三ヶ月坊主

個人的嗜好をSexyと戦わせるゆるオタク

超個人的にSexy Zoneに歌って欲しいBase Ball Bear楽曲

Base Ball Bear、それは私にとって永遠に手の届かない青春のタイムカプセルだ。多感な時期に聴いてはいたが、別に歌詞の内容などに実感を持って聴いていたわけではない。むしろ聴きながら「青春ってこんな感じなんだ」とぼんやり感じていた。自分も青春の真っただ中を生きていたはずなのに、どこか他人事のようだった。あの頃のBase Ball Bearがもし今を生きていたら絶対”アオハル”って言ってたと思うし、"夏いね"って何だよって当時も憤りながら聴いていた。オタク気質ではあるが行動力がてんでなくじっとりのんびりした青春を送っていた私とは全然違う、サブカルに両足突っ込んだ黒髪バンド少年少女の青春世界を聴かせてくれるバンドだったように思う。

しかし今あの頃のBase Ball Bearを聴いてみると、中高生の頃はこんな事を考えていたような気がしてくるから恐ろしい。記憶をめちゃくちゃ美化しているか、実はあの頃の私もそれなりに青春していたか、どちらだろうか。

 

と、ちょっと思い出してみただけで既に7回”青春”(”アオハル”含む)って出てくるあの頃*1Base Ball Bear、通称ベボベのエモをちょっとSexy Zoneの皆様にも歌って欲しいんですよね。湿り気のあるボーカルも、ちょっと変態チックなコード進行もTHE・Sexy(広義)なので……。歌うかせめてPVを撮ってほしい(強欲)

 

・彼氏彼女の関係 / 中島健人
彼氏彼女の関係

彼氏彼女の関係

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Base Ball Bear 彼氏彼女の関係 歌詞 - 歌ネット

2005年リリースのアルバム『HIGH COLOR TIMES』収録曲。

この曲PVないんかい!!!!!!!せめて歌詞を見ていただきたい。こういうただただ美しいだけの失恋をケンティーには歌ってほしいのである。思い出を思い出のままぶつけるんじゃなくて、言葉を練って少しでも美しい表現で失恋世界を作り上げてくれそうな感じがケンティーにはある気がするんだな。"13月のボーイミーツガール"とか"ハート型の波紋"とかハッシュタグにして言ってくれそうじゃないですか。KTTの更新を毎日追っているオタクより。

あと歌い方が単純に絶対に合う。きれいなファルセット聞かせてくれや……(夜道不審者おじさん)

 

・ELECTRIC SUMMER / 中島健人


Base Ball Bear - ELECTRIC SUMMER

2006年発売のメジャー1stシングル。

『彼氏彼女の関係』にPVがなかった悔しさのあまりケンティーもう1曲追加でお願いいたします。『彼氏彼女の関係』は冬の曲ですがケンティー×夏のベボベならこれでしょの1曲。もう出だしから広がるイマジネーションの海。

街と海の狭間で指で作った銃を誰かが撃つ

誰かって言ってるけど確実にケンティーが撃ってる。蠱惑的な笑みで。ヤバい。

君が書いた詞に 俺が曲をつけてくように弾ける 降り出した雨

ケンティーが曲をつけてくれる。エレクトリック繋がりで次のふまけん曲その体制にせん?ヤバい。

語彙力がなくなってきたが、水気が多くてもジメっとした感じにはならないのがベボベのすごい所だと個人的に思っている。フィーリングで喋ってすみません。この『ELECTRIC SUMMER』のバランスはケンティーにぴったりだと思うんですがいかがでしょうか。

 

・ドラマチック / 菊池風磨


Base Ball Bear - ドラマチック

2007年発売の4thシングル。なんでPVが野球場なんだろう?と思ったらこれ「おおきく振りかぶって」アニメのOPなの!?今初めて知った。

エレサマが健人ならドラマチックは風磨っしょ、という。そんなに速くないテンポ、うだるような陽射し、むせかえる熱……

ほら、今 夏がスタート

と風磨くんに言われたらそれが夏の始まりの合図であるって日本国憲法で決まっているので…

永遠に続きそうで 一瞬のワンサマー

(中略)

また出会えそうで 一度きりのドラマ

を歌う風磨くんを拝むまでは死んではいけないって聖書*2にも書いてあるので……というかこれサマパラじゃない?いつかまた夏にコンサートやってほしい……

もうサビの風磨くんの振りもなんとなく想像できる(たぶん指を振る箇所はある)から早く真夏の日比谷音楽堂立ってくれませんか……代々木公園野外ステージでも可。

 

