三ヶ月坊主

個人的嗜好をSexyと戦わせるゆるオタク

『Sexy Zone LIVE TOUR 2019 PAGES』通常盤感想

初めて行ったジャニーズのコンサートが『PAGES』である事を、一生誇りに思っていたい。

 

2019/08/28に発売された、『Sexy  Zone LIVE TOUR 2019 PAGES』DVD/BD。2019年の春、メンバーである松島聡を欠いた状態で全国のアリーナを回ったツアー映像を収録したこれを、初回限定盤・通常盤ともに予約し、急な職場の飲み会やら残業やら休出やらに邪魔されながら、何とか休日に通常盤を観終わった。

まとまりのある感想を書けるか分からないので、一旦途切れ途切れに書いてみる。かなり自分用です。当たり前のようにネタバレしているのでご注意ください。浮かんだら追記していきます。

 

初めて実際に現場に行って、生でメンバーを見て、私の地続きにメンバーが実在する事を知ったコンサート。ビギナーズラックでセンステすぐ脇の神席を引き当て、呆然とアンスト冒頭の花道を行くSexy  Zoneを見送った。今だから言えるが、翌日のワイドショーで流れた大縄大会の映像にバッチリ私は映っている。うちわ持って嬉々として数を数えていた。確かにあの何時間かだけは、同じ空気を吸って、同じ空間に存在していた。

あれから4ヶ月近く過ぎ、またSexy  Zoneは私の中の現実から薄れ始めて、フィクションの世界に帰っていきつつある。ラジオを毎日聴いていても、雑誌を買っても、KTTを毎日眺めていても。寂しいようで、ちょっとほっとしている自分がいる。彼らはアイドルで、私と同じような経験もしながら、私の友人が通っていた大学に入ったり出たりもしながら、でも私と違う世界にいて、その世界からたまにこちらに顔を出して背中を押してくれるのが好きだから。自分とは全然違う人が、自分よりずっとずっと優れた人が、私のちっぽけな悩みや違和感や悲しみや喜びを「分かるよ」と肯定してくれる感覚が好きだから。

でも、あの何時間かは、そういう好き嫌いを超えた強烈な光のように焼き付いていて、DVD*1を観ながらも、どうしても生で感じたあの多幸感と立った鳥肌と自分の叫び声がちらつく。語弊を承知で言うと、あの生の圧倒的な輝きに目がくらむようで、映像の輝きがこれまで観たライブDVD(=自分が行っていないライブ)に比べると減じて感じられる。ライブ映像はライブそのものとはまた別の、一つの完成された映像作品として楽しみたい・楽しめるタイプだと思っていたが、Sexy  Zoneによって覆されたのか、Sexy  Zoneは特別なのか。

「少しでも多くみんなの近くに行きたい」という趣旨の事をメンバーが語っていた通り、特に客席降りやトロッコや花道を回る曲が多い印象のライブだった事も、上記の感想に繋がっているかもしれない。歌とダンスと演出と、映像の方がむしろ細かく見て聞けて楽しめるような要素もコンサートには多いけれど、あの空間を生きているだけで・存在の佇まいだけで魅せるタイプのパフォーマンスは、映像は絶対に生には勝てない。当たり前の事を今更知って、謎の敗北感に苛まれている。私以外の人はみんなこんな幸せ体験をもっともっと前から知っていたのか。映像の中のメンバーもファンもみんな幸せそうだけど、私の主観で一番みんながみんな幸せだったのは5/2なんだよ。

 

OP〜「カラクリだらけのテンダネス」→「すっぴんKISS」の演出の流れが好きすぎる。

会場に入った途端につい歓声を上げてしまった*2、映画のような街のセット。それを、おもむろに現れたメンバーが、それぞれのメンバーカラーの光を操り染め上げる、当然のように緑の光も降り注ぐ、健人くんは時代を掲げて現れる。本を模したモニターが開いてゆき、輝きが漏れ出してくる。いやが応にもワクワク感を煽られる。

警官姿のジュニアに追われるようにメンバーは客席に降り、走りながら『カラクリだらけのテンダネス』を歌う。PVでは刑事目線で女スパイ?を追う歌だったからそう思い込んでいたが、コンサートでその構図をさらりと反転させてみせた。この曲でメンバーのキメ顔が指名手配書のようにされてモニターに出るが、以後このコンサートでは「シャッター音とともに写真が撮られてモニターに表示される」演出が何度か出てくる。リペ魂『Happy Birthday for you』などでも出てきた演出だが、今回多用されたのは勿論、フォトアルバムと銘打たれたツアータイトルに掛けての事だろう。

そして曲が終わるかと思われたその時、一瞬の静寂、弾ける火薬。それまでモニターに銃のポインターが映っていた事と合わさって、メンバーが撃たれたのだ、と私たちは一瞬だけ遅れて理解する。アルバム曲と違い、去年の年末からめちゃくちゃ聞き込んだシングル曲だからこそ最大限に威力を持った演出だと思う。聞こえるはずの音が聞こえない裏切り、聞こえないはずの銃声が聞こえる驚き。斃れて消えたメンバーを嗤うように鳴り響くブルースハープ、あれをあの場で吹けるなら今から猛練習するわ。ピアニカで代用できるかな。*3

コンサート冒頭から鮮やかに死んでみせた彼らは、沸き立つようなイントロと共にピンク色の衣装で鮮やかにアイドルとして蘇る。この死と再生のスピードはえげつない。キリストでも復活に三日かかったのに。この切り替えの鮮やかさがSexy  Zoneというアイドルの魅力だ。そして両A面ならではの両極端な振り幅を持つこの二曲、五人で出した最新曲を冒頭に叩きつけてきたあたりに、彼らの自信を感じる。

で、さっき生と映像の違いについてぐちぐち書いててアレなんですが、このOP〜すぴキスの流れは正直初Sexyに興奮しててほとんど記憶飛んでたので、やっぱり映像も捨てたもんじゃないな…と思いました。(作文)

 

今回のリード曲が『La Sexy Woman』なのがずっと少し不思議だった。確かに耳を引くイントロに分かりやすい振付かつ『Real Sexy!』ぶりにSexyを背負った楽曲だけど、キャッチーさで言えば『恋がはじまるよーー!!!』『ゼンゼンカンケイナイ』あたりのほうが強いだろう。恋はじは女の子口調で引っかかったのかもしれないけれど、ゼンゼンカンケイナイはリード曲にしても特に問題なかったんじゃないだろうか、とちょっと思っていた。

ライブに行き、映像を見て、ラセクのリード曲としての矜持というか底力を感じた。それはあのピチピチレザー(っぽい)黒ズボンの魅力だったり、振付に合わせて動く照明の妙だったりももちろん助けにはなっているけど、純粋にあの曲を堂々と魅せることが出来るのは、今この日本で、いや世界でSexy  Zoneだけだ。ストレートすぎてちょっとクサい歌詞、これでもかと華やかきらびやかなアレンジ。またちょっと語弊があるが、ゼンゼンカンケイナイは割といろんなグループ(別にジャニーズに限らず)で幅広く歌えそう*4な、普遍的な魅力のある楽曲だ。その親しみやすさより、自分たちにしか歌えない曲を選んだ事に、彼らの誇りが見え隠れする気がする。私はやっぱり、彼らのプライドが好きだ。

 

シルエットの演出があまりにも王道ドストレートの格好良さだった、『君にHITOMEBORE』。最初にジャケットが降ってくるのも痺れた(まさかあんな天丼されるとは思わなかった)が、このDVDを純粋に一つの映像作品として見た時この曲で一番拍手を送りたいのは、後半モニターにメンバーカラーが流星のように降り注ぐ箇所で、客席のファンが持つ緑色のペンライトをモニターと同じ画角に納めたカメラマンさん。今の状況の縮図のような画だった。待ち続けるファンが、いない彼の存在を示した。

 

初恋パートなのは分かるけど、勝利の苦しさを堪えたようなナレーションの後にエモーション大爆破ジュニア大運動会ぶち込むセンスは誰も真似できねえなと思いました。しかもやってるアクロバットがさりげなく高度。膝小僧が無駄に眩しいハーフパンツ、天丼で降ってくるランドセル。この振り切れっぷり、やっぱり君たちジャニーズだ。(プ◯ミス)

個人的には『恋がはじまるよーー!!!』はもっと上の年齢、少なくとも高校出たぐらいのイメージ(ちょっと打算的だったり「すぐに一人じゃ生きていけない」だったりの歌詞のせい)なんだけど、この後の『チクチクハート 〜beating beating〜』に「初恋」というテーマを合わせられるのが他の曲だと恋はじぐらいしかなかったのかな、と思った。暴力的なまでにキャッチーで懐が広い曲だから、いきなり大縄大会が始まっても飲み込んでしまえる。

そしてチクチクハートは、無垢な歌詞と小学生の衣装と、切なポップな曲調と小道具(机・自由帳)を使った振付がぴったり噛み合った最高の演出だった。アルバムを聴いていて何となく浮かんでいたイメージが、ステージの上で焦点を結んだ。

 

『イノセントデイズ』を初めて聴いた時、今の働く自分の姿が見えて、そこから学生時代のいろいろな光景が頭をよぎっていった。前に書いた音楽文でそのへんにも触れているので、お時間のある方はどうぞ。

その時に感じた、「今は学生時代が愛おしいけれど、もし今の私が“未来を描き続け”たら、未来の私が振り返った時、同じように愛おしく思うのかもしれない。学生時代と同じように、今の私も尊いものなのかもしれない。」という思いを、風磨くんのナレーションが肯定してくれた瞬間の感動を忘れない。こんな日々も、いつかは無垢な日々になってくれたらいい。

その後の『make me bright』はまた、アルバムとは別の味わいがあった。個人的にアルバムの曲順、『CRY』の後という位置にとても趣を感じていて、感情を吐き出しつくした後に始まるこの曲のぼんやりとしたイントロが、まるで泣き疲れて眠ってしまって目覚めた時のようで好きだった。コンサートでは、最終的にはポジティブなメッセージで終わったイノデの後という事で、どこか翳った印象を受けた。それぞれの歌いぶりも見事という他ないが、舞台中央で無心にバレエ(っぽい踊り)を踊っていたジュニアの子もいい演出だったと思う。街中のセットで夢を追うようにひたすら踊る彼の姿は映画のようで、「I'm Dreamer」という歌詞をそのまま体現しているように感じられた。

 

ソロ曲4連発。

Keep On。僕は耳当てウス!!!!

