三ヶ月坊主

個人的嗜好をSexyと戦わせるゆるオタク

チキチキ!出囃子にしたいSexy Zone楽曲決定戦

 これ本当にずっとず〜〜っと考えてました。セクゾにハマった2019年からずっと考えてる。

 まずここでいう出囃子とは何かといいますと、多くのお笑いライブではお笑い芸人が自分たちの登場する際の楽曲を自由に選べるようになっており*1、ネタとネタの間にその楽曲がかかるシステムになっています。多くの組が毎回同じ楽曲を利用しており、自分たちの芸風やキャラクター、コンビ名・トリオ名・芸名に合った楽曲や、個人的な思い入れがある楽曲を利用している印象です。

 音源さえ用意できればどんな曲でも良いみたいですが*2、やはり基本的には「ネタにスムーズに入りやすい楽曲」「テンションの上がりやすい曲」が選ばれる傾向にあるように思います。後者は芸風にもよるけども。バラエティ番組で使われやすい曲(東京スカパラダイスオーケストラとかPOLYSICSとか)は基本的に出囃子にも使われやすい印象。

 そして、「こういう曲が使いやすいのでは…?」という条件について、私なりに考えてみたものが以下です。今回の記事は、これに当てはまるSexy Zone楽曲を探してリストアップしておき、将来芸人を志したセクラバが現れた際にスムーズに出囃子を選べるようになる事を目的としています。転ばぬ先の杖すぎる。

 

◾️選定条件

以下ただの御託なので小さくします↓

・冒頭15〜30秒前後の中にある程度楽曲の展開がある

 →ライブによってここの時間、つまり出囃子が流れている時間というのはかなりブレがあります。また同じライブでも、漫才→漫才のように入れ替えが必要ない場合とそれ以外とでは所要時間は変わるし、コントなどで使う大道具小道具の規模によっても変わります。

 なのでこれが正解!という時間はないのですが、今回はその曲の冒頭15〜30秒を出囃子として流す想定にしました。おそらく漫才→漫才にしてはやや長め、それ以外にしては適正〜短めだと思います。

 「冒頭から」としたのは、音源ファイルを特に加工せずそのまま音響さんに渡して流してもらうだけで良くなるからです。多分この曲のここを使いたい!という組は音源ファイルを編集したりしてるのだろうと思いますが、今回はその手間を省いたリストアップという事で……

・冒頭15〜30秒前後の中にあまりボーカル(歌詞)が入りすぎていない

 →歌詞が入るとそのワードの印象が残り、場合によってはネタにスムーズに入る上で邪魔になる事があります。めちゃくちゃ甘いラブソングの後に全然関係ないコンビニ強盗のネタやるのはなんかちぐはぐでしょ。もちろんネタが歌詞の内容とリンクして補強されたり、逆に芸風やキャラと全く違うストーリーの曲によるギャップを狙ったりする事もあると思うので、これも絶対的な基準ではないです。

・静か・穏やかすぎない

→たまにバラードを出囃子にしている組もありますが、基本的には避けたほうがいいんじゃないかと思います。芸風にもよるだろうけど。あくまで出囃子の役割は「スムーズにネタに入る」「前の組の空気をリセットしつつネタへの期待感を高める」あたりにあるんじゃないかと思うので…

・最初の数秒が無音またはフェードインでない(=最初からある程度音がある)

→これは単純に事故防止です。あれ?出囃子流れてない?と思い込んだ音響さんが音量を上げる→爆音で曲流れる→客の耳いかれかける、を何度か経験した事あります。

・カッコよすぎない

→これも歌詞の項と似たような感じですが、やっぱ笑いにはつながらないタイプの「カッコいい」ってあるので…

 

◾️評価

★★★★★…絶対めちゃくちゃ使いたい、早いとこ芸人に転生したいかも

★★★★…かなり使いたい、もう使ってる人いてもおかしくないかも

★★★…だいぶ使いたい、芸風は選ぶかも

★★…工夫がいるかもだけど選外にするのは惜しい

※当たり前ですがめちゃくちゃ独断と偏見です!

 

全曲でやりたいのはやまやまですがちょっと分量が多くなりすぎるので、私が勝手にポニキャ後期三部作と呼んでいる5thアルバム『XYZ=Repainting』が発売された2018年以降発表の曲を今回は対象とし、発表順に記載していきます。それ以前のやつはまた続編でできれば嬉しいです。また、今回はソロ曲は除外しています。

では早速まいります!

