでかわいらくしてあたたかい。SexyZoneの真骨頂。『かけひきのない愛を交わそう』がこれほどまで裏がなく、まっすぐに伝わるのもSexyZoneだからこそ。こういった曲をデビューから10年経っても全く違和感なく歌えるグループであることも素敵。個人的には『Lady ダイヤモンド』と『君と…Milky way』の間にあるイメージです。」「「青い地球」を「あおいホウセキ」なんて中島健人にしか歌えない 普通に泣いちゃう」「かけひきのない愛って凄くSexyZoneらしくて好き。私が死ぬ時、走馬灯の裏で流れるBGM(?)これがいい。」「「Sexy Zone」を表しすぎていて、Sexy Zoneにしか歌えない曲だと思う。」「この教育番組感が好き!セクゾって感じ!!」「セクゾの純粋な優しさとか美しさとか世界への祈りとか、そういうグループの性格が表れた一曲だと思います。」「みんなのうたで放送。彼らの繊細な歌声が沁みる。」「世界を包む愛。」

 

3位:【Prism】(2021年発売) 44pt

◾️収録CD 『夏のハイドレンジア』通常

◾️収録DVD/BD『セクシーゾーン ドームツアー2022 ザ・ハイライト (※初回限定盤のみ)』

※ダイジェスト 2:50〜

 真夏の煌めきを切り取って閉じ込めた珠玉の一曲がランクイン。

 作詞は、Sexy Zone『With you』*9『GAME』『待ったなんてなしっ!』『◯△◻︎』『いつまでもいつまでも』提供のケリー。作曲は、刀ミュへの提供が多くSexy Zoneでは『キャラメルドリーム』を作編曲した原田峻輔、事務所関連の人気楽曲を数多く提供し(Snow man『D.D.』など)とうとうファンによる非公式企画ながら「ジャニーズ×HIKARI楽曲大賞」まで開かれたHIKARIの二名。Sexy Zoneでは他に『4 Seasons(共作曲)』『タイムトラベル(作詞・共作曲)』『Message(作詞・共作曲)』『Take A New Step(共作曲)』『VIVID SUMMER DAYS(共作曲)』を提供。編曲は風をきってやレディ・スパイシーに続き三度目のランクインとなるCHOKKAKU。

 まぶしい。まぶしさしかない。嘘です。ギターのカッティングやコーラスの心地良さとか、清涼な歌声とか、初期楽曲からの無邪気さを残した歌詞とか、なのに大人の余裕を感じさせる洒落た曲調とか、いろいろあります。でも全て引っくるめて、まぶしい。歌詞でも「眩しいね」って言ってるし。

 当然毎年夏に歌っていただいて構わないのだが、今のところコンサートで披露されたのは2022年のアリーナツアー『ザ・アリーナ』のみ。この通称ザアリは、Sexy Zoneコンサート史上屈指の名作なのだが、上記のように初回限定盤にしか円盤収録されていないので映像で観たい場合はご注意を。幸い、楽曲自体は通常盤収録なので入手は難しくない。

(コメント)

「prismまじで大好きすぎる!夏の爽やかさと柔らかさを感じてます。烏滸がましいですが、ちょっと自分のことかと重ねて聞いてます。」「この曲を聴くと松島聡と付き合った記憶が蘇る」「ザアリでの、あの夏のキラキラのPrismが忘れられません。大好きです!」「だいっすき!キラキラ曲!ジャニオタなら間違い無く好き」「夏コン定番曲のポテンシャルあります!」「夏のキラキラソング代表という感じで好き。歌い出しの風磨くんの甘い歌声が激メロです。」「幸せな雰囲気の歌詞と曲調がとても好きだから」「夏になったら聴きたくなります!ハイライトのアリーナツアーで披露した時、オシャレなシティポップ路線に変更しても尚、こんなキラキラソングまだ歌ってくれるんだ!という気持ちでした。」「初期の煌めきを引き継ぎながらも大人の香りがする、夏×Sexy Zoneとしての最適解を叩き出した楽曲。」「全部好きです」「おしゃれでかわいくてシンプルに歌上手くて最高です。」

 

3位:【桃色の絶対領域】(2021年発売) 44pt

◾️収録CD 『夏のハイドレンジア』B

◾️収録DVD/BD『We're timelesz LIVE TOUR 2024 episode0』

※ダイジェスト 1:41〜

 奇跡的な巡り合わせのコラボにより生まれたSexy of Sexy楽曲が堂々のランクイン。

 作詞作曲は、ロックバンド「神はサイコロを振らない」ボーカル・ギター柳田周作。編曲は、2020 Come on to Tokyo・冬が来たよに続き三度目のランクインとなる石塚知生

 この曲が誕生したのは、NHKの音楽番組『シブヤノオト』でたまたま、本当にたまたまSexy Zone神はサイコロを振らない(通称神サイ)が共演した事がきっかけ。その番組内のトークコーナーでの大喜利の回答が組み合わさった結果、架空の楽曲名『桃色の絶対領域』が完成したのだが、まさか後日本当に提供されるとは……。詳細は以下のブログ記事が詳しかったです(引用失礼します)。

 その後、楽曲誕生のきっかけとなったシブヤノオトでは披露されていたが、結局Sexy Zone時代にコンサート披露される事はなかった……。ので、timelesz改名後の初ツアーで初披露された時は本当に腰を抜かした。シブヤノオトでの披露時、二番は神サイメンバーとの桃色すぎる絡みがあったため振付の詳細が分からない部分があったのだが、コンサート初披露時もセグウェイより速度出るあまりにも速すぎる一人乗りトロッコでの歌唱パートになっており、全貌は未だ不明。とにかく、Sexyの粋を極めたSexyの使い手にしか歌えない、Sexy関門となる楽曲である。

 初回限定盤収録ではあるが、古いシングルではないのでそこまで入手は難しくないであろう(この部門のランクイン曲共通)。

(コメント)

「SexyZoneにしか歌えない名曲。SexyZoneの時にライブで観たかった…」「ギターのリズムと嫌味ない色気がたまらない」「タイトルからこんな曲になろうとは誰が予想出来ただろうか。神サイとのコラボ歌唱…本当に良かったな…………」「ラストライブで披露されなかったの一生引きずるくらいには好きだから。セクラバの未練だと思うこれは。」「題名こそふざけた偶然の産物ですが、ありえないほど曲調が大好きです。ぜひ8人でも見てみたいなと思わせてくれる1曲です。」「柳田くん作詞の、それまでのSexyZoneにありそうでない曲調が耳に残る。」「1度でいいからこの曲をフルメンバーで生パフォーマンスが見たかった。神サイさんとのコラボも最高!!」「Sexy!!!!!曲の誕生エピソードも含め、彼らにピッタリの奇跡のような曲。もっとTVで見たかった。」「音楽番組での交流をきっかけにうまれ、リリース時にはその番組でも披露された稀有なカップリング曲。聡ちゃんの予想メンバーカラー(ピンク)とSexy Zoneというグループ名からの飛躍といういかにもその場の回答たちからこんなに後ノリでラグジュアリーな曲がうまれたことが未だに面白い。」「才能×才能の化学反応。まさか歌番組のいちコーナーからこの曲に行き着くとは。柳田さんありがとう。」「冒頭のジャラララッ!ジャラララッ!だけで最高点まで沸ける」

 

5位:【Try This One More Time】(2023年発売) 33pt

◾️収録CD  『本音と建前』AB通常

◾️収録DVD/BD『SEXY ZONE LIVE TOUR 2023 ChapterⅡ in DOME』

※公式MV

  健人くんが主演の吹替を務めた映画『トランスフォーマー/ビースト覚醒』の主題歌がランクイン。

  作詞作曲は、TKmen、ユニット「ラップオバケ」でも活躍するラッパー・KAKU(RAPOBAKE)、DJ first(編曲も担当)の三名。DJ first氏の楽曲解説ツイートにはお世話になりました。

 TKmenってどなたやねん…とクレジット発表時は特に気にしていなかったのだが、実はダンスボーカルグループDa-iCEのリーダー兼パフォーマー工藤大輝の変名であった。実は直後から「そうじゃないか?」という声はちらほら見かけていたが、リリース当時工藤氏が自身のラジオ番組で『本音と建前』とこの曲をかけた事でほぼ確定。ただ当時は公にはできなかったようで、ずっとしらを切っていた模様。つい先日(2025/10/10)、風磨くんがMCの一人を務める番組・音鳴り部にDa-iCEが出演した際にやっと公式の電波で提供の事実が語られた。なお風磨くんはコンペ・レコーディング時点では提供の事実を知らなかったとの事。

 詳細は上述の解説ツイートを読んでいただければと思うが、映画で全編にわたって流される90年代アメリカ音楽のノリをシームレスに引き継いだ名主題歌である。あまりラップ曲が多くはないSexy Zoneだが、やればめっちゃできる事が分かる。カップリング曲ではあるが、MVが製作されたりトランスフォーマー版のチェンジジャケットが付属したりと、主題歌としての扱いを受けている。MVも古き良きアメリカンという感じで可愛い。

(コメント)

「音鳴り部にDa-iCEがゲスト出演された回を見ればわかるが、楽曲提供してくださった工藤さんが天才すぎる。中島健人さんが声優を務めた映画トランスフォーマーのタイアップ曲で日本版主題歌。洋画とのタイアップ曲は大人の事情がたくさん絡む関係もあり、往々にしてあまり作品のイメージと合わないものも多いが、この曲は(多少の贔屓目はあると思うが)、作品と世界観をきちんと共有できている楽曲だと思う。チャプツードームでも人生遊戯に続いて2曲目に持ってくるほど強い意志表明の曲。当時の事務者の状況とも重なり、これをドームで歌うことの強さを感じた。」「SexyZoneってラップも歌えるんだって新たな魅力を知った一曲。」「なんでこれが表題入りしなかったのかマジで分からない。ハリウッド映画の日本主題歌ですけど!?!?!?!?!?MVもめちゃかっこいいからフルで配信しなぁ!?!?」「乗れる!!!!!!イントロ1秒から神曲なのが分かる。ラップパートのビートが良すぎる。ノリに乗れまくる。」「new jack swing感が好きなので」「カップリングでいいの?としか思えない大事な大事な曲です」「デビュー曲『Sexy Zone』で歌っていた価値観は変わるということ、それによって世界平和を希求するということが、見事にアップデートされている歌詞だと思う。90年台HIP HOPテイストの音楽性も良い。」「トランスフォーマーには頭が上がりません!!」

 

6位:【Sleepless】(2022年発売) 32pt

◾️収録CD  『Trust Me,Trust You』AB通常

◾️収録DVD/BD『We're timelesz LIVE TOUR 2024 episode0』

※公式MV

 勝利くん主演『赤いナースコール』主題歌がランクイン。

 作詞はDREAMLANDと同じくEMI K. Lynn。作曲はBenjamin Ronn Nielsen・Kasper Falkenberg・Nicky Furdal・Alexander Oscar Overgaard・Max Ulver。編曲はBen Legit・Kasper Falkenberg・Nicky Furdal。いずれも残念ながら検索しても日本語楽曲の提供実績がヒットしなかったが、とにかく新しい風が吹き込まれた感じは分かるだろう。

 温度のない歌い方、美しいファルセットによるサビ、音楽が停止する時のキメ、都会的な音楽、スタイリッシュなMV……と見所聴き所が満載。投票コメントにもあるが、当初期間限定のストリーミング公開だったMVが、あまりの評判の良さに再編集されてYouTube公開されたりもした。個人的にはストリーミング版の方が音ハメなどの完成度が更に高かったので、いつかこちらも再公開してほしい……!

 『Trust Me,Trust You』はSexy Zoneのシングルでは珍しく、全てのカップリング曲が通常盤に入っているので、映像特典などを無視すれば通常盤一枚で全曲が揃うのがありがたい。ただ初回ABのジャケットの作りが"良すぎ"るんですが……余談でした

(コメント)

「音数少なめのトラックにソロパートが連なってサビはほとんど裏声、2番崩し、3分未満の構成など流行をおさえた作りになっているのにあざとさを感じさせず、むしろSexy Zoneに塩振って焼いただけのような素材の良さを見せつける一曲になっている。Sexy Zoneの美しさをただ静かに見せつけるようなMVも必見。(元はストリーミング特典であったが、美しすぎてファンが公開を熱望した結果YouTubeにも再編集版が投稿された)」「なんで両A面じゃなかったの?」「音数は絞ってるのにカッコ良すぎる。佐藤勝利さんの「Never Say Goodbye」の切れ味。」「大好きで、、、、MVもあるのに、もっと知られても良くない???と思う曲。妹いわく、サムネでMVってことが分かりづらいらしいです。確かに………オバトプさん………エピゼロでやってくれたのも嬉しかったです。これもいつか8人でやってくれたら嬉しいな」「MVをみればわかる。セクゾは塩さえふれば良い」「MV含めてかっこよすぎる」「とても短い曲なんだけど強く印象に残る曲。もっとたくさんの人に聞いてほしい」「圧倒的顔面美で黙らせてくる感じ、たまらないです。」

 

7位:【ワィワィHaワィ】(2024年発売) 25pt

◾️収録CD  『puzzle』AB通常

◾️収録DVD/BD『SEXY ZONE LIVE TOUR 2023 ChapterⅡ in DOME』

 オンラインファンミで舞い降りた奇跡のワンフレーズがメンバーの手により有り得ないぐらい膨れ上がった、ファンの面前で作られた一曲がランクイン。

 作詞は、『timeless』作曲でもランクインした草川瞬(作曲でも参加)。作詞これSexy Zoneじゃないんだという驚き。まあメンバーが作ったフレーズは一部(例:ハワイはいかが?、オアフでもマウイでもこの際どっちでもいいんじゃない)なので納得。メンバーから飛び出た珍フレーズの数々をまとめ上げてtimelessとは似ても似つかない楽曲に仕上げた草川氏の手腕たるや。作編曲で、『極東DANCE』『Iris』『再会の合図』timelesz『手をたたけ愛ならせ』『We're timelesz』を編曲したGRPが参加している。こっちのけんと『はいよろこんで』とワィワィHaワィって編曲者同じなんだ……

 上述の通り、Cream発売時のオンラインファンミーティングにて「楽曲を作ろう!」みたいなコーナーがあった……のだが、まずこのオンラインファンミ自体、有り体に言ってしまうと売上やばそうなので販促としてリリース週の土曜に緊急追加しました、という、発売直後の売上が良ければ存在しなかったイベント。まず開催されたのが奇跡1、そこのコーナーに応募されたタイトル案に"ワィワィHaワィ"というどう考えてもバィバィDuバィのアンサーでしかないワードが存在したのが奇跡2。そもそもバィバィDuバィというワードが存在した事自体が奇跡3。メンバーのハワイに行きたい!!!!!という熱が強すぎて"ワィワィHaワィ"というワード一つから様々な歌詞が引き出されたのが奇跡4……という具合に、この『ワィワィHaワィ』という楽曲は、あらゆる奇跡が結集して生まれた奇跡の子なのである。

 その後も、ドームコンサートでしれっとメドレーに混ぜられる形で初発表されたが、なぜか初見のはずのオタク側もその場でコール&レスポンスができたり、突然健人くんの脱退とともにSexy Zone最後のシングルという事で発表された『puzzle』のカップリング曲にしれっと混ざって悲しみにくれるオタクを少し笑顔にしたりと、色々あった楽曲である。これからもバィバィDuバィともども、オタクを笑顔にしていってほしい。

(コメント)

「何も考えずにハワイ!と叫べるところ」「作成された経緯も経緯なのですが......(笑)とりあえず、愉快で底抜けに明るい!バィバィDuバィ ~See you again~のつがい!楽しい!!!!!!!!!!」「初めてライブで聞いたはずがどこか馴染みがありなぜかコールもわかってしまう…」「Creamのファンミで生まれた曲。ドームでいきなり披露されたけどセクラバの適応力に感動。」「これぞSexyZone!」「コンサート初日にいきなりセトリに入っていて、知らない曲なはずなのに何故か知ってる曲でした。(ファンミでできた曲)」「トンチキすぎて笑顔になれる」「皆んなで作ったとされる(笑)これを聞くと元気になれるので定期的に聞いてます!」「滑り込みでドームライブで初お披露目してくれたね……誰も知らないはずなのにすごく楽しかったな……」

 

8位:【Heat】(2021年発売) 13pt

◾️収録CD 『夏のハイドレンジア』通常

◾️収録DVD/BD『セクシーゾーン ドームツアー2022 ザ・ハイライト (※初回限定盤のみ)』

※公式歌詞動画、フル

 じりじりと熱を煽る、全編英語詞の真夏曲がランクイン。

 作詞は、『Forever Gold』『Purple Rain』『Fever』『See you again』といったSexy Zone後期の英語詞(または英語詞多め)の楽曲陣を提供したJUN。作曲は、アナタノセイデでもランクインしたAdrian McKinnon、High!!High!!PeopleでもランクインしたTakuya Harada(編曲も担当)。

 シーサイド・ラブ、Prismに続き、ザ・アリーナで効果的な使われ方をした夏曲がランクインした。それだけザ・アリーナが名作だという事……。少し昔のテイスト(80〜90年代イメージ)の洋楽らしいサウンドと、ボーカルの重なりの巧みな美しさが印象的である。全編英語詞曲の四作目にして、翌年のアルバム『ザ・ハイライト』以降に繋がる高い音楽性を持った楽曲。

(コメント)

「ザアリーナの演出が好き」「ザアリのとき現場で聴いて鳥肌が立った曲。ふまけんの裏声とファルセットの綺麗さ、しょりそうの低音、どちらの良さも味わえる、全編英語で色気たっぷりな曲。」

 

9位:【Day Off】(2021年発売) 11pt

◾️収録CD  『LET'S MUSIC』B

◾️収録DVD/BDなし

 理想の週末を描いた、穏やかな幸せに満ちた楽曲がここにきてランクイン。

 作詞作曲は音楽グループ・ベリーグッドマン。編曲は『恋がはじまるよーー!!!』を手がけたユニット・PRIMAGIC。

 歌詞はまさに「理想の穏やかな休日」といった趣で、慌ただしい平日を送るファンに寄り添うような幸福感に満ちている。個人的に、風磨くんがレギュラー出演しているテレビ番組「ニノさん」が日曜午前中に放送されていた頃は勝手に主題歌にしていたし、今ならHourszで毎週流してくれていい。一番が少し遅い朝から始まるので、午前中〜昼頃聴くのが一番幸せ。