いきなりマリウス界の推しを叫んでしまったが、モニターをぶっ壊してみたり(最初ポプテピピック始まったかと思ってビビったのは良い思い出)、カラーバーを連想させる色使いだったり、"テレビ"というモチーフを使ったのにはどういう思いがあったのだろうと考えた。以下はあくまで私の妄想なのでスルーしてください。

11歳の幼さでドイツから日本に渡ってきて、半年ほどでデビューし、歌詞通り「見慣れない不安だらけのEveryday」を過ごしたマリウス。まだこれからいくらでも何者にでもなれるはずの年頃に、「ジャニーズのマリウス葉」である事を望み、選んだ。そしてこれまで、アイドルとしてコンサートも舞台も全力投球してきた。もちろんテレビでも。でも彼は大学に入り、これまでと違う環境、違う世界を知った。かなり殻を破った感があるのは、アルバムの特典を見たりコンサートに参戦したり特典のドキュメンタリーを見たりした方は誰もが知っていると思う。テレビモニターに映る膝を抱えた自分はこれまでの自分、それをぶっ壊し、現れたカラーバー(放送調整の時に表示される画面*5。)に自分の様々な姿を映したマリウスは、きっと「これから自分は何者にでもなれる」と示したかったんじゃないだろうか。様々な姿のマリウスを従えてセンターで歌い踊るマリウスは、最後に「Keep on loving」とメッセージをはっきりと伝えてくれた。彼が何者になっても、アイドルとしてメッセージを伝え続けてくれるという意思表示のようだ、と私は感じた。軽やかな宣言。

 

ご当地ラップは、「実際にその地方で生きていた風磨くん」という虚構を、あたかも現実かのように私たちに刷り込んできた。元々、最初から自分の青春の中にいたかのように錯覚させるのがめちゃくちゃ上手い人だな、と思っていたが、ラップというアイドルとしての武器を使って更にゴリゴリに幻覚を見せてきた。

あのご当地ラップの時間は、Sexy Zoneとしてステージに立っている彼から、Sexy Zoneという枠を一時的に取り外す為に必要なものだったのだと勝手に思っている。各地方で生きていた風磨くんという人格を作り出して、観客の身近に感じさせ、次の『Cocoa』への流れをスムーズにする為に。もっとも当初はラップ映像にマリウスが出てきたりしていて、そういう意図はあまり感じられないが。ツアーを回る中で、虚構性が強くなっていったのかもしれない。また、ラストの和歌山で健人くんを出したのは、最終的に風磨くんの現実はSexy Zoneにある事を宣言しているのかなあとも思った。和歌山のラップだけは、地方出身の虚構の風磨くんではなく、Sexy Zoneの現実の風磨くんから、健人くんとグループに捧げられたものだと思う。

そして、「作詞:ぼく 作曲:おやじ」と銘打たれた『Cocoa』が始まる。さっきまで地元出身の風磨くんを見せられ刷り込まれていた観客は、自分の中学に、高校に、大学に、バイト先にいたかもしれない風磨くんのルーツを『Cocoa』に幻視する。モニターに映るのは現実の風磨くんの幼少期写真や映像だけど、それが幻覚を補強する。風磨くんの本当の幼少期や思い出や感傷を、観客一人ひとりが自分の身近なものとして知覚する。本当に天才なんじゃないかな。どこまで計算の内か知らないけど。

ソロコンでも過去の自分の姿と絡んでいた風磨くんだが、今回は過去の自分(を表したイラスト)を手招きしても、駆け寄ってくるかと思いきや通り過ぎられてしまった。そこにかぶさるように、

さよなら  不意にあの頃の風をちょっと感じた

もう二度と戻ることのない季節を

と聴こえてくる。通り過ぎてしまったものは、もう二度と戻る事はない。当たり前の事だけど、通り過ぎてしまったものが多くなればなるほど、強く実感されてくる。もしかしたら風磨くんも、ソロコンの頃よりも実感が強まったから、今回は過去の自分と直接対話しない演出にしたのかもしれない。

ちなみに『Cocoa』、中高時代の友人たちに爆発的に好評な曲。一緒に参戦した中高時代の友人(現:LDHの女)はイントロの電話の音ぐらいからもう泣いてた。個人的な話になるが、メンバーの中で私の中高の友人たちと一番経歴が近いのが風磨くんだ。学年も一緒だしね。部活の同期でSFC行った子いたしね。じゃあその子風磨くんの同級生なんじゃね…?というのはさておき、みんなで集まる時話題に上がるのは、近況ももちろんだけど、やはり多いのは通り過ぎてしまった私たちの思い出であって。そういう思い出を何となく分かってくれそう、実は共有しているんじゃないか、という勝手な幻想を、私たちは風磨くんの上に見ている。

 

今回のセットを一番活かしていたソロ曲は『風景画』だろう。この曲もまた、コンサートによって風景が肉付けされた曲だと思う。アルバムで聴いた時は、湿気をかなり感じたので、どちらかというと自然の中で歌うイメージを個人的に持っていた。でもコンサートで勝利くんが見せた、列車の音が響く街中でベンチに腰を下ろして弾き語る、という風景がしっくり来すぎてもうそれ以外浮かばない。

映像になると、特に最初の始まり方、ギターケースを閉じた瞬間に列車の音も雑踏のざわめきも全ての音が止むところが際立っていてとても良かった。現代技術で観客の叫び声とか消せないかな。

「苦しげな顔で脇目もふらずに、街角でただ歌って弾く事のみに没頭する街角の美青年」というどう考えても悲しく美しい情景にたった一つ、「自分が差していた傘をそっと掲げ、最後には置いて走り去る通りすがりの美少年」というヤバ要素を足してきたセンスがやっぱり最高。しかも歌詞とリンクした箇所で傘置いてるもんね。今回のドキュメンタリーでは昨年のリペ魂と違い、ソロ曲の演出について各自が喋るコーナーは無かったが、明らかに去年までの演出と違うので、今後の勝利くんの演出にすごくわくわくする。引き算の美学というか……

この曲は本来恋愛の曲ではなかったというから、勝利くんが終始自分自身だけと向かい合って歌ってくれたのも世界観と合っていたと思う。あの曲は観客なんかに目をくれなくったっていい。

 

めちゃめちゃ正直に言うと、アルバムで聴いた時点ではソロ曲の中で一番聴き返さなかった曲だった『Because of 愛』。健人くんの歌詞に満ち満ちていた情念に向かい合うのにめっちゃエネルギーが要り、具体的には通勤中に聴くのがきついというのが理由の一つ。もう一つは、曲が(サビと間奏除き)あんまり好みじゃなかったから。単純(悪く言うとバカ)なので、展開少ない曲を飽きずに聴けないんですよね…サビと間奏は超好きなんですが…

ちょっと脱線するが、健人くんソロ曲は底抜けに明るくポップなCANDY、カレカノ、サマハニのラインと、ポップじゃなくてどことなくマイナー調なのに超キャッチーなTeleportation、Black Cinderella、Mr.Jealousy、Missionあたりのラインに分けられると思っている。この極端感が健人くんの魅力であり、Bo愛は間違いなく後者。そして私は、後者の曲から漂う「抑圧感」がとんでもなく好きである。健人くんは愛と好意を集めて集めて幸せそうに光り輝くのも、抑え付けられて抑え付けられてぎらぎらと輝くのも、どっちも最高だから最高なんだよな。

当然のようにBo愛はコンサートでぶん殴られた。だいぶ身構えて行ったのにそれでも世界観の"圧"がヤバかった*6。内容やストーリーについては(PV含め)色んな人が考察していてすごく腑に落ちているので、ここで語るのは差し控えようと思う。とりあえずド新規にCANDY恵んでくれてありがとなという思いでいっぱいだけど、CANDYは"ケンティー"というアイドルのアイデンティティ形成に強く関わる曲でありそればかりを求めるのはいかがなものだろう…。黒健人くんが白健人くんを砂にしたコンサート時はちょっとそんな事も思っていたが、PVで白健人くんの強さを描いてきて、あ〜一筋縄ではいかねえ〜〜という思いを新たにしました。何言ってんだこいつ?

あと個人的には、曲調やポージングのオリエンタル感と、禁断の果実や白黒二元論の西洋み*7フュージョン感がよっ!神仏混淆!(ちがう)「愛」をテーゼにした信仰の誕生!って感じで興奮しました。政党立ち上げの次は宗教とかマジハンパねえ……(ちがう)

 

我々は忘れていた……『Don't run away』の歌い出しが、Bo愛を終えたばかりのケンティーだという事を……確かに余裕なんて全くのナッシング。

 

ロッコメドレーは現地では「ファン主催セクゾオンリーDJイベント」って感じで大興奮の渦だった。「こんな繋ぎゴリゴリのファンしかしねえぞ」とド新規の私でも分かった。彼らはSexy Zoneのゴリゴリのファンだ。

健人くんのおみ足は長かったが、それでもあのトロッコへの座り方はああっ健人さまっ感がエグかった。

 

これは生では気付かなかったんですが、MC時のBGMの「ノベルゲーの日常シーンBGM」感なんなん?文章送りのカーソル見えたわ

 

セクサマのハーモニーはあまりにも美しかった。教会で聴いた讃美歌、ピアノがすごく上手だった幼稚園の先生、笑う世界の子供達、など様々な情景が脳裏をよぎっていったが、最後に浮かんだのはサーフィンするオーストラリアのサンタだった。結局そこかい。

 

『Twilight Sunset』〜『君がいた夏に…』の流れはもう決めた人のドヤ顔が目に浮かぶ。私だってこれ決めたらドヤドヤドヤァ……って言う。言うだけ。

トワサンで、ストーリーパートで使われていた画風のイラストが何のアナウンスもなく登場した時はさすがに杏ばりに「ニクいね!」って言った。ここまでかなり長い間、ストーリーパートとは直接関係のない曲が続いたが、この演出で私たちの目にイラストが自然と入ってきて、ストーリーがあった事を思い出す事ができる。ここでいきなりアナウンス付きのがっつりしたストーリーパートにしていたら、ちょっと唐突感があったかもしれない。

君がいた夏に…』はコンサートでよりドラマチックが増していて、かつトワサンの流れで何も言われずとも私たちは夕焼けの景色を思い浮かべていた。「夕日」とは二番でしか言われていないのに、他の曲を使ってその情景を補完する。強すぎか?

 

なぜここなのだろう。『Unstoppable』。色々考察できる気もするが、ストーリー的にはやっぱりちょっと不自然な位置な気もする。

でもそんなことより花道を行くSexy Zoneが私は忘れらんないですね……センステが上がるとメンバーほぼ見えん*8のとか気にならんぐらい、あの花道道中のSexyをあの位置で見れたのはホント神席だった……個人的にメチャメチャ高い場所にいるSexyを崇め奉りたいので、次回は安全面に最大限に配慮しつつセットの一番上から登場するとかやってください。よろしくお願いいたします。

 

『Wonder Love』は今更語るまでもないだろう。美とエロの暴力。CEROでいうZ。Rでいう18。どうしてこうなった。平凡な高校生僕がふとしたはずみで健人くんの首筋を流れる汗を執拗に撮るカメラマンに転生してしまって…!?って異世界転生もの書いたら爆売れ間違いなしよ、出版社各位〜見てる〜?✌️✌️

 

『青い恋人』でメンステへ駆けていくメンバーとストーリー映像をだぶらせたあたりなんて、もう巨匠の貫禄があったよね。

『My sweet heart My sweet love』でメンバー一人ひとりに個人背景パネル(正式名称が分からん)与えられた時はガッツポした。大好きなんですよあのパネル…いつか自分で持って動かす演出きてほしい…

この二曲はとにかく多幸感溢れる最高の時間で、

結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです。

というあのゼクシィが生んだ名キャッチコピーが頭を爆速でよぎった。普通の職業よりも結婚へのハードルが高い職業に就いていながらも、彼らは"結婚"という行為が持つ普遍的な魅力を、泣きたいぐらい真っ直ぐに表現していた。

 

ここでストーリーは終わり、ここからは完全にSexy Zoneだけのページになる。コンサート途中でストーリー進行をぬるっと終わらせたのは、あまりにも没入させると本編最後の演出が生きてこないからか。ここらで「ストーリーもいいけど現実のSexy Zoneもよろしく!」と見せときたかったのかな、と妄想する。ストーリーの出来が良かったのでついそこばかり着目してしまうが、風磨くんのソロコンのような「メッセージと作り込んだストーリーを全面に押し出す」という使い方では今回はなく、あくまで曲の良さ・持つ要素の補完としてストーリーを使っていたのではなかろうか。

で、いきなり始まる300時間密着(嘘乙)ドキュメンタリーからのエアバンドゼンゼンカンケ〜ネエ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!