 

◾️エントリーNo.1 PEACH!

(2018年、アルバム『XYZ=Repainting』収録)

★★★★

 XYZ*3から早速のエントリー。いきなりボーカルからのスタートではありますが、26秒前後まで歌詞がないのであまり障害にはならないでしょう。何かが始まりそうなワクワクするイントロで、ポップな芸風であれば漫才・コント問わず使えそうです。

 

◾️エントリーNo.2 ROCK THA TOWN

(2017年、シングル『ROCK THA TOWN』/アルバム『XYZ=Repainting』収録)

★★

 2017年発表ですがXYZ収録曲なのでエントリー資格を得ました。まるでNSC在学中は芸歴に含めないM-1ルールのごときマジック。盛り上がりや曲調は出囃子として完璧なのですが、がっつりボーカルから始まる点と全部英語(しかも発音が分かりやすい)のがネタを邪魔する可能性があるため若干マイナスしました。コテコテの関西の大御所とかが使ってたら逆にカッコいいかも。どちらかというと漫才?

※なお、シングル収録曲に関してはインストver.の音源も存在しますが、それを言い始めると何でもありになるので、以降大会のレギュレーションとして禁止とさせていただきます。

 

◾️エントリーNo.3 Pheromone

(2018年、アルバム『XYZ=Repainting』収録)

★★★

 冒頭の音量が小さい点、11秒過ぎと早めの段階から歌詞が入る点、歌詞の方向性がハッキリしている(モテたい)のがネタのノイズになりかねない点などマイナス要素は結構あるのですが、この曲調を諦めたくない…モテたい要素がキャラクターにハマる組には大変マッチするのではないでしょうか。漫才かピンだな。

 

◾️エントリーNo.4 ラブマジ

(2018年、アルバム『XYZ=Repainting』収録)

★★★★

 ガッッツリ歌詞スタートですが、このOP感溢れるザ・キャッチーな曲調、底抜けに明るいです!と一発でキャラクターが伝わる冒頭30秒間、めちゃくちゃハマる組絶対あると思う。あと意外とこういうポップ全振りの楽曲は芸風と全然違くてもギャップ狙いで敢えて使ってる組いるイメージある。あくまでイメージですが……「ヤバいぞワクワク とびきりドキドキ」まで振り切れてるの相当使いやすいぞ。漫才でもコントでもいけます。

 

◾️エントリーNo.5 最後の笑顔

(2018年、アルバム『XYZ=Repainting』収録)

★★★

 XYZから最後のエントリー、これはタイトル起用(以降、曲の内容よりもタイトルのインパクト重視での出囃子起用を指す)あると思う。客が出囃子調べるところまで想定してるタイプの小癪な組ね。歌詞をちゃんと聴くとかなり切ない曲ですが、冒頭30秒がきっちりイントロで歌詞が一切入らないからバレないのも高ポイント。やや漫才寄り?ただ若干メロディに切なさが滲んじゃってるので、個人的にはライブEDにインストとかで使いたい曲かも……アルバム曲だからインストないんだけど……

 

◾️エントリーNo.6 ベイビーロマンチカ

(2018年、シングル『イノセントデイズ』収録)

★★★

 イノデ収録勢から唯一のエントリー。イントロの出囃子適性はバラエティ番組などのジングル起用歴から立証済ですが、20秒前後からがっつり王道アイドル恋愛歌詞が入ってくるのでかなり方向性を選ぶところ。Pheromoneと同じくキャラクターがはっきりしている漫才の組とかピンでないときついかも?恋愛コント専門の組とかいたら面白いかもしれませんが、今あんまりそういう特化型思いつかないな……

 

◾️エントリーNo.7 カラクリだらけのテンダネス

(2018年、シングル『カラクリだらけのテンダネス/すっぴんKISS』/アルバム『PAGES』収録)