 これまでコンサート披露された事がない(曲のコンセプトが日常感あるので、今後もあまりないかも?FAMの延長線上で「家族の休日」みたいな場面ならワンチャン……)、かつ初回限定盤B収録という事で、地味に聴くのが難しい。この初回Bは特典映像では、今スポーツレベルが向上したtimeleszでは考えられないほどほのぼのとしたスポーツ対決が繰り広げられるのでオススメではある。

(コメント)

「セクシーキャンプの時にこの曲を歌ってた4人がかわいすぎて…!ぎゅっと系の癒しソングだと思います!」

 

10位:【君のせい】(2024年発売) 10pt

◾️収録CD  『puzzle』AB通常

◾️収録DVD/BD『We're timelesz LIVE TOUR 2024 episode0』

 アニメ「花野井くんと恋の病」主題歌、Sexy Zone名義では最後のアニメ主題歌となった一曲がランクイン。

 作詞は、『LET'S MUSIC』にも参加したnozomi*。作曲はToshiya Hosokawa(編曲も担当)・『DREAMLAND』でもランクインしたFunk Uchino・Gigi・SILLY TEMBA(編曲も担当)。いずれも二次元からアイドルまで様々な楽曲提供を行っている。

 ワィワィHaワィでも記載した通り、やはりSexy Zone最後のシングル『puzzle』が発表された時はかなりしんみりした気持ちになった……のだが、ここにきてまだ主題歌隠し持ってたんかい!!!!!という驚きと共に受け止められた楽曲であろう。地味にアニメ主題歌はデビュー初期の「忍たま乱太郎」以来となる。天空のロイヤルブルーはアニメ主題歌っぽすぎるだけで主題歌ではない

 ミニマムでオシャレなサウンドで描かれるA〜Bメロから、一気に感情が迸るサビが印象的。可愛らしい雰囲気はありつつ、片思いの不安定さを煽るようなどこか不穏なコード進行に新境地を感じさせる、「この路線のSexy Zoneをもっと聴いてみたかったな」という一抹の感傷をこちらに抱かせるような楽曲……というのはかなり個人的な感想かも。最近のシングルかつ通常盤収録ありなので、入手は容易いだろう。

(コメント)

「リズミカルなサビがすき」「2024年4月からのアニメの主題歌で、クレジットにSexyZoneと書かれていて泣きました。この曲をライブで聞いてみたかった…!曲としても普通に好きです。」「perfume感があるけどキャッチーででも恋の歌で好き」

 

■1stベスト『Sexy Zone 5th Anniversary Best』以前 10位以降

11位:【ドシャブリ Rainy Girl】(2015年発売) 10pt

・収録CD 『Cha-Cha-Cha チャンピオン』ABC通常

・収録DVD/BDなし

(コメント)

「ザ少年倶楽部のOPで歌っていて、当時ジュニア担でしたが印象的な一曲です。」

 

12位:【僕は君のすべてになりたい】(2014年発売) 9pt

・収録CD 『男 never give up』通常

・収録DVD/BD『Sexy Zone summer concert 2014』

(コメント)

「ハモリがきれいに聞こえる良曲。10年後も歌えそうって言ってたのに全然歌われなかった不憫さも含めてお気に入り。」

 

13位:【待ったなんてなしっ!】(2014年発売) 8pt

・収録CD 『King & Queen & Joker』KSF通常

・収録DVD/BD『Sexy Zone Spring Tour Sexy Second』

(コメント)

忍たまEDがこの曲だった世代だったので、後にSexyZoneにハマった時、これカップリングだったの???!とびっくりしたぐらい良曲だと思っています。歌詞も素敵で、元気もらえます。」

 

14位:【Power of Run】(2014年発売) 7pt

・収録CD 『King & Queen & Joker』通常

・収録DVD/BD『Sexy Zone Spring Tour Sexy Second』『Sexy Zone summer concert 2014』『Welcome to Sexy Zone Tour』

(コメント)

「ウェルセクでの外周を駆けていく自担と歌詞がぴったりすぎて忘れられないから。」

 

14位:【Snow & Stars】(2014年発売) 7pt

・収録CD 『君にHITOMEBORE』BD通常

・収録DVD/BDなし

(コメント)

 

16位:【High!! High!! People 〜movie remix〜】(2013年発売) 6pt

・収録CD 『Real Sexy!/BAD BOYS』通常

・収録DVD/BD不明(おそらくなし)

(コメント)

 

17位:【Keep the Challenge】(2014年発売) 5pt

・収録CD 『男 never give up』SKF通常

・収録DVD/BD『Sexy Zone summer concert 2014』

(コメント)

 

18位:【Young and Beautiful!!】(2013年発売) 4pt

・収録CD 『バィバィDuバィ〜See you again〜/A MY GIRL FRIEND』通常

・収録DVD/BD『Sexy Zone Spring Tour Sexy Second』

(コメント)

「若さ溢れて💯」「実際に若さを武器にしてる時に歌ってて説得力があったし美しかった。でも爽やかなバレーボール応援にピッタリだった。」

 

18位:【ひとりぼっちの夜空に】(2016年発売) 4pt

・収録CD 『勝利の日まで』B

・収録DVD/BDなし

(コメント)

「とっても可愛い曲!大好きなんです!!」「忍たま乱太郎の主題歌を担当してきたグループだなあとも思うし、このあと「ぎゅっと」を生み出すグループだなあとも思うやさしさソング。Sexy Zoneの、今はがんばれない人の隣にそっと寄り添って温もりをくれるところが大好きです。」

 

18位:【キミのため ボクがいる】(2012年発売) 4pt

・収録CD 『Sexy Summerに雪が降る』AB通常

・収録DVD/BD『 Johnny's Dome Theatre〜SUMMARY2012〜 Sexy Zone』『Sexy Zone Japan Tour 2013』

(コメント)

「赤ちゃんな頃の歌だけど、セクシーたちが20歳前後になった時に少クラで歌ったときの姿が忘れらない、このワクワク感忘れたくない。」

 

18位:【ベイサイドエレジー】(2012年発売) 4pt

・収録CD 『Sexy Summerに雪が降る』通常

・収録DVD/BD『Sexy Zone Japan Tour 2013』

(コメント)

青春アミーゴを彷彿とさせる、ふまけんの未来を現したかのような曲」

 

22位:【だって太陽は君なんだ】(2015年発売) 3pt

・収録CD 『Cha-Cha-Cha チャンピオン』ABC通常

・収録DVD/BDなし

(コメント)

 

23位:【僕らがいる世界】(2016年発売) 1pt

・収録CD 『勝利の日まで』A

・収録DVD/BDなし

(コメント)

「今改めて歌詞を見ると本来はとても大きな愛の歌だと思うけれどどこか彼ら自身のことも言っているようで切ない気持ちになります」

 

23位:【ロマンティックに勝利をつかめ】(2015年発売) 1pt

・収録CD 『カラフルEyes』通常

・収録DVD/BDなし

(コメント)

 

■2ndベスト『SZ10TH』以前

11位:【約束】(2020年発売) 13pt

・収録CD『NOT FOUND』通常

・収録DVD/BDなし

(コメント)

「5人でこの曲を歌えたこと、そのことが「宝物」だと思います」「優しい曲!この曲にいつも癒されてます!」

 

12位:【秘密のシェア】(2017年発売) 11pt

・収録CD『ぎゅっと』A

・収録DVD/BDなし

(コメント)

「サビの「内緒にできる?」を寺西くんが歌ってると想像してきいて欲しいです。」「これでわたしはおかしくなりそうになりました。」「本当の一位はTwilight sunsetですが繰り上がりで一位です。好きです。」「「秘密をシェアしよう」って最高すぎませんか??」

 

13位:【Rainbow Light】(2018年発売) 10pt

・収録CD『ぎゅっと』通常

・収録DVD/BDなし

(コメント)

「本当に本当に本当に大好きなのに一度もライブでやっていないのは何故なのか。ザアリで拾われそうだったのに結局セトリ落ちしていて、かろうじて2017年末の少クラで披露されているのが唯一の救い。キラキラでオシャレで少し大人っぽい、夜のドライブ、特に高速道路で聴きたい曲。」「ぎゅっとのカップリング曲は名曲揃い!!!」「ドライブでかけたらアガること間違いない1曲。少クラで披露したときの衣装も好き。」「夜のドライブ曲No.1かつ嵐みが凄い」

 

13位:【HIT THE HEARTBEAT】(2018年発売) 10pt

・収録CD『ぎゅっと』B

・収録DVD/BDなし

(コメント)

「ぎゅっとはカップリングも名曲揃いのため、この曲はRainbow Lightと並んでオタク人気の高い曲(と認識)。同じメロディで歌詞が違う部分の歌割りの解釈がディレクターと完全に合致していて初めて聞いた時にガッツポーズした。(“僕ら誰かの代わりはできない”、“僕はあなたをひとりにさせない”、”僕はあなたをひとりにできない”の部分)これも一度もライブでもテレビでも披露されていないため、今でも正座待機している。」「めざましにするとイントロで心地よく起きられます。わざと止めずに聴いてます!!」

 

15位:【さあ笑って】(2017年発売) 9pt

・収録CD『ROCK THA TOWN』B

・収録DVD/BDなし

(コメント)

「好きすぎます。全アイドルに歌って欲しい歌詞。マリ担ですが、活休中にこの歌を聴いて何度も救われました。」「そっと背中を押してくれる優しくて可愛いアイドルソング。」

 

15位:【UNSTOPPABLE】(2018年発売) 9pt

・収録CD『イノセントデイズ』通常

・収録DVD/BD『Sexy Zone LIVE TOUR 2019 PAGES』

(コメント)

「この後のSZの音楽性を予感させるような曲調で、菊池風磨の声がよく合う」「かっこいい!」「ハロプロがよくやっている歌謡EDMの一種だけれどSexy Zoneに妙にマッチする。悲しみと疾走感が2018-2019のSexy Zoneの色とピッタリハマっていた。」

 

17位:【Suger Step】(2020年発売) 7pt

・収録CD 『NOT FOUND』A

・収録DVD/BDなし

(コメント)

「ずっと聴いていられる気持ちのいい曲」「可愛らしい曲だけどラップもカッコよくてオシャレ。貴重な5人期の曲。」「後期のSexyZoneらしい曲。『Slow Jam』から続くSexyZoneにしかできない曲調。」

 

17位:【Spark Light】(2018年発売) 7pt

・収録CD『カラクリだらけのテンダネス/すっぴんKISS』カラク

・収録DVD/BD『Sexy Zone POP×STEP!? TOUR 2020』

(コメント)

「初めて聴いた時あまりにもかっこよくてしばらくこればかりリピしていました。」「5人の持ち味が余すことなく発揮されてる一曲。ふまけんのファルセット・フェイク、マリウスの流れるような英語詞・グルーヴ感、勝利くんのがなり気味の歌い方、聡ちゃんの繊細さと強さ。ポプステのライブは衣装や演出込みでよりかっこいい。サビ前の『Spark』には鳥肌。」「ポプステでの演出がかっこよかったから。」「マリウス葉さんの歌割りの英語詞の部分を聞いて腰を抜かした。母国語ではないはずの英語の発音が綺麗すぎて、勉強することで歌でもこんなに生きるのかと衝撃を受けた。マリちゃんがいる5人のSexyZoneは本当に強い。好みは分かれる楽曲だと思うが、2018年の時点でこの曲が歌える強みは知ってもらいたい。」

 

19位:【Small Love Song】(2020年発売) 6pt

・収録CD『RUN』通常

・収録DVD/BDなし

(コメント)

 

20位:【Bad Girl】(2020年発売) 5pt

・収録CD『NOT FOUND』B

・収録DVD/BDなし

(コメント)

「面の良い男たちが、「魅惑的な女性に翻弄されていく曲」を歌うの、とても良くないですか?「危険な女性に惚れてしまった弱さ」が色気として見えてくる。愛に飲み込まれていく男のロマンチシズム…それを純粋で危なさの欠片もないSZがやるからこその良さがある…この曲が大好きです。」「このおしゃれな感じがまさにSexy Zoneって感じです!」

 

20位:【君らしくない一日をボクと】(2017年発売) 5pt

・収録CD『ROCK THA TOWN』A

・収録DVD/BDなし

(コメント)

「三浦先生の作詞で、壊れないものなど無い事を心のどこかで分かっているけど、相手を本当に好きなことが分かる歌詞で奥が深い。」

 

20位:【Break Bad】(2020年発売) 5pt

・収録CD『RUN』A

・収録DVD/BDなし

(コメント)

「理由は特にない。私の感性が叫んでる。この曲が好きだと。」

 

23位:【TOGHETHER】(2020年発売) 4pt

・収録CD『RUN』通常

・収録DVD/BDなし

(コメント)

「声が溶け合ってとんでもない響きを生み出しているユニゾンと、一人ひとりの魅力が存分に引き出されているソロパート、最初から最後まで貫かれているグルーヴの良さ。シンプルに聴こえてめちゃくちゃクオリティの高い楽曲だと思う。」

 

24位:【Like a Fighter】(2016年発売) 1pt

・収録CD『よびすて』A

・収録DVD/BDなし

(コメント)

「他の曲と迷いましたがサビがライブ盛り上がりそうなのになと思うのですがライブで披露されてないのできいて欲しいと思った一曲」

 

■2ndベスト『SZ10TH』以降

11位:【Money Money】(2021年発売) 9pt

・収録CD  『LET'S MUSIC』通常

・収録DVD/BD『SEXY ZONE LIVE TOUR 2023 ChapterII in DOME(※メドレーのみ)』

(コメント)

「ちょっとトンチキな曲を全力で歌ってくれるSexyZoneを久々に見せてくれた名曲。」「ドームでお金ばらまいてたのが忘れられません。でも、そんなの一旦置いとくくらい好きです。」

 

12位:【See you again】(2022年発売) 8pt

・収録CD  『Trust Me,Trust You』AB通常

・収録DVD/BD

(コメント)

「まだ何も分からなかったあの頃、これを聞いてマリウスを想っていました。timelessがマリウス卒業曲ではあるけれどこの曲にもたくさん想いが詰まっているので一人でも多くの方に聞いてほしいです。」「おしゃれ」

 

13位:【SNOWY BREEZE】(2023年発売) 6pt

・収録CD  『人生遊戯』A

・収録DVD/BDなし

(コメント)

「個人的には冬バージョンのPurple Rainだと思っている。A-ha系のサウンドでネオシティポップ路線だから強めの裏拍の音が気持ちいい。ザ・ハイライトやChapterⅡの収録曲が好きな方は好きな方向性の曲だと思う。オシャレな冬曲なのでいつか絶対ライブで聞きたい!あわよくば…ドームで…。」「電子音が良い!!めっちゃ可愛い😭😭😭😭😭YouTubeにあがっているショート動画も未だに繰り返し見ています。」

 

14位:【Never lie to me】(2021年発売) 5pt

・収録CD 『夏のハイドレンジア』A

・収録DVD/BDなし

(コメント)

 

14位:【僕が僕でいられる理由】(2023年発売) 5pt

・収録CD  『本音と建前』B

・収録DVD/BDなし

(コメント)

「何故か分からないけどこの曲を聴くと胸がいっぱいになって泣きそうになる。誰よりSexyZoneは私のNo.1☝️」「歌詞がすごく優しく寄り添ってくれる」

 

14位:【ATAMAわりぃ】(2023年発売) 5pt

・収録CD  『Cream』B

・収録DVD/BD

(コメント)

「タイトルでざわざわしましたが、おしゃれで大好きな曲これをライブで聞けなかったことが悔しすぎる!」

 

17位:【Naturally】(2023年発売) 4pt

・収録CD  『Cream』A

・収録DVD/BD『SEXY ZONE LIVE TOUR 2023 ChapterII in DOME(※初回限定盤のみ)』

(コメント)

「幻となってしまったMV、好きだよ」

 

18位:【Body 2 Body】(2021年発売) 3pt

・収録CD  『LET'S MUSIC』A

・収録DVD/BDなし

(コメント)

 

19位:【HOMIES】(2024年発売) 2pt

・収録CD  『because』AB通常

・収録DVD/BDなし

(コメント)

「ふましょりそうグループ続けてくれてありがとう」

 

19位:【Green Light】(2023年発売) 2pt

・収録CD  『本音と建前』通常

・収録DVD/BDなし

(コメント)

 

21位:【Fever】(2021年発売) 1pt

・収録CD  『LET'S MUSIC』通常

・収録DVD/BDなし

(コメント)

 

21位:【Wishing for the better day】(2023年発売) 1pt

・収録CD  『人生遊戯』通常

・収録DVD/BDなし

(コメント)

 

*1:私自身が2018年末頃からSexy Zoneにハマっており、それ以前のファン事情などは伝聞でしか知らないため

*2:個人的にも、本格的にSexy Zoneに夢中になったのがこの曲のパフォーマンス、もっと言うとラスサビ直前の健人さんの「Mysterious♫」の肩出しである。今でも観るたびに新鮮に撃ち抜かれて背後に倒れています。

*3:『ぎゅっと』でも時間の流れの向きこそ少々異なるものの、言ってる事は同じだな…と思う。

*4:えっ!絶望先生EDの恋路ロマネスクの人だったんですか!という驚きが個人的にありました。

*5:Sexy Zoneの派生ユニット。聡ちゃんとマリウスが率いるジュニアで構成されており、メンバー構成は流動的だった。

*6:NHKで放送されていた、事務所アイドルやジュニアが出演する音楽番組。カップリング曲であっても披露される事があり、貴重な番組だった。

*7:この時期のカップリング曲は、前述の少年俱楽部でだけは披露されている……といったケースも多いのだが、この曲は少年俱楽部でも未披露の模様。

*8:Sexy Zoneへの提供が初というだけでなく、外部への提供自体が初だったとの事。本人Xより。

*9:ベストアルバム収録済のため投票の対象外となったが、1stシングル『Sexy Zoneカップリング曲であり、グループ結成前からメンバー五人により歌われていたほぼ唯一の楽曲。ケリー氏の作詞家デビュー作でもあるとの事(公式HPより)。