考察しがちなオタクをパワーで吹っ飛ばすセトリだ。『ゼンゼンカンケイナイ』→『ROCK THA TOWN』→『BAD BOYS』。これでもかとばかりに「どうも俺たちカッコいいです!!!!卍卍卍」という圧を感じる。なのでオタク側としても「考察とかどうでもいいな!!!!あなた達超カッコいいです!!!!」という熱で応えてしかるべき。

 

ここまで煽りに煽り、盛り上がりに盛り上がっておいて、いきなり『CRY』。始まるのも唐突なら、終わって銀のキラキラを残したまま姿を消すのも唐突。喪失はいつも唐突だ。後からじわじわと、この場合は流れるエンドロールを見つめながら、ああ無くなってしまったんだ、と実感する。無くなってしまった、という言い方が一番私の実感としては近い。終わってしまった、でも、いなくなってしまった、でもなく。そして、それを寂しく思う気持ちを、流れる『CRY』のインストは肯定してくれる。ついさっきまでその声を聴いていた観客には、声が無くなってもちゃんと彼らの歌が聴こえる。

 

すぐに沸き起こった「Sexy Zone」コールは、「早くまた出てきてほしい・アンコールが見たい」という思いだけではなく、「このコンサートを作り上げ、最後にこのイラストを置いたSexy Zoneの気持ちへこみ上げた何か」も多分に含まれていたと思う。現場の私がそうだったし、画面の前の私もそうだ。

 

色んな人が既に言っているが、『Sexy Zone』でジュニアを5人並べた彼らの想いを想像するだけで、

 

『ぎゅっと』は、聴き手の送ってきた人生を優しく肯定してくれる曲で、Sexy Zoneの聴き手への寄り添い方を象徴する曲だと思う。

だからこそ私は、アンコールでそれを歌った後に『いつまでもいつまでも』を歌ってくれたのが嬉しかった。いつも『ぎゅっと』で私たちを肯定してくれる彼らが、『いつまでもいつまでも』では彼ら自身のそれまでの人生を肯定している(ように私は感じる)。前にも何かの記事で書いたが、「自分自身を愛するように、隣人を愛しなさい」とキリストも言っている。宗教とかよく分かんないけど、この台詞言っただけでキリストはえらいと思う。

私たちを隣人として愛してくれる彼らは、きちんと自分自身を愛していてほしい。それだけは、何があろうと私は今後もずっと願い続ける。

*1:自室のPCで観る用にいつもDVDで買っているが、さすがにBDも買おうと思い直した。レーザーやモニターが映ると、画質に限界がある。

*2:次に言ったのが「こんなんディズニーシーじゃん」です。

*3:冒頭はやってみたんだけど、最後の連符の和音がどうしてもうまくできない。

*4:実際、最初聴いた時「アニメOP」「完全にボカロ」など、他のジャンルに例える声は多かったように思う

*5:らしい。ぶっちゃけ世代ではない&深夜テレビをほぼ見ないので、実物を生で見た事はないです…

*6:一緒に参戦した友人には「今の何だったの?」と聞かれた。私も聞きたかったわ。

*7:二元論は別に西洋じゃなくね?という感じもしますが、まあキリスト教的天国と地獄のイメージって事で……。

*8:翌日以降はセンステの高さがちょっと低くなって改善されたらしいが、まあ見えないは見えないでやべえ…Sexyとうとう神になった…という謎の興奮があったので良しとする。

超個人的にSexy ZoneにやってほしいPerfumeのPV(徳間時代編)

ジャニーズ事務所Perfumeをダンスレッスン必修曲にしてほしい。

 

私はPerfumeオタク(ほぼ在宅だけど)歴10年、永遠のワンルームディスコ新規です。私のアイドル観を形作ったのはPerfumeです。Perfumeには特徴的な音楽性・ダンス・キャラ立ちと、およそアイドルのエンターテインメントに必要なもの全てが詰め込まれていると信じていますし、ライブDVDを風磨くんの家に送りつけて一緒にステージ演出考察会をしたい思いでいっぱいです。

そんな私なので、当然Sexy Zone冠番組「極限合宿を監視中!!3日間で人生は変わるのか!?」にてふまけんが『ポリリズム』のダンスカバーに挑戦した時は咽び泣き、絶対に円盤を発売し冒頭のポージングまで収録してくださいと要望を送りました。ジャニーズとPerfumeの兼オタは異常に多いので、一言一句同じ要望を送ったセクラバもいらっしゃるのではないでしょうか。

振り返ってみれば、SMAPも嵐も冠番組Perfumeとダンスコラボをしています。スマスマでコラボした『SHAKE』は最高だったし、嵐の『チョコレイト・ディスコ』は活動休止前にもう一回どっかの番組でやってほしい。つまり、トップジャニーズアイドルはPerfumeとコラボしている=Perfumeとコラボする事こそトップアイドルの証=Perfumeとコラボすればトップアイドルになれるのでは……?

 

理論と前置きがだいぶ飛躍したんですけど、要はこのPVやってくれ〜〜〜〜!!!!という私の妄想をただ垂れ流しているだけの記事です。なぜPVに絞ったかというと、歌・ダンスカバーまで広げてしまうともうほぼ全曲*1語ってしまうので……ガチで……助けてくれ……

Sexy Zoneが5人である事が重要なように、Perfumeは3人である事が重要な要素です。なので原則は、曲ごとに「この3人にお願いしてえ…!」と選んでいます(どうしても選べなかった曲除く)。が、多分どの曲を誰がやっても輝くし健人くん聡くん率が異様に高いのでご了承ください。

 

発売日順でいきます。長くなるので、今回は徳間所属時代(〜2012年、アルバム『JPN』まで)だけ取り上げます。ユニバーサル移籍以降は後編で。

また後編の余談でもちょっと触れる予定ですが、めちゃめちゃ若い頃のPVはめちゃめちゃ若い頃のセクゾにやってほしい(=今じゃない)のでだいぶすっ飛ばしています。

 

・マカロニ

2008年リリースの6thシングル。いきなりダンスゼロPVで申し訳ないんだけどとにかく見て。見れば分かる。逆に8ミリカメラで東京の街をバックにメンバー撮って欲しくないオタクおる?

アイドルPVにおけるノスタルジーの種類としては、欅坂46サイレントマジョリティ*2の先駆とでも言えばいいんだろうか。日に日に変わりゆく街・東京の、その時しかない瞬間を背景に、メンバーのその時しかない若さと表情を切り取った作品だ。anan様撮影の2019年カレンダーはまさにそうだし、『イノセントデイズ』PV最後に景色のカットが連続して続くところがあるけど、あそこ好きならこのPVも多分好き。

曲調も、甘いけど切ない、胸の柔らかいところをくすぐってくる感じというか"エモい"って言葉を初めて聞いた時「やっとマカロニを表す言葉が出てきたか…」と思った。そんな感じ。スガシカオが大好きと発言し、奥田民生秦基博もカバーした、男性アーティスト支持率の高い楽曲でもある。歌詞の世界観としては『よびすて』に近いイメージ。下記のサビを歌うSexyに耐えられるかチキンレースしようぜ人類。

これくらいのかんじで  いつまでもいたいよね

どれくらいの時間を  寄り添って過ごせるの

これくらいのかんじで  たぶんちょうどいいよね

わからないことだらけ  でも安心できるの

最初からで申し訳ないんですけどこのPVはマジで選べない。全員でやってほしい。ちっちゃい熊のぬいぐるみを使ってこっちに敬礼してくれる聡くんも、落ち葉を顔に近づけてふざける勝利くんも、手持ちのカメラを片目につけてもう片目は閉じて飛んでる鳥を狙う風磨くんも、フェンスにしがみついてアンニュイに顔こっちに向けてくれるマリウスも、渋谷駅前スクランブル交差点で人混みの中じっとこちらを見つめてくる健人くんも、最後に全員で河原ではしゃいで走るところも全部見た記憶あるんですけどもうやってました?

 

・シークレットシークレット

2008年リリースの1stアルバム『GAME』収録曲。ピノのCMソングだったので、ド頭からマネキンに扮したメンバーの口にピノをゆっくり近づけるフェチ大爆発シーンがあります。天才か?天才だったわ。音楽番組収録風セットの中で無機質な表情・ダンスを見せるシーンと、ピノを持って無邪気にはしゃぐシーンが交互に流されるので、オタク交感神経とオタク副交感神経がぐちゃぐちゃになる事間違いなし。

しかもこの音楽番組風シーン、衣装がだんだん豪華になっていったり、楽屋の待遇が明らかによくなっていく。スターダムをまさに駆け上がっている最中だった当時のPerfumeを象徴的に表した名作として、今なお名高いPVだ。2番サビは過去曲(2ndシングル・コンピューターシティ)の衣装振付で踊ってるんです。天才だったわ。過去曲走馬灯PVって全オタクの夢(誇張)だと思うので10周年記念でセクゾもやろ……セクサマ衣装からいきなりドゥバィ衣装に変身して我々を混乱の渦に叩き込んでくれ……

これはめ〜〜っちゃ迷うけど勝利くん・聡くん・マリウスかな〜〜超個人的には。マネキンなので、背格好がほぼ同じ3人がいればそこだったんだけどもいないので……。風磨くんには無機質なイメージがあんまりないし、健人くんはソロ曲Missionでアンドロイドを演じてる(ケントロイド)けどあれはパワフルというか"強い"から、操り人形的な側面があるこの曲とはまた違った印象。PV後半にある、3人がそれぞれ無機質な表情からアンニュイな表情にふっと変わる箇所がめちゃくちゃ好きなので、それをやるちびーずが見れたら最高。あとピノを口元に持ってこられてる所は絶対ね。何度でも言うぞ。

 

ワンルーム・ディスコ

2009年リリースの9thシングル。私はこのPVラストのあ〜ちゃんウィンクで堕ちた、俗に言うワンディスウィンク出あ〜ちゃん寄り箱推しです。ちゃんとウィンクした直後に、心を撃ち抜かれたみたいな音(※曲の一部)が鳴るんです。ほんとです。見てくださいよ心撃ち抜かれた音がほんとにするから。

ジュニアマンションよりは若干広いワンルームを模したセットで、メンバーが不思議現象を起こしながら楽しそうに過ごすPV。曲のテーマ的に、ワンルームでの何もない一人暮らしが似合いそうランキング堂々第1位の風磨くん、ミラーボールを導入しルームをディスコ化した実績を持つ健人くん、一人暮らししたら音楽をかけて計画をねりねりしそうな勝利くんにお願いしたい。シャンプーをしながら目を閉じたままシャワー出せなさそうな聡くんとも迷うんだけど、地味にこの曲失恋を裏テーマにしている説がある*3ので、モンペ的には聡マリからは遠ざけたいところ。あとマリウスは家広そうだから普通に除外。

リンゴを隣の部屋から取り出して「ちっちゃーい!」って口パクするのも、でっかい星を取り出してすまし顔でキラキラ光に反射させるのも、最後のウィンクもぜーんぶケンティーにやってもらうからな。あとふまけんに星を奉られる勝利くんも、枕ぶち破ってテンションアゲてる風磨くんも是非見たい。途中のセット自分たちで動かすところで聡マリが出てきてお前ら〜〜!みたいになってもいいかも。止まらないな妄想が。

 

・I still love U

2009年リリース2ndアルバム『⊿』(読み:トライアングル)収録曲。顔面大フィーチャー透明感エグエグPV。透明感で向こう側が透けて見える事でおなじみ。メンバーの顔ドアップで全編ワンカットなので素材の良さ一本勝負を強いられる。完全にセクゾの土俵だ。

冒頭からメンバーの距離が近い近い。物憂げな表情のまま、曲に合わせて目線を動かし、歌い上げる映像が続く。どことなく歌謡チックなメロディアスさと、身近な恋心を歌った歌詞。それだけでもいいもん見せてもらったぜ……とサムズアップして沈んでいきたくなるが、このPVはそれだけでは終わらない。

