三ヶ月坊主

個人的嗜好をSexyと戦わせるゆるオタク

超個人的にSexy Zoneに歌って欲しい相対性理論/やくしまるえつこ楽曲(後編)

続きいきま〜〜す!!!!(前置きゼロ)

 

(前回)

 

・シンデレラ / 佐藤勝利マリウス葉

シンデレラ

シンデレラ

ここからは2010年発売のアルバム『シンクロニシティーン』収録曲です。一発目はしょりマリ。

私はしょりマリを何だと思ってるんだろうか。自分でも分からなくなってきました。多分ベクトルはそれぞれで全然違うけど"大人びた""浮世離れした"存在だと思ってます。実際もう二人とも大人だし、普通にそのへんを生活してるのは分かってるんだけどなんというか概念として。だから、シンデレラという少女の夢をモチーフにしながらもこんなに淡々としている、この曲が似合うような気がします。

めちゃめちゃ乱暴にまとめると、バイクの後ろにシンデレラを乗っけて舞踏会へ急ぐ…って歌なんだけど、お伽話のふわふわした言葉と"エンジン"やら"タンデム"やらの機械的な言葉の組み合わせが面白いです。

ノンノン シンデレラ
遅刻はいけない
タイムカード押せないよ
シンデレラ 私の後ろに
タンデムでお城へ

はマリだし、

火を噴く 2ストロークのエンジンが
闇を切り裂いて吼えて
あなたを夢中にする

は勝利くんのエンジニア魂が燃えるじゃん(勝利くんはエンジニアではありません)

 

・チャイナアドバイス / 中島健人マリウス葉

欲望失礼しま〜〜す!!!!!!!!

これはもう単純に健マリロイヤルコンビに激可愛く色っぽく歌ってほしい、ただただ純粋なその欲望のままに選びました。これは本当にもう言い逃れできないししない。

タイトル通りちょっとオリエンタルな感じのメロディーライン、ただただ可愛くて毒気のなさが逆に怖い歌い方。"我愛尓"を連呼する健マリとかもうイントロで致死量超えるやん。"泡と消えそうなshy love"が中国語っぽく聞こえて最高なので発音は頼んだ。マリウスは喋れるしね。というかハマり過ぎててもう歌ったことあったような気がしてきた。

いい加減に 大人になっちゃいなよ
チャイナ・アドバイス

と歌う健マリを拝めたら「なりま〜す!!!!」と手をあげてそのまま息を引き取りそうで怖いのでやっぱカバーしないでほしい(複雑なオタク心)

 

・マイハートハードピンチ / 菊池風磨松島聡

これはもうイントロの最初の下降音の時点で二人の表情が想像つく。とりあえず舌は出してると思う。ベースとギターの超ファンク(?)なサウンドと裏腹に、これまた歌詞がめちゃめちゃかわいいんですよね。その意味でもふまそうプロに是非お願いしたい。風磨くんも聡ちゃんも「カッコイイ」と「カワイイ」のギャップがめちゃめちゃ深いけど、それを同時並行でやらないといけない(だろう)この曲をやったらどうなるのか、め〜っちゃ興味ある。

あいうえおっと
かきくけこれは
おかしなことになりそうだ
さしすせそうよ
たちつて止めて
私のハートちょっとピンチ

という歌詞を愛ingバリにぶりっこしつつバキバキにキメながら踊る、みたいな……個人的には難なくこなす風磨くんとそれを更に上回る聡ちゃんとか見たいですね……下克上大好き芸人なので……ふまそうカッコカワイイ宣言……

 

・気になるあの娘 / 菊池風磨マリウス葉

気になるあの娘

気になるあの娘

これは最初聴いた時「チャットモンチーの新曲か?」と思ったほど正統派なバンドスタイルの曲だと思うんだけど、バンドがシンプルに似合うという意味で風磨くん+下記歌詞のワールドワイド感がめちゃめちゃマリウスという事での選曲となりました。

タクシー 飛ばしてよ九龍からニューヨークヘ
恋する心を止めないで

ベクトルは全然違いながらも同じ要素を多く持ってる(と私は思う)しょりマリ・健マリ・聡マリと違い、風マリってそれぞれ全然共通点がない気がするんですよね。あんなに仲良いのに。全然違う世界を生きてる二人って感じがする。(私が新規ゆえの無知の可能性はデカいですが……)でもだからこそ、曲の中で全然違うスケール感を見せるこの曲は似合う気がします。上記の歌詞はサビなんですが、最初の歌詞はこんなんなんですよ。