・神々 LOOKS YOU / 佐藤勝利


Base Ball Bear - 神々LOOKS YOU

2009年リリースの9thシングル。映画「鴨川ホルモー」主題歌。タイトルについて、発売時渋谷のスクランブル交差点で前を歩いていた男性二人組が「主語が複数形なのになぜ三単現のsがついているのか」と大真面目に討論していたのを今でも思い出す。

ゼンゼンカンケイナイが、京都の大学生が魑魅魍魎を大真面目に召喚して戦うこの作品みたいなのも勝利くんにぜひ主演してほしい。「ブラック校則」で学生役をあと500年ぐらいこなせる事が明らかになった今だからこそ、ぜひ。何卒。配給会社~~

夜の河原で 流星群見たりして 手も繋げなくて

日々は回ってく メリー・ゴー・ラウンド

とかもう創楽みたいな感じで演じられるの想像がたやすいじゃないですか。京都の鴨川河原で見上げてそうじゃないですか。でも街中のほうの河川敷はカップルが5メートルおきに点在してるっていうし下鴨神社とかでもいいな。

あと単純に、

神様になったらどうする?

変えたいものばかりでも 泣き笑いのいっぱい詰まった 人生を

神様に逢えたらどうする?

壊したいもの抱えて 十字架背負って 奔走してるんだな 色々

佐藤勝利が歌う事の意味ってすごく大きい気がしてしまって、妄想なのにオタクは涙でベショベショになっています。あんな神様の子供みたいに何もかも美しい人が……神様に選ばれし人が……このへんでやめます……

 

・BREEEEZE GIRL / 松島聡


Base Ball Bear - BREEEEZE GIRL

2009年リリースの10thシングル。シーブリーズのCMソングだったし聡ちゃんにちょっと気になる優しい先輩役でシーブリーズのCMに出てもらう事を諦めない委員会会員です。この声がどこかに届く事を信じて……!

「ディスティニー感覚」「薄荷の味の午後」「総天然色の夏」「レモンスカッシュ感覚」などのザ・ベボベワードがこれでもかと濃縮還元された一曲。聡ちゃんのひと夏の煌めきことソロ曲『Mermaid』の語彙力をちょっと独特にするとこの曲になる事でおなじみ。シーブリーズのCMソングだっただけあってとにかく爽やかが大放出されている。

君はそう 女の子の最高傑作

ってしっかりカメラを見つめながら歌う聡ちゃんを放送するまでは少なくとも少クラプレミアム続いてくれよな。

ベボベの曲全体の特徴でもあるが、ベースがよく動くので聡ちゃんも安心してバキバキ踊れるぞ。

 

・Changes / マリウス葉


Base Ball Bear - changes

2008年発売の7thシングル。アニメ「図書館戦争」ED。

これも聡ちゃん×『BREEEEZE GIRL』同様、既存のソロ曲との親和性がバリ鬼高いので選んだ。もちろん『Keep On』と。

changes さぁ、変わってく さよなら 旧い自分

新現実 新しい何かが待ってる

changes さぁ、変わってく 失うものもある

でもいいんです ひとつ頷き、駆け出す

changesの発音がすごく良いのはとりあえず置いておいて、目の前が広く開けるような明るい曲調とあいまったシンプルだけど明快なメッセージ。マリウスに力強く歌ってもらえたら、あの頃の私が救われるような気さえしてくる。

changes さぁ、変わってく 白黒つけてく

1分の1の自分でぶつかりたい

って歌えるのは今のマリウスさんだよ。成人を間近に控え、大きな区切りがつく今のマリウスにこそ、この曲を歌ってほしい。

 

・LOVE MATHEMATICS / 中島健人菊池風磨


Base Ball Bear - LOVE MATHEMATICS

2009年発売の8thシングル。本記事の欲望タイムです。欲望タイムの曲は歌割まで考えてある率が非常に高いですが今回も例外ではありません。ギラギラした色気を振りまいてくれ。

檸檬を齧る君のこと ただただ見つめていたよ

月夜の晩にベランダで 想いを馳せて詠む 五・七・五(ファイブ・セブン・ファイブ)

君と僕の物語の 始まりを告げた赤外線

君色の夜に布団の中で 輝くナンバー 090-2(ゼロ・ナイン・ゼロ・トゥー)

どっちがどっち派ですか?私は前者が健人くん・後者が風磨くん派です。赤外線って何?とか絶対に聞かないでくださいね。ふまけんは間違いなく赤外線全盛期を通ってきた世代。

あとは

翼見えた 君の背中に "You are the Venus" この例えどうだ

と健人くんが挑発し、風磨くんが曲の最後で

数学似だが 恋ってやつは 公式にない恋がしたいのさ

この例えどうだ

ってやり返す流れはマストでやってほしい。あっすいませんね曲のオチのネタバレして……(?)