途中(2番サビぐらい)からなんか様子がおかしくなる。急に笑い出したり、顔をしかめて苦しそうにしたり、目を見開いたり。実はこれ、フレーム外で足つぼを受けているのだ。はい山田さん早かった、そうだね足つぼと言えばセクチャンの名作「足つぼで一時間」だね。という事で、これは全員でお願いしたい。足つぼを受けながら竹取物語丸読みをしたメンバーなら、足つぼを受けながらPVも撮れるだろう。途中まで激痛に全員のたうち回っているのに、最後のサビを抜けアウトロに入るとスッ…と真顔に戻る、シュールな笑いをご提供いただきたい。誰が一番スッ……と表情戻せるか賭けよ?私聡ちゃん派〜〜風磨くんはふざけるし健人くんはそれでツボ入っちゃうし勝利くんも地味ににやけるしマリウスはギリまで耐えるけど吹き出しそう  でも聡ちゃんも最後に爆笑しちゃう  全員OUT〜〜(楽しいなこの妄想)

※曲終わったと思っても最後まで再生してください!このセクゾが見れたら(聞けたら?)そこから一年頑張れると思う

 

不自然なガール

2010年リリースの10thシングル。

Lov Manifestだ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!(紅並感)

お待たせしましたみんな大好きラブマニ感溢れるこちらの楽曲、あ〜ちゃんが「鬼キャッチー」と評した『不自然なガール』。先に言うと、やって欲しいのはもちろん健人くん・聡くん・マリウスです。

メロディも鬼キャッチーなんですけど、振付もキャッチーの鬼。どこを切り取っても絵になる。MIKIKO先生(Perfumeの振付師)はマジでヤバい。手の動きの美しさ・細やかさや、ポージングをパキッと決めるキレの良さが重要だけど、だからこそラブマニ組なんだ。フィンガータットをバチバチに完成させたラブマニ組なんだ。間奏のヴォーギング(手の振付をしながら皆で全身するところ)(語彙力の敗北)を堂々とキメるラブマニ組みんな見たくない?見たいよね〜〜分かる〜〜

PerfumeのPV中唯一、バックダンサーが参加しているPVでもある。異質さでいうとセクゾでいう君米。サビの振付で各々拘束されているようなポーズの箇所があるんだけど、バックダンサーに掴まれるように見えるカットがあってい、色〜〜〜!!!!となるから絶対やって欲しい。ラストサビはバックダンサーにぐるりと取り囲まれる中淡々と踊る様が、どこかの民族の太陽神の宗教儀式感があって神々しさすら感じる*4。ジュニアにこういう宗教感ある踊りを真顔で周りで踊ってもらって中央めちゃめちゃ高いセンステで祀られるzoneいつか見たいな。

 

ナチュラルに恋して

2010年リリースの10thシングル。上記『不自然なガール』と両A面で発売された。

若い女性御用達のファッションブランド・NATURAL BEAUTY BASICのCMソング第一弾という事で、その服を着用したメンバーが街中(っぽいセット)で踊ったり、歌詞を表現したパントマイム(?)をする。お着替えがあるのも嬉しい。セクゾもAOKIさんにお世話になってる事だし、普段服ブランドのお仕事が舞い込んで、普段着で街中(っぽいセットでも可)でバリバリ踊るPV作ってくれ〜〜!!!!

やってほしいのは風磨くん・勝利くん・マリウスかな〜何となく。こういうゆるっと楽しそうなダンス踊ってほしさで家が建つ。なんてジャンルのダンスかは分かりませんが……。とりあえず不自然なガールの健人くん・ナチュラルに恋しての風磨くん、せめてこのシンメだけでも今日は覚えて帰ってください。両A面だけど曲調も歌詞の内容もPVの雰囲気も真逆なんだこれ。でも共通するワードがどちらにも出てきて、同じ男を女2人の目線から描いている説があったりする。そういうの好きだろ。私は好き。

 

・VOICE

2010年リリースの11thシングル。

これはもうアナログ感満載の仕掛けと戯れるメンバーがむっっっっちゃカワイイ。文化祭じゃんこんなん(涙)カワイイねえ(涙)

こういうアナログな仕掛けは、PerfumeのPVの大半を手がける関和亮監督作品ではアーティスト問わず割とよく出てくる。サカナクションの『アルクアラウンド』あたりイメージして欲しい。この『VOICE』では特に、メンバーのポージングの形に開いた穴から出てくるシーンが最高。振付と見事にマッチした痛快な作品である。長回しのシーンがけっこうあるので裏で動かしているスタッフさんの苦労が偲ばれるPVでもある

これは勝利くん・聡くん・マリウスのちびーずで。もう絶対カワイイじゃん。約束されしカワイイの剣じゃん。指とことこ走らせてるのとか……ワ〜(笑)って落下してるフリする所とか……ダイヤモンド(を模したパネル)抱きしめてキャイキャイしてる所とか……ヤバい妄想で涙出てきた  つらい  ふまけんも私と一緒にPV見て授業参観気分味わお?ちゃんと穴全員くぐり抜けられたら一緒に拍手しよ?ほらミスって引っかかったからって野次飛ばさないの……(この妄想はこの後2時間続いた)

 

・ねぇ

2010年リリースの12thシングル。この曲発売直後に、Perfumeは初の東京ドームライブを行った。

これも『ナチュラルに恋して』同様、NATURAL BEAUTY BASICのCMソング。今度は冬服でメンバーが踊りまくるし、ファッション誌の撮影みたいにキメるカットが満載だ。セクゾ動くananやろうぜ。

振付が一人ひとり複雑に入り組んでおり別名:世界一オシャレなアルゴリズム体操*5と呼ばれているのはつとに有名。タイトルの「ねぇ」を繰り返す点でもけっこうインパクトのある楽曲だ。

この曲はそれぞれの服のテイストが違うほうが映えるので、あえて選ぶなら健人くん・勝利くん・聡くんあたりでお願いしたい。私服のイメージで。いや〜全員見たいけどね。スローモーションでポーズをとるカットの連続、最後は勝利くんが飾って美の暴力振るうんでしょ?知ってる。揃ってモデルウォークで後ろに向かっていくアウトロは世界一カッコいいアウトロ。健人くんのモデルウォークが火を噴くぞ。あと聡くんはネコちゃん撫でてニコニコしてる。メイキングで1000%してる。

 

・レーザービーム

2011年発売の13thシングル。PVの撮影中に東日本大震災が起こり撮影が長期中断された為、YouTubeにはショートバージョンのみがアップされ、フルサイズは同年発売の3rdアルバム『JPN』初回限定版の特典に収録された。その名残で、今もYouTubeにはショート版しかないが、フルサイズ版のみにある後半パートではある意味トンチキ展開が待っており、セクラバもニッコリ。観たい方は頑張って初回限定版を探そう。

ショートバージョンでも、スパイに扮したメンバーが妖艶に歌い踊る姿、シンプルながら的確なレーザービームのタイトル伊達じゃない演出、忍び寄る敵の影、全てが満点。

個人的に指先からレーザービーム出してほしい3人こと、健人くん・風磨くん・マリウスの高身長トリオにお願いしたい。3人ともレーザービーム出せそうじゃん。敵を倒せそうじゃん。不敵に笑ってくれそうじゃん。廊下の壁にもたれかかってくれそうじゃん。でもそんな事言い始めたらしょりそうも同じなので刑事目線の次はスパイ・怪盗目線の曲だよな普通にマジで頼むよポニキャおいたん!!!!

あとシンプルに振付が最高。レーザービーム繋がりでイチローの送球から着想を得たというMTTE(MIKIKO先生とっても天才エピソード)はさておき、盗みにきた部屋で堂々と踊る様はメチャふてぶてしいし、廊下でのソロショットはマ〜〜ジで色。セクゾも美しさで盗もうよ…色々と…もう盗んでるか〜〜色々と!!!!

 

 

という事で一旦前編はここまで、ユニバーサル移籍後(2012〜)は私が2019年8月28日発売・Sexy Zone春のアリーナコンサートツアー『PAGES』のDVDを休日に心ゆくまで堪能しきったらそのうち書きます。

 

(後編書きました)

 

*1:永遠のワンディス新規なので、コンベスに入ってないインディーズ時代のカップリング曲とかはさすがに厳しいですが、他はマジで全曲いけます。Take me Take meみたいなラブコンアダルト版椅子挑発ダンスをいつかやってほしい話とか23:30をふまけんに歌ってほしい話とかDISPLAYをバキバキにキメるちびーずの話とかしてくれる方はツイッター@mikozezone まで

*2:欅坂はちゃんとPV見た事あるのこの曲ぐらいなんですけど、再開発工事中の渋谷駅で撮るのは素直に天才だなと思った。100%失われる景色。

*3:「なんだってすくなめ  半分の生活」という歌詞から、二人暮らししていたけれど別れて新生活を始める歌では?という解釈がある。

*4:バレエの『ボレロ』みたいなこういうシチュエーション、マジで好き。

*5:世代的にもし知らない方はググってみてほしい。マジでアルゴリズム体操

吹奏楽部またはオーケストラ部のセクラバ、セクゾ曲演奏してくれ

このタイトル、本当は改めたい。

というのも、当初は吹奏楽部およびオーケストラ部の中高大生セクラバにやってほしいセクゾ曲妄想を無責任にひたすら書き連ね、最後に「楽譜がない?耳コピすればいいじゃない」と私が耳コピした譜面をバンッと出しやり方を紹介、一緒に木管五重奏をやってくれる仲間をちゃっかり大募集する計画だった。

 

吹奏楽(オーケストラ)は演奏の都合上どうしても人数が必要な部活であり、例えば5人とか10人しかいないというような事はそうそうないはずだ。そしてその人種に効率的に布教できる手段として、「楽曲の演奏」って案外強い。知らない曲であっても演奏していて面白い曲なら好印象を抱くし、なんたって練習で一定時間触れる事になるから刷り込まれる。嵐大ブレイク期に中高時代を過ごし、嵐オタの同期がさりげなくねじ込んでくる嵐曲を演奏させられてきた私が言うのでまず間違いない。全く嵐を知らなかった私のファースト嵐インプレッションは学内の出し物でアンサンブルを演奏したHappinessだったので、かなり好印象だった*1

この後詳しく触れるが、セクゾ吹奏楽やピアノ譜面は一部の曲しか発売されていないらしい。よって、他の楽曲をやりたいのであれば耳コピは必須である。また現実問題、大編成にセクゾ曲をねじ込むのが難しくて、小編成のアンサンブルしかできない場合も多いだろう。アンサンブル専用の楽譜は皆無に近いので、その場合も耳コピに頼る事となる。耳コピの道具は無料のものが多いので、円盤複数買いとか出来ないお金のない学生セクラバでも効果的に布教できるというわけだ。時代創れる疑惑。

 

しかし実際に耳コピをやってみたところ、私の計画は脆くも崩れ去った。結論、素人*2にはいきなり一からの耳コピは無理。

完全に見通しが甘かった。反省している。一応時間をかけさえすれば低クオリティのものは出来そうだが、人前で披露するにはなかなか厳しそうだ。無責任に「耳コピすればいいじゃん」と言う前に自分でやってみて良かった。

よってこの記事は当初の計画とは異なり、以下の構成となる。

  1. セクゾ曲の譜面事情
  2. この曲がやれたらなあ*3という妄想
  3. 私の耳コピ挫折ドキュメンタリー

 

1.セクゾ曲の譜面事情

ざっと探したところ、大きく分けて以下の2パターンに分かれるようだ。

吹奏楽編成の譜面(フルスコア)がある

これがあるとめちゃ楽である。小編成に編曲し直すにも、ちょっと楽器チェンジしたりする程度なら、そこまで苦労せずできるだろう。

・ピアノ譜面ならある

フルスコアには劣るが、一から耳コピをする必要がないのはありがたい。ただし当たり前だが管楽器は単一の音しか出せないので、ピアノのどの音をどの楽器に割り振るかなどに創意工夫が求められる。また、原曲からピアノ譜に編曲される中で切り捨てられた要素があれば、それを拾うのは完全に独力での耳コピとなる。

という事で、それぞれどの曲なら譜面があるのか見ていこう。

(この情報は2019年8月現在のものです。)

 

吹奏楽譜面

【ミュージックエイト】

Sexy Zone - 吹奏楽の楽譜販売はミュージックエイト

おなじみ、僕の私のミュージックエイトである。ぱっと見た感じ、『Sexy Zone(曲)』しかないようだ。

【ウィンズスコア】

商品検索 - 【ウィンズスコア】吹奏楽で日本を元気に!