Perfumeのこと

 初めて「アーティストのファンになった」体験をしたのはPerfumeだった。といっても、すぐ好きになったわけではない。

 記憶に残る最初のPerfumeは、テレビ(確かMステかHEY!HEY!HEY!)で『ポリリズム』を披露していたタイミングだった。要するに当時の世間一般とだいたい同じタイミングで触れていた事になる。ちなみに後から知ったのだが、姉はこの時点ですでにある程度Perfumeのファンだったらしく、実家のiTunesにはアルバム『GAME』や『Complete Best』が既に入っていた。そういえばこの初めてポリリズムを観た時、ハテナを浮かべながら観ていた私や母に解説をしていたような記憶がうっすらある。

 その後、中学時代の親友が二〜三年生の頃にPerfumeに劇的にハマっていたのを覚えている。特にかしゆかが好きだったらしく、よくガラケーに大量に保存された画像を見せられていた。私もとりあえずGAMEはiPod nano(第2世代)に入れていたので、曲いいよね〜等と無難な反応をしていた。この間同窓会でその親友と高校卒業ぶりに再会した時、まだPerfume好きなんだ!と話しかけられた。ありがとう。当時好きだった期間は被っていないけど、なぜか私はまだ好きだよ。

 三年生になった春、部活の朝練に行くために慌ただしく準備をしていたら、めざましテレビのエンタメ解説コーナーで『ワンルーム・ディスコ』のMV撮影裏側特集をやっていた。もしかしたら観てもらうと分かるかもしれないが、かなりアナログな手法で撮影していて大変そうだった。

 

 このMVで、あ〜ちゃんがウィンクをするのである。

 たったそれだけの事が、今はもうない実家のリビングに置いてあったテレビでそれを観た事が、着替えを手に取ったまま少し動けなかった事が、今でも脳裏に焼き付いている。

 

 とはいえ、その後すぐにPerfumeのファンになったわけではなかった。姉がiTunesに入れたアルバム『⊿』(トライアングル)をすぐにiPod nanoに入れた程度である。PS3が発売され少し経って安くなっていたPS2を探して秋葉原を彷徨った時に、ずっと聴いていた記憶がある。良い曲揃いの神アルバムだな、と思った。当時流の表記だとネ申アルバムである。

 そして少し経った頃、偶然YouTubeで決定的な動画に出会う。それがなんと違法アップロードなのでここにご紹介できない。時代すぎ。当時まだPerfumeは徳間レコード所属で、YouTube展開をほぼしていなかった。せいぜいショートver.のMVを徳間のチャンネルにアップしている程度。今の感覚からすると2010年なんてそんなもんでしょ?と思われるかもしれないが、そんなことない。2010年当時でもMVをフルでアップしていないアーティストは遅れている感覚が(少なくとも当時の私には)あった。

 ちなみに動画は前年のツアーで披露された『edge』と『NIGHT FLIGHT』のセンター固定アングル映像だ。先ほど(2025年9月21日現在)検索するとまだ生き残っていた。徳間は結構ガンガン著作権違反で削除をしていたので、なぜこいつが今も生き残っているのかは結構謎である。さすがにこの動画発のファンが多すぎたとかそういう事情が実はあったのかもしれない。公言してる人はあまり見ないけど、当たり前である。

 とにかく、パフォーマンスが衝撃だった。edgeなんて8分1秒もある映像なのに、実家2階のPCに齧り付いて観ていた。そこからPerfumeを意識的に追う段階が始まった。ちなみに『マカロニ』と丸の内サディスティックをマッシュアップした動画とかも観てました。去年姉と虎ノ門ヒルズでDJライブの中継が流れるフードコートでご飯を食べていたら、その手の音源が次から次へと紹介された。当時教えてくれよ。

 

 ただ、当時高校生、学校や部活で忙しく、塾は入ったもののすぐにサボって辞めて(初めてサボった日に『I still love U』を聴いていた記憶が、謎にはっきりと残っている)、と色々やっており、アルバム『JPN』はまたも姉サブスクに頼ってiTunesに入れ、ツアーは特に追っていなかった。代わりに『ナチュラルに恋して』や『ねぇ』、『スパイス』のMVに夢中になっていた。特に前者2曲は、大学生とか社会人になったらこんな感じの格好するんだ!と憧れを抱いたものである。結果、全然違う服装系統になったのはなんでだろう。

ただ、多分この頃はまだ、曲を聴いてMVを観るだけで満足で、CDを買ったりライブ等に行こうという発想になっていなかった。バイト禁止の学校で金欠だったのはあるが、他のバンドのライブ等には行っていたので、結局まだそこまでの熱量ではなかったんだろう。

 

 一介の無銭キッズが大幅にのめり込む事になるのは、ユニバーサルへのレーベル移籍がきっかけだった。

当時の動きがよく分かる。ありがとうナタリー。懐かしのナタキモ。グローバル向けサイトもアクセスしたなあ。

 というかここまでPerfumeの公式YouTubeチャンネルがなかったのがびっくりだよな。レーベルもPerfumeだけのプライベートレーベルが出来て、ここから大きく動いていくんだ、何かが始まるんだ、と感じて、大きく惹かれた。*1

たった17秒のこの『Spring of Life』ティーザー映像にものすごくワクワクした。まずティーザー映像という概念をここで初めて知る。氷結のCMソングだったが、まだ未成年で何もできなかったのが悔やまれる。今はこんなに酒を飲んでいるのに……

 ちょっと詳細な時系列は覚えていないが、Perfumeのモーションデータが配布されて、MMD華やかなりし頃の野良クリエイター達がそれを使ってPerfumeの曲でモーションを踊らせてた。

これは観た記憶ある。好きだったな〜〜

 

 そして決定的に「ハマった」と感じたのが、その次にリリースされた『Spending all my time』のMVを観た瞬間だった。

今でも新鮮に衝撃を受けるし、新鮮に好きだ。ここで初めて、CDを買うことになる。あんまり初回限定盤とかの仕組みを理解していなかったので、通常盤を買った記憶がある。姉サブスクに頼らない、初めて自分で買ったPerfumeだった。

 

 2013年になり、私は大学生になった。第一希望の大学に合格したのを実家の2階のPCで確認して、小躍りしてSpring of Lifeを口ずさみながら階段を降りた。シングル『未来のミュージアム』リリース、カップリング曲の『だいじょばない』にハマる。バイトを始めて、やっと自分のお金で色々とできるようになる。大学ではオーケストラ以外にお笑いサークルにも入った。新歓ライブで各組が好きな曲を出囃子にしているのを聴いて、だいじょばないで出たいなあと考えた。

 一年生のオーケストラ夏合宿に向かう初日の前夜だか朝だかに、『1mm』のMVが解禁になる。木管楽器の一年生は基本的に出番があまりない。休み時間にひたすらMVを観る。イントロ後半でぴたりと踊り始めるPerfumeを見て、あなたたちを推していて良かったなあと人生初の感慨を覚える。馬鹿だね、この後何度でもそう思うものを。

 

 そして、私にとって初めての東京ドーム。アルバム『LEVEL3』を引っ提げたライブで、私は初めて生でPerfumeを目撃した。

 最初の曲は、モーションデータ配布の対象曲だった『Enter the Sphere』。ずっと動画サイトで仮想のデータでだけ観ていた振付を、楽曲を、本当の三人がパフォーマンスする。初めて観てから6年、気になり始めて4年、CDを買ってから1年。本当にPerfumeっているんだ、と、バカみたいな感想を抱いて東京ドームの天空席から見つめていた。

 座席は通路正面で、距離は遠いけれど演出を見渡すことのできる座席だったのを覚えている。ちょうど時はクリスマス、サンタ服を着た三人がトロッコ的なもので周遊してきてくれた。そして確かバクステだったと思うのだが、私の真正面のアングルで停止した。鳴り響いたのは、あの特徴的なブザーのようなイントロ。私が人生で初めて"心を撃ち抜かれる"体験をした、『ワンルーム・ディスコ』だった。

 

 その後、大学時代はPerfumeのライブに出来る限り参加した。代々木のぐるんぐるんも、武道館の3:5:6:9も。3:5:6:9に関しては、昼休みに物販に並んでいたら思ったより時間がかかり、大学の授業を2コマほどサボったのを覚えている。Cling ClingのMVセット展示にも行った。記憶が朧げだが、渋谷だか池袋だかのタワレコをハシゴして、何かの抽選でTシャツを当てて喜んだ記憶もある。お笑いサークルの一番最後の卒業ライブで、出囃子にだいじょばないを使う事もできた。

 ただ、就活の時期に丸被りしたアルバム『COSMIC EXPLORER』は、名盤だとは思いつつもツアーに参加する事は日程的にできず、なかなか歯痒かった。とはいえ就活の合間に品川でちゃっかりコラボカフェに行った記憶はあるのだが……リクスーでそのまま行ったので、オシャレな店内で若干浮いていた記憶がある。

 

 就職してからは、ライブからはしばらく足が遠のいた。というか、Perfumeからやや距離ができた。やはり心の余裕の問題だったのだろうと今になって思う。もちろんアルバム『Future Pop』は聴いていたし好きだなとは思っていたが、ただ音源を聴いてMVを観るだけで満足していた。嘘です、普通にパフュクロ*2とかは行ってました。第一弾のパフュクロまだ持ってます。昨日着ました。でもライブは行ってなかった。

 そんな中でも、やはりPerfumeの新しい挑戦には心を惹かれた。毎日に全然余裕がなくてきちんと情報を追っていない中、たまたま電車の広告で見つけた、NTTとのコラボ企画。なんでもう公式の動画残ってないんだろう。本当に世界の損失。以下動画の一曲目『FUSION』が初披露され、ロンドン・東京・ニューヨークの三カ所にいる三人のパフォーマンスが、5G技術を使って生中継された。今はもう5Gなんて当たり前にスマホに表示されるが、2017年当時は4Gがやっと普通になってきた頃合いだった。"近未来テクノポップユニット"のコンセプトにこうも忠実で、ワクワクするコラボがあるんだ、と痺れまくった。

 

 ワールドツアーのライブビューイング等には行きつつ、ライブはしばらくご無沙汰な状態が続き、ベストアルバムを引っ提げてのドームツアー『P Cubed』もちょうど東京ドームの日が繁忙期にぶち当たってしまい行けそうになく、しょぼくれていた。当時はまだ遠征という概念が私になかったのである。

 

 コロナ禍の影響で、全国のアーティストの中で初めて、東京ドームのライブが中止に追い込まれたのがPerfumeになるとは、思ってもみなかった。

 

 それで逆に火が付いた気がする。ライブは行ける時に行っておかないと後悔する、という事を、社会人数年目にして私はやっと知ったのだ。20周年記念オンラインフェスを、一人暮らしを始めて一年も経っていなかった部屋で、実家ではあり得なかったテンションで楽しみ尽くした。翌年にぴあアリーナで行われたFC限定ライブ、伝説の[polygon wave]を生で目撃した。PLASMAツアーは有明もたまアリも行った。本当に楽しかった。やっとFC限定ツアー、通称トゥワーにも行けた。「どこでも良いです」みたいな出願にしていたら第十四希望にしていた広島が当たり、第十四希望って機能してるんや。などと思ったが舞台から三列目の神席を引いて狂喜乱舞した。ソニマニも二回参戦して、本当に良いフェスだなと思った。快適。そこまで暑くない。酒飲んでも熱中症になりにくい。最高。カウントダウンライブも二年行った。一生青春、と三人が年明け一発目にSpring of Lifeを選曲してくれて本当に嬉しかった。私にPerfumeの挑戦を感じさせてくれた曲。いろんな夢を見せてくれた曲。ネビュラロマンス前篇も本当に楽しかった。まだこんな魅せ方があるんだと唸った。『Morning Cruising』のパフォーマンスを観ずに死んでいくオタク(ありとあらゆる)がこの世にいる事が許せないので、早いとこ映像化してほしい。あと『IMA IMA IMA』で毎回普通に号泣していました。

Morning Cruising

Morning Cruising

  • Perfume
  • エレクトロニック
  • ¥255

IMA IMA IMA

IMA IMA IMA

  • Perfume
  • エレクトロニック
  • ¥255

(主にこういう事をしていました↓)

 

 

 私はいつからか、Perfumeの三人に「私より少し前を歩く、憧れのお姉さん」を投影していた。姉よりも少しだけ歳上で、いつも全力で楽しそうで、エネルギーを放ち続けていて。

 「30代の扉をバーーン!と開けた 超楽しい」「一生青春!」と語ってくれた言葉たちを聞いて、そうなんだ!と後に続けたことがどれほど幸福だったか。

 [polygon wave]のMCで聞かせてくれた、あ〜ちゃんの言葉「一緒に生きていきましょう」も「この拍手の中で死にたいわ」も、どれほど嬉しかったか。思わず、あなたの衣装のスパンコールの煌めきに目を焼かれて死にたい、とすら願ったのだ。

 そんな彼女たちがした、次なる、"より良くかっこいいPerfume"になるための決断なら、諸手を挙げて賛成だ。きっと笑顔で送り出せる。

 

 アイドルが星であるなら、普段は時間の隔たりを経てしかその輝きを見られないけれどライブだけはそれを直接見ることができるなら、ライブは超新星爆発のような最後のきらめきでありステージの度に燃え上がって生まれ変わるのがアイドルなのだとしたら、Perfumeにはどれほどの銀河が横たわっているのだろう。

 どんな気持ちで、銀河の物語『ネビュラロマンス』前篇・後篇をこの世に出してくれたんだろう。

 

 明日22日には全ての幕が開いて、23日には全ての幕が降りる。

 結成25周年、メジャーデビュー20周年本当におめでとうございます。初めて観て18年、撃ち抜かれて16年、初めてCDを手に取れて13年、初めてライブに参加できて12年、濃淡はあれ、ずっとあなたたちに支えられてきました。

 

 今はまだ、24日に自分がどういう気持ちになっているのか、全然分からない。

*1:この感覚、Sexy ZoneでいうRUNリリース時のものとよく似ている。

*2:Perfumeの出しているファッションブランド。

We're timelesz LIVE TOUR 2025 episode 1 〜FAM〜感想下書き

 初日を終えた時点での感想メモなので、後々追記していきます!こうでもしないと感想ブログを書けないことに気付いてきた

 

セトリ

 

 

(セット)

 かわいい!基本的にはこれまでのSexy Zoneの雰囲気を踏襲してる感じだけど、ややアメリカン めっちゃ上のほうまでグラスとかが置いてあってすげえ!と思った TAMちゃんもさりげなくいた

 左下の本棚、メンカラの少し薄い8冊の横に、少し古びた分厚い5色の本が置いてあった気がするんですが、錯覚でしょうか…

(OP)

 宮本先生が招待されててなんか嬉しかった たぶんNOSUKE先生もいるはずなので探そう てらが出した写真はやっぱりJr時代のものだったけど、それをそっと掲示していて涙チョロリ

1 Rock this Party

 何でか分からないけど、メンステ上部のステージから下へ向かうための階段がせり上がってきた時にものすごくグッときた。timeleszの事、この数ヶ月間メディアを通して観てきたけど、この階段を降りてメンステに降り立った時初めてあなたたちは本当に"アイドル"になるんだね…という気がして…

2 Do Me Do Me

 炎はありませんでしたがレーザー大放出で気前よかった このあたりは正直長髪の風磨くんが衣装と相まって異常に良すぎて目を奪われておりあまり覚えていない 私がファンになってからはほぼ長髪なかったもんな〜生で観た中では一番長かった

3 Freak your body

 最近盛り上がり曲のオプション装備みたいな扱いをされがちなこの曲、今回もDo Me Do Meに装備する事で効果覿面でした どのパートを誰が…!?と身構えてたけどドゥーユーワナゲッダンはてらになってて治安は改善された コンサート中何度も感じた「しゅうとは末恐ろしいな」の初回ここ

4 Baby What's Your Name

 かわいい〜!振付もかわいい〜!双眼鏡足りねえ〜!大人数グループだとこうなるんだ 挨拶もここ、どうしても人数多くなると一人あたりの時間が短くなるねえ カレー食った報告してきたしのの直後に風磨くんが満点客煽りしてて貫禄を感じた、ていうかここは流石にオリメンの貫禄がよかった

5 We're timelesz

 一瞬、ラップする人と紹介されてる人どっちの色をペンラつけよう!?と迷ったけど、電飾の色的には紹介されてる人が正しいっぽいです 勝利くん紹介の「レッドカーペット!」で縦花への赤い電飾が伸びるようについた気がしたんだけどちゃんと観てなかったな

(意気込みインタビュー)

 インタビュー入れてくるのはなんとなくザハドームを思い出したけど、この序盤でこんなに分かりやすく言葉で語るパートを入れてきたのは結構意外だなと思った 今回は分かりやすさ重視の作り方なのかなとここで考える

6 Anthem

 飛行機が飛んでいく演出の後のAnthem、良いですね…3人のAnthemが出発ロビーなら8人のAnthemは到着ロビー

7 New phase

 確かに音の繋ぎ的には最高なんだけど、この後のMCで風磨くんが言ってた通り非常に大変だと思う でも観てる時は大変さを感じさせなかった こういう曲で双眼鏡使うか迷うよな〜!この人数だと双眼鏡の視界ではフォーメーションが捉えられず、でも細かい動きは観たい…

8 人生遊戯

 自信ないけど確かここで横花で隣り合わせたしょりそうが一瞬向かい合ってすごく楽しそうにしていた 最初にこの曲を聴いた時と今とでは状況が全く違くて、正直ドームのオープニングで初めてこの曲を観た時の、あのメッセージ性が神がかり的に噛み合った瞬間を超えることは二度とないだろうけど、でもやっぱり良い曲だよ

9 SWEET

 てらの元気なイェーで始まって愛した メインで歌ってる四人とは別に、そうちゃん・しゅうと・あともう一人誰だっけ…の三人が膝抱えて座ってるとこが可愛すぎて狂ってたから前半あんま覚えてない ふうまの全力かわいいありがとう寿命伸びました

10 Cream

 この流れは天才〜〜Anthem→New phaseといいこの後のほんたて→革ダンの流れといい、基本的にはオーデ曲を軸に相性の良い既存曲を組み合わせてて、物語性というよりは音楽性を重視したセトリなんだなとこのあたりで理解 ただCreamは振付がめちゃんこ好きだからそこはもっと観たかったかも〜 曲終わりのぷく顔は風磨くん固定じゃなくなって初回はしのだったけど、多分これ日替わりだな いいと思います ぷく顔は誰がやってもかわいい上にかわいいので