これまで取り上げたベボベ曲でもしょっちゅう出てきていたが、ベース・関根さんによるサブボーカルが特に目立つこの曲。このパートの割り振りも、歌割妄想厨には奮い立たされるものがある。あとふまけんのハモりを聴きたいという欲望も十二分にある。

1.2.3.4.5, +1.+2 and (繰り返し)

のループの無機質感。オクターブでユニゾンしてるので上パートと下パートは毎回入れ替えような。

 

・祭りのあと / 中島健人菊池風磨


Base Ball Bear - 祭りのあと

2006年発売のメジャー1stアルバム『C』収録曲。欲望タイムが1曲だなんて誰が言った?

この曲め~~ちゃめちゃ好きなんですよ。鬼キャッチーなナンバガって感じで……いやナンバガ大して知らないですけど……曲調・歌詞含めてベボベトップクラスの変態性を個人的に感じる曲です。

とりあえず都会のど真ん中で手のひらいっぱいのバラの花びらを舞い上げて(参照:STAGE魂におけるハニバタ・ペジ魂におけるOPなどのケンティー)黙ってそれを浴びる中島健人、夏祭りのあとに誰かに英語の愛の言葉を囁きながら気持ち悪さに顔をしかめる菊池風磨をいただければ一旦満足する事にします。欲望、底なしか?

初めて傷つくなら君がいい

あ~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!

 

・CRAZY FOR YOUの季節 / 佐藤勝利松島聡マリウス葉


Base Ball Bear - CRAZY FOR YOUの季節

2006年発売のプレメジャーデビューアルバム『バンドBについて』収録曲。

この曲もめちゃくちゃサブボーカルの出番が多い(というかBメロ以外はほぼ全部一緒に歌ってる)ので、代わる代わる2人ペアになって歌ってほしいところ。

ベボベの世界観がこの段階にして凝縮されている歌詞・ちょっとダウナーなのに若さゆえの無敵感や疾走感あふれる(感じがする)曲調、ちびーずに歌ってもらわんとして何とする。

窓、少し開けてみてよ 雨雲の遥か下に

シュノーケルつけた人々が描く地上絵

のちょっと文学感あるフレーズは勝利くん、

星座紡いで待ったって 花火打ちあがらず

湿気った秘密だけを抱えた記憶

のファンタジー感は聡ちゃん、

返り血浴びる程に

誰かの心を

誰かが見つめる

季節は近い

の切実さはマリかな~~と思っていますがご意見募集しております。あっ勝利くんとマリウス逆でもいいな……意見まとめてから来いや……

 

・Stairway Generation / 全員


Base Ball Bear - Stairway Generation

2009年発売の11thシングル。まさかベボベ銀魂のOPをやるとは思っていなかったあの頃。

この曲を全員にした理由は非常にシンプルなのでただ曲を聴いてください。

あがるしかないようだ Stairway

の全員パートと、

気にするなと 言われてもな 100があるなら100が欲しい 僕は

の勝利くんソロ*3が理由です。

 

・17才 / 全員(それぞれソロ)


Base Ball Bear - 17才

2007年発売のメジャー2ndアルバム『十七歳』収録曲。

この曲は、全員それぞれの17才の頃の事を思い浮かべながら、ソロで一人ずつ歌ってほしい。つまり全5パターンを要求しています。

それぞれの17才時点はざっくりシングルで言うと、

・健人くん=Sexy Zone(曲)

・風磨くん=Lady ダイヤモンドSexy Summerに雪が降る

・勝利くん=バィバィDuバィ、King & Queen & Joker、男 never give up

・聡ちゃん=Cha-Cha-Cha チャンピオン

・マリウス=ROCK THA TOWN、ぎゅっと

です。です!!!!!ヤバいこんな事になってると思わなかった。いや知ってたけど。17才の定点観測ヤバい。この頃の自分を思い返しながらこの曲を歌うメンバーの様子を想像しながら聴いてみてください。エモどころの騒ぎじゃねえぜ。

彼らの17才は一般人と比べるとかなり特殊なものだったでしょうが、そんな中にも、この曲のような泣きたくなるくらいゆっくりした時間があっててくれたらいいなと思います。

 

ご静聴ありがとうございました。

*1:私がよく聴いていたのはアルバム『(WHAT IS THE)LOVE&POP?』の前後、つまり2009年前後なのだが、人によって「あの頃のBase Ball Bear」は異なると思うので好きにとってほしい。

*2:セクシーの信徒への手紙 3:7

*3:当然妄想です。