こちらもおなじみ。『ぎゅっと』『Cha-Cha-Cha チャンピオン』は発見できた。あと一応『勇気100%』もある。

 

フルスコアが見つけられたのは上記3曲となった。他にご存知の方がいらっしゃいましたら情報提供をお願いしたいです。

 

・ピアノ譜面

キーワード「Sexy%20Zone」の楽譜一覧 - ぷりんと楽譜

ヤマハが運営する「ぷりんと楽譜」だけでも結構あった。以下に列挙する。

ラクリだらけのテンダネス/待ったなんてなしっ!/A MY GIRLFRIEND/Real Sexy!/バィバィDuバィ/すっぴんKISS/スキすぎて/完全マイウェイ/Lady ダイヤモンド/風をきって/Sexy Zone/イノセントデイズ/名脇役/忘れられない花/ぎゅっと/Cha-Cha-Cha チャンピオン/勝利の日まで/カラフルEyes/ROCK THA TOWN/STAGE/よびすて/君だけFOREVER/MAKE MY DAY/男 never give up/King&Queen&Joker/君と…Milky way/Sexy Summerに雪が降る

 

シングル曲はまあまあカバーされている印象だ。アンサンブルに編成する参考にはあまりならないので上記からは除外したが、フルートやトランペットのソロ譜面もあった。BAD BOYSをフルートソロで吹く人は果たしているのだろうか

初級の楽譜が多いが、もし選べるなら中級以上の楽譜のほうが音数が多いので編曲の参考にしやすいだろう。

 

今のところ、上記以外の曲については自分で完全に一から耳コピするまたは耳コピのできる顧問の先生(いれば)を沼に突き落として耳コピさせるしかない。後者が出来れば一番楽なので、そういう先生がいる学校の子はカラテンあたりを聴かせて「これやりたいんですが」と直球いってみよう。

 

2.この曲がやれたらなあという妄想

残念ながら完全なる妄想となってしまった曲も多いが(顧問の先生がセクラバになった場合除く)、この曲をこういう編成でやったらかっこよさそうだなあという私の感想である。最近の曲に偏りがち。とりあえず一部だけ。

 

・カラクリだらけのテンダネス

ド安定。ピアノ譜ならある。アオハルTVでマーチングカバーされ話題になった。

これはできれば吹奏楽フル編成でカバーしたいところだが、金管アンサンブルでも充分かっこいいと思う。どの箇所をどの楽器のソロにするのか、想像するだけでも楽しい。冒頭のブルースハープ箇所どの楽器でやる〜?私テナーサックス派〜〜!!!!

・Easy come! Easy go! Easy love!

イントロ〜A・Bメロにかけてのメロディラインのワクワク感が異常。冒頭のフレーズを完全にユニゾンでキメたらめちゃめちゃカッコいいですよこれ。これも吹奏楽フルでやりたいなあ。サビのメロディは音の動きが少し平坦になるので、退屈にならないよう演奏者の技量が重要になると思う。落ちサビのふまけんパート争奪戦やろうぜ!

・Celebration!

Easy略より更に拾わなきゃいけない音が多くて多分めっちゃ大変だがやりたい。生まれ変わったらトランペット奏者になってAメロ直前の連打キメたい。サビは和音の動きを意識して演奏すると、ハーモニーの美しさに気付けるだろう。

・すっぴんKISS

ピアノ譜面ならある。これも和音の進行が個人的にめっっっっちゃ好きなのでいつかやりたい。イントロのフレーズなどで弦楽器も活躍できそうなので編成にほしいところ。ヴァイオリンとチェロは人口が多いので比較的捕まえやすいか?

・ROCK THA TOWN

ピアノ譜面ならある。これはパーカス(できればドラムセット)必須かな〜同時に色々なメロディが進行するので、編曲に細心の注意を払わないとどこがメインのメロディか分からなくなりそう(サビ以外のメインメロディの動きが平坦なので特に)。Aメロなどの楽器のかけ合いも楽しみたいところ。

・Pheromone

イントロはオーボエ祭り決定でしょ。吹奏楽または木管アンサンブル。ね〜っとり歌おう。吹いてない人は手拍子な。金管ならトロンボーン、弦楽器ならヴィオラ入れたい(謎の編成)

・Wonder Love

サックスのみのアンサンブルとか良くない?ソプラノアルトテナーバリトンとソファーに横一列で並んでさあ……上白下黒にして白シャツの袖まくろうぜ……腕時計は外しとけよ……*4

・Love Confusion

この曲はピアノを中心にして有志の少人数で集まりたい。たぶんピアノさえあれば他はどの楽器が来ても成立する。各パートのソロを繋いでいって……落ちサビの風磨くんソロはファゴットによるダブルリード楽器特有の掠れた高音で譲りませんのでそこだけは何卒よろしくお願いいたします。

・イノセントデイズ

ピアノ譜あり。木管アンサンブルでもいいんだけど、個人的には弦楽。こういう曲だとだいたいコントラバスのメロディがなくてかわいそうなんだけど、そこはイノセントタイムという事で落ちサビは伴奏ゼロのコントラバス独奏でお願いします。衣装はあえてカジュアルめの私服にしてラフな始まり方にしたいね…街中で弾いてる感…

 

以上取り急ぎ妄想でした。妄想の追加があれば追記します。

 

3.私の耳コピ挫折ドキュメンタリー

今更だが、耳コピやった事あるよー最低限不自由なくできるよーという方は、以下は読まずにその時間と才能を編曲に充てて、文化祭なりおさらい会なりロビコンなり合宿の余興なり、どの本番なら曲をねじ込めるかご検討いただけると幸いです(?)。

今回は一からの耳コピという事で無残にも私は心折れてしまった(しばらくしたらまた手は加えようと思います)が、先ほど紹介したピアノ譜を参考にする場合なんかにちょっとは役立つ情報もあるかなと思うので、以下に記録を残しておきます。ただし私は今まで全く耳コピというものをした事がなく、今回一から使うものを揃えてチャレンジしたのでめちゃめちゃ初歩的かつ低レベルな内容となっています。予めご了承ください。

 

【前提】

『チクチクハート 〜beating beating〜』の木管五重奏(フルート・オーボエクラリネットファゴット・ホルン)への編曲。吹奏楽・ピアノ譜ともに無い曲のため、完全に一からの耳コピとなった。

 

【用意したもの・ツール】

・音源(CDからitunesに取り込み済)

スマートフォン

・イヤホン(スマホに繋げる用。スピーカーからの再生でも何とかなるのかもしれないが、私はスピーカーだと細かい音が全く聞き取れなかった)

・ノートPC(なければ家庭用デスクトップでも可だが、長時間占有する事になるので予め家族に断ろう)

・『Chord Tracker』(スマホアプリ)

・『Musescore3』(PC用フリーソフト)

・鍵盤ハーモニカ(実際には使用せず)

 

【想定した手順】

1.まず『Chord Tracker』に音源を取り込む。

‎「Chord Tracker」をApp Storeで

このアプリは、曲を取り込むと自動でコード進行を判別して表示してくれる優れもの。細かい部分は相違が出る事もある(テンポが早い曲やコードの移り変わりが激しい曲はちょっと判定が甘い)が、かなり正確。和音が分からない私でも、ある程度こいつで目星はつけられた。

また、コード名をダブルタップするとピアノの音で和音を鳴らしてくれる・小節数も表示されるので、譜面作成中でも今どこを再生しているか見失わないで済むなど、細かい機能も役立つ。

特に重宝したのは「再生テンポ変更」と「ボーカルカット」。元のテンポだと聞き取れない時でもスロー再生にして繰り返し聞けば何とかなったり、ボーカル以外の部分を集中的に聞きたい時にボーカルだけ音声を抜いて繰り返したりと、かなりお世話になった。

使用画面はこんな感じ。下部のピアノ鍵盤は、五線譜表記やTAB譜にも変更できる。操作方法も直感的に分かりやすく作られているので、触っているうちに把握できると思う。

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2.『Musescore3』をPCにインストールする。

無料で使える楽譜作成ソフト | MuseScore

フリーの楽譜作成ソフトだが、かなり多機能。普通に楽譜を作るのに必要な要素が揃っているし、使用人口が多いらしくネットで操作方法や不明点を調べてもすぐ出てくる。

(ただしフリーソフトなのでセキュリティ面の保証などはないし、私も責任は全く負えないので、家族のPCにインストールする場合は必ず親御さんなどの管理者に事前に一言言おう。万が一バカ高いデスクトップPCが壊れた場合、お金を出すのは親御さんだ。もし許可が得られなくても、五線譜ノートに手書きでも譜面は作れる。)

このソフトも割と直感的に操作可能。マウス操作のみでも譜面を作れるし、慣れればショートカットキーを使ってキーボードのみでも操作できる。譜面に表示された音符をクリックすれば、設定した楽器の音色で音を鳴らしてくれるので、コードトラッカーに取り込んだ音源と聴き比べながら作業できる。

※今回、実際に音を出す用に、持ち運びしやすい鍵盤ハーモニカを準備していたのだが、上記の再生機能のおかげで使うことはなかった。耳で聞いただけである程度和音を聞き取れるようであれば、鍵盤で弾きながら譜面を起こした方が早いと思われるので、ピアノなり鍵盤ハーモニカなり実機を用意すると良いと思う。スマホのピアノアプリは、画面を切り替えるうちにコードトラッカーが落ちると面倒なのであまりオススメしない。

木管五重奏用なので、各楽器分の楽譜を設定し(クラリネット・ホルンは移調楽器なので、ソフトの設定は「実音で再生する」にしておいた方が楽。合奏調(実音) | MuseScore)、先へ進む。

 

3.コードトラッカーで再生しては止め、聞こえた音をミューズスコアに記録する。

と一言で言うと簡単だが、ここがめちゃくちゃ鬼門だった。ここからが耳コピ本番なんですけどね。

今回選択した曲チクチクハートは、主に「メロディー(歌の部分)」「ベースライン」「装飾音」で構成されていた。これは要素がもっと多い曲は難しかろうというメチャ賢明な判断で、万が一もっと複雑な曲を選んでいたらより序盤で頭がパンクしていただろう。2小節ずつ区切って繰り返しスロー再生しながら、それぞれの要素の聞こえたものを記録していく。

とてもラッキーな事に、チクチクハートはどうもハ長調だったらしい(それすら良く分かっていなかった)。メロディーに♯とか♭が全然出てこないのである。その為、メロディーの耳コピは全く苦労せずに済んだ。リズムもそこまで複雑ではないので、8分音符ぐらいに刻みながらカウントすれば理解できた。

※♯とか♭、つまりピアノでいう黒鍵が多いと以下のような大惨事になる。やりたい曲の調がロ長調とかだった場合は泣きながら鍵盤ハーモニカぶん投げてください。

私は事前に、このメロディーはこの楽器、と割り振りをある程度行っていた*5のでそれ通りに入力していたが、一旦仮でオーボエクラリネットの欄に入力するのでも良いと思う。ファゴット・ホルンはベースライン用に、フルートは装飾音用に欄を取っておこう。

 

次にベースラインを聞き取る……のだが、これが激ムズだった。あまりにも低音すぎて、音程が全く分からないのである。なんか下でうねうねしている事は分かるが、これ音程とかあるのか?と疑う始末。この特徴的なベースラインをやりたくてこの曲にしたのに……