11 Popcoooooooorn!

 タオル曲かと思ったら違ったでござる

12スキすぎて

 スタンドマイクが結構妖艶な雰囲気で出てきたから、すわ桃色か!?と思って身構えたらスキすぎてスタンダードver.だったでござる 久々に爆踊りしました やっぱ名曲 台詞×8多くて笑っちゃったけど新メンバーもいい感じで嬉しかった

(MC)

 原ちゃん元気そうでよかったし、ディスプレイ越しとはいえ黄緑一色の景色を見せてあげられてよかった やっぱ原ちゃん初日の愛知も行きたくなっちゃったけど流石に無理だよね〜我慢 みんな言ってるけどグッズ選定がぜんぜん進んでなかった時のふうまくん完全に親だった オリメン三人のMCになった瞬間やっぱね…沸いちゃいましたよね…エピゼロの各公演がオーバーラップして…

13 君へ

 一人ずつ登場するのが大変良かったです それぞれ違うところにいたみんなが集まってくる感じがして 歌唱力もどんどん上がっていくね…タイプロの映像もたくさんあって、比較的タイプロそのものには思い入れのない(本当にごめん)私でも結構ぐっときた

14 because

 絶対来るだろうなと思ってたのにやっぱりイントロで三人が並んだ姿が目に入った瞬間泣いちゃった 去年の色々を思い出して、向かい合ってpuzzleを歌ってた三人が今は向かい合ってbecauseを歌えていて、この未来に来れて本当に良かったなあと思った 最後のほうでメインモニターにSZの文字が出て、組み合わさってtimleszのロゴになった瞬間、やっぱ泣いちゃったよね あとラスサビのふうまくんのbecause×5、一回ごとに違う景色が脳内をよぎるんだよね つまり五回

15 I'm Home

 ここで来るんだ!と思ったけど、君へとbecauseを経て八人が帰る家を得た…的な流れなんだなと思うと腑に落ちた あと曲調としても繋がりが良い 今回、言うほど家族要素のゴリ押しは感じなかったんだけど、ここが一番家族要素を感じたかも そしてtimeleszが描く家族って、やっぱりアルバム紹介の「様々な人生模様の交差」なんだ、って思った 別々に生きているけど、自分で選び取った帰る場所

16 ワンアンドオンリー

 I'm Homeの後だと完全に入居パーティー コンサート自体のコンセプト的にはこの曲がトップでも良かったけど、実質デビューコンだからRtPにしたんだろうな 振付やるの楽しいしペンラでやりやすい

(映像→ソロパート)

 なんの話だろう??と映像で思わせてからの答え合わせめちゃくちゃスッキリした そういう事ね〜!てらのダンスパートめっちゃカッコいいな そうまさきのダンスデュオも良かった まさきがステージ上で焼肉を始めた時はアカン……!ゴールデンボンバーまっしぐらや……!と思ったから安心したよ その横でただスプレーしてるしゅうとシュールすぎるだろ…と思ってたら最後にFAMのロゴ描いてたんだと分かって思わず「えら〜い」みたいな拍手出た そして原ちゃんの不在により生み出された爆デカさときく まさかさときくが向かい合ってラップする未来を見られるとは……風磨くんめちゃニコニコしててよかったな……そしてオチに使われるしのの爆速水飲み あれは確かに生で観ると迫力あるし特技にするのはわかる、大学時代これで自己紹介無双しただろうな そういう事じゃないんだよ この後Flaverやぞ

17 Flaver

 しのの水飲みオチから始まったとは思えない良演出だった この人数でもこの映像ボックスできるんだ…!と思った ただサイドのスタンド席からだと見えないボックスも結構あったのでそこはなんとか改善してほしい なんかしゅうととまさきだけ同部屋の瞬間なかった?このストーリーにおいてどういう状態?

18 本音と建前

 来るだろうなと思ってたけど(なんか事前にブログだかインスタだかでまさきが言及してた気がする)、本当に来た しのが結構勝利くんと同じジャンルの声質なんだなとここで気付く 2番で椅子がせり上がってきた時は、ほんたてで椅子はやりすぎだって!!!!!と暴れた 実際やりすぎだった しゅうと、恐ろしい子 なんかふうまさきが暴れてた時間なかった? ……Sexyは誰だ!?と全員が固唾を飲んで見守る中、選ばれたのはまさきでした 初Sexyを見届けさせていただき、恐悦至極

19 革命のDancin' night

 終わった後の歓声一番デカかったのこれじゃなかった?とにかくステージングも振付も最高だった センステが勝利くんを頂点にせり上がっていった時マジでドーパミン止まらなかった 天堂真矢じゃん……(?)  あと二段目にいたしゅうとと二人だけで踊るタイムがね、興奮で脳焼き切れそうになりました 超えてゆけで歓声上がったのもよかったね

20 手をたたけ愛ならせ

 激ムズクラップゲーム再び これは元曲のクラップ自体まあまあ難しいのでちゃんと聴き込まなければなりません まさきこのゲームのMCも固くなってて草

21 ぎゅっと

 なんかだいぶ歌割り変わってた気がするんだけど思い出せない この曲は普遍ミュージックだね

終わりの挨拶

 終わりの挨拶前がぎゅっとだった事って今まであったっけ?ここ最近中盤に置かれる事が多かったから、余計にもう終わり!?感があったのかも 例に漏れず風磨くんの「全部うまくいきます」でグッとくるなど

22 RUN

 この曲も歌割りが激変してて、信じた。が聡ちゃん担当になってたの、すごい良かった 聡ちゃんが信じたなら俺らも信じるよー!!!の気持ちになれる タイプロを経てまた一つ意味を背負った楽曲だけど、これまでの事も忘れないでほしい

 

アンコール

23 VIVID SUMMER DAYS

 やっぱ名曲 正直トロッコは三階以上だとほぼ見えんかった

24 Twilight Sunset

 やるんだ!?という驚き、でもみんな歌よかったね

25 Rock this party (2回目)

 自分のパート他人に押し付けシステム面白かったから次回以降成功してほしい

Perfumeとtimeleszを兼任しようとしているオタクへ Sexy Zoneコンサートより粒なら嫌いなわけない演出大紹介SP

 バカのタイトルですみません。タイトルの通りです。

 2025年6月からスタートする、新生timelesz初のツアーに参加するよ~というPerfumeのオタク…以降オタクの通称で「粒」と呼ばせていただきます…も結構いらっしゃるんじゃないかと思います。それぐらいタイプロのパワーってば凄かった。

 そこで、茶の間時期を含めたら16年ほどのPerfumeオタクであり、三人期どころか24時間テレビすら知らないので永遠の新規だと思っているここ6年ほどのSexy Zoneオタクであるところの私が、これまで参加したセクゾのコンサートより、これ絶対粒も好きじゃろ!!!と感じた演出を各コンサートから大紹介してみようと思います。粒って照明とか演出に一家言持っている率が高いので、まずはその切り口からコンサート映像類を漁ってみるのもアリなのでは?と思うのです。

 そこからコンサート全編のパフォーマンスや楽曲に触れて、グループの歴史を感じて、愛していってもらえれば、こんなに嬉しい事はないです。

※あくまで演出面に限ってのみで選出したので、ファンにとっての重要度や、グループの歴史における大事さなどは一切度外視した内容になっています。というか、そういった楽曲は極力排除しています。そういう曲は全編通して観てほしいので…

 

 

【We're timelesz LIVE TOUR 2024 episode0】

 現在(2025年5月時点)最新のツアー映像。照明や背景映像のスタイリッシュさに磨きがかかっているのが特徴。
 初めてムービングステージを取り入れたコンサートでもあり、2年ぶりにアリーナツアーのみの年となった事もあってか、前年・前々年のアリーナツアーに比べると機構や衣装に予算がかかっていた気がしなくもない。


■RUN

 これは一曲目なので、できればOPから続けて観るの推奨。メンバー3人がそれぞれの映像BOXに立つやつ(edge参照)嫌いな粒いる?さらに動く。動いて前述のムビステに接続。一曲目だったので生で観た時は本当に脳汁がすごかった。ただ、個人BOXに投影される映像にはあまりパターンがなかったのはちょっと残念。もっと色々できると思う。確か個人BOXを使うのはこの公演が初めてだったはずなので、今後のブラッシュアップに期待。でも8人になって使うかと言われたら微妙か…?
 照明に関して言うと、様々な青色のレーザービームが、粒も満足できる量出ており美しい。歌詞演出も過去のコンサートに比べて更にシンプル・スタイリッシュになっており、個人的にはかなり好き。最後の間奏前の「…信じた。」パートは健人くんの担当で、その健人くんが抜けて、誰が担当するかをファンが固唾を飲んで見守っていた箇所だったのだが、そこのカメラワークは素晴らしかった。


■ダンス・ラップパート~Sleepless

 Sleepless前の演出パートでは、JPNツアーを思わせるような「映像と踊る」勝利くん・聡ちゃんのダンスパートあり、CODE OF PERFUMEのMoon入りの世界観にも通じるような風磨くんのラップパートありで、兼オタ大満足の内容。こういう曲間の転換パートにも見所が多いのがSexy Zoneのコンサートの良さだと思う。バックダンサーがいたり、ソロ曲があったりで転換に(Perfumeに比べればまだ)余裕があるからできる事ではあると思う。
 そこから始まるSleeplessは、モザイクのように分割されてゆくバックモニター(P cubedに近いかも)ブロックに座り込む三人を引きで観た絵がとにかく好み。バックモニターには時計の歯車を思わせる映像がずっと流れているが、ここの映像を凝ればもっともっと凄い演出もできそうである。こちらは今年のツアーにも取り入れられるんじゃないか…と密かに期待しています。


■IF YOU WANNA DANCE

 Sleeplessの次なので、そのまま続けて観るのがおすすめ。始まる前の映像の質感、Perfume現場で親の顔より観た気がする。イントロのスポットライトによる演出が、シンプルなんだけど最高に音ハメが決まっていて、息をのむほどカッコいい。
 曲が始まってからは、Perfumeではまず見ることのない炎演出と照明のカラーリングを楽しんでほしい。ちなみにこの曲は2012年発売のアルバム曲なので、当時メンバー15~18歳頃の楽曲だという事を頭に入れながら観るとなかなかとんでもない。振付とかも割と当時のまま。


■本音と建前

 粒もご満悦のレーザー量。相反する赤と青のレーザーが気持ちいい。あと振付が単純にめっちゃ好き。ぱふゅちゃんもこれのイントロやろうよ~~!!!Clockworkとか好きなら絶対好きな振付(他に絶対もっといい例えある気がする)。落ちサビの切ない妖しさは、私調べSpending all my timeのMVでかしゆかがのっちに波動打つとこに匹敵する。この落ちサビの振付は3人になってからの専用振付なので、このコンサートでしか観られない(し今後も恐らく披露される事はない)のでかなりレアになると思われる。


■Anthem

 満足のいくレーザー量。タイプロでこの曲を気に入った…!という人はぜひ観てほしい。炎演出もてんこもり。Perfumeとの親和性はそんなにないけど。


■Selfish love

 派手さはないが、照明の音ハメ具合でいえばAnthem以降のパートでは随一。ラスサビ前の風磨くんソロで、紫照明がぼやける→ぼうっとした感じを白ライトで出すあたりの動きが大好き。

 

 

【LIVE TOUR 2023 ChapterⅡ in DOME】

 二度目となるドームでのコンサートで、規模感の大きさ故に他のアリーナ級のコンサートと比べると照明がやや大味な気はする。ただうまく使っているところの迫力はえぐい。
 特徴的な機構として、センターステージに時々登場する映像キューブ(P Cubedのメインステージにあったやつみたいなやつ)がある。あれ好き。
 この2023年は、ドームツアーの前にアリーナツアーも実施しており、その映像はこのドームツアーのBD・DVDの初回限定盤にのみ収録されている。まだ手に入ると思うので、諦めずに初回限定盤を探してください。ドームと共通する曲についてはドームの項で、アリーナでのみ披露された曲についてはアリーナ単体の項で触れます。チャプツーのアリーナはとにかく照明が良い。照明使い単体で言えば過去コンサートの中でもトップクラスに好きかも。


■RIGHT NEXT TO YOU

 ドームの広さを生かし、非常に大規模なレーザー図形照射をやっていて見応えがある。めちゃくちゃ規模のでかいチョコレイト・ディスコMVだと思ってもらえれば……
 これ以降でも触れるが、この曲の演出上の見所と言えば、ラスサビ直前の風磨くんのシャウトに合わせて照明が飛んでいくパート。私はレーザー投げと呼んでいます。このチャプツードームでも見れますが、過去公演に比べると若干控え目かも?


■My World~ROSSO

 My Worldは風磨くんのソロ曲、ROSSOは健人くんのソロ曲。この二曲を続けて観ると、この極まった個性が共存していたSexy Zoneという煌めきの奇跡に眩暈がする。反対方向を見据えながら…の繋ぎの箇所は絶対観てほしい。結局ここがこの奇跡のシンメの関係性の全てで、象徴だったのだろう。
 演出面でいくと、My Worldはレーザー使いや赤照明が効果的で、流石演出責任者…と唸らされる。歌詞で「開けるシャンパン」と歌っているところで、レーザーがちゃんと乾杯するような動きをしていたりするのだが、残念ながらドームの映像だと分かりにくい。アリーナの方の映像観てもらえると分かるかも。
 ROSSOは照明使いに関してはシンプルだが、メンステを「魅せる」ことに特化したショー的なうまさがある。映像時点から一貫した世界観の強さが特徴。あとこれは持論なんですが、健人くんのダンスはキレと華やかさが持ち味だと思っていて、あ~ちゃんのダンスが好きな人は多分みんな好きだと思う。


■THE FINEST前

 これはTHE FINESTそのものというよりも…いやTHE FINESTそのものも良いんですけど…、粒的にはその前の演出パートを推したい。花道全てをディスプレイにして映像と踊る…という、[polygon wave]的な発想。ドームならではの面積の大きさを生かしていて美しい。
 その後のTHE FINESTもスタンドマイクの出てき方が最高だし、花びら舞う中歌う絵が美しいのでぜひ観てほしいんですが、個人的にはこの後紹介するザ・ハイライト(アリーナ)演出の方がこの曲に関しては好みでして……


■EXTACY LUV

 ここで前述のセンステ映像キューブが登場。しかも回る。キューブの反対側にいるメンバーは見えなくなってしまうのだが、それを背景映像で解消する工夫も◎。映像のイラストのテイストもめっちゃ好き。その映像が後半で花道に染み出していくシーンもかなり良い。
 曲中ずっとキューブの四面それぞれでメンバーが各々踊っているのだが、ラスサビで一面に全員が揃う。その瞬間の華やかさと無敵感が本当に、私の愛したSexy Zoneで……


■Cream

 椅子ダンス曲みんな好きやろ!? ドームでは観客に合唱させた後、曲が始まった瞬間にセンステキューブが上がっていくのだが、その瞬間がうわあ!アイドルだ~!と感じて個人的にすごく好きだった。
 またこの曲に関しては、振付が本当にPerfumeに通ずるタイプの可愛さがあって本当に大好き。絶対にアウトロの最後の最後まで観てほしい。ラヴ・クラウドの香水ダンス好きなら絶対好き(他に絶対もっといい例え以下略)。ただ振付だけでいうと、おそらくドームよりもアリーナの方が演出がシンプルで見やすいと思うのでそちらもおすすめ。


■Tubulance

 聡ちゃんのソロ曲。ドーム版は、多分Sexy Zoneのコンサートの中では唯一、ペンライトを消すように公式からアナウンスのあった楽曲。その甲斐あって、白基調の多彩な照明→赤一色の世界へのコントラストが際立った演出になった。Perfumeが光物グッズ禁止にしてるのって効果あるんだなというのを、まさかセクゾ現場で実感する事になるとは……。
 アリーナでは特にペンラオフのお達しはなかったが、聡ちゃんのメンバーカラーが緑色・使用されたレーザービームも緑が主体だったので特に支障はなし。緑レーザーの活躍にはedge民も思わずニッコリ。聡ちゃんのしなやかなダンスを意識してか、照明にも曲線的な動きが多いのが特徴。


■本音と建前

 ドームver.はこの曲の前にメンバーそれぞれのダンス・ピアノ・歌唱パートがあり、個性が爆発しているのでぜひ観てほしい。Tubulanceから続けて観よう。更にこの公演でしか観られないアウトロも非常に豪華で、本音と建前の演奏をしている椎名林檎御用達超豪華メンバーが、そのままこの公演用の書き下ろしのアウトロを演奏してくれている。本当にありがとう。一応音源はEP「timelesz」に収録されています。
 曲自体の演出については、照明・映像面では前述のエピゼロの方が個人的には好み。ただし振付は、本来4人想定で作られているのでこちらの方が完成度が高く感じる。落ちサビの振付は、憂いたっぷりのワンルーム・ディスコMV落ちサビみたいな事態になっており必見。ここの振付のオタクからの通称はロミジュリ
 アリーナver.はドームのプロトタイプといった趣だが、照明や演出はシンプルで気持ちいいし、振付をしっかり観たいならこちらの方が観やすくておすすめ。

 

【LIVE TOUR 2023 chapterⅡ】

 ここからはアリーナver.のみでのおすすめ曲の紹介です。

■BUMP~Freak you body

 ご紹介したいのはアリーナver.のFreak your bodyなのですが、どうせだしその直前のBUMPも観ていってや…というノリでご紹介。炎演出と、BUMP!というシャウトに合わせた照明の動きがキマっていて良いです。これ観て気に入ったらドームver.はもっと規模がでっかいのでそれも観てみてください。
 Freak your bodyの方は、なんかFAKE ITぐらいビーム出る瞬間がある。めちゃくちゃジャンプしたくなる曲という意味でもFAKE ITに通ずるところがある。セクゾのフェイキ。地味に花道映像との組み合わせも効果的で好き。

■NOT FOUND

 NOT FOUNDはイントロで照明が変態駆動する事でおなじみなんですが、チャプツーアリーナver.はそれが見やすくて◎。ラップ歌詞に「かわたれどき」(=明け方)という単語が出てくるのですが、それに合わせてか毎回照明がオレンジ基調になっており曲の雰囲気を引き出している。