★★★★★

 初の星5出ました。この曲ねえ…好きなんよ……(雑M-1上沼)すみませんセクシー親鳥ソング*4なのでどうしても高めになってしまいます。でも私情抜いても、明らかに何かが始まりそうな引き込まれるイントロで、出囃子適性は十分あるかと……でもこの曲の後に出てくるなら結構実績欲しいな。この曲を出囃子にする為にM-1決勝進出したい。絶対漫才だと思う。きちんとスーツ着るタイプの漫才師になりたい。あと地味に冒頭数秒がブルースハープと指の音しかない問題があるので、音響さんにくれぐれもそこで音量上げすぎないようにお願いしておく手間は発生するのかもしれません。

 

◾️エントリーNo.8 ワガママLADY

(2018年、シングル『カラクリだらけのテンダネス/すっぴんKISS』収録)

★★

 ベイビーロマンチカといい、ポニキャのカワイイ系カップリング曲イントロのバラエティジングル適性は異常なんだよな。19秒前後から入ってくる歌詞が台詞調かつシチュエーションが具体的でより組を選ぶ可能性があるので、ベイビーロマンチカよりマイナス1しました。でもこの曲調諦めたくないよな〜……カップル売りしてる男女コンビとか……逆に男性ピン芸人でギャップ狙うとか……ニッチすぎるか……

 

◾️エントリーNo.9 La Sexy Woman

(2019年、アルバム『PAGES』収録)

★★★★

 ここから2019年デビュー組、PAGES収録曲です。ゴリゴリの王道アイドル恋愛ソングなイメージのこの曲ですが、がっつり華やかなイントロがあり歌詞が入るのも24秒前後と比較的遅め、かつ冒頭の歌詞は「髪をおろした君の横顔〜」なので特に支障はなさそうです。曲調自体もコント・漫才問わずオールマイティにいけそうですし、女性コンビによるタイトル起用も見込めそう。

 

◾️エントリーNo.10 恋がはじまるよーー!!!

(2019年、アルバム『PAGES』収録)

★★★★★

 フェードインのため音量操作が難しい、「恋」というフレーズ連呼でネタに支障出る可能性あり、歌詞自体にインパクトありまくり……という数々の(セオリー上は)マイナス(になり得る)ポイントを吹き飛ばすインパクト。お手本のような掴み。もう「出囃子が恋がはじまるよーー!!!の人だ」で覚えられてもいい。もちろん合わない芸風の組はいるかと思いますが、それを差し引いても圧倒的魅力を放つキャッチー具合。

※ちなみにセクゾの場合ほとんど存在しないので問題になりませんでしたが、コミックソングはそれ自体がウケを狙いに行ってしまっていてゴチャつくので、出囃子としては今大会ではマイナス評価としています。でもトンチキソングはいいの。あくまで真面目にやった結果なぜかトンチキになるのがトンチキソングだと個人的には考えているので、狙いに行ってないからいいのです。

 

◾️エントリーNo.11 Don't run away

(2019年、アルバム『PAGES』収録)

★★★★

 セクゾ出囃子界の優等生。実はマイナスポイントがほぼ存在しない。短い秒数(20秒間)に展開の詰まったイントロ、20秒前後以降の歌詞もオールマイティにハマる、適度なカッコ良さを残しつつバラエティ適性もある曲調。せいぜい冒頭2秒の音量が若干小さいかなぐらい。ただ、あまりにも汎用性があるので少々個性には欠けるかも……マイナスポイントがないので星4にしましたが、個人的にはインストver.をライブ冒頭MCの出囃子にしてMC中後ろで流しておきたい系の曲です。アルバム曲だからインストないんだけど……

 

◾️エントリーNo.12 青い恋人

(2019年、アルバム『PAGES』収録)

★★

 ライブ行くと意外とこういう歌メロ系を出囃子にしてる組ない?イントロの展開が美しいのと、雰囲気の割にはそこまでテンポが遅くないのでコントであれば意外といけると思う。ストーリー性を売りにしてる組。漫才はこのテンポだとどうしても出にくくなるので向いてなさそう。

 

◾️エントリーNo.13 Hands up!