ここで役立ったのがコードトラッカーだった。何のヒントもない状態で聞くのと、表示されている和音の音のどれかだろう、と目星をつけてから聞くのとでは全然違う。まあそれでも何箇所か間違ってるんですけどね。何が違うのかすら分からない。違和感だけは分かる。

最後に装飾音を聞き取るが、ここはもう完全にやっつけである。全部聞き取るのは無理だと割り切っていたし、メロディとベースさえちゃんとしてれば何とか成立するだろ……と思っていた。聞き取れなかった箇所で明らかに音が足りない箇所は、コードトラッカーの和音を参考にしながら適当に足した。そのせいでAメロ前半ではフルートとオーボエがなんかピロピロしている。

2小節分一通り終わったら、ミューズスコアの再生機能を使って全ての音を通して鳴らしてみる。違和感がある箇所はフィーリングで修正するのだが、いかんせん何が違うのか分からないので手探りだ。メロディーと音ぶつかってるなーと思って削ったら全く違う和音になってしまったり。ちなみに2小節分全て調整まで終わらせるのに、箇所にもよるがおよそ30分前後かかった。泣きたい。

 

そうした地道な作業を繰り返す事だいたい6時間、私の心が折れるまでの完成箇所が以下となる。

聞いてもらえば分かるが、ダメな箇所がいくつもある。

・和音が正確でない

できるだけ原曲をそのまま再現しようと頑張るあまり、ちゃんと聞き取れていないところも無理やり譜面にしてしまった(主にベースライン)。しっかり聞き取れた箇所だけで形にするなど、ある程度の妥協は必要である。

・メロディのハモりが全然ない

これは和音が分からなくてビビってしまった為。メロディが全部ユニゾンというクソダサ譜面になってしまっている。一応最後の抵抗で、オクターブを変えたりはしているが……

・再現性を考えていない

休みの小節があまりなく、演奏するのはかなりきついと思う。どこで息を吸うのかなども全く考慮していない。いやまあ演奏する人頑張ってと言ったらそうなんですけど……

音域についても、この楽器はこの音域がきつい、という知識がない為、ほとんど考慮できていない。一応、明らかに演奏不可能な音を入力してしまった場合は音符が赤く表示されるので、そうなったら音域を変えよう。ソフトの方が私より賢い。しかしそれでも「演奏のしにくさ」はどうにもできない。私の譜面ではファゴットにほぼ最低音のシが頻出するので、演奏者に渡したら「鬼か」と罵られる事請け合いだ。普段から、自分の楽器以外についても知識を深めているかが鍵となる。とりあえず、極端な跳躍はどの楽器でもきついと思われるので、どうしても必要な箇所以外は避けておいた方が無難。

 

という事で、私の耳コピ計画はここで一旦挫折した。また心が回復したら、上記の手直しおよび続きにチャレンジしようと思う。

なお実際演奏できる譜面にする為には、以下の作業も必要になってくるので注意されたし。

・強弱記号の指定

・テンポの指定(曲によっては途中で変化する)

アーティキュレーションの指定

・練習番号の割り振り(必須ではないが、あった方が見やすいのでAメロBメロサビぐらいは振りたい)

以上の譜面への記載は、全部ミューズスコアで可能だ。

・移調楽器の移調

試してないが多分ミューズスコアで可能なはず。できなければ演奏者に土下座して自分で移調してもらおう。

 

 

という事で長々と書いてしまったが、好きな曲を好きなように演奏できるのはやっぱり楽しいので、やった事がなくてもビビらずトライしてみて欲しい。やってみたら意外と才能が開花するかもしれない。

あと、他人の「この曲をこんな編成でやりたいなあ」という妄想を聞くのも大好きなので、コメントなりツイッターなりで大募集しています。よろしくお願いいたします。

 

とりあえずウィンズスコアがカラテン吹奏楽フルスコア出してくれるよう、粛々と要望を送るぞ。

終わり。

 

*1:逆にTroubleMakerは編曲がクソだったので当時は悪印象だった。ポップスは特に編曲で印象が左右されがちなので、けっこう博打である。

*2:楽器をちょっとやってるレベル。ソルフェージュは出来ない

*3:実際は楽譜がないのでやれない。英語の授業に出てくる仮定法過去というやつである。高校生のセクラバはつまずきやすい箇所なのでしっかり覚えましょう。I wish I could play this song.

*4:照明が反射してしまうので、光り物は外しておきましょう。

*5:健人くんフルート、風磨くんオーボエ、マリウスクラリネット、勝利くんホルンの設定。Cメロ最後の勝利くんパートだけファゴットにする予定だった。

一般瞬殺の悲しみをチャイコフスキー『ハムレット』で癒そうの会

いや癒せるか!!!!チキショー!!!!!!!!

 

FC一般ともボコボコにされ失意のどん底にいるので、せめてハムレットの風を浴びたい。でもハムレットを読んだら絶対に行きたくてむせび泣く。当日券チャレンジも出来る日はやるがまあ多分無理かろう。その状態で行きたさが爆発してしまったら地獄だ。心の整理がついたら読も。でもじゃあどうやってハムレットの風を浴びればいいんだ……

ぐるぐると考えた末、私が閃き、たどり着いたのが以下動画だ。

 

1/2

 

2/2

 

本が無理なら音楽じゃね!?!?流して寝転んでるだけで耳からハムレット要素が流れ込んでくるなんて……ほぼスピードラーニングじゃん……私は天才か……?

そんな安直な発想だが、曲選はちゃんと(?)している。チャイコフスキー作曲『幻想序曲 ハムレットだ。上記の動画はロンドン交響楽団が演奏している。なぜか一曲が二分割されてしまっているが……

 

長年アマチュアオーケストラをやっておきながらクラシック曲が1曲もスマホに入ってない*1タイプのダメ団員なので、ちゃんとした解説は全くできないが、クラシックなんて聴いた事ないわ!という方向けに簡単な案内および私の感想を書いてみた。クラシックわりと聴くよ〜という方は、こんなの読んでないでぜひ曲を聴いてください。

 

チャイコフスキー誰やねん問題

なんか音楽の授業で名前を聞いた事はあるな……?という人は多かろう。ソフトバンクのCM曲(下記動画)とか作った方です。この曲はバレエ「くるみ割り人形」の曲で、他にも「白鳥の湖」「眠れる森の美女」など超有名バレエの曲を手がけている事でおなじみ、ロシアが生んだレジェンド作曲家だ。

音楽性としては絢爛豪華!!!!ドラマティックが止まらない!!!!みたいな曲が多いイメージ。あと音量の大小が極端なのでお外では聞かないほうがよい。しれっとfffffとかppppとか楽譜に書いてくる作曲家はあんまいない。演奏する側から言うと無茶言ってんじゃねえぞ。誇大表現をしがちな現代のオタクに通ずるところがあるね。

 

 

・『幻想序曲 ハムレット』とは

チャイコフスキーシェイクスピアが好きだったようで、ハムレット以外にも幻想序曲シリーズとして『ロミオとジュリエット』『テンペスト』をテーマに作曲している。曲の知名度的にはロミジュリが一番有名か。どれも別にシェイクスピアにお許しを得ているわけではないので、いわゆる二次創作だ。まあ時代が全然違うので……*2

この『ハムレット』は20分弱とけっこう短めなので、あまりクラシックを聴かない人でもギリ聴ける長さ。交響曲とかだと余裕で1時間はあるので流し聴きでもキツいかもしれないが、20分弱なら何とかなるだろう。多分……

という事で、流し聴きしてみてください。耳からハムレット濃縮還元。

 

 

・曲を聴いた感想

ド頭からいきなり弦楽器が最高にドラマチック。かっこよすぎんか?これを従えて風磨くん出てくるんですか?(出てきません)

ハムレットを翻弄する「運命」そのものを描いているような、劇的なフレーズがひたすらカッコいい。舞台となる王室が目に浮かぶような、重厚かつ壮麗なメロディだ。しばらくカッコいい弦楽器で殴られ続け、これ絶対何か起こってるやん……という不穏さを煽られまくる。

あと要所要所の金管がキマってて◎。高音が目立つトランペットだが、軍隊のラッパ的な感じを出すためにクラシックに使われる事も多い楽器なので、こういう"王家""国家"みたいなシーンにはめっちゃハマる。トロンボーン(持ち手がむっちゃ伸びる楽器)は、かつて教会で使われていたものがクラシック音楽に取り入れられたという由来もあり、こちらも荘厳さを醸し出す効果が効いていて、ハムレット立ち向かうものの大きさを感じさせる(何となく)。

 

6:20〜ぐらいから穏やかかつ憂いを帯びた木管のメロディが始まる。ここで映ってる楽器オーボエ(黒と銀の細長い縦笛。恰幅のいいおっちゃん*3が吹いてるやつ)は、この後のこの曲においてはハムレットの恋人・オフェーリアを表していると言われている。確実に悲劇のヒロインやん感が伝わってくるあたり、さすがチャイコフスキー。ロシアの偉人は伊達じゃない。ここのオーボエソロは切ないメロが実にエモい(語彙力)のでせめてここだけでも聴いてほしいし、風磨くんもここだけでもいいからLINE MUSICに設定してほしい(ない)

オーボエのソロ後、木管の優しく穏やかなフレーズが続くが、ここは「愛の主題」と呼ばれているところにあたる(多分。自信ないです)。ここを境に、さっきまでのメランコリックな曲調に比べると、どちらかというと勇壮さ・ポジティブさを感じさせる曲調に変わる。もしかしたらチャイコフスキーとしては、オフィーリアの存在がハムレットの心の支えになっていた……的な解釈をしているのかもしれない。解釈を自分の二次創作で存分に披露するオタクの鑑だ。

 

しかし、再度オーボエのソロが出てきたあたりから、曲調はまた不穏になり始める。最初のオーボエソロといい、曲調の転換きっかけをオフィーリアにしているあたり、チャイコフスキーハムレット×オフィーリア推し強火加減が伝わってきて趣深い。

結局、小刻みなスネアドラム(こいつも軍隊シーンでよく使われる)に支えられた急かされるようなメロディによってハムレットは追い立てられ、そして重苦しいゆったりしたテンポのラストに入る。ティンパニ(でっかい横置きの太鼓)のリズムが表しているのは「葬送行進曲」だ。火葬の国日本では葬式の音楽=木魚だが、クラシックの国ヨーロッパでは土葬がメインなので、葬式のあと遺体の入った棺を墓地に運ぶ行列を表現するために、葬送行進曲というジャンルがある。この『幻想序曲 ハムレット』は、ハムレットの末路を表すこの葬送行進曲で幕を閉じる。

 

 

という事で、全部通して聴いた感想としてはこんなドラマチック名曲を二次創作で奉られるレベルの超絶名作をやる風磨くんマジで頑張って!!!!です。ご静聴ありがとうございました。

 

※この記事で使われている表現はあくまで個人の感想・解釈です。全く何の根拠もないのでご了承ください。

*1:弁解すると、CDは何枚か持ってます。クラシック音楽は音量の差が激しく野外で聴くのには向かない、また時間の長い大曲が多いので容量食うんだ……

*2:チャイコフスキー1893年まで生きていたので、クラシック作曲家としてはそこそこ最近の人です

*3:管楽器のおっちゃんはだいたい恰幅がよいので分かりにくかったですね。

超個人的にSexy Zoneに歌ってほしいフジファブリック楽曲

懲りろよ。

「超個人的にSexy Zoneに歌ってほしいフジファブリック楽曲発表会」やります。

 

 きっかけは「梅雨明けて夏始まったしフジファブリック聴くか」→「これ全部風磨くんに歌ってほしすぎるな」という単純な発想です。四季の移り変わりのタイミングでフジファブリックを聴くのがルーチンなので……

 万が一ご存じない方が読んでいらっしゃるとあれなのでWikipediaを見ると、

フジファブリックは、日本のロックバンドソニー・ミュージックアーティスツ所属。志村正彦 (Vo&G)を中心に2000年に結成された日本のロック・バンド。2002年にインディーズで1stミニアルバム『アラカルト』をリリース。2004年4月、現メンバー3人を含む5人編成でシングル「桜の季節」でメジャーデビュー。2009年12月24日に志村が急逝するも、バンドは残されたメンバーで活動を継続することを表明。2011年夏より山内総一郎 (Vo&Gt)、金澤ダイスケ (Key)、加藤慎一 (Ba)の3人による新体制で本格的に再始動する。

 との事です。

 叙情的だったりエキセントリックだったりする歌詞、じわじわと哀感を呼ぶ独特の曲調、めちゃめちゃ癖のあるボーカル、高い技術を持つ楽器隊による絶妙なグルーヴ、日本のバンドPV史において「可愛いのか可愛くないのか絶妙に分からない真顔の女の子が出てくる」*1という様式美を打ち立てた数々のPVなど、非常に特徴のあるバンドである。

 

 先に断っておくと、私は上記のうち「Vo.志村さんが亡くなるまで」のフジファブリックしか知りません。たまたまですが、彼の死後しばらくして音楽をあまり聴かない時期に入ったため。なのでこの記事でもその時代の楽曲しか取り上げませんので予めご了承ください。また、公式にPVがある曲のみ取り上げています。

 

 ”トンチキ”と言って差し支えない歌詞がままある事、かと思えば情景が目に浮かぶような聴き手の感情を揺さぶるフレーズが刺さってくる事など意外とSexy Zoneと共通する要素があるのでは?などと思いつつ、

説明はいいから曲聴いてくれや!!!!