■Take a New Step

 今のところこの公演でしか披露されていない楽曲。演出面ではドームのEXTACY LUVのプロトタイプのような印象で、センステの映像キューブの四面でメンバーそれぞれが踊るのが共通しているが、映像キューブに残りのメンバー3人が映し出されるのが大きな相違点。十人のかしゆかならぬ四人のセクゾである。でも結局一番”良い”のって、ラスサビでキューブが下がっていって全員見えるようになった瞬間なんだよねえ。

■Trust Me, Trust You.前

 こちらは、前述ドームのTHE FINEST前演出のプロトタイプのような印象。どちらかというと花道映像というより照明のパワーにフォーカスしたような内容で、こういう試みもぜひ続けていってほしいな…と思わされる。続くTrust Me,Trust You.では、花道に歌詞が表示される。

■泡

 今のところこの公演でしか披露されていない楽曲。深い青の照明と花道にたかれたスモーク、背景や花道の映像などをうまく組み合わせて、まるで水底を歩いているかのような演出に仕上げている。他の楽曲と比べると派手さはないが、曲の世界観を最大限に引き出す素晴らしい演出。

■Try This One More Time

 Perfumeのライブではまず観れない、ガチャガチャした組み合わせのカラフルなレーザーが楽しい。トランスフォーマー映画の主題歌なのだが、それを意識したのかまるでおもちゃ箱を引っくり返したかのようなカラフルっぷり。

 

【ドームツアー2022 ザ・ハイライト】

 初めてのドームコンサートで、こちらも同年に実施されたアリーナツアーの映像が初回限定盤にのみ収録されており、絶対にゲットしてほしい。ドーム・アリーナ共に最高傑作との呼び声が私の中で高いですが、単曲の演出どうこうというよりも、コンサート全編を通して貫かれるコンセプト色・グループとしてのストーリー性が特徴的なコンサートなので、全部通して観た方が絶対良い。
 なおアリーナに関しては、過去コンサートで唯一バックダンサーやJrが付いておらず4人だけの出演なので、普段3人だけを観る事に慣れている粒の皆様にとってはかなり観やすいと思います。私も最初の頃はたくさんのバックJrの中からぱっとメンバーを見つけるのに苦労しました……

■NOT FOUND

 前述のチャプツーアリーナver.同様、このドームver.でもイントロ大事にしてるな~というのが分かって良い。ドームの規模感が良い方向に作用しており、カラーリング含めて全体通して非常に照明が映えている。

■THE FINEST

 名演出揃いのTHE FINEST界の中でも、個人的に一番演出が好きなのがこのドームver.である。背景のアニメMV映像・前半のシンプルかつ効果的な照明(サビで歌唱が上昇する際に合わせて上がっていくところとか)も去ることながら、白眉はやっぱり、原曲には存在せずコンサート用に追加された間奏パートだろう。マイクスタンドから少し離れて踊る四人のシルエットを照らす白スポットライト、白スポットライトで可能なカッコ良さの最高値を叩き出している。

■Desideria

 ドーム規模の会場における照明使いの正解の一つだと思う。光るセンステ、カノンを多用した振付の秀逸さ、背景ライトの動きの巧みさ、ラストで花道を縦に使い多重的に見せる良さ……

■Sleepless

 edge民に優しい冬の緑レーザー祭~JPNのGLITTERを思い出させる松葉レーザーもあるよ~が開幕。ラスサビ入りの「見・上・げ・た~」のところの照明はなかなかの変態駆動なのでおすすめ。

■RIGHT NEXT TO YOU

 ドームver.は、前述のチャプツードームと比べると振付が見やすい。寄りの映像だとあまり分からないが、引きの映像だと照明使いの巧みさもちゃんと見える。背景映像でスポットライト足してるのを見て、その手があったか…と思った。
 アリーナver.は、今のところ唯一「後半以外はほぼ踊らないで歌メイン」という特異な演出。前述の風磨くんシャウト時のレーザー投げが美しくて見やすい。

Freak you body

 ドームver.は、景気の良さなら前述のチャプツードームにも負けていない。ドーム規模なのでレーザー類の密度はないが、とにかく派手。花道の映像演出で、後述の水しぶきの様子を表現している。
 アリーナver.が一番パリピ感あるかも。センステに本当に水が張られており、その上で踊るので水しぶきがド派手に上がる。さらにその水に突き刺さるレーザー、相性エグい。粒大好きミラーボールもあります!マワルカガミ!

 

【ライブツアー2022 ザ・アリーナ】

 ここからはアリーナver.のみでのおすすめ曲の紹介です。

■OP~SUMMER FEVER

 OP映像はこれ以降のコンサートに比べるとかなり省エネ(スライドショーみたいな感じ)ですが、曲がEverydayみあって地味に好き。OPが終わるとでっかいネオンサインが降ってきて、それに掴まってメンバーが登場してSUMMER FEVERが始まる。メンバーが天空から登場するの大好きだよな!?このネオンサインは上下に動く事もしてくれる。ありがとう。後半ではレーザーが大騒ぎ。

Lady ダイヤモンド~Ringa Ringa Ring

 メンバーが女装して出てくるパートなのですが、これがガチで本当に可愛いので、普通に女性アイドルとしておすすめ。平成のキャンディーズとも称されたPerfumeのオタクが昭和女性アイドル嫌いなわけがない(暴論)Ringa Ringa Ringで、暗闇の中で光るグラスを笑顔で覗き込む4人のカット、普通に女性アイドル史に残したほうがいいだろ


 私は今でもエミリーに会いたい エミリーを追いかけたあの夏

■映像~Forever Gold

 Forever Goldはこのアリーナ公演以降のツアーでは本当に色々な意味を背負った曲へと成長していく……ので、シンプルに披露しているのは貴重。曲前の映像は健人くん監修で、「”アイドル”という存在が消えた世界」をテーマにしている。アイドルでなくなった4人による変身バンクが観れるぞ。
 前述のFreak your bodyで使ったセンステの水がまだ残っていて、この曲で再利用されている。踊るたびに上がる水しぶきが、アイドルという存在のきらめきを形にしたかのようで、あまりにも美しい。

 

【Anniversary Tour 2021 SZ10TH】

 コロナ禍の最中(時期的には[polygon wave]初演とほぼ同じ)に迎えた十周年記念ツアーという事で、タイミングには恵まれなかったがソロ曲を全員でカバーしたりと面白い試みのあったコンサート。ただ演出面だけでいうと、これ以降の時期のコンサートと比べてしまうと少し見劣りするかも…?個人的には十周年以前のコンサート類を観た後にこれに戻ってきた方が面白いと思う。

■Slow Jam~タイムトラベル

 SZ10THの中で一番好きだったのがこのパートで使用されるセンステ上空の機構。いつぞやの紅白(Cling Clingだっけ?)でPerfumeちゃんが利用したドローンに似た効果を得られる。ドローンではないんだけど。ステージ自体が斜めになるのも、ボーカルを聴かせつつ動きを出すのに向いている。
 この機構はSlow Jamでは上空にあるが、タイムトラベルでメンバーと同じ高さまで降りてくる。光の粒の中を踊る様が美しい。サビのメロディーに入った瞬間……ではなく直後の健人くんの力強いフェイクに合わせて上昇していくシーンは高揚感エグい。曲最後の消えていき方も最高である。

■RIGHT NEXT TO YOU~So Sick

 みんな大好きライネクの初披露がこの公演。直前の転換(お着替えタイム)は照明大暴れパートとなっており、その流れもあってか照明の色合いがかなり派手である。風磨くんのレーザー投げもこの回が一番派手な気がする。
 その後のSo Sickでは、なぜか勝利くんの持つギターから緑レーザーが出るのでついでに必見。まあまあ長い事Perfumeのオタクをしているが、ギターからレーザーが出た事はまだなかったので何だか悔しかったのを覚えている。

 

【POP×STEP!?TOUR 2020】

 コロナ禍により全公演が中止になり、その代替として開催された配信コンサート。無観客なので制約が少なかったのか、照明や炎・水演出がかなり暴れていて見応えがある。今回紹介する中では唯一、メンバー5人全員が揃うパートがある。聡ちゃん復帰後一発目のコンサート、かつマリウス活動休止前最後のコンサートなので……。本来のツアー期間に公演が開催されていたら聡ちゃんはぎりぎり間に合わなかったはずなので、奇跡。

■極東DANCE

 一曲目だがいきなり照明が暴れている。架空の極東都市をテーマにしたセットや、ELEVEN PLAYにも通ずる不気味さを持ったお面のバックダンサーなどが良い味を出している。

■BON BON TONIGHT

 二曲目なのでついでに観ていってほしい。まずイントロのサァ~…って音に合わせた照明が気持ちいい。前述のSZ10THでも使われていた斜めになるセンステだが、確か初出はここ。炎との組み合わせも曲調に非常にマッチしている。落ちサビらへんでR-15版ポリリズムみたいなポーズが出てくる。

BLUE MOMENT~まっすぐのススメ!~Lady ダイヤモンド

 Perfumeのアクターズスクール要素が好きなら好きだよ。Morning Cruising~タイムカプセルの流れをもっとミュージカルに寄せた感じだと思っていただければ……彼氏募集中とかこの感じでやってみてくれないかな。サビになって全員揃って踊り出すところが楽しすぎる。

■make me bright~blessed

 make me bright前のパートは間違いなく粒は全員好き。好きというか、知っている。あまりにもGLITTERだが、レーザーとの戯れ度だけで言うと途中から超えてくる。しかもメンバー毎にレーザーが違って、ちゃんとそれぞれのダンススタイルに合わせた動きをしてくれるのもたまらないんだよな~。
 もちろんmake me bright本編のレーザーも、色合いが非常に美しくて最高。正直、これより繊細な色合いのレーザーを、私はまだ他の現場で観た事がない。
 Blessedはもう、入りが最高に良い。そこからのシンプルな白照明とスモークの美しさ→間奏の照明ショーのカッコよさ……

■NOT FOUND

 NOT FOUND初披露回であり、ライブDVD・BD類で観られる唯一の5人全員での披露回。この時点で、イントロの変態駆動照明は完成されている。一番シンプルに本来の振付を味わう事のできる回でもあるので、ぜひ観てほしい。

■Spark Light

 水と炎と照明と……と非常に盛りだくさんな演出なのだが、なぜか派手すぎずに曲にマッチしている。この上品さがSexy Zoneの持ち味だった。

 

【LIVE TOUR 2019 PAGES】

 個人的に私が初めて参加したコンサートという事で、一旦ここまでのご紹介とします。聡ちゃん活動休止中のコンサートで、そのさみしさを隠さないような、かつ人生のいろいろな局面を描くような構成になっているのが特徴。地味にこの時しかやってないな…みたいな好き演出が結構ある。また、これがコロナ禍前最後のツアーとなった為、これ以降のコンサートと比べるとファンの悲鳴がめちゃくちゃデカくて景気が良い。

■Overture~カラクリだらけのテンダネス

 「ツアーを通じて出演できないメンバーがいる」という初めての局面、不在を感じにくくさせるために、メンバー揃っての登場ではなく一人ひとりが神出鬼没的に別々の場所から登場し、警官に扮したJrたちに追われながら客席の間を縫っていく……という手法を取っている。直後のカラクリだらけのテンダネスは怪盗目線の楽曲なので、楽曲の世界観ともシームレスに繋げる事のできるまさしく神の一手。これ以降のコンサートではこういった手法は取っていないのでセクゾ的にもかなりレアだが、Perfumeでこんなん起きたら気絶するな……
 ラストも初見だと驚愕する事間違いないので、ぜひ最後まで観てほしい。

■君にHITOMEBORE

 始まり方がクッソカッコいい。天空からジャケットが降ってくるし、シルエット演出はこんなん嫌いな粒…というかオタク全般まずいないだろう。背景映像とダンスとのシンクロ具合も、この時期の演出の中では出色。

■UNSTOPPABLE

 地味にこの頃からセンステ映像キューブは使われているが、この時期はまだ映像が若干ダサい。この曲の良さはそこではなく、思い切りの良い赤一色照明にある。

■Wonder Love

 この曲の良さって色々あって……大人可愛い曲調とか…キャスターで動く一人掛けソファによる自在なフォーメーション変更とか…白シャツのみというシンプルイズベストな衣装とか……ってオタクが頑張ってひねり出しても、ラスサビのメンバーの絡み(回によって変わる)が全てを持っていってしまう業の深い楽曲。ツアーが進む毎にエスカレートしていったらしい。どうしてこうなった。本当にやってしまったtake me take meという感じ。

■My sweet heart My sweet love

 網戸(人力で動かす事のできる分割モニター全般を指す)!網戸じゃないか!網戸の間から出てくる風磨くんがキュート。網戸は残念ながらメンバー自身が動かすわけではなくJrが動かしているが、ちゃんと4つある。影絵演出もカワイイ。

 

ご紹介は一旦ここまで、これ以前の2018年(リペ)2017年(STAGE)ツアーなんかも本当におすすめなので、ぜひぜひどんどん掘っていってください!

We're timelesz LIVE TOUR 2024感想前半

◾️入場〜開演まで

 客入れの音楽で異変に気付いた。全部Sexy Zoneの過去曲だ。私が入ったコンサートでは初めてだった。しかも最近の曲から昔の曲まで幅広く流れる。『だって太陽は君なんだ』、名曲。イントロドンできそう。もうここで、Sexy Zoneへの惜別の念を感じ取り、ぐっときた。

 セットも、ここ最近(ポプステあたりから?)の特徴だった異常な作り込みの街並みが影を潜め、おそらく過去一シンプルなものに。リペよりシンプルだと思う。複数の立方体をランダムに繋げたような、いかにもプロジェクションマッピングしやすそうな……端的に言うとPerfume育ち人間大好きセット。一体何が始まるんだ、という不安の混じったワクワクが止まらない。
◾️OP

 「挨拶回り」がコンセプトだ、という風磨くんの言葉通り、アイドルのマネージャーになった三人があの手この手で奮闘する映像。ティザーの印象から大きく外れる事はなく、コミカルかつ等身大だった。さすがスーツのCMを長年やってきただけあって様になりまくっている。

 初日のMCでは聡ちゃんが「今までのOPとは違う感じ、今までもっと佐藤勝利!バーン!菊池風磨!バーン!松島聡!バーン!みたいな、アイドルってそんな感じじゃん」的な事をめちゃくちゃ表現力の高い描写付きで言っていたが、確かにOP映像としては今までと雰囲気が違ったなというのはある。ただ、ああいう質感の映像というと、私はザ・ハイライトツアーで流されたForever Goldの変身映像を思い出す。あれは健人くんが監督した映像で、今回と同じく全員スーツを着ていて、過程は違えどアイドルではないメンバーを描いていた。あの時は"アイドルの復活"を、今回は"アイドルの誕生前夜"を描いている。アイドルについて何かを表現する時にアイドルではない自分たちを出す、という方法論が、もし健人くん監督のあのゴールデン・タイム映像から引き続いているものであれば、なんだか嬉しい。

◾️RUN

 OP映像の最後が慌てて走り出す三人の姿で、そこからRUNの流れは風磨くんが自画自賛するのもよく分かる綺麗なものだった。ChapterⅡのアンコール最後の曲だったRUNで始める…というのもアツい。まあ東京ドームオーラスはフィル青だったんですけどそこは例外ということで…

 なんとなく、Anthemから始めそう…今回のリード曲だし、曲調もちょうどいいし…と思っていたので、始まった時はそう来たか!と思った。この感覚自体が伏線だとは気付きもせず…

 機構的にも最初から惜しみなく披露されていて、まず三人それぞれの足場が動き始めた時点で、個人に与えられたボックス大好き人間大興奮。ちゃんと下にそれぞれの映像も映るようになっていた*1。そして向かい合うようにしてRUNの歌詞を噛み締めるように歌いながら、中央にせりあがってきた透明なステージに三人が足を踏み出す。あれ?せりあがる透明なステージ…?と思っているうちにステージが前方に動き始め……ムビステだ〜〜!!!ここで初日の会場ボルテージいきなり大爆発。とうとう満を持してムビステデビュー。グループとしても初だし、私個人としても生でムビステを観たのは初だった。ここで美術セットが例年よりシンプルである謎が解ける。ムビステ始めとする機構に資金を突っ込んだんだな…?これまでひたすら自分たちの足で走る演出が多かったRUNで、まっすぐムビステで後方に突き進んでいく三人を観て、なんとなく、ああ夜が明けたんだなあ…と思った。今までとは完全に違うフェーズに来たのだ、と一発で分からせる巨大機構、ムビステ……

◾️Trust Me,Trust You

 二曲目にこれを選ぶ弱さが……言葉として合っているか分からないが一旦そう呼ぶ……私の好きなSexy Zoneのコンサートだった。歌詞的に選ばれそうな気はしていた。不安や疑心やうっすらとした絶望が漂うこの曲を、ここで包み隠さず出せちゃう強さ。弱さであり強さなんだよ、分かるか……

 結局「それでも何かを信じた」であり、「だからその日までTrust Me,Trust You」なんだよな。「何も出来ず自分責めた夜も沢山あったね」の風磨くんの顔…そんな事言うな……

◾️人生遊戯

 完全にChapterⅡのドーム前の状況にぴったりハマる楽曲だと思っていたから、あの時と全然違う世界に来た今この瞬間にもハマるとは思わなかった。一度トラトラで落ちておいて、この曲で歯を食いしばって鼓舞してくる。初日、どこかのタイミング(Forever Gold後の口上だったか、最後の挨拶だったかちょっと記憶が曖昧)で風磨くんがこの曲から"捲土重来"を引用したあたりからも、やはり今のグループを表す重要な楽曲なんだな、と感じた。

 そして個人的にはこのあたりではっきりと、過去曲の振付から歌割から全てを再構築するつもりだ、と理解させられ始めた。健人くんが歌っていたパートの引き継ぎが実に自然で、振付も四人ありきで作られていた部分が違和感のないように三人用に作り直されていた。細かく細かく分解して、再構築していく作業を、このコンサートを通じてやろうとしているんだ……と理解し始める。

◾️Forever Gold

 過去のドームツアーどちらでも重要な楽曲として扱われていたから、今回はやらないんじゃないかと思っていた。ので、意外とあっさりやって驚いた。過去ツアーでは「グループのこれまでの歴史を懐かしんで肯定する」という感じの使われ方をしていたが、この位置であっさりと使う事で、これまでの総括とは違う方法を使おうとしているんだな…という印象を受けた。