(2019年、アルバム『PAGES』収録)

★★★

 Don't run awayと同じく楽曲としてはマイナスポイントが少ないのでエントリーさせましたが、私はこの曲を出囃子にする組の芸風あんま好きじゃないと思う(ド偏見)ひねくれた組が敢えてのギャップ狙いだとしてもこの曲は選ばないと思うし…ストレートにこの曲を「盛り上がりそうだしいいじゃん!😆」で選ぶ組絶対おもんないでしょ(ドドド偏見)曲自体はほんとに盛り上がる大変いい曲です。

 

◾️エントリーNo.14 ゼンゼンカンケイナイ

(2019年、アルバム『PAGES』収録)

★★★★

 歌詞は結構メッセージ性強めですが、出囃子として採用されるであろう冒頭部はとにかく早口で詰まっているのでそこまでがっつり聴かれないからセーフだと思います。どちらかというと漫才のイメージ。ていうかよしもと。よしもとの劇場所属のわりとメジャーな組。ハイスピード漫才師。これ出囃子にしてテンポ遅い漫才は許されない。

 

◾️エントリーNo.15 極東DANCE

(2020年、アルバム『POP×STEP!?』収録)

★★★★★

 ここから史上最高の当たり年と(私に)言われた2020年デビューのポプステ組に入ります。冒頭からきっちり詰まった特徴的かつワクワクするイントロ、余裕を感じさせつつ決して遅くならないテンポ、25秒前後から始まる歌詞も抽象的でネタの邪魔にならず高評価となりました。音響がしょぼい地下劇場とかだと音割れしそうな感じの音が使われているのが唯一の懸念でしょうか。売れ切って大きな劇場でこの曲を従えながら貫禄の登場をしたいものです。おそらく漫才。

 

◾️エントリーNo.16 恋のモード

(2020年、アルバム『POP×STEP!?』収録)

★★★★★

 13秒前後とやや早めに歌詞が始まる、かつ恋愛系の歌詞…というハンデをものともしない最高のイントロ12秒間。歌詞のほうも実は30秒前後だとまだ「願いがもしも叶うなら君に」までしか言ってないのでそんなに邪魔はされないかと。転換に時間がかかってそれ以降が流れたとしても、わりと抽象的だし渋谷系オシャレ感のほうが勝つかも。漫才でもコントでもいける。恋はじと同じく、似合わない組もいるとは思うが圧倒的キャッチーさが魅力。

 

◾️エントリーNo.17 禁断の果実

(2020年、アルバム『POP×STEP!?』収録)

★★★★★

 真打登場、私がこの大会を開催する最大の動機となった楽曲です。「明らかに何かが始まる」とアホでも分かる上に34秒前後までたっぷりと魅力的すぎる展開を聴かせてくれるイントロ、その間少しだけ入るボーカルのコテコテなムード、たとえ転換に手こずって突入したとしても何の問題もない語呂は最高にいいのにネタの邪魔を全くしない歌詞たち……スーツきっちり着てこの曲に合わせて舞台袖から颯爽と登場してめちゃくちゃ面白い漫才するの""浪漫""でしょ。以下エビデンスです

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◾️エントリーNo.18 タイムトラベル

(2020年、アルバム『POP×STEP!?』収録)

★★★★★

 ここまでオリジナル曲が全て星5、ポプステ組さすがに黄金世代すぎる……何組王者を輩出するんだ……こういうシティポップ系も出囃子として人気ありますからね。しかもカッコつけすぎない、どちらかというと懐かしさに振ってるタイプは強いぞ。曲全体では歌詞がかなり具体的なシチュエーション(同窓会)を描いているのですが、冒頭30秒間では分からないので問題なし。意外とテンポが遅めなので、やや漫才よりコント向き?もちろんこのテンポでいける漫才の組もあると思う。これ出囃子の組、絶対に単独ライブのフライヤーをめちゃくちゃオシャレにするタイプだ。

 

◾️エントリーNo.19 ○△□

(2020年、アルバム『POP×STEP!?』収録)

★★★★

 こんなん絶対トリオじゃん。底抜けに明るいキャラクターのいるトリオに激しくオススメしたい。もちろんトリオじゃなくてもいいんだけど、NHK教育に出ても何の問題もないな…というタイプの組が使ってほしい。

 

◾️エントリーNo.20 ダヴィンチ

(2020年、アルバム『POP×STEP!?』収録)

★★

 ちょっとメッセージ性が強すぎるのと、「ミスタミスタダヴィンチテルミーって何?」という先輩からのイジり及び客からの第一印象を乗り越えられるような、そもそもイジりしろのある組しか使えないのがネック。そこさえ克服できてキャラクターにハマれば、テンポや曲調自体は出囃子映えするので頑張ってほしい。誰?

 

◾️エントリーNo.21 まっすぐのススメ!

(2020年、アルバム『POP×STEP!?』収録)

★★★★★

 王道かつちょっと懐かしめの曲調、25秒前後までたっぷりあるイントロでばっちり。テンポはあまり速くないが、ドラムの音が強めで推進力があるので、よほどハイスピードでない限りは漫才でも大丈夫だと思う。もちろんコントもOK。最初のくだりが終わる10秒前後以降で劇場の照明がいい感じに明滅するのがもう見えるもんな。

 

◾️エントリーNo.22 Tokyo Hipster

(2020年、アルバム『POP×STEP!?』収録)

★★★

 恋はじと同じく三浦徳子御大の作詞による壮大な世界観だが、初めて聴く人にも引っかかる・フックのあるフレーズが冒頭で恋はじよりもやや多いか。この世界観に負けない・乗りこなせる個性派の組なら全然いいと思う。

 

◾️エントリーNo.23 Break Bad

(2020年、シングル『RUN』収録)

★★★★

 RUN収録勢からは唯一のエントリーとなりました。ちなみにRUNは曲調やテンポ自体は出囃子適性高めなのですが「カッコ良さがガチすぎる」という理由で今回はエントリーならず。歌詞の内容がお笑いには向いてないタイプのカッコ良さでした。一方このBreak Badは冒頭のカッコ良さがとても戯画的というか…伝われ…によりエントリー。これを出囃子にできそうな組の傾向としてはちょっとダヴィンチに通ずるものがあるのですが、ダヴィンチよりもイントロ部が長い(丸20秒以上ある)のが奏功しました。めちゃくちゃカッコつけてめちゃくちゃイジられてください。

 

◾️エントリーNo.24 Money Money

(2021年、シングル『LET'S MUSIC』収録)

★★★★

 ここから2021年組…なのですが、この年はオリジナルアルバムのリリースがなくそもそもの曲数が少ないため、エントリー数も少なめです。その中でマネマネは、キャッチーさとテンポ感がオールマイティに使えそうで◎。

※レツミュ自体も曲調はめちゃくちゃ良いのでエントリーさせるか迷いましたが、冒頭8秒間がかなり静かなのと、やや漫才向きの曲調*5なのにテンポが遅め、かつやっぱカッコ良さの方が勝っちゃってる。トプジェになってから、シングル表題曲カッコ良すぎ問題が発生しています。

 

◾️エントリーNo.25 Prism

(2021年、シングル『夏のハイドレンジア』収録)

★★

 聴くだけで夏が蘇る名イントロ。18秒前後から始まる風磨くんの歌声がさすがに甘すぎる問題により星2つとしましたが、これを乗りこなせる組もあるのではないでしょうか。

 

◾️エントリーNo.26 桃色の絶対領域

(2021年、シングル『夏のハイドレンジア』収録)

★★★★

 こんな期待を煽られるイントロがあるかね。THE SECONDぐらいの歴の組がこれで出てきたらクゥ〜〜ッッ!!!!!ってなるでしょ。これこれ!これ観に来たんだよ!!!!!ってなるでしょ。21秒前後から始まる歌詞が「絶対的で魅力的〜」なのでだいぶハードルが高めですが、この曲を背負っても全然問題ないぐらいの実績を積める芸人人生がいいよな。

 

◾️エントリーNo.27 Forever Gold

(2022年、アルバム『ザ・ハイライト』収録)

★★★★

 何かが始まりそうなワクワク感と懐かしさが同居したイントロ。これで出てくる組、絶対オシャレ〜〜!!!!!ポップさもありつつきちんと練られたシナリオに定評のあるコント師になってこれ出囃子にしたい。最後に長尺のコントをやってそれまでのネタの伏線を全部回収するやつやりたい。もう単独のタイトルをForever Goldにして後輩のYouTubeでイジられたい。

 

◾️エントリーNo.28 Freak your body

(2022年、アルバム『ザ・ハイライト』収録)

★★

 イントロの音圧と絶対何か始まる感は(劇場の音響側が耐えてくれれば)最高。25秒前後から始まる日本語詞が「獣のような姿で求め合う衝動〜」なのがだいぶ組を選ぶような気がするが、これを乗りこなせる組もあるのではないでしょうか。少なくともPrismを乗りこなせる組とは芸風全然違うだろうとは思う。

 

◾️エントリーNo.29 Ringa Ringa Ring

(2022年、アルバム『ザ・ハイライト』収録)

★★★

 懐かしさ溢れる曲調に、意外とそんなに遅くないテンポ、これ選んで音楽好きな先輩にいい出囃子じゃんって褒められて印象アップさせたい。歌詞に入るとがっつり恋愛ソングですが、30秒頃までは聡ちゃんと勝利くんの歌詞オシャレパート(さっきからPhone call〜)なので特に問題ないでしょう。なんとなくコントのイメージですが、あまり速いテンポじゃなければ漫才でもいけそう。

 

◾️エントリーNo.30 EXTACY LUV

(2023年、アルバム『ChapterⅡ』収録)

★★

 これ若手のワーキャーコンビの出囃子で流れ始めたらめちゃくちゃ笑っちゃうな多分。徹底してるな!!っていう……。それかめちゃくちゃ年配の組が使ってても面白いかもしれない。イントロや曲自体がすごく好きなので、この曲を輝かせられる組に会いたい。

 

◾️エントリーNo.31 Purple Rain

(2023年、アルバム『ChapterⅡ』収録)

★★★★

 今更気付きましたが、アルバムのリード曲は出囃子適性が高い傾向にある…?比較的タイアップなどに縛られずに音楽性・コンセプトを追求できるからでしょうか。このPurple Rainも例外ではありません。最初ちょっと音が小さいというマイナスポイントこそありますが、観客のテンションを切らさずにスムーズにネタに繋げてくれそうなテンポ感、よく比較されるForever Goldと同じくワクワクと懐かしさの同居した曲調が最高です。漫才コントその他オールマイティーに使えそう。

 

◾️エントリーNo.32 Make You Mine

(2023年、アルバム『ChapterⅡ』収録)

★★★★

 7〜8秒前後までやや静かな音が続くので少し迷いましたが、やはりこのキャッチーかつ平成を感じさせるイントロは使いたすぎでしょう……という事で高評価に。ちなみに曲的にはTake A New Stepも好きなんですが、こちらは曲の開始まで15秒近くかかりAメロも静かめなので断念しました。

 この曲に限りませんが、お笑いライブに来る客層って基本的にサブカル好きな事が多いので、昭和〜平成テイストが入っているようなちょっと捻った要素があるほうがウケが良いような気がして多めに選んでいます。

 

◾️エントリーNo.33 本音と建前

(2023年、シングル『本音と建前』収録)

★★★

 8秒前後までのアカペラ箇所がどう響くか読みきれないところもありますが、やっぱりお笑いライブ来る客層の椎名林檎通過率は異常だと思うのでここは選んでおきたかった。かなりミステリアスな雰囲気が漂うので、芸風は選ぶと思います。ただの若手イケイケコンビには厳しいというか…相当の実績を積んでからこの曲を採用したい。

 

◾️エントリーNo.34 Try This One More Time

(2023年、シングル『本音と建前』収録)

★★★

 こちらも冒頭1〜2秒の空白がマイナスではありますが、劇場の暗い感じの中にかかるのにめちゃくちゃぴったりなイントロじゃない?ストリート感が良い。同じフレーズのリフレインが続き、おそらくある程度準備が整うであろう25秒付近からAメロのラップが始まり、数秒してからフェードアウトして明転…というペース配分もまさに黄金比

 

 

ここまで駆け足でラインナップしてきましたが、きっと12/13発売のSexy Zoneニューシングル『人生遊戯』も疾走感溢れるイントロ・テンションを上げる高速のラップ詞でめちゃくちゃ出囃子に合うんだろうな〜〜!!!!!

ありがとうございました。

*1:もちろん選べないライブも多くあります。ライブ全体で同じ曲で統一していたりとか。

*2:自然音とか童謡とか国歌とかを出囃子にしている組もいるぐらいなので……

*3:ちなみにアルバムOPとなるイントロダクション曲『XYZ』は結構バラエティ番組などでSexy Zone関係なく普通に使われています。

*4:初めてきちんとSexy Zoneだと認識して聴いた曲のこと。

*5:あくまで個人の感覚です。豪華コント師たちがシナリオを担当したドラマ『でっけぇ風呂場で待ってます』の主題歌ですが、出囃子としてイメージした時なんとなくコントっぽく感じなくて……