 

※曲は原則発売日順に並べています。(複数回リメイクされている『茜色の夕日』除く)

 

・桜の季節

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2004/07発売の1stシングル。

oh ならば愛をこめて so 手紙をしたためよう

作り話に花を咲かせ 僕は読み返しては 感動している!

フジファブリック初期のシングル4作は「四季盤」と呼ばれ、それぞれ四季を表す歌になっている。この曲は「春」でいわゆる桜ソングだが、どこか和を感じさせる独特の乾いた曲調、なんとなしの諦念漂う歌詞が印象に残る。

別れの季節を歌ったこの曲は、ぜひマリウスに歌ってほしい。多くの友人と別れてドイツを発った彼が、桜という日本の象徴のような光景の下で別れを歌うのもオツだろう。

・陽炎

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2004/07発売の2ndシングル。

窓からそっと手を出して やんでた雨に気付いて 慌てて家を飛び出して

そのうち陽が照りつけて 遠くで陽炎が揺れてる 陽炎が揺れてる

四季盤「夏」の曲。子供の頃の記憶を辿る歌詞、ドラマチックな盛り上がりを見せる曲調。胸をしめつけられるような曲である。

これは風磨くんと勝利(さときく)でしょう。私の中でこういうノスタルジーはさときく担当って決まってるんだ。そうだろ。あの兄弟感がいいように作用する気がする。架空の思い出、架空の絆なのにめちゃめちゃ真に迫って私たちに見せてほしい。

・赤黄色の金木犀

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2004/09発売の3rdシングル。

赤黄色の金木犀の香りがして たまらなくなって

何故か無駄に胸が 騒いでしまう帰り道

四季盤「秋」の曲。これまた走り出しそうな盛り上がりが心の奥深くを抉ってくる曲である。秋って描くのが他の季節に比べて難しい気がするんですよね。魅力的な季節だけど、春のように象徴的な「出会い」「別れ」みたいなテーマもなく、夏や冬のような極端な気候・テンションもない。だがこの曲は間違いなく秋。秋のエモーション全部詰まってる。

この曲は風磨くん。ソロコンを秋に開いてこれ歌ってくれ。苦しそうに歌い上げてくれ。それだけだ。

・TAIFU

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2004/11発売のメジャー1stアルバム『フジファブリック』収録。

飛び出せレディーゴーで 踊ろうぜ だまらっしゃい

飛び出せレディーゴーで 踊ろうぜ だまらっしゃい

お待たせしました、トンチキ歌詞タイムです!

なんかこの曲ぐらいからな気がするんですよね、エキセントリックな歌詞が出てきたの……。*2地味にPVも狂気。でも曲がバチクソかっこいいのでなんか大丈夫な気がしてきてしまう。狂気だ。

この曲はバチクソかっこいいので健人くんと風磨くん(ふまけん)で。こんなに疾走感があるのにあえて無表情で淡々と歌うのがかっこいい曲なんだぞ。頼むぞ。バチバチにキメつつクールにだぞ。頼むぞ。

・銀河

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2005/02発売の4thシングル。

U.F.Oの軌道に乗ってあなたと逃避行 夜空の果てまで向かおう

U.F.Oの軌道に沿って流れるメロディーと 夜空の果てまで向かおう

四季盤「冬」の曲。バンドの代表曲と言って差し支えない。PVで女の子が踊り狂うケチャはあまりにも有名。メロディーと歌詞に変態的なまでのセンスが炸裂した、一度聴いたら二度と忘れないであろう、日本のバンド史に残る名曲だ。

この曲は健人くんの静かな狂気が似合う気がしてならない。途中まで押し殺されていた感情が、サビ(上記歌詞)で初めて漏れ出てくるような……。どこを見ているのか分からない目で歌ってほしい。

・虹

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2005/06発売の5thシングル。

遠く彼方へ 鳴らしてみたい 響け!世界が揺れる!

言わなくてもいいことを言いたい まわる!世界が笑う!

四季盤が終わり、雨上がりの虹の日を描いた曲へ。ポップなキーボードの目立つリズミカルな曲調だ。歌詞もなんだか幸せな感じで、空へ抜けるような晴れやかさがある。

この曲は全員で歌ってほしい。今回取り上げる曲の中で、一番Sexy Zoneがもたらす多幸感に近い曲なような気がする。あとこのPV最後のおふざけを全員でやってほしいんだなあ こぜを

・茜色の夕日

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2005/09発売の6thシングル。

君のその小さな目から 大粒の涙が溢れてきたんだ

忘れることはできないな そんなことを思っていたんだ

この曲は初出はインディーズ時代の1stアルバム『アラカルト』(2002/10発売)なのだが、このPVはメジャーデビュー後にリメイクした際のものである。最近だと菅田将暉くんがカバーしたらしい。ゆったりとしたバラードで、いやというほど過去の感傷に引きずり込まれる。

この曲は下記の歌詞一点だけでもう決まりましたが、聡くんに歌ってほしすぎる。

東京の空の星は 見えないと聞かされていたけど

見えないこともないんだな そんなことを思っていたんだ

こればっかりは東京出身の上3人や、そもそも日本出身ではないマリウスには歌えない歌詞だと思う。沁みるような優しい歌詞が彼には似合う。

・モノノケハカランダ

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2005/11発売の2ndアルバム『FAB FOX』収録。

獣の俺 轟け! もうモノノケ ノケノケ!

やっぱこういう歌詞くるとわくわくしちゃうな。サビ(上記歌詞)がこんな事言ってるって今初めて知った。サビ以外は割と普通の歌詞では?と思うのはもう毒されている証なのだろうか。「ハカランダ」とはギターに使われる木材だそうです。これも今調べて初めて知った。

曲調とサウンドはシンプルかっこいい。間奏のギターソロとか。ので、健人くんと聡くん(けんそう)のクールコンビ(注:パフォーマンス面のみを指す。)にお願いしたい。いやパフォーマンス一番クールなのけんそうじゃない?色気がありつつ冷んやりした感じがするんだよ。イメージでお届けしています。

・Sufer King

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2007/06発売の8thシングル。

サーファー気取り アメリカの彼 (×3)

王様気取りのメメメメメリケン!!

デコトラで来た。なPVのインパクトが強すぎる楽曲。なぜデコトラ。なぜビーム。なぜ忍者。なぜ空手。なぜ芸者。一番謎なのは、その謎な世界で笑わずに演奏できるメンバーだ。断っておくと、メロディーセンスは変わらず最高だし、ブラスパートは東京スカパラダイスオーケストラでめちゃめちゃクールだ。

これは最後のビームバトルをやってほしいという理由だけで勝利とマリウス(しょりマリ)に歌ってほしい……すまんこんな理由で……でも二人とも謎にノリノリでやってくれそうなんだ……あとマリウスは全くメリケンアメリカ人)ではないので注意。

・パッション・フルーツ

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2007/09発売の9thシングル。

夢の中で あやかしパッション 響き渡るファンファーレ

僕は踊る道化師のようだね

ゆうべの君は 悪の化身で 例えばならバンパイア

甘く熟れた果実のようだね

大丈夫?そろそろ疲れてない?

変態性という意味では、今回取り上げた曲の中ではなんか断トツトップなのではないだろうか。ねっとりしたボーカルと湿気たっぷりのギターサウンドがやばいし、背後でなんかずっと謎のキーボードが鳴っていて頭がおかしくなりそうになる。

これは健人くんの動的な狂気に合いそうな気がする。『銀河』はあえて彼の歌の持ち味を殺した歌い方をしてほしいと書いたが、この曲は自由にねっとり歌ってほしい。なんかこう、微笑みながら……(ろくろを回す仕草)

若者のすべて

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2007/11発売の10thシングル。

最後の花火に今年もなったな 何年経っても思い出してしまうな

ないかな ないよな きっとね いないよな

会ったら言えるかな まぶた閉じて浮かべているよ

昨年からLINEのCMで使われているので、2019年現在の知名度では『銀河』を超えたかもしれない。多くを語らないのに情景が目に浮かぶような歌詞が素晴らしい、数多の青春を彩ってきた名曲。サビ(上記歌詞)の出だし「最後の花火に今年もなったな」で涙腺が自然と緩んでしまう人は多かろう。

これは勝利くんに弾き語ってほしいんですよね。ソロ曲『風景画』の最後を聴いた時、なぜかこの曲の歌詞を思いだしたので。何気に勝利くんもこの曲*3をラジオで流しているので、彼の感性に通じるところがあるのだろう。

・Sugar!!

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2009/04発売の11thシングル。

全力で走れ 全力で走れ 36度5分の体温

上空で光る 上空で光る 星めがけ

急にイノセントな歌詞になったので驚いたのが今となっては懐かしい、ボーカル志村さん生前最後のシングル。歌詞通りの疾走感あるドラム*4に乗せて、純粋なメッセージが響いてくる。

以上の要素を踏まえこ~~れは聡マリでしょ。言葉はもういらない(©Electric Shock)。聴いてください。

 

という事で個人の妄想爆発でお届けしましたが、フジファブリックというあの時代の素晴らしさ、(妄想の中でだけど)Sexy Zoneの歌声・適性の幅広さを(妄想の中でだけど)感じられて個人的にはめちゃめちゃ満足しました。ご静聴ありがとうございました。

 

 

余談:私が初めてライブに行ったアーティストはフジファブリックです。前々から訴えて、やっと友達とライブに行く事を親に許してもらい、喜び勇んで今はなき厚生年金会館(新宿3丁目あたりにあった中規模の会場)に向かいました。その時目を輝かせて買ったライブグッズ、ベースの加藤さんがイラスト書いた日めくりカレンダーは現在部屋に飾ってあります。デビュー5周年記念ライブツアーという事で、当時最新アルバム『CHRONICLE』の曲中心に好きな曲をたくさん聴け、初めてライブという空間の楽しさに触れました。「10周年、15周年とこんな感じで続けていきたいですね」的な事をのんびりと楽しそうに志村さんが語っていたのを今でも覚えています。5年後、10年後、私はどんな私になっているのか、まだ音楽を聴くのは好きなのか、好きならばまたこのバンドのライブに来たいなと思いを馳せていました。まさかそのライブから2ヶ月後に志村さんが亡くなるとは思いもせず。亡くなった事を知った次の日、ライブに連れていってくれた友人と部活で顔を合わせた瞬間、涙が止まらなくなってしまった事を今でも覚えています。