 この曲の終わりに、三人がそれぞれ最初の挨拶や煽りをする。風磨くんのコンサートタイトルの言い方が、健人くんの言いそうな言い方・発音で、あっ……と思っているうちに次のパートに入る。

◾️ダンス・ラップパート

 しゃかりき照明パートの後に、ステージ下手で誰かが一人で踊る姿が、背景の白バック映像にシルエットで映し出される。ダンサー?いやこのダンスは…!となった瞬間、聡さんの顔がバーン!俺たちギャー!ここ楽しかった。聡ちゃんの誘導で同じように踊る上手の勝利くんがフィーチャーされるが、ここの振付がやっぱりSHOCK感あって上品で、ここの差別化〜!という思いでまた大興奮。そして風磨くんが上から登場し、新作ラップを披露。ちゃんと歌詞は覚えていないが、まあ決意表明である。風磨くんの周囲の映像には、満ち欠けした月が複数映る。おそらくは時間→暦からの連想だろう。この後も、月や時計のモチーフは随所に出てくる。

◾️Sleepless

 「less繋がりでやるかもな〜ガハハ」とは思っていたが本当にやった。さすがにそんな理由じゃないと思うが。トラトラのカップリング曲(MVもあるので実質両A面に近いが)なのもあり、言っている事はかなりトラトラと近い。ここは演出がめっちゃ好きだった。セットと背景ディスプレイの形状を活かし、それぞれが立方体に座って歌ったり、時計の内側を剥き出しにしたような映像がマッチしていたり、ダンサーの登場の仕方がめちゃくちゃカッコよかったり……というか、ここまでダンサーなしで三人だけでやってたんだ、というのを今更ここで気付く。三人の存在感だけで全く違和感がなかった。

◾️If Wanna Dance

 雨音から続く足音、これが響き渡った瞬間の初日会場のうねり本当にエグかった。イントロが始まってからも嘘でしょ!?マジで!?!?のこもったキャーが聞こえ続ける。俺たちはずっと幼い頃からこういう事をやり続けてきました、の自負と風格が半端じゃない。初日のMCで触れていたが、グループとしてやるのはウェルセク以来実に8年ぶりとの事*2。会場の結構な数のオタクが初めて生で観たのではないだろうか。これは今回、本気で過去の過去から全て探り直していくつもりだ…本気だ…と感じさせられた。

◾️夏のハイドレンジア

 イフワナに続いて雨音が流れ、まだ雨の曲あったっけ?星の雨でもやるのか?と思っていたら……。やるんだ…!という感嘆と困惑が混じったようなオタクのキャーが響く。今回のコンサートはオタクのキャーがめちゃくちゃストレートに感情を表していたような気がする。私が今回初めてアリツアの初日に入ったからそんな気がするだけで毎回こんなもんなのか?

 言わずもがな、健人くんの主演ドラマ主題歌で、歌い出しもソロパートも健人くんのイメージが非常に強い曲だ。歌い出しは風磨くんが、他のパートは勝利くんや聡ちゃんも引き継いで、この曲もグループの財産としてこれからも持ち続ける意思表示に感じられた。

 個人的には、ここで初めて非常に強く健人くんの不在を感じた。もちろんRUNを始めとして、ここまでの楽曲でも不在を感じてはいたのだが、振付やパフォーマンスによる再構築とそこに込められている決意のほうに引っ張られて、考えるのを後回しにしていたというか…でもこの楽曲は振付が少なく、歌声がそのまま剥き出しになる。そうだ、今私は健人くんがいないコンサートに来ている、他のメンバーのうちわを持つ事もなぜかできず、ペンライトも白色に灯して、双眼鏡で誰かをロックオンする事もなく……

◾️puzzle

 そこからのpuzzleで、ますます心をかき乱された。多分わざとだと思う。でもイントロ終わりにぴょんぴょんと出てくる三人は相変わらず世界一可愛くて、健人くんのパートだった「僕は君が」をしょりそうが声を揃えて歌って、風磨くんが「何よりも必要なんだ」と答える様には心が温かくなった。三人がムビステで運ばれながら、四方向全てに一緒に駆け寄って手を振るのも可愛かった。最後のラララはやっぱり合唱になったが、腕の振り方が三人てんでばらばらなのもおっとりしていて良かった。

◾️過去映像〜ソロ映像

 puzzleで閉じられたSexy Zoneの歴史を再び遡るように、時系列の混在した過去コンサート映像が流れていく。そこには当たり前に健人くんもマリウスもいて、宝箱の中身を自慢されている気持ちになった。その映像が映し出されるスクリーンは、今回のセットに合わせてあちこちが正方形に欠けた形をしている。やっぱりどんなに綺麗でも過去は過去で、もう二度と戻ってくる事はなくて、完璧に保っておく事なんて無理だから、欠けているのかもしれない。考えすぎだろうか。

 そこからだんだんと三人のソロ映像が主になっていく。サマパラのソロコンの映像は、今見るとみんなまだまだ幼い。

◾️Black White(勝利くんソロ)

 加速した映像に続けて、ダンサーの先頭に出てきた勝利くんの存在感よ。勝利くんのソロといえば、等身大の青年(雨に唄えば、風景画など)かバチバチに決めた衣装のスタァ(Why?、show must go onなど)かだが、今回は完全に後者。でも今回のEPにはソロ新曲はないし、何をやるんだ…?と思っていたら、聴き覚えはあるがパッとタイトルが出てこない、なんだこれ!?!?のイントロが始まる。でも!めっちゃ!聴いた事はある!!!ていうかカッケェ〜!ショータイムだ!ショウリがアイドルとして大成した世界だ!?と思っていたら、途中から映像にタイトルを出してくれた。ブラホワ、音源化すらされていない勝利くんのソロ曲だ。初日MCで勝利くんは「あれ音源化してないよね!?」と、わりとオタク側が聴き覚えある感を出していた事を疑っていたが、映像には収録されているので……

◾️rouge(風磨くんソロ)

 こりゃ〜昔のソロ曲を掘ってくる流れですぞ…と思っていたら、メインステージ上の端と端に置かれたベッド。rouge確定演出ですおめでとうございます。リリースした17歳の頃やサマパラで披露していた20代初めの頃と比べて、実に大人の余裕と包容力に溢れたrouge。「どんな罰も受ける」の優しさ。これが成長ってやつの恐ろしさ……と思っていたら、ふっと楽曲が途切れる。え?と思っていたら風磨くんがイヤモニを外して、なんとマイクを通さない生の声で、全身から絞り出すようにして歌い始める。Baby Baby,Please don't say goodbye…後少しだけでいい……………

 なあ、これがあなたの本音か?と思わず過ぎってしまった。ごめんな、全てを深読みしてしまう状態で……。とにかくあの生の歌唱は苦しくて切実で、大人の余裕も包容力も剥ぎ取られ、実は全然あの頃と変わっていないのだ、と思い知らされるようだった。

◾️CRY(聡ちゃんソロ)

 ここまで二人とも過去のソロ曲を出してきたが、聡ちゃんはまだソロ曲があまり多くない。一体何をやるんだろう?やっぱり初ソロのBreak out my shellかな?と思っていたら、まさかの。PAGESツアーの本編ラストを締め括った曲、あの涙の時期はもう過ぎたのだから二度とコンサートで聴く事はないと思っていた。

 聡ちゃん不在で四人が回ったPAGESツアーの記憶がない人でも、四人の踊る映像と聡ちゃんが向かい合うシーンを観れば、意図は明白だろう。あの時、四人が諦めず、聡ちゃんが諦めず、ファンもCRYを聴いて泣きながらも諦めなかったおかげで、今がある。「これまでも、これからも」というtimeleszの意思を象徴するようなシーンだった。

 最後の最後に、PAGESツアーのラストに表示された絵……写真を撮るために集まった四人の元に、カメラのそばにいた聡ちゃんが駆け寄る……がまた、聡ちゃんのメッセージとともに表示された。きっと聡ちゃんは、今のうちにあの時の記憶の精算をしたかったんじゃないかな、と思う。あるいはファンがそれをできるようにしてくれたか。間違いなく、前半部の白眉だった。

◾️ダンサーパート→桃色の絶対領域

 ダンサーパートもっとオタク側が盛り上がりたいね〜とは思ったけど、いかんせん真駒内暑すぎてかなり消耗していたのはある……他会場がんばってください……なんかすごい事やってたんで……

 からの桃色の絶対領域、会場の興奮度がイフワナに続きギュインと上がる。コンサートでは初披露だし、パフォーマンス自体神サイとの共演以外なかったので、後半(共演時は神サイと絡んでいた部分)の振付は全員初見。おそらく配信ライブ時のアンケート結果が良かったので選ばれた曲というのはこれじゃないか?と思うのだが、「サビの歌詞がTick-Tack Tick-Tackランデヴーで時計モチーフだから」という理由がまだ捨てきれない。そんなバカな……

 スタンドマイクはないが、その代わり(?)人力超高速アリトロが発車して、アンニュイに手すり(脚が1本のタイプ)に手をついたメンバーがLUUP並の速度でアリーナを爆走する。正直このオモロ超絶カッコいい乗り物には健人くんも乗ってほしかった〜〜!!!の気持ちが出た。これはほんと許して。アリーナから見上げた聡さんの笑みが壮絶に妖艶すぎてその後数十秒の記憶がない。

◾️Cream

 ChapterⅡドーム同様、イントロアウトロの合唱あり。桃色から色っぽい雰囲気は残したまま可愛いパフォーマンスに移るので、セクシーもキュートも両取りできる幸せを噛み締められる。最後のふうちゃんも健在でとってもよかったです。

◾️スキすぎて

 もっと終盤とか、メドレー前後の流れとかに組み込まれると思っていたので、ここで来るのはかなり不意打ちだった。前回より覚えるの難しくなってないですか?というか単純に前回より言葉数が多いので、ちゃんと覚えていても歌うのが結構難しい。ドッキリGPで早口言葉をめちゃくちゃ言わされた結果メンバーの滑舌が向上してしまい、これぐらいならみんないけるんじゃん?となってしまったのか?ごめん……うちらケツ爆発したことなくって……

 結果、諦めて緑文字(わっしょいなど)パートで挑んでいる人がかなりいた。そっちのほうが楽しいかも。ちょこちょこエンタ世代を感じられて同世代ニッコリ。*3

◾️MC

 初日はここまでの流れの振り返りとここからの予告、二日目夜は前夜の過ごし方と爆裂シンメトークなどが主だった。オタクはシンメの喪失について想像を巡らせて勝手に涙していたの、あのさ……ほんとさ……

 勝利くんからシンメに対する羨望を聞いた(読んだ)ことはこれまでもちらほらあったけど、それに対して"シンメを持ちし者"としてポジショントーク始める聡ちゃんに笑った。去年一年間で徐々に整理をつけていた感じの聡ちゃんに対して、風磨くんはまだ慣れていなさそうで……シンメの喪失に関しては聡ちゃんのほうが先輩なのか……

 もちろん、最後に「センターが誰になるかなど、いろいろな組み合わせを楽しんでもらえるように」的な事も言っていたので、未練!という感じではなかった。ただ、大切な人たちを送り出した寂しさというのは、今回のツアーの通底に流れている。

*1:映像表示機能自体はその後あまり活用されていなかった気がするが…セットの一部としては活躍していた。

*2:ちなみにパッと出てこず、オタクの叫びに教えてもらっていた。

*3:問題になってる箇所は、個人的にもちょっと嫌である……前後の文脈から、単純に流行しているから取り上げた事は明白なんだけど、主に蔑称・レッテル貼りとして使われる言葉なので、誰かしらのチェックは入ってほしかった……

限界だったので人生ゲームにメンバーの名前付けて伝説のアイドルにしたり普通に就職して誰かと結婚して普通に帰って普通に眠らせたりした②

どうしてこんな事になってしまったのか、人生ゲーム for Nintendo Switchの簡単な説明などは前回記事をご覧ください↓

mikozezone.hatenablog.jp

 

◾️ちびーず編

 前回のふまけん編を経て、私が掴んだ人生ゲームのポイントは以下の3つ。

・転職しすぎない(ランクアップできるのは給料日コマだけで、かつルーレットにより成功が決まるケースが多いので、止まる回数=ルーレット試行回数をとにかく増やす必要がある)

・ステータスは基本は特化型でどれか一つを伸ばす(ランクアップのルーレット時に有利になる事が多い、ただし就きたい職業によっては他のステータスも最低限伸ばしておく)

・大学受験は子供時代終了までに就きたい職業までのステータス値が不足している時以外は不要(給料日マスに止まれるチャンスが4ターン分減る、就職さえしてしまえばステータス自体は後からでも伸ばせる)

いかがだろうか。なんかものすごく色んな事を暗に言われている気がするのだがそこは気にせず、この教訓を胸にちびーず編をプレイする事にする。

 今回もアバターは頑張った。我ながらマリウスの再現度はなかなかだと思うが、聡ちゃんが大変難しかった。このゲーム、意外と髪型のバリエーションないので……勝利くんとの差別化で黒髪にしておいた方が似たかもしれない。

 

<赤ちゃん時代>

 一番最初のターンで、しょうりがミルク会社のPR動画募集に応募、ゴロゴロしている動画で見事優勝に輝いてスタートした。この時点で勝利が約束されている。

 そうは家族に遊んでもらったり、家族に絵本を読み聞かせてもらったりととにかく家族に愛されていてほっこり再び。

↑これはしょりそうが赤ちゃんアートに挑戦していた時の画像。

 マリウスはいきなり職業体験パーク(前回も出てきたキッ◯ニアみたいなやつ)でアイドルを体験。君素質あるよ。あとは家族にピアノを教わったりしていた。よいご家庭。

 上記のしょりそう赤ちゃんアート以外は絡みイベントが発生しなかった。人数が増えた分確率も上がると思ったのだが、ここは完全に運任せ。

 

<小学校時代>

 しょうりはスポーツ教室で野球を体験。他にも公園で遊んだりと、体力を育むイベントが目立つ。そのせいか、

ダンスパーティー…ではなく運動会の二人三脚のパートナーとしてマリウスからご指名。猛特訓の末に一等賞をとっていた。関係ないけどこの二人の二人三脚見たいな。絶対不要な小競り合いをしてる気がする。

 そうは友達と虫取り中に新種の虫を見つけるという、DASH適性100%イベントを発生させていた。また、なんと子役としてデビューし映画にエキストラ出演。職業体験パークでは配信者体験をしたりと、出役に関するイベントが目立つ。やっぱり君たち素質あるよ。

 マリウスは冬休み読書に明け暮れたり、海外に家族旅行に行ったりと、大変リアリティ溢れたイベントが発生。海外ではちゃんと英語を喋れたらしい。思い起こされる通訳全引き受け(て聞くだけ聞いて自分で納得して訳さない)エピソード……

 

<中学校時代>

 ここからは部活選択により、特定のステータスを伸ばしやすい状況になる。せっかく三人いる事だし、特化型育成をするため、以下の割り振りでステータスを伸ばしていく事にした。

・しょうり…体力

・そう…センス

・マリウス…知力

まあ何となくご理解いただけると思う。勝利くんって実はとってもタフネス。喉強いし。

 という事で、しょうりは運動部に入部。練習試合で活躍しつつ、うさぎの世話を真面目にしたり、学級新聞を真面目に作ったり、電車で席を譲ったり、全国大会で優勝したりと、あまりにも青少年の鑑すぎた。このアバターの茶髪は生まれつき(赤ちゃん時代から)なので校則にも引っかかってませんし髪色証明書も出してると思う。ブラ校の創楽くんなら分からんけど。

 そうは文化部に入部したが、学校に遅刻したり、ターン中3分の2で部活動に身が入らず散歩したり、友達と浜辺で宝探しをしたりしていた。いいんだよ…好きなことやんな…。でも文化祭にはちゃんと参加して盛り上げるため奔走し、クラスの人気者になっていた。この文化祭イベントで「モテる」というカードを獲得。これを持っていると好感度が上がりやすくなる。部活をサボっていた割にコンクールでは銀賞をとっていた。この聡ちゃん普通にドラマとかで観たくないですか?

 マリウスは帰宅部で勉強に励む事に。授業中寝そうになって自分をビンタで起こすという、完全に前回のふうまと同じ行動を取る。でも勉強だけでなく、運動部の助っ人をしたり、きれいな写真を撮ったり、充実した生活を送っていた。全国模試では10位以内。さすが。ただこの人生ゲームでは中学校時代には受験イベントが発生しない。中高一貫校に通ってるのかもしれない。

 

<高校時代>

 入学一発目、そうはクラス一のオシャレさん(多分)みさきさんに話しかけ、ファッションの話で意気投合。かと思えば、同じターンでは浜辺でバーベキューしていた時に炭を忘れて困っていたところをピンク髪のキラリさんに助けてもらうなど、「モテる」所持者の名に恥じない好感度上げっぷりを見せる。しかしいまいちセンス値を上げきれず、コンクールでは部門賞に終わった。

 一方、しょうりは真面目そうなさらさんに話しかけてテスト対策の話で盛り上がるが、好感度はあまり上がらず。しかしこのターンでクラスをまとめ上げて運動会での優勝に大きな貢献をし、「モテる」カードをゲット俺とお前これでライバル。さらにインターハイでは優勝を成し遂げる。

 マリウスはななみさんに話しかけて友達になるが、その後は格闘ゲーム大会を観に行ったり、文化部の子(そうとは別の子)と一緒にオーケストラのコンサートを聴きに行ったりとマイペース。全国模試ではB判定だったが、無事に大学に現役合格をキメる。実際直前までD判定とかでも全然大学って受かるから受験生諸君は諦めないでほしい。

 今回はマリウス以外は大学受験せずに就職する事にした。基本的には、よほど運が悪くなければ子供時代終了までに最低限のステータス値は稼げるようになっている。ただし、知力系の職業は比較的要求ステータスが高い(医者に関しては就職までにBまで育てないといけない)ので、マリウスのように知力特化型で育成する場合のみ、大学受験は有効な選択肢になってくる。示唆やめろ。*1

 

<大人時代前半>

 今回しょりそうは就職を選択したので、いきなり職業選択画面に飛ばされた。この時点で二人とも、体力/センス特化型職業ならだいたいどれにでも就けるだけのステータスをゲットしている。

 悩んだ結果、しょうりは野球選手を選択。小学校時代にスポーツ教室で野球をやっていたのが決め手になった。多分中高の運動部も野球部だったのだろう…という事にしておく。この世界に野球大会はないが、あったらさぞ活躍してくれる事だろう。スカウトが来ている試合で活躍し、プロ入り直後からいきなり一軍でのスタートとなった。ドラフトで名前を呼びまくりたいもんな。

 そうは漫画家を選択。一番イラストなどの美術系に近い職業がこれだった。こちらも、出版社に送った最初の漫画が新人賞を受賞し読切掲載が決定。さらにもう一つ新人賞も獲得、順調なスタートをキメる。ギャグマンガ日和作者?