気になるあの娘の頭の中は
ふつう ふつう わりと普通
意地悪あの娘は県大会で準優勝
はしゃぎ疲れ眠りこんでいた

県大会からいきなり九龍とニューヨーク。このいきなりの世界の広がり方が、二人のそれぞれのカラーにハマると思います。ノンフィクションとフィクションというか……

 

小学館 / 佐藤勝利松島聡マリウス葉

小学館

小学館

これは「こういうSFちびーずにやってほしくない?」という願望だけのやつですね。

今日から三週間 目覚めちゃダメだよBABY
外は大洪水 起きるとあぶないBABY

から始まる物語、やってほしくない?目覚めたらいきなり地球が消え失せて家が銀河漂っててもちびーずだとなんか謎の説得力ない?

設定がかなりがっちりしている曲なのでパート割が大事な気がしますが迷いどころですね……上記イントロは勝利くん、

地球がなくなった 朝 飛び起きたら
銀河を漂う わたしの家 OH OH なぜなの

はマリウス、

難しいことは わからないけど
ひきつる顔であなたは言った 最後の夜に

は聡ちゃんかな〜ってイメージはあるんですが……

唯一の難点はあんまりスピリッツを読みそうなイメージが三人ともないところです。いや意外と勝利くんとか読んでるんかな。どうだろ。

 

・ヴィーナスとジーザス / 中島健人菊池風磨

2010年発売のやくしまるえつこソロ名義曲。アニメ『荒川アンダーザブリッジ』主題歌。懐かしいね。

ここはもう歌割まで確定しちゃってる(※私の中で)から動かせんかった……どうしても……といっても「1番を全部健人くん、2番を全部風磨くん」っていうメチャシンプルな歌割なんですが……そうすると歌っていないほうの自由時間が増えるので、歌ってない間どういうパフォーマンスするんだろう?っていう想像の余地が生まれるんですよね……(誰目線?)2番より後はCメロ(?)ラストの"5分前"でハモり、そこからラスサビをユニゾン、最後のフレーズは健人くん→風磨くんの順でフィニッシュです……だんだん妄想がキモくなってきたな……

個人的なツボは二人とも自分のパートに

大胆あいつの攻撃 バイバイ気づいてない振り
大胆あいつの衝撃 まさに生き地獄

の歌詞があるところです。お互いの事かな?

というか、

目覚めのキッスはまどろむあなたに あやかしリップなお姫様
出会いの切符は夢見るあなたに まやかし VIP なエア・フォース

寝起きのキックは挨拶代わりに 生足いっつも傷だらけ
手持ちのチップをあの子に賭けたら まばたきみっつでノック・ダウン

のシンメ、もうどっちがどっちだか初見でも分かるじゃん。(※個人の思想です)

急いでないの いま大事 あなたに出会う5分前

期待しないで 暇なだけ あなたと消える5分間

のシンメ観たすぎるじゃん。理由なんてそれで十分よ。なあ。

 

・神様のいうとおり / 中島健人佐藤勝利

音数を極力絞ったイントロで始まる和風の一種異様な世界観、静かな情念を描いた歌詞は、それぞれ作曲砂原良徳、作詞いしわたり淳治という豪華メンバーによるもの。2010年(上記『ヴィーナスとジーザス』と同日)発売で、やくしまるえつこがゲストボーカルとして参加している。森見登美彦原作の平成の怪作アニメ「四畳半神話大系」ED。ネタバレなんであんまり言いたくないですけど最終話のこの曲とOPの使い方すごい良かったですよね。

天国 いくため 毎日こそっと
内緒で いいこと してたけど

が健人くん、

天使に なるため 毎日だまって
みんなに やさしく してたけど

が勝利くんなところまでは決まっています。後はよろしくお願いいたします。

静かな怒りや嫉妬を描いた歌詞が二人にハマるのはもちろんなんだけど、個人的にはあの神々しくすらある静寂の間を二人の存在感で魅せてほしいなっていうのがあります。ただこの曲を背景にしてそこに佇むだけで絵になりそうな予感がバシバシする。健人くんに関してはBo愛に辿り着く前に心折れてしまったルート(?)がこの曲って感じだし、勝利くんはこの曲で何回も出てくる"ゆるさなくっちゃ"がメッチャ似合う気がするんですよね。絶対に許せないはずなのに何度も唱えるように"ゆるさなくっちゃ"と呟く勝利くん……………………………………

 