今を生きて、今の私に音楽を届けてくれる推しの存在は当たり前ではない事を、その尊さを、志村さんの死を思い出す度に強く感じます。5年はとうに過ぎ、そろそろ10年経ちますが、幸い私はまた音楽を好きになりました。この記事を書くにあたって、現体制のフジファブリックの曲も聴きました。またあのバンドのライブに行きたくなりました。長い事聴いていなかったのを後悔するほど。それでも2019年、生きていてほしかったなあ。

*1:この記事にも例がいくつかあるが、今回取り上げたPVは大半がスミス氏の作品である。https://basement-times.com/post-6443/

*2:と思ったが、『ダンス2000』なんかも割とやばかった。サビがほぼ「いやしかし何故に」しか言ってないのは狂気だ。

*3:ただしAP BANKのカバー版

*4:当時椎名林檎がボーカルを務めていたバンド・東京事変のドラム刃田綴色さんによるもの。ちなみにこの曲含むアルバム『CHRONICLE』のプロデューサー亀田誠治さんも東京事変のメンバーだ。別件ですが東京事変もいいぞ。

超個人的にSexy Zoneに歌ってほしいあんスタ楽曲ベスト10

 最初のはてブ投稿がこれなのはいかがなものかと思いますが、超個人的にSexy Zoneに歌ってほしいあんスタ楽曲発表会」やります。
 
 私は2018年末に唐突にSexy Zoneにハマったバリバリの新規です。全てはたまたまテレビでついていたドラマ『ドロ刑』第四話ラストシーンのせいなのですが、今回はその話は省略します。2期はよ
 
 これまでゆるやかにオタクをやってきて、アイドルやジャニーズとは全く縁のない人生を送ってきました(全くは嘘かもしれないPerfume好きだし)。その中で「男性アイドル」という概念に興味を持つきっかけとなったのがスマホアプリゲームあんさんぶるスターズ!(以下あんスタ)」です。あんスタを選択必修で履修していたからこそ、スムーズにSexy Zoneにハマれたのでは?と今になって思います。
 
 あんスタを「男性アイドル育成ゲーム」と銘打つのはわりと詐欺で、実際は「アイドルを目指す男子高校生の捻れた青春を眺めるゲーム」なのですが、
 
説明はいいから曲聴いてくれや!!!!
 

・Knights the Phantom Thief / Knights

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動画2曲目
 最初に『カラクリだらけのテンダネス』を聴いた時、この曲のアンサーソングか?と思ったもんね(ガチ)。カラテンは刑事目線の曲だけど、この曲は怪盗目線。歌詞の世界観がもう共通。
 歌っているKnightsというユニットは楽曲が一番ジャニーズっぽい事でおなじみ(作曲が一緒だったり)なのでジャニオタにも聴きやすいと思う。上記動画の1曲目なんてほぼ春高バレー
 Knightsが『怪盗』という設定で出演したライブがイベントストーリーに出てくるんだけど、その中で「ライブの為にリーダーの月永レオ(オレンジ髪の子)が作曲・瀬名泉(銀髪の子)が作詞した曲」が登場。オタクの間ではそれがこの曲ではないかと言われている。
 何それいいなあ〜〜!!!!メンバーで作詞作曲してくれ!!!!(一応ラブマニはメンバー合同での作詞作曲に当たるけど、もっとがっつりこう…こう…)
 レオと泉は作中時点で3年生で、入学時からの付き合いユニット編成が色々動いた時期もずっと同じユニットで、色々あってレオが休学した時期も泉はずっと待ち続け、やっと合流した時期のライブが上記のイベントストーリーというセクラバにもなんか所々既視感のある経緯があったりするんですが詳細は省略します。
 
 

・GROWING STARRY DAYS / 流星隊

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動画2曲目
 私がこだまさおり(作詞)天才やな……と大の字になった曲。歌っている流星隊というユニットは見ての通り「戦隊モノ」をモチーフにしているので特撮テーマっぽい曲が多く、音楽の方向性としてはかなり関ジャニなのだが、この曲は珍しくミドルテンポの青春ソング(ED感はあるけど)。
 どのへんがこだまさおり天才やな感あるかと言われると、私は毎回以下の歌詞を挙げる。
デコボコなシルエット バラバラのストライド
セクゾもそうだよ〜!!!(うちわ)というのはさておき、お分りだろうか。前半部は、メンバーを正面から映した描写になっている。一方後半部は、メンバーを真横から映した描写になっているのだ。ED感溢れる曲調もあって、聴きながらぐるりとカメラが回り込む感覚が個人的にめちゃめちゃ快感である。
 歌詞としては仲間との絆を描いていて、セクゾでいうとどのへんだろう…『いつまでもいつまでも』や『フレンド』あたりのアルバム最後の感じ?ライブ最後に歌ってほしい。
 

・RAINBOW CIRCUS / fine

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動画2曲目
 一時期のセカオワを彷彿とさせるファンタジー感が魅力の楽曲。歌詞のリズム感が小気味良く、メンバーそれぞれのパートが個性を活かしている。なんか一人うるさい奴がいるのはあまり気にしないでほしい
 タイトルの通り「サーカス」をテーマにした曲で、サビのコールも楽しいのでセクゾにもコールある曲ガンガンやってほしい。スタイリッシュになったレディダイみたいな感じで、PVも、こう……
 

TRICK with TREAT!! / 2wink

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動画1曲目
 双子ユニット・2winkによるハッピーハロウィンソング。ザ・いたずらっ子という感じの歌声がかわいい。どちらの声も同じ声優(斉藤壮馬さん)が務めているが、プロはひなた(ピンクのヘッドホンの子)とゆうた(青緑のヘッドホンの子)どちらが歌っているのか聞き分けられる。
 なんか途中から野太い声が聞こえるが、これは先輩ユニット・UNDEADのメンバーによるコール。2winkの2人とUNDEADのメンバー2人(画像のぬいぐるみのうち黒髪の子と銀髪の子)は同じ軽音部所属で、その縁で仲が良いのだ。
 これは是非、聡マリに歌ってほしい。想像するだけでかわいい。UNDEADポジは他の3人で、パリピ感溢れるコールをノリノリで入れてほしいんだ私は。諦めないぞ。
 

・ハニーミルクはお好みで / UNDEAD

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動画2曲目
 さっきのUNDEADが本気で歌うとこうなります。UNDEADの曲調は基本的にKAT-TUNなのだが、このぐらいメロディアスだとセクゾに似合うなあと。サビ手前の\チーン/が完全に店員さん呼ぶやつなのは気にしてはいけない。
 歌詞は「メンバーが執事」という設定で、こういうコンセプト色強い曲もセクゾにやってほしいんだよね。『King & Queen & Joker』が近いけどなんせQueenが勝利なので我々が介在する余地ゼロ。
 
 ちなみにUNDEADだと、↓1:28~の7曲目『Valentine Eve's Nightmare』もめちゃめちゃ歌ってほしいんだけどアルバム曲なので試聴がサビしかなく今回は諦めた。まふまふ氏~ここだ~作曲してくれ~~~~!!!!!気になる方は聴いてみてください。
 

・虹色のSeasons / Trickstar

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動画2曲目
 『CHERRY HAPPY STREAM』と迷ったけどそちらは完全に嵐だったのでこちらで。興味があれば↓で聴いてみてほしい。
 Trickstarはメインストーリーにおける主人公ユニットなので、曲調も王道の主題歌っぽい曲が多い。この曲も『GROWING STARRY DAYS』と同じく仲間との絆を描いているが、どちらかというとこれまでの思い出を振り返っているような歌詞になっている。
 これは全員高い丸椅子に横並びで座って歌ってほしいんですよね。互いを見つめる事はないけど、互いの存在を肌で感じながら歌ってほしい……
 
(参考:『CHERRY HAPPY STREAM』以下動画2曲目)
 

イースター・カーニバル / Switch

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動画1曲目
 『Knockin' on Fantasy』(↓の動画参照)をラブマニ組でかわいくPerfumeしてほしい気持ちもあったけど、いやイースター・カーニバル自担にやってほしくないオタク逆におる?
 多幸感が過ぎる。多幸感を一気に摂取できるので一時期この曲をサプリって呼んでた。ブラスが楽しそうな曲調もさることながら、いい歌詞なんだまたこれが。松井洋平(作詞)は神。ちなみにあんスタ楽曲の大半はこだまさおり松井洋平が作詞している。二大神だ。
 1番のサビ冒頭は、
いつだって 誰もみんな こんな風に生まれ変われるのさ Life-Goes-Around! 
だけど、これが2番では
いつだって 誰にだって こんな風に幸せは巡ってく Merry-Go-Around! 
になる。どちらも"こんな風に"と入っているのがポイントで、「自分たちのように生まれ変われる」「自分たちのように幸せになれる」と歌っているのだ。
 この間、こんな風に呟いた。

私の中で、アイドルは日々の生活を照らしてくれる光だ。自覚的にそのように振る舞ってくれるアイドルが私は好きだ。この曲を歌っているSwitchというユニットのメンバーは、周りになじめなかった迫害された親が新興宗教ハマって自己破産したりする過去があるのだが、それでも「こんな風に」幸せになれるよと示してくれる。実際に彼らのアイドル活動は幸せと青春に満ちている。
 そんな強さが、セクゾにもあると何となく感じているのですが、いかがでしょうか。
 
(参考:『Knockin' on Fantasy』以下動画2曲目)
 

・Trap for you / Eve

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動画3曲目

 作中ではライバル校にあたるこのユニットは少し形態が特殊で、4人で「Eden」というユニットなのだが、うち2人ずつに分かれてそれぞれ「Adam」「Eve」として活動する事も多い。名前の由来は推して知るべし。中2かと言ってはいけない

 この曲を歌う「Eve」は画像の左側2人で「甘い誘惑」をコンセプトに掲げているのだがまあその通りすぎる楽曲。まだ高2と高3でしょ君ら。試聴の部分ではそこまででもないが……。曲調も非常にキャッチーで良い。

 これは大人組たるふまけんに歌ってもらうべし!と鼻息荒い私と、いやこの色気は健聡と譲らない私が血まみれの乱闘を繰り広げています。ご意見お待ちしております。

 

・微熱カルナバル / 佐賀美陣

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動画2曲目

 作中では学院の先生として登場する佐賀美先生だが、若い頃はトップアイドルで、この曲は当時の持ち曲という設定。なので曲調がかなり懐かしい感じとなっている。

 こんなコテコテの歌詞を歌いこなせるのはやっぱりケンティーやろ。歌い踊ってくれ。

 

 なお、この動画1曲目の『Sentimental Liarts』は同じく元アイドルの椚先生と歌っており、同じく歌謡曲テイストが懐かしい楽曲なのだが、こちらはふまけんに少クラで歌ってほしい。先輩の曲カバーみたいな感じで……

 

・Festive! / Mam

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動画2曲目

 ユニットソングなのに1人しか映っとらんやんけ!と憤慨したくなるが、彼(三毛島斑くん)はソロユニットという形式で活動しているので問題ない。ソロユニットって何だよ 個人サークルみたいな事?

 「お祭り男」を自称しているだけあって、この曲も祝祭感溢れるハッピーなテイストに仕上がっている。イントロのギターを聴いた瞬間決まりました、これは勝利に弾き語ってもらいます。アコギ抱えて~~~~!!!!!

 

 

以上、長々とこれ誰得?な内容を書き連ねてきましたが、願わくば私と同じようにあんスタをオタク大学選択基礎必修で履修した方がSexy Zoneにハマりたての際にこれを読み、「ああこれ合ってるかも?」と一瞬でも思ってもらえる事を祈ります。もちろん逆もしかりで、セクラバの方でちょっとあんスタに興味を持った方はちょうど今アニメもやってるんでぜひ覗いてみてください。

 

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