 

 一方、マリウスは現役合格した大学でキャンパスライフを満喫。初手で合コンを開催ししょりそうを召喚するという、前回のふうまと全く同じ事をする。

左から読切漫画家・プロ野球一軍選手・大学一年生だ。ちなみに女性陣は左から順にみさきさん・キラリさん・かおるこさんだ。お気付きになられただろうか。3分の2が既にそうが高校時代に好感度上げ済な事に……。確認だけど、これマリウス主催だよな?*2

 この合コンでマリウスはそうの子供時代のエピソードを褒めまくり、そうマリの好感度がグイグイ上がる事に。(* '♡')そちゃんねえ〜すごいんだよ〜……目に浮かぶよ……そして置いていかれているしょうり……

 マリウスはこの後も、料理サークルで料理にハマったりクイズ研究会に入ったりと満喫しているようだった。何より。

 

 三人で合コンをしている間にも、しょうりは試合で活躍し、プロ入りからまだ間もないにも関わらずオールスターに選出される快挙を果たす。野球詳しくないけどこれかなりの快挙ですよね?オフシーズンはHaワィ…ハワイに合宿に行けたみたい。よかったね。

 そうは連載会議で連載候補に挙げられるが、残念ながら連載ならず。しょうりの試合を観戦に行って休憩時間にサインをもらったり、逆にしょうりが家に遊びに来たりする。この遊びに来た時、そうは丁度原稿の修羅場真っ最中。そんな時に遊びに来るか?と思ったけど、しょうりの事なので(?)差し入れとかに来てくれたのかもしれない。さらには置いてあったキャラクターラフ画を見てベタ褒めしてくれる。なんていい子なんだ。そうも嬉しかったらしく、修羅場なのにその場でラフを清書した上にサインをしてしょうりにプレゼント。前回のふまけんと同じく、しょりそうがお互いのサインを持ち合う展開となった*3

 

 そうこうしているうちにマリウスが大学を卒業、高い知力を活かして科学者になる事に。しかし一発目の研究でいきなり値が合わず、データ改竄の誘惑を跳ね除けて(マジで選択肢にあった)研究をやり直した結果、借金を負ってしまう。さらにそれを取り返そうと研究に必死になりすぎたのか、実験に失敗し施設を爆破、さらなる借金とスランプを負うハメに……。スケールがでけえ。

 ちなみにこの"スランプ"は、カードとして強制的に背負わされる。いろいろな職業で発生するカードで、実は前回配信者をやっていたふうまも背負った事があったのだが、次のターンで華麗に消し飛ばしたので言及する隙がなかった……

 この"スランプ"、同時期にそうも背負う事になる。担当編集が変わったところソリが合わず、なんとネームを全ボツにされてしまったのだ。マリウスが借金背負って身動き取れない時期で良かったな担当さんよお〜〜科学者マリウスが開発した巨大ロボで貴社が竹書房並のペシャンコぶりになるところでしたよ~~

 しかもそうのスランプはまあまあ続き、マリウスが所長の研究を手伝ってあっさり解消しているのを尻目に、公園でスケッチしても治らず、連載会議には再び落ち、苦しい時期が続く。しかし話題のアニメの二次創作を自分流の絵柄で書いてSNSにあげたところ、あまり伸びなかったがスランプはあっさり消えた。現代すぎる。

 その頃一方しょうりは我関せずと、ひたすらノック練習とバッティング練習に明け暮れ、オールスター戦で活躍しメジャー入りを決めていた。どこの大谷翔平

 

 スランプを解消したそうマリは、なんとほぼ同時期に結婚。そうは、いずれも高校時代からの知り合いであるみさきさん(料理人)・キラリさん(配信者)のどちらを選ぶのか注目されたが、キラリを選んで教会見学デートからそのままゴールイン。お祝い金の支払いでしょりマリに借金を背負わせるという大技を繰り出す。

 一方のマリウスは、大学時代のあのちびーず合コンで出会ったかおるこさん(新人俳優だった)に対する好感度が工場見学デート一発でマックスになり、即結婚。お祝い金の借金はお祝い金で返済するとばかりに集金し、ついでに研究で背負っていた借金まで一部返済するというファインプレーを見せつけた。

 一方的に借金をダブルで背負わされたしょうりは、

アメリカの地で謎のイベントを起こしていた。このマリウス、悪い顔すぎる。おかげでしょうりは体力値がぐっと上がり、マリウスは借金を完済。しょうりはこの直後にチームの人気投票で一位を獲得する。

 

 新婚のそうはキラリと恋愛映画デートをしたり、長女が誕生したりと充実した私生活を送るが、マンション購入後にマリウスと偶然出くわした際、見栄を張って今の職業を「人気漫画家」と言ってしまう。仕事面ではあまり活躍できていない現状を自覚して挑んだ連載会議、とうとう…………連載できませんでしたー(ゴチ)。さすがにこのへんで、私のルーレット運、悪すぎ…?になる。その後は長女が福引で当てたチケットで遊園地に家族で遊びに行ったり、担当編集からもらった資料代で限定フィギュアを買ってしまったりと、いまいち仕事は乗り切らないまま…だけど幸せそうなのでOKです。

 その頃、しょうりはタワマンを購入し、シーズンMVPにも選ばれるなど仕事面は絶好調。さらに、例のちびーず合コンで出会ったうち、そうマリと結婚しなかった最後の一人・みさきさんとデートしてキャンプ用品を購入したり、研修医のさらさんと高級レストランでデートしたりした。このさらさん、覚えているだろうか。高校の同級生、しょうりが入学後最初に話しかけた子です。あの時もあまり好感度は上がらなかったが、このさらさんは上がりにくい子のようで、今回もあまり上がらず。その悔しさをバネに(?)仕事に打ち込み、メジャーホームランダービーで新記録を出し優勝、大人時代前半は幕を閉じる。

 

<大人時代後半>

 前回のふまけんの時は二人とも後半になってからの結婚だったので気付かなかったが、大人時代後半になるタイミングでパートナーの職業ランクがアップしたり、子どもが就職したりするらしい。そうと結婚したキラリさんは配信者として登録者が10万人突破、さらに長女が俳優になる。子どもが手を離れたタイミングで田舎旅行(サブマップ)に行き、ビーチデートやプラネタリウムデートを楽しみ、次女も授かるなど私生活は順調そのもの。

 マリウスのほうは、かおるこさんがドラマに脇役で出演するステップアップ。マリウス自身もデータ分析など研究を地道に重ね、「昨日見た夢を参考に研究」というウルトラCを繰り出して完成させた論文が高評価を得る。その論文が所長に評価され、研究所内でのランクがアップ。こちらの夫婦は各々のキャリアアップを優先しているようだ。

 しょうりは試合後ファンとの写真撮影に応じるなどファンサービスを欠かさず、人気はキープしているが、ホームランダービーで失敗し二度目のMVPは逃してしまった。そんな時、心の支えになったのがさらさんだったのか…?なかなか好感度が上がりにくい中、既に一人前の医師になっていたさらさんに果敢にアタック、牧場デートや映画デートを繰り返し、新居としてコテージを購入した上でプロポーズしゴールイン。過去最高に粘り強かった。結婚直後再びMVPに輝くなど、公私ともに絶好調となる。

 

 公私ともにの充実度でいうとマリウスも負けていなかった。超高性能カメラを開発して特許を取り、以降毎ターン特許使用料が手に入るフィーバータイムに入る。海外の論文パクリ疑惑をかけられてネットで炎上するも、それで逆に奮起したのか、自分の研究所を持つまでに出世。かおること怪獣映画鑑賞デートをし、長女も誕生して大きな家も購入。いいな〜!(心の声)

一方のそうは美術館を回ったりとセンスを磨く努力は惜しんでいないのだが、私のルーレット運が最悪なせいでまた連載会議に落ちてしまう。なんと脅威の四連続失敗。そうこうしているうちに次女も漫画家になったのだが、収入を見る限り明らかにそうより多い。一瞬で子に追い抜かれた。マジかよ。私のルーレット運が悪いばっかりに……と懺悔している間にキラリとカフェデートをして長男が生まれていた。切り替え早いな。

 しょうりは結婚直後に長男が誕生、それを機にか、スポーツバラエティ番組で真面目に解説をして好評を博す。しょうりはちょこちょこ真面目な描写が出てくるね。ホームランダービーで準優勝するなど、選手としても相変わらず良好なコンディションを保っている。ところで今更だけどホームランダービーって何?

 

 マリウスはなんとここで宇宙飛行士のオファーが来る……のだが、これまでの研究を一旦放棄しなくてはいけないというのに(私が)ビビってオファーを蹴ってしまう。結果、科学賞(多分ノーベル賞)にノミネートされるまでになるので結果オーライか?この頃長女も成人し、マリウスと同じく科学者の道を歩むことに。なお大人時代前半終了ぎりぎりで次女が誕生した。

 しょうりの長男もこの頃成人、科学者になる。マリウスの娘としょうりの息子が発明を巡ってライバル関係になるドラマを撮ってくれ。子が手を離れたタイミングでなのか自宅を買い替え……たのだが、この人生ゲームで最高額の家、なぜか宇宙シャトル。マリウスが進出を諦めた宇宙にしょうりが進出する事となった。なおその直後、しょうりはホームランダービーで失敗、そのキャリアで初めて怪我を負って大人時代前半が終了する。

 ここまで私生活は充実していたが未だに連載会議に通らず読切作家のままのそうは、それでも公園でスケッチをするなど、腐ることなく努力を重ねる。そして……とうとう……やっと……なんと……連載会議に…………通りました〜〜!!!やった〜〜!!!(ここで流れるCongratulations)

 

<最後の時代>

 キラリの登録者がとうとう100万人を突破。今までそうを支えてくれてありがとうな。そうはやっと連載が通ったのが嬉しかったのか、徹夜で作業した後にサイン会をするなどなかなか無茶をしていた。ほんとにそういうのって良くないらしいから気を付けてね。その後は引退したのか、仕事関連のイベントは起きず。部屋を片付けていたら限定グッズを発見して高額で売れたり、絵画コンクールで入賞したりした……んだけどそれあなたが担当編集からもらった資料代で買っちゃった限定フィギュアじゃない?売って大丈夫?絵画コンクールに元連載作家が入賞してきたらそこからまた仕事増えない?大丈夫?などと思っている間にそうはゴール。マイペースすぎる。

 マリウスのところは、かおるこさんがとうとうドラマ主演を果たす。時代を跨いだ関係上、1ターン前に誕生したばかりの次女が爆速で成人、この子は俳優になった。マリウスは後進を育成する立場になり、講師を引き受けたはいいが、そのせいで自分の研究が進まないと不満気。生涯現役精神が強い。でも文句を言いつつも研究プロジェクトでも後輩を指導し、地域のゲートボール大会で優勝し、最後の最後に高性能自動車を開発するなど、ゴールまで八面六臂の大活躍だった。ところでマリウス、結局何ジャンルの科学者だったの?

 大人時代最後に怪我を負ったしょうりだったが、無事引退試合を終え、さらに現役時代の功績を買われてチームの監督に就任。今度は監督の立場で世界を目指す事に。プロ野球殿堂入りを果たし、最終的にチームを優勝に導いた。家族関係も良好そのもので、科学者になった一人息子に夫婦揃って招待を受けて旅行に出かけた…と思ったらなんと行き先は宇宙ステーション。いやこの人自宅が宇宙シャトルなんですけど…とか言ってはいけない仲良し家族としてテレビ取材を受けるなど、幸せな人生を送ったのであった。

 

<最終結果>

優勝したのはしょうりだったが、それぞれ幸せそうな人生であった。野球選手として頂点を極めたしょうり、とにかく賑やかな家庭で楽しそうだったそう、キャリアと家庭をうまく両立させたマリウス。まあ、そうちゃんの連載会議は絶対もっと早い段階で通せたと思う……ホンマにごめん……*4

 ふまけん編での反省を生かし、一旦普通の人生(の割にメジャーMVPだったり連載漫画家だったり科学賞にノミネートされたりしているが)を送ってもらったが、それでもやはり抗いがたいのが、伝説のアイドル……

 

 次は君たちも、伝説のアイドルにしてあげるからね……

 

③ふまけん伝説のアイドル編につづく

 

*1:その術はオレ(大学の四年間をモラトリアムに費やした私と前回のふまけん)に効く。やめてくれ。

*2:今更だが注釈で、合コンの相手キャラをこちらが指定する事はできない。完全ランダム。

*3:ふまけんのサインは公権力に没収されたけどね!詳しくは前回の記事を参照。

*4:この後何周かプレイしたが、漫画家は連載会議通るまでも通った後もめちゃくちゃ運任せなので、ランク上限到達までの難易度が非常に高かった。

限界だったので人生ゲームにメンバーの名前付けて伝説のアイドルにしたり普通に就職して誰かと結婚して普通に帰って普通に眠らせたりした①

 私の愛したSexy Zoneというグループが3/31にあまりにも美しい幕引きを迎え、4/1にはtimeleszの名前とメンバー追加オーディションが発表され、本当にもうSexy Zoneは永遠になり、これから新たな何かが始まるのだと痛感し、情緒が大混乱し、気が付いたらこう↓なっていた。

正直この時の心の動きはもう自分でもよく分からない。Switchの中に五人を閉じ込めておきたかったのかもしれない。リハビリテーションすぎる。全然知らないけど箱庭療法って多分こういう事なんだろうな。

 そもそもは、何日か前に出た令和ロマンの実況プレイ動画を観て面白そう〜やろっかな〜とちょうど思っていたゲームがこの『人生ゲーム for Nintendo Switch』だった。普通に実況として面白かったのでオススメです。高校生がみんなあの半透明の硬いカバン使ってると思ってるのさすがに同世代すぎる。


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 Sexy Zoneの永遠の名曲『ぎゅっと』の歌詞で、

普通に就職して誰かと結婚して 普通に帰って普通に眠る

というものがある。これを"普通"とはかけ離れた人生を選択して送っているアイドルが歌うのを聴くと毎度心がぎゅっとなってしまうのだが、そういういわゆる"普通"の人生を送っているゲーム内の架空の(架空すぎる)メンバーを見て、逆説的に「今現実の彼らが選択している人生がどれほど稀少なものなのか、その輝きを見せてもらえているこの現実世界がどれほど美しいのか」を確認したかったのかもしれない。


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本当に分からない。ただただ五人を私のSwitchの中で永遠にしたかっただけかもしれない。

 

 かくして、五人の人生が私のSwitchの中で交錯する様を見届けるぞ……と(勤務中に)決意を固め、会社終わりにパッケージ版を購入し、握りしめて帰宅し、家事を済ませていざソフトを起動した私の目にふと入ってきたパッケージ外装。

おい!!!!!

一度にプレイできるのが四人までだった。本当にアホすぎる。買う前に気付いてほしかった。お前はいつもそうだ。誰もお前を愛さない。何が五人をSwitchの中に永遠に…だ。寝言はパッケージを見てから言え。

 買ってしまったものはしょうがないので、とりあえずふまけん・ちびーずの二周に分けてプレイする事にした。

 

◾️ふまけん編

 とりあえず普通の人生を送ってもらおうという事で、普通の服装のアバターを作成した。結構力作である。

 この『人生ゲーム for Nintendo Switch』は、通常モードではプレイヤー「人生リアリティーショーの出演者」という体で話が進む。なので途中途中でこの両脇のうさんくさい司会者とアシスタントが出てきて、途中経過や結果発表をしてくれる。無駄にcv.山寺宏一花澤香菜だがセリフはあんまりない。

 赤ちゃん時代・小学校時代・中学校時代・高校時代・大人時代前半・大人時代後半・最後の時代の7パートに分かれているのだが、高校時代までのパートは3ターンずつしかない。大人時代前半と大人時代後半は15ターンずつ。年数的に言えばそうだろうけども体感的にはもっとあるよね。

 とにかく、笑っちゃうぐらい架空の二人の人生をスタートさせてみよう。

 

<赤ちゃん時代>

最初は赤ちゃん時代からスタートする。家族で職業体験パーク(キッザニア的な?)に遊びに行ったり、家族に絵本を読んでもらったりと、家族に愛されている描写がふんだんに出てきて心がほっこりする。

ほっこりしていたらふうまが初手で知力バクハツしてびびる。どういう状態なんだ。この子、今知力爆発したな…と思う瞬間が親にあるのだろうか。子持ちの方で我が子の知力爆発の瞬間を見た経験のある方いたら教えてください。

 この体力・知力・センスという3つのステータスは、各コマに止まるたび起こるイベントで上がったり下がったりする。大人時代になってから職業を選択するのだが、このステータス値によってなれる職業が決まってくる…ということは覚えておいていただきたい。

 プレイヤー同士は赤ちゃんの頃から家族ぐるみの付き合いがある友達という設定のようで、おうちに遊びに行ったり、公園で遊んだりする。この後、大人時代に至るまで二人の交友イベントは続くことになる。

急にエモナレーションを入れるな。

エモナレーションの後にふうまに負けじと知力をバクハツさすな。

 

<小学校時代>

 無事小学校に入学。赤ちゃん時代は基本的に発生するイベントをただ眺めるだけで完全に運任せだったのだが、ここから選択肢が表示されるイベントが増えてくる。こちらの選択が二人の人生に影響を与えるわけなので、コントローラーを持つ手にも力が入る。若干の。

 「けんとが帰り道に知らんおじさんに話しかけられてやる気スイッチを埋め込まれる」というホラーイベントや、「ふうまが小学生ながらにデータ入力作業の手伝いをしてまた知力をすごい上げる」イベントなどが起きた後、けんとが運動会で二人三脚の選手に選ばれた。パートナーを選ばなきゃいけないらしい。ダンスパーティーか?

まあそうなるよね。ちなみに私はスクショを撮るのがヘタクソである。

二人で猛練習を繰り返した結果…

よかったね〜〜!!! なおこの時情緒めちゃくちゃだったのでこの画面を見て普通に泣いてたし、スクショはヘタクソなままである。これは本当は二人で飛び上がって喜んでいる場面です。とにかく、このゲームにおいては二人は赤子の頃からの幼馴染で、困った時に真っ先に頼るような関係性なのはお分かりいただけただろう。

 この後はふうまが商店街のクイズラリーで活躍したり、けんとが掃除や洗濯の手伝いをしてごほうびをもらったり、ふうまが冬休みにスキーを満喫したりして小学校時代は終わった。ちなみに二人とも途中で「福の神」という子供時代限定で効果を発揮するカードを引き当てた為、毎ターン500万ずつお小遣いをもらえるという実家ゴン太シンメが爆誕

 

<中学校時代>

 ここからは運動部・文化部に入るか、勉強に専念するかを選べるようになり、ターン毎に通常イベント+選択した部活や勉強のイベントが起こるようになる。

 史実(?)に沿って、二人とも運動部に入部する事に。部活の具体的な内容(何の種目かとか)は明かされないので、同じ部活に入ったのかは不明である。

 動画配信サービスが流行っている事を聞きつけたけんとが実際に動画を作って投稿してみてそこそこの再生数を稼いだ(のを見て、既にCREATIVE:Kの片鱗が……と感動した)り、ふうまが熱中症になったり、けんとがネットショップで100万散財したり、ふうまが授業中寝そうになって自分の顔をビンタして起きたり、と平穏な中学時代を送った二人であった。

 二人とも三年生時に運動部の大会に出場するのだが、ここの結果は完全に体力ステータスで決まるようである(文化部ならセンス、勉強なら知力)。その為、そこそこ上がっていたけんとは全国大会優勝だったが、ふうまは全国ベスト4だった。違う部活だったのか、同じ部活(個人種目)だったのかは分からないが、後者のほうがライバル感があって良いので後者という事にさせていただいた。

 

<高校時代>

 ここからは恋愛要素が入ってくる。一番最初に、誰に話しかけるのかを選択すると、その子からの好感度が若干上がる仕組み。

 けんとは黒髪ストレートのななみちゃんを選択してお友達になったのだが、ふうまの方は男子校イメージで派手な髪のいちるくんを選択してみたところ、こちらもお友達になり好感度が上がった。ふーんと思っていたが、後々「ここで選択した方の性別がその後の恋愛イベントで主な恋愛対象となる」仕様なのが判明。同性同士でも結婚も出産もできる仕様らしい。ちょっと難易度は上がるが、男女両方と恋愛する事も一応可能。現代のゲームだ。

 部活に関しては、けんとはなんとなく文化部を選択、ふうまは受験に備えて帰宅部にした。史実ではもうこの時点でジュニアとして活躍しているのだが、当然人生ゲームにはそんな選択肢はない。いよいよ本格的にパラレルだ。

 けんとは文化部の活動に打ち込み、近所の潰れかけショッピングモール再生のために演劇や音楽コンサートを開催する事に奔走した三年間となった。マジで毎ターンこのイベントが起きた。文化部の活動内容は相変わらず明かしてもらえない。イベサーかなんか?かと思えば、三年間の集大成としてコンクールに作品を出したりしている。美術部なのだろうか。なおステータスが足りず、コンクールは参加賞に終わった。ごめんよ……

 ふうまは下級生に過去問を教えてあげるいい先輩ぶりを発揮したり、ホームステイにきた留学生と親友になったりと、それっぽいイベントが起きる。最終的には数学フェスティバル(数学オリンピック的な?)で国の代表に選ばれ、世界大会でトップ10入りする快挙を達成。理系なのか。

 高校時代最後には、大学受験か就職かを選ぶ事に。史実に沿って二人とも大学受験を選択したのだが、なんとここでけんとが20%の確率を引き当てて不合格、浪人する事になってしまう。この確率は知力ステータスを高めれば下げられるのだが、けんとは何か一つのステータスに特化せずバランス型で育てていたのが仇となった。ふうまはストレートで合格。当たり前だろ数学フェスティバル世界トップ10だぞ。その時点で推薦AO決まりまくりだろ。

 ここで子供時代は終わり、舞台はいよいよ大人時代へ。

 

<大人時代前半>

 いきなり浪人生状態で大人時代に突入したけんとだったが、親に夜食を作ってもらってやる気を出し、1ターンで無事合格する。かわいい。

 次のターンでふうまがいきなり合コンを開催。なんと……

 けんとがいる*1。この人ついさっき大学受かったばっかだぞ。合格祝いかもしれない。中高では絡むイベントが全くなかったが、友情は続いていたようだ。ふまけん揃い踏みの合コン……爆発する個室……ウッ頭が……。

 とりあえず、あまりのインパクトに男性側が2名しかいない事なんてすっかり女性陣の頭から抜け落ちていそうである。なおふうまはこの合コンで一発ギャグを披露し、大爆笑をかっさらうという奇跡を成し遂げる。

 合コンは基本的には大学生でないと発生しないイベントなのだが、2回目の合コンでけんとが「パリピ」というカードをゲットした事で、大学生を終えてからも合コンの開催が可能に。以降、大人時代を通じてふまけん二人で数々の合コンに繰り出す事になる……

 けんとが友達の人生相談に付き合って何日も夜更かしした結果体調を崩したり、一人旅したり、ふうまが肉体改造同好会に入ったり、資格勉強をしたり、講義までの暇つぶしでカードゲームをして負けたりと、大学生らしいモラトリアムを過ごして4ターンで卒業。全くバイトや就活をしていないのが味わい深い*2

 

 いよいよ就職という事で、職業選択画面に移る。けんと→ふうまというターン順なので、まずはけんとから職業欄を見ていくが、前述の通りバランス型で育てたので、特化型…体力のいるスポーツ選手系や知力のいる医者・科学者など…とは相性が悪い。無難に会社員にしようかな、と思いながらスクロールしていくと、目に飛び込んできた職業。

 「アイドル」。

 いやいや…そもそも人生ゲームやろうと決めた最初のコンセプト思い出せよ…普通に就職して誰かと結婚して普通に帰って普通に眠る人生を眺めたいんだろ…今更ぶれるなよ…アイドルの健人さんは現実の私がこれからもずっと見つめていけるんだろ…Switchの中でまで…

 でも…私は…私は…………健人さんが…たとえ本人ではない、ゲーム中の"けんと"であろうと…最高のアイドルとされていない世界なんて……………許せない…………!!!!!(裏声)

 という事で、事務所オーディションを受けて地下アイドルからスタートしていただく事に。すでにこの時点で、けんとが地下アイドルとは何事か!!!!!とブチ切れながらのプレイになっている。我ながらめんどくさマインドすぎる。

 

 となれば、当然ふうまもアイドル一択。次のターンで再び就職画面に入った私は、

現実を知る。(※現実ではない)

まさかのセンス値不足でふうまがアイドルになれないという、どこを切り取っても許せない世界がここに生まれてしまった。知力特化にしすぎた……。あと地味に"アイドルは大人時代前半しかランクアップしない"という不条理縛りがある事も判明。ここでワンモアブチ切れ。アイドルは時間によって磨かれていくダイヤモンドですよ。ご存知ない?

 とにもかくにも、ふうまがアイドルになる事は現時点ではできない。次善の策として、それっぼい職業につく事にした。俳優か、配信者か……配信者?今の人生ゲームって配信者あるんだ。すごいな。どちらでも違和感はないが、単純に配信者を選ぶとどういうイベントが起きるのか気になったので配信者を選択する事にした。ルーレットで最初の登録者数が決まるのだが、ここで大当たり。なんと最初にあげた動画がいきなりバズったという事で、登録者数1万人からスタートする事になった。さすがだ。

 

 次のターンで、けんとが駅前でライブ告知のビラ配り。がんばれ……アイドルの女神はあなたを見ておられます……。するとそのビラ配り姿を何者かが盗撮してネット掲示板にあげたという。けしからん!とキレていたら……

ホンマに見ておられた。ファンも獲得し、なかなか好調な滑り出しだ。やっとこの世界が"正しく"なってきましたね……。

 

 その後もけんとはボイトレに励み、ふうまは歌ってみた動画を出したり無断転載された切り抜き動画がバズったりしていた。ふうま、お前歌ってみたを出している場合じゃないだろ……幼馴染がアイドルの一歩を踏み出してるんだぞ……お前の"夢"、忘れちまったのか……?(※一度も夢だとは言ってない)

 

 ここで、サブマップに行けるコマが出てくる。サブマップにも色々ある、ステータスを上げてくれる神社・とにかく恋愛イベントが起こる田舎旅行・最後の勝ち負けに影響を及ぼすアイテム「おたから」が手に入る島……などなど。この時行けたのは神社だった。ちょうどいい、ふうまのセンス値を上げてやる…!という事で神社マップへゴー。

 基本的にはお祈りしてステータスを上げていくのだが、なんと「けんとと二人で参拝、人生について語り合う」という神イベントも発生。神社だけに(うまくない)

相変わらず情緒がグレてるのでこの画面で涙チョロリ。

 

 この後、けんとは先輩との対バンライブで成功し、"期待のアイドル"にランクアップ。オフでファンに話しかけられて思わず逃亡してしまったり、ジムで体作りをしたりする。大学時代の合コンで出会ったさらさんと偶然街中で再会し、変装して会員制隠れ家カフェでお茶した時はハラハラした。初の単独ライブも成功させ、新曲プロモでなぜかマラソン大会に出るなど、順調そうな芸能生活を送って大人時代前半が終わる。

 一方のふうまは、人生について語り合ってやる気が出たのか、登録者が10万人を超えファンクラブを開設。残念ながら大人時代前半が終わるまでに転職マスに辿り着けず、ふうまをアイドルにする夢は破れた。この事実を引きずり、こんな世界間違っている……と私が二周目プレイの決意を早くも固めたりするのだが、それはまた別のお話。

 

<大人時代後半>

 先輩にレッスンしてもらったりと相変わらずアイドルとしての研鑽を積むけんとだったが、現実は(現実じゃない)無情。リリースした新曲がトップ10にも入らず、プロデューサーに呼び出され、なんとアイドル引退を勧告されてしまうキツい。私はこんなんを見るために人生ゲームを始めたんじゃない。職業「アイドル」は前述の通り大人時代前半までしかなれないしランクアップもしない仕様になっている。前半のうちに極め切っておかないと後半は続けるのが厳しく、中途半端なランクだとこのようなイベントが発生して強制転職になるのだと後から察した。ランクアップの為にガンガン給料日マスに止まらないといけないので、前半のうち4ターンを給料日マスに止まれないまま消費してしまう大学受験とは、実はめちゃくちゃ相性が悪い。なんて仕様だ。

 ……と、運命と仕様を呪っていると、プロデューサーの口から続きが。俳優に転身してみたらどうか?という。もしかしたら光る才能を感じてくれたのかもしれないし…という事で、けんとはまずはドラマの脇役から俳優活動をスタートする事にした。

 

 一方、ふうまは抜群の知力を生かして地理解説動画で高評価を得るなど活躍。

なんとふうまのファンミにけんとが招待されたりした。かわいい。有名配信者の幼馴染として元アイドルの俳優がファンミ最前列に招待されている。絶対Xに目情があがりまくる。「ずっと楽しそうにきゃっきゃしててかわいかった」とか書かれそうな笑顔。ファンミの最後には、ふうまがサイン入りアクスタをけんとにプレゼント。これは前述の「おたから」としてアイテム所持する事になる。

 この後、役作りのためにけんとがふうまを誘って映画を一緒に観て感想を語り合うというイベントが発生。この辺りで交流がまた増えたけんとに影響され……という設定で……転職マスに止まったふうまは、俳優オーディションを受けて合格、二人がやっと同じ職業になる事に。よし、アイドルの夢は叶わなかったけど、せめて俳優の道で二人で競争だ!!!!!

 

 ふうまは早速深夜ドラマのオーディションに合格して脇役で出演、二人が同ランクになる。この頃、ふうまがけんとのテレビドラマ撮影に遭遇してサインをもらったりしている。いやあなたも俳優でしょうが。

 一方のけんとは、誕生日にファンからプレゼントをもらったり、役作りのために人間観察に励んだりしていたが、いまいち伸び悩んでいた。そんな時に止まった転職マス、アイドル時代からのファン数がランクアップに直結する職業を発見してしまう……。そう、「政治家」だ。

 このゲームでは"ファン"というカードがあり、いろいろな職業でそのカードをもらってランクを上げていく事ができるのだが、このファンカードのランクが職業自体のランクアップに直結しているのはアイドルと政治家だけなのだ。けんとは心機一転、政治の世界に飛び込む事に。この時私の脳裏に『お前の罪を自白しろ』が放映されていた事は言うまでもない。地方議員選に出馬するがさすがに一発では当選せず、秘書から始める事になった。

 その直後、けんとはドラマ撮影をするふうまに遭遇。数ターン前とは真逆の構図。自分の影響で俳優になった親友兼ライバルの活躍を見てけんとは何を思うのか……と私がシリアスフェイスをしていたら、けんとはニコニコしながらサインを貰いに行っていた。ちなみにこのサインも、おたからとしてアイテム所持している状態である。お互いのサインを持ち合うな。

 

 親友兼ライバルの活躍に刺激を受けたか、次の地方議員選でけんとは当選、地方議員となる。しかしそこから、大学時代に獲得していたパリピカードを生かして2ターン連続で合コンを開催、当然同席していたふうまを褒めまくる作戦で、女性陣からの好感度を上げる事に成功する。こいつ子どもの頃から頭良かったし〜配信者の頃の動画もめっちゃ面白かったよな〜えみんな知ってる?見たほうがいいよ絶対、二人で人生語り合ったりもしたし、おれと映画観たのがきっかけで演技に興味出たらしくて〜………………すまんその話一生聞いててもええか……?

 なお、この合コンの頃、ふうまはふうまで知り合いから市議会選立候補の誘いを受け、けんとの講演会に参加して勉強をしたりしている。公私を共にしすぎだろ。結局この時は立候補せず、怪獣映画に出演した後、月9主演オーディションに合格して主演俳優にランクアップ。

 

 けんとが家を購入し、街頭演説で近所からクレームを食らいつつ、合コンで出会った期待のアイドルなぎさとミュージカルデートの後結婚して、とうとう国会議員に当選していた頃、ふうまは以前勉強した事を生かしてか地方議員選に立候補して即当選、次のターンで国会議員選に当選する猛烈スピードランクアップを果たす。ちなみに独身だ。家庭を優先すると仕事のランクアップに必要なイベントをこなせず、仕事を優先すると出会いイベントがこなせない。さすがに人生ゲームすぎる。あと毎回ふうまが後から同じ職業を選んでは爆速で追いつく。

 

<最後の時代>

 ぼかしきれない直球ネーミング。ここからはターン数制限はなく、ゴールするまで続く。職業によってはこの時代になると引退してしまうようで、けんとと結婚したアイドル・なぎさはここで引退してフリーランス扱いになっていた。幸い政治家は引退がなく(リアル!)、最後の給料マスで最後のランクアップをかけてルーレットを回す事になる。この時点で二人とも国会議員、二人の運命は……。

 

 けんとは最後に出馬した国会議員選挙で落選、秘書に戻ってしまった。その直後、一発逆転島なる島で様々な種目に挑んで賞金を獲得するバラエティ番組への出演勧誘がけんとの元に届く。

 このまま燻っていてもしょうがないと出演を決意、島へ渡って水上アスレチックや謎解きに挑み、順調に賞金を獲得していったけんとだったが、自腹なのを知らずにホテルでルームサービスを食べまくってしまい、高額請求を受けて賞金どころか借金を抱えて島から強制送還、そのまま失意のうちにゴールする事となった。私の……私のプレイングがヘタクソなせいで……こんな人生を……こんな世界認められない……

 それはそれとして敗退理由がルームサービスなのはかわいい。思い起こされるデビュー当時のふまけんルームサービス爆食いエピソード……

 

 一方のふうまは、最後の選挙の結果、なんと一足跳びに総理大臣まで上り詰めた。エグい。数学オリンピック日本代表→有名YouTuber→月9主演俳優→総理大臣という訳の分からん人生を歩ませてしまった。

 総理大臣だと、全プレイヤーに影響を及ぼす財政政策を実施する事ができる。迷った結果、「博物館を建設する」を選択したのだが、これが大きな落とし穴だった。なんとこの選択肢、全プレイヤーからおたからを寄付という名目で強制没収するものだったのだ。けんとはふうまの、ふうまはけんとのサイン(お互いの現場に遭遇した時もらってたやつ)を没収されてしまった。二人の交換したきらめきを没収すな涙涙涙

 世紀の失策をしてしまい、主に私から一方的なブーイングを浴びせられたのが嫌になってしまったのか、これ以降ふうまは政治活動をする事なく、地元のゲートボール大会に出たり、政治家人生を振り返る本を出版して大ヒットしたりしてそのままゴールした。

 

<最終結果>

 完全に忘れていたが、そもそもこのゲームの勝利条件は「終了時点での総資産が高いほう」だった。その意味では、この回はふうまの勝利となる。

 しかし、プレイ初回という事であまり仕様を把握していなかったのもあり、ステータス上げや職業選択でうまく立ち回れず悔いの残るプレイとなった。まず二人ともをアイドルにできなかったのも想定外だったし、そもそもアイドルを選択するつもりなら大学受験しないほうが良かったし、ランクアップの関係上基本的には転職はあまり繰り返さないほうが良かった。この後何周もプレイして判明したのだが、この回でかなり終盤に政治家になったふうまが総理大臣までランクアップできたのは正直かなり運が良かっただけである。

 とにかく、私のプレイングがヘタクソなせいで二人はアイドルや俳優で頂点を極める事ができず、かといって普通の人生を歩むこともできず、非常に宙ぶらりんな人生を歩ませてしまった。

 

 次こそは、伝説のアイドルにしてみせるからね……

 

②ちびーず編に続く

mikozezone.hatenablog.jp

*1:1回目の合コンのスクショを撮り忘れたので、画像は2回目のもの。

*2:インターンに行ったりバイトをしたり…といったイベントも本当はあるのだが、全く発生しなかった。