・COSMOS vs ALIEN / 松島聡マリウス葉

何のために聡マリをここまで取っといたのかって話ですよ。この曲を出来る人・ペアが他にどれだけいますか?(※個人の思想です)

もう最初の台詞(?)掛け合いから敗北が見えないし、早口の歌詞回しも似合いしかしないし、ころころ変わる曲調に合わせて絶対すごく見せ方を変えてくるじゃないですか。あと個人的に聡マリの敬語の歌詞む〜〜〜っちゃ好き。

よく「聡マリは宇宙」と言われますが、

いままさに宇宙はSPACE
いわゆるひとつのSWEET
甘い甘い宇宙のTASTE
いわゆるひとつのSWEET

らへんはもう宇宙が聡マリのものって感じでSPACE&SWEET&LOVE……(語彙力)

あと、すごくピンポイントで申し訳ないんですけど

へそでお茶を沸かすくらいでちょうどいいんじゃない?かな?

の"かな?"を聡マリで聞くまでは健やかでありたいなっていうか……

 

・Q/P / 中島健人菊池風磨

最後は2011年発売のアルバム『正しい相対性理論』冒頭を飾るこの曲なんですがなんとまたしてもiTunes storeにない。マジかよ*1。と思ったらYoutubeにあった。この曲こそ今回の記事を書くに至った理由の楽曲であり、私がフレーズ単位で歌割をガチガチに固めきっている最キモ妄想曲です。

といっても、何か特別にぶっ刺さる歌詞とか、すごくキャッチーなメロディーがあるわけではない。ただただ、この熱の全く感じられない気だるいリリック・人を食ったような雰囲気をふまけんにやって欲しい、やったらどうなるんだろう?という完全なる個人の趣味なので、聴いても「なるほど!」とはならない可能性も高いです。予めご了承ください。というか歌詞カード(自作)に歌割びっしり書いて蛍光ペンで線引きながら直でプレゼンしたいんでカラオケ行きましょ

とりあえず

君に恋しちゃってるよ

君に恋しちゃってるの

どっちがどっち派かでアンケート取りたいんですけど(ツイッターでやれ)、私は取り急ぎ前者が健人くん・後者が風磨くん派です。

あとはアウトロの

愛をもっと恋をもっと夢をもっと知ろうよ

の健人くんと

鯛をもっと海老でもっと鯛をもっと釣ろうよ

の風磨くんが交互で歌うところ、あそこでこの主旋律を歌ってないほうが被せるように

I don't know what you what you want

のパートを歌う事になってるんですが……でだんだん主旋律より被せのこのパートのほうが音量大きくなってくの……で最後は二人でこれ言って終わるの……もどかしい……聴いてください……(ろくろを回しつつ)

 

(番外編)
・ジェニーはご機嫌ななめ / Sexy Zone

やくしまるえつこがソロ名義シングル(前回紹介した『おやすみパラドックス』)でカバーしてたので思い出しました、この曲やって欲しいなって思っていた事を……ただし、音源もやくしまるえつこカバー版を貼らせていただきましたが、実際Sexy達にやってほしいのはPerfumeカバー版(中田ヤスタカアレンジのBPMもっと速い版)だったりする。原曲はジューシィ・フルーツが1980年にリリースした楽曲です。

多くのアーティストにカバーされていますが、まず曲調が可愛らしくかつめちゃめちゃキャッチー。それでいて歌詞がなんというか「めんどくさい彼女」感全開の、時代をバリバリ先取りしていためんどかわいい系楽曲。とにかく私は、

君とイチャイチャしてるところを
見られちゃったわ

のすぐ後にケンティー!!!!!/って野太い声で叫びたいだけなんだよな。しかも1番をきっちり5人で分けられ3番まであるので、5×3=15回メンバーの名前を合法的に腹の底から叫べる。メンバー全員2音節(ケンティー、ふうまー、しょうりー、聡ちゃーん、マリウース)でいける。完璧じゃん。計算通り。詳細はPerfume Live DVD各種(最近のだと『6th Tour 2016 「COSMIC EXPLORER」』あたりは入ってた…気がする…)に収録されていますのでよろしくお願いいたします。アレなら貸します。

 

途中から歌割妄想発表会になってしまいましたが、ご静聴ありがとうございました。

*1:まあ『ハイファイ新書』とは異なり、このアルバムは過去の発売音源を素材にしたゲストアーティスト陣によるリミックス楽曲が大半を占める、ちょっと特殊なアルバムなのでしゃーない面もある。ただこの『Q/P』は完全